雪入山ツツジ‘2014  中央青年の家から尾根コースをへて三ッ石森林公園・雪入ふれあいの里公園を巡ります。  
雪入山標高:391b)・剣ヶ峰標高:360b) ヤマツツジは一週間前が見頃、ヤマツツジのウォークの日でした!

日程:2014517日 (土)晴

雪入ふれあいの里公園雪入山コース:2014/3/11
霞ヶ浦野外講座:2014/3/12
藤見ノ滝・金名水コース・剣ヶ峰直登コース:2014/3/29
桜ウォーク「見頃・花見日和」:2014/4/12


いやしの里駐車場から 
中央青年の家からも見えます、
雪入の尾根コースや浅間山からは見えません、
浅間山から三ッ石森林公園間は樹林帯が邪魔?

コース

つくば市城山3:50=(国道408号)=>西大通入口=(R53)=>変則4差路(中央青年の家入口)=(R236)=>4:55中央青年の家5:05―(0:20)−>5:25いやしの里5:28―(0:00)−>パラボラ山・剣ヶ峰分岐5:28―(0:17)−>林道出合(パープルライン・剣ヶ峰・中央青年の家分岐)5:45―()−>最初のパラボラ5:51―(0:10)−>二つ目のパラボラ6:01―(0:07)−>6:08剣ヶ峰6:15―(0:09)−>雪入山道標6:24―(0:09)−>パラグライダー跡(弓弦集落・浅間山分岐)6:33―(0:06)−>青木葉峠6:39―(0:07)−>筑波山展望広場6:45―(0:02)−>石岡市弓弦・権現山・三ッ石森林公園分岐6:47―(0:05)−>浅間山周遊コース入口「藪道で細い」6:52―(0:09)−>Y字路「右折:登り道」7:01―(0:09)−>浅間山7:10―(0:12)−>浅間山・三ッ石森林公園・青木葉峠分岐7:22―(0:07)−>権現山・三ッ石森林公園分岐7:29―(0:16)−>三ッ石森林公園7:45―(0:28)−>七曲(金命水コース入口)8:13―(0:13)−>8:26雪入ふれあいの里公園8:57―(0:17)−>剣ヶ峰(直登ルート)二つ目9:14―(0:21)−>9:35中央青年の家9:35⇒帰宅
 徒歩:20,103

 

天気予報によると富士山周辺は快晴、関東平野も晴れて、つくば市も快晴と言うので、富士山の見える中央青年の家&いやしの里に日の出の頃に着きたい。つくば市の北、西蓋大通入口辺りで美しい朝焼け!この時刻に中央青年の家に着いていないと、朝焼けの姿は見れません、家を出るのが1時間遅かった!

 
左:出発時刻の富士山              右:下山時刻の富士山

中央青年の家から富士山が良く見えますが、残念ながら着くのが遅く、朝焼けの富士山の姿は面影しかない。右にパラボラ山を見て、未舗装の道に入る、中央青年の家の縁に雪入ふれあいの里公園への歩道がある、雪入ふれあいの里公園から戻る時はここに登ってくることになる。

三差路をまっすぐ行くと、雪入ふれあいの里公園へ下る林道がある、砂利道を歩き続けると岩盤浴・露天風呂のホテルいやしの里がある、日帰りで大パノラマの絶景露天風呂が楽しめる、営業時間は9時〜24Tel029-862-2400 車の場合は土浦北IC方向からフルーツラインで朝日トンネルの手前で右折し簡単にアクセスできる、また、表筑波スカイランを使うと筑波山神社やつつじヶ丘駐車場からアクセスでき、筑波山登山と合わせて利用可能、ここに車を停め雪入ふれあいの里公園を周遊することも出来る。

6時前、ゲートは閉じ、いやしの里は人の気配なし、徒歩だと広い展望駐車場に入れ、筑波山は見えないが、関東平野が一望、奥に富士山がドーンと関東平野をとうして見ている。

玄関を出て、林道から登山道に入るとパラボラ山(直登コース)・剣ヶ峰(眺望コース)に別れる、桜ウォーク「見頃・花見日和」:2014/4/12の時は眺望コースだった、ヤマザクラを代表する弁天桜があり、見上げるような大木のヤマザクラも多いコースだった。今日は直登コースを選択。


アオキに囲まれた直登コース

直登コース、最初から林道出合まで急登の連続、丸太の階段が置かれ助かるが、一歩一歩の急な箇所も有る。低山と軽く見てはいけない、けれど低山の急登は短い!

