「妙岐ノ鼻でオオセッカとコジュリンを観察しよう!」2回霞ヶ浦自然観察会

 

日程:2023520日(土)曇り後晴れ 強風

日程:2014524 (土)妙岐ノ鼻 ヨシ原と多様な湿性植物
日程:202257(土)身近な植物を観察しよう
日程:2022521(土)霞ヶ浦にはどんな魚がいるのだろう
日程:2022618(土)曇り 梅雨の中休み
日程:2023318(土)小雨(一日中雨)身近なコケを観察しよう
日程:202356(土)晴れ 強風自然再生区のヨシ原で植物を観察しよう

 

草の上にいる鳥

中程度の精度で自動的に生成された説明

セッカ
ヒッヒッヒッヒッ
下降時に:チャツチャツ、チャツチャツ

 セッカ:全長約13aでスズメより小さい、動物食性で昆虫やクモを食べる。秋田県から沖縄県にかけての草原や水田に夏鳥として飛来し、チガヤなどのやや丈が低いイネ科の植物が茂るやや湿った草原を好み繁殖します妙岐ノ鼻全体が営巣場所に適しており、縄張りの境界に留まっている、空中を飛びながらさえずります。

 上の写真のセッカは駐車場とトイレが並ぶ、トイレの後ろにある道路のガードレール下に留まっている、セッカも奥は水田で稲が植えられている。昆虫やクモが沢山いるのでしょうか!

 妙岐ノ鼻へ湿生植物観察:
日程:2014524 (土)妙岐ノ鼻 ヨシ原と多様な湿性植物

 

 

日 時 2023520日(土)10時〜12時 

場 所 妙岐ノ鼻湿原(稲敷市浮島)

講 師 川崎慎二先生(雪入ふれあいの里公園所長・日本野鳥の会茨城県幹事)

案 内 小幡和男先生(茨城県霞ケ浦環境科学センター 環境活動推進課)

集合場所・時間 妙岐ノ鼻駐車場9時30分〜9時50分※定員20名の範囲で、バスによる送迎があります。(往路:土浦駅東口8:10発、霞ケ浦環境科学センター8:30発(8:20までに集合)、妙岐ノ鼻9:40着、復路:妙岐ノ鼻12:10発、土浦駅13:10着、センター13:30着の予定)

募集人数 30人(小学生以上、小学生の場合は保護者同伴)うちバス利用の定員は20名

参加費 無料

持 ち 物 双眼鏡(持っている方)、飲物、帽子、雨具、筆記用具、保険証など

「妙岐ノ鼻でオオセッカとコジュリンを観察しよう!」

50haに及ぶ広大なヨシ原が広がる妙岐ノ鼻湿原は、良質の茅を生産する茅場です。茅とは茅葺き屋根の材料となる植物のことをいいます。この妙岐ノ鼻では50種を超える野鳥の生息が記録されています。オオセッカやコジュリンはヨシ原を主な生息場所としていますが、広大なヨシ原は全国的に見ても失われつつある貴重な環境となっています。

 

 

 

 今回は土浦駅東口に迎えに来てくれる、土浦駅東口発810で「牛久駅745発に乗ると土浦駅757着」で間に合うが。乗ってビックリ、この向かいバスに乗るのは私1人でした、、、。

 参加者が全員集まり、茨城県霞ヶ浦環境科学センター820スタート、国道354号に出て、霞ケ浦大橋で霞ケ浦を渡り、国道355号を南下、国道51に入り、霞ケ浦を右に見て、妙岐ノ鼻の野鳥観察小屋が見ながら稲敷大橋を渡り、920妙岐ノ鼻鳥類観察小屋の駐車場に着く。

 ここで川崎先生と現地集合の人と合流し、妙岐ノ鼻鳥類観察小屋の駐車場から道路を横断し、野鳥観察ステージで野鳥観察、続いて遊歩道に入り、稲敷大橋の右下を通過し、野鳥観察小屋まで野鳥観察を行う。 妙岐ノ鼻概要

 では妙岐ノ鼻鳥類観察小屋の駐車場から行ってみましょう。

 

妙岐ノ鼻鳥類観察小屋の駐車場から

左:妙岐ノ鼻           右:妙岐ノ鼻鳥類観察小屋・トイレと駐車場

 

