霞ヶ浦環境科学センターイベントin2014 霞ヶ浦自然観察会 第13回 |
日程:2015年1月10日 (土) 快晴
「冬の水辺の渡り鳥観察会」(2012/1/7) 霞ヶ浦:土浦市田村の湖岸
今日、向かった江戸崎のオオヒシクイの越冬地は野外講座(2012/1/11)「冬の里山の植物と霞ヶ浦周辺の平地林」が実施された高田神社の近く、
聞くと、今日は練習日、片岡安祐美監督も、来られているそうですが、
オオヒシクイの越冬地は干拓地で江戸崎町稲波干拓(いなみかんたく)、国道125号の新古渡橋から見て小野川の右側(土浦方面)。
バスから降り、雪入ふれあいの里公園の川崎先生からバードウォッチングの心得、特に双眼鏡の扱い方を伝授。
稲波干拓の歴史を学ぶには、1939(昭和14)年の個人工事(植竹庄兵衛)、1947(昭和22)年に県営事業、翌年国の直轄事業、1958(昭和33)年完成。広大な土地で干拓面積約227ha、耕地面積約178he、入居者105戸、近隣のほか富山県から36戸の入植。「稲の波のような土地に」☛「穂波」。この農地より1万5千表の収穫があった。干拓堤防の土は高田の山を削って運んだそうです。小野川の反対側に高田神社。 そして、1975(昭和50)年からオオヒシクイが、ここに飛来し確認されたそうです。 このような干拓は霞ヶ浦周辺で数多く行われ、同じ稲敷市にある本新島干拓地。茨城県が国営代行事業として1942(昭和17)年着工、1956(昭和31)年完成。本新島村の北側と浮島東側の間の霞ヶ浦の入り江、約572 heを干拓して417 heの水田をつくった。約190世帯、800人余が居住する。 稲波干拓でオオヒシクイを観察した後、バスで移動し、本新島干拓地をへて浮島にてバードウォッチングを予定。
オオヒシクイは干拓の一番奥の区画辺り、そこまで歩くことになる、ダイサギ、アオサギの群れは手前の区画に集まっている、アオサギの多さに驚く!
オオヒシクイは警戒心の強く、遠くから眺めるのがマナーです、近づいて警戒させたり、犬を連れてきたり、、、、半径100b以内には近づかない! オオヒシクイの餌は水田雑草、イネの茎、落ちもみ。 スズメノテッポウやスズメノカタビラなど食べたあとがあるそうです。
今日10日は124羽、A7-4とは、干拓の区画を現す。
オオヒシクイの確認記録によると、1985年以前は1、2羽、この年34羽、年々増え、今日は124羽に増えている。
10〜11月が北国から飛来、カムチャッカ半島の繁殖地、日本への渡来ルートはサハリン経由と千島列島ルート、霞ヶ浦へ飛来するオオヒシクイの繁殖地や渡来ルートはまだ分かっていないようです。
オオヒシクイの観察は午前中、この後浮島に移動し昼食後。浮島を一周して観察。 帰りの車内で、川崎先生から観察できた野鳥を示してもらう: カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、ヒシクイ(オオヒシクイ)、コブハクチョウ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ミサゴ、トビ、ノスリ、タゲリ、タジキ、セグロカモメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、カシラダカ、カワラヒワ、スズメ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ジュウビタキ、ヒメチドリ |