 
左:4輪生のつる性?                  右:マタタビ(木天蓼) マタタビ科

登リ切ると林道に出る、左はパープルラインで朝日峠展望公園をへて小町ふれあい広場へのハイキングコースが有って時々山を駆け巡る人達を見かけます、右折し、舗装道路を上がればパラボラの横に着き、浅間山近くまで上下の少ない尾根道が続く。

 
左:ヤマグワ(山桑) クワ科             右:ミツバアケビ

最初のパラボラからヤマグワが多く、アケビも同様です。

 
左:アマドコロ(甘野老) ユリ科              右:スイカズラ(吸葛) スイカズラ科 

アマドコロはナルコユリにそっくり、アマドコロの裏面は粉白色を帯び、葉腋に白色の筒状の花が12個ずつ垂れ下がってつく、上半分は弓状に曲がり、茎に稜がある。そしてナルコユリは葉のわきからでる花柄は枝分かれし、その先に緑白色の花を38個垂らす、茎の上部が弓状に曲がり、茎は丸く稜がない。
 最初のパラボラから先に進むと基地局舎及びアンテナ敷、通路敷の標識を見る、所在は石岡市、日本運輸が使用。

 
左:二つ目のパラボラ                 右:アケビ

二つ目のパラボラ、最初のパラボラ道標だが展望は無い、やや下って、剣ヶ峰に着く、いやしの里から眺望コースが合流する、広場の展望は良くないが、数b下った所に展望所がある、霞ヶ浦、太平洋が望め素晴らしい、休憩ベンチもある、手製の一望図が有って好ましい。

 
左:太平洋が輝き、霞ヶ浦が広がる            右:尾根道が続く

登山道に戻って、歩いてきた二つのパラボラ間とは様子が変わって、ヤマザクラなどの林が続きルンルン気分。ただ展望は無い!

岩場(綱あり)を下って、小さく登リ返すと雪入山(標高:348b)の道標が木に吊るされている、地図には標高:345bが記されている辺り、二つのパラボラと剣ヶ峰、ここの標識と合わせ雪入山の山頂ははっきりしない?


尾根道のヤマツツジ 
この辺から三ッ石森林公園まで本数は少ないが木が大きく美しい!

今日は雪入ふれあいの里公園で「ヤマツツジウォーク」(参加したいが集合9時、富士山展望には遅いので!)のイベント、先日13日筑波山にミツバツツジ&ヤマツツジを見に、この辺りの見頃は一週間前の10日頃だったようです。

 
左:ニガナ(苦菜)キク科               右:ノアザミ(野薊) キク科

急に開け、パラグライダー跡地に飛出る、眺めると地形が小さな馬蹄型になっており、大変難しいコースで廃れたようです(前回の桜ウォークでガイドの方からお聞きする)、展望は良いが剣ヶ峰の展望所の方が広角な展望でした。

ノアザミは三ッ石森林公園から雪入ふれあいの里公園間で数多く咲き、登山道を飾っていました、名前も姿もノハラアザミと良く似るが、ノハラアザミの花期は秋で、このノアザミは初夏から夏に咲きます。タイアザミ(大薊  別名:トネアザミ 利根薊)も秋の花で筑波山周辺で良く見ます。 

 
左:青木葉峠から               右:キンラン(金蘭)ラン科 


難台山
JR常磐線岩間駅から愛宕山をへて難台山・吾国山と縦走しJR水戸線福原駅は良く歩かれている
2010/4/29の縦走

パラグライダー跡地に弓弦集落1.9`・浅間山1.1`の新しい道標が立てられたが剣ヶ峰方向の文字がない?弓弦集落方に下ると朝日里山学校。どんどん下ると青木葉峠、林道が雪入ふれあいの里公園の方から上って、弓弦の方へ下っている4差路、筑波山と難台山が美しい。

ギンランと一文字違いのキンラン、銀と金、白と黄色なのに!このギンランもキンランも意外と道端に生え、うっかり踏みそうになる、そして決まって複数の棒が立てられる、写真のキンランはご覧の通り危ないが写真を写すには苦労しない!