 バス内では青空も見え、自然観察には最高かなと、思いバスを降りると帽子が飛ばされる強風でバスに残る人も、野鳥の鳴き声に誘われデジカメを抱え降りてみる。しばらく自由行動のタイムで現地集合の人を待ち、トイレに行く時間になる。駐車場は広く利用してきた大型バスも余裕をもって停められる。

 ここの観察施設はトイレの建物と広い駐車場、車が危ないので妙岐ノ鼻の横断道路はまだ禁止なのでトイレの建物周辺のみだが、セッカの好きな昆虫やクモが多く水田もあって、鳴き声が聞こえる。

 

妙岐ノ鼻鳥類観察小屋と駐車場のようす

 

 参加者にお子さんを連れた家族、双眼鏡で探している。ヒッヒッヒッヒッ 下降時にチャツチャツ、チャツチャツ・・・聞こえる、慣れない私たちは小鳥の姿を見ることは出来ない!

 

 

セッカ

 

 チャツチャツ、チャツチャツ・・・と鳴く、四方八方探す・・・・見つからない・・・・鳴く方向に偶然向けたデジカメに鉄線に留まった小鳥が入る、短い時だが見れるピント!

 隣に見ていた参加者が「スズメより小さいのがセッカ・・・」と教えてくれる、もらった「霞ケ浦にすむおもな野鳥」の説明書にも明記されている。鳴き声は「妙岐ノ鼻でオオセッカとコジュリンを観察しよう!観察資料」にも明記。

 何度もここに来て、カメラに捕らえたのは初めてで「自然観察に案内されここにきた・・・・・ありがとう霞ヶ浦環境科学センター」の思いです。

 

 

左:集合場所 川崎先生のお話      右:妙岐の鼻野鳥カレンダー

 

 参加者全員が揃い、開始にミーティング、講師の紹介後、川崎慎二先生雪入ふれあいの里公園所長・日本野鳥の会茨城県幹事)のお話を聞く。北海道にも住まれ、今日の強風は当たりとの事です。茨城県霞ヶ浦環境科学センターの自然観察会で何回か講師をされ参加しております。2015年1月10 (土) 快晴 オオヒシクイと冬の渡り鳥」

 

 雪入ふれあいの里公園は2014年3月12 (水)恋瀬川源流の植物と雪入ふれあいの里公園 イヌガンソクとイズセンリョウ」(茨城県霞ヶ浦環境科学センター)で自然観察会があり参加。

 雪入ふれあいの里公園⇦ここです

 

 

草の上を歩いている

自動的に生成された説明 

左:デジカメでは無理(手持ち)          右:これなら腰を据えてバッチリ

 

 全員が横断道路を渡って野鳥観察ステージ(以前ここに建物有り、今は駐車場)で川崎先生が鳴き声で野鳥を見つけてくれ、手持ちのデジカメで一本の棒に留まる小鳥を見つけるが左上の写真で眼では見えたが結果はご覧の通り。セッカのよで、この棒の先頭と棒の下を往復、遠方などでしばらく観察でき、望遠鏡を覗くお嬢さんも自然観察者に変身、可愛く愛らしい小鳥ですネ。

 

左:望遠鏡とスマホ                 右:稲敷大橋 小鳥が見える

 

 続いて遊歩道に入る、先生が「望遠鏡とスマホ」を使い小鳥を見せてくれる、デジカメでこの装置を撮影すると・・・川崎先生に笑われる!

 稲敷大橋に地下ずくと、スマホで見た小鳥が肉眼で見える、この距離だとデジカメで写らないが小鳥の判別は不可能です。

 

 

左:更に遊歩道を進むと          右:案内の小幡先生の短い植物タイム
日程:2014524 (土)妙岐ノ鼻 ヨシ原と多様な湿性植物

 

 先ほどは稲敷大橋と小鳥が見えていたが、今度は稲敷大橋側から、少し大きく見えたが、デジカメではこれが限界!

 今回案内人の小幡先生が「短い植物タイム」を緊急で開催、写真は写したが、名前が正しく聞き・記憶ができず示せません、皆さんお考えください。なお、20239月には妙岐ノ鼻で小幡先生の自然観察会が予定されていますのでご参加ください

 

 
 

弱い記憶力に残る植物?はアゼナルコ、オニナルコスゲ、ミコシガヤ・・・・で、ここ妙岐ノ鼻で良く見られる植物だそうです。
茨城県霞ヶ浦環境科学センターの庭にも植えられているので見てください。

 

 目的の頭の黒く可愛いコジュリンの川崎先生の望遠鏡で見せて頂き、セッカのように自分のデジカメでは写すことは出来ないが大満足です!

 

 

左:密談?      右:野鳥観察小屋

 

 稲敷大橋から離れ、霞ケ浦の対岸に本新島干拓地を眺め、遊歩道を妙岐ノ鼻の先端へ、野鳥観察小屋に到着。強風が体全体に襲い掛かりますがオオヨシキリの鳴き声がヨシの茂みから大きく聞こえます、耳と目で必死に探しますが一羽も見つかりません、直ぐ近くに潜んでいるのに!

 

 

左:妙岐ノ鼻先端            右:チガヤ 野鳥の観察道

 

 帰路は、案内人の指示に従って、セッカやコジュリンの鳴き声と姿を見て感動。昔はここがヨシ焼き「ヤーラモシ」が行われた広大な湿原とは思えない広大な湿原が大きく広がっている。

 

 川崎先生と現地参加者と別れ帰路は美浦村側を通過、「ここで降りるのよ!・・・」と二階堂先生に起こされ(笑)、土浦駅東口に到着、皆さんは茨城県霞ヶ浦環境科学センターまでだが、ここで無事に下ろして頂く。今回は茨城県霞ヶ浦環境科学センターから霞ケ浦湖をひと回りです

 妙岐ノ鼻には野鳥が多く、水面・湿地・湖岸・水田/ハス田と観られ、四季を通して飛来してくるそうです。植物も多く、ヨシ、カモノハシ(シマガヤ)、カサスゲ、カドハリイ(霞ケ浦以外では確認されない)など約100種の植物が確認されている。

 個人で妙岐ノ鼻に行かれてもダメ、今回の茨城県霞ヶ浦環境科学センターの自然観察会はとて良いチャンスすで先生・案内人も強い味方です。

妙岐ノ鼻

豊かな自然が残る霞ケ浦最大の湿原 
妙岐ノ鼻

 駐車場と妙岐ノ鼻間は和田公園(浮島)への道路が続いている、この道路と霞ケ浦の間に霞ケ浦最大の湿原が広がる、これが面積約50haの「妙岐ノ鼻」です。茅(カヤ)や葦(アシ)を刈り取って屋根材や道具に加工して生活に利用、しかし、瓦屋根の普及、干拓などの農地開発、水害防止のための堤防建設などライフスタイルや土地利用の変化により湿原は減少してきました。

 この妙岐ノ鼻にもヨシを主体とする湿生植物群落が分布、ヨシやカヤを刈り取って民家の屋根材に用いるなど古くから人間活動と関りを持った生態系が維持されてきました。環境庁で調査(第2回自然環境保全基礎調査 1978年)の結果「特定植物群落」の指定されました。

 この豊かな植生を求め初夏にオオヨシキリ、セッカ、コジュリンなどの繁殖地として、冬になると北方からチョウヒが飛来し越冬地とするなど多くの鳥類も訪れるため、バードウォッチングや今回のような自然観察の場として人気です。

 妙岐ノ鼻のヨシ焼き「ヤーラモシ」はカヤの品質が維持され、樹木化を防ぎ安定した収穫が得られました。こうした先人の知恵は、「ヨシ焼き」を維持していたのです。茨城県霞ヶ浦環境科学センター 案内の小幡先生は「ヨシ焼き」に参加されたとのことです。

 妙岐ノ鼻のカヤはシマガヤ(カモノハシが主体)で、耐久性に優れ品質が良く高い評価を得て、水戸の偕楽園「好文亭」などで利用されている貴重品です。

 「むかしの妙岐ノ鼻」今回の資料によると、1948年(昭和23年)頃はカヤ刈りが妙岐ノ鼻全域で行われたという。妙岐ノ鼻の南東には本新島干拓地がありますが、この干拓事業は19471963年にかけて行われ、干拓完成前のよすが解ります。妙岐ノ鼻と本新島干拓地は稲敷大橋(カントリーライン)で繋がっている。

 ここの本新島干拓事業は19471963年に行われ、誕生日は1947/6/3076年前ですね、身近に感じます

 

HP:わたしの天気予報