 
左:筑波山展望所                 右:浅間山迂回路(弓弦へ)

青木葉峠からやや傾斜が突く、登った所に登山道から離れヤマツツジが咲く岩場がある、ここは最近開放(刈払)した所らしい、続いて素晴らしい展望所広場(刈払)で斜面だが双耳峰の筑波山が見事、青木葉峠や浅間山からの眺め以上、雪入尾根コースのビュポイントナンバワン!次回からここで休憩しようかと思います。

しばらくして、左に一本の細い道、2014/3/11時々雪入山を登る人にお会いし「この道も浅間山に登れます」と教えてくれたのでトライしてみる、行けどの行けども浅間山への道標は無い!藪道は変わらない、あまり歩かれていないようですが、道は安定し問題はないし、大きな上下も無い。


浅間山迂回路は今日一番の見事なヤマツツジ

ちょっと大丈夫かな?そんな頃、ヤマツツジの美しい林!雪入ふれあいの里公園のツツジウォークは今日ここを通過しないと三ッ石森林公園周辺では終わりだ!

 
左:弓弦方向・浅間山分岐          右:浅間山山頂から筑波山連峰

Y字路に出合、道標(ここはケースに入った邪魔な地図も無い)は無い、左は下っており、距離・時間的にも浅間山を迂回しており、ここは大きく右折し急坂を登る、なかなか着かない、足元にジュウニヒトエ(十二単 シソ科)、ベニシダ、コバギボウシ(オオバギボウシ?)が生え、登って行くと鉄塔は見えて、祠が集まった浅間山山頂(標高:345b)に飛出る、木々は成長し新緑が進む山頂はベンチに上がらないと筑波山が良く見えない、富士山は歩いてきた山々が隠し見ることはできない。

 
左:こがり落ちそうな参道             右:美肌桜

山道を下る、木々に邪魔され展望は無い、石塔が祀られ、青木葉峠からの登山道に合流、左折し、緩やかに登るとヤマツツジがポツポツと現れる、既に花期は過ぎている、三ッ石森林公園と権現山の分岐、三ッ石森林公園へ下る、美林に囲まれ、美肌桜、三ッ石森林公園の上部に出て、丸太の階段を下りると、三ッ石森林公園ハウスに着く。


三ッ石森林公園ハウス
トイレ、自動販売機もあり、部屋に入ることも可能、駐車場が有るが広くは無い

案内に従って、林道に下り、のんびりと雪入ふれあいの里公園へ。

 
ノイバラ(野いばら)バラ科

この林道歩きは退屈だが、多くの植物が咲き、観察しながら歩くと楽しいコースです。ただ、雪入ふれあいの里公園に向かう車が有って時には歩行者優先では無く残念です、歩く人もハンドルを握ると人が変わってしまう!

 
左:コゴメウツギ(小米空木) バラ科     右:キリ(桐)ゴマノハグサ科

コゴメウツギは登山道・林道に多く生えてバラ科、ウツギ(空木)やノリウツギ(糊空木)はユキノシタ科、タニウツギ(谷空木)やツクバネウツギ(衝羽根空木)はスイカズラ科

キリと言えば四国の山、東京八重洲口から高速バスで松茂、松茂=(タクシー)⇒徳島駅=(徳島線)⇒5穴吹駅=(美馬市市営バス)⇒木屋平村川上車庫=(大型トラック)⇒垢離取(こりとり)=(大型トラック)⇒剱山龍光寺手前の登山口・一ノ森迄2300b地点・・・・の時眺めたキリに多い里山を思い出します、昔!家に女の子が生まれたらキリを植え、嫁ぐ時には植えたキリが成長し箪笥をこれで作って持たせたそうです、そう言えば私の実家にも2本のキリがありました、女の兄弟は二人です、でもキリ製の高価な箪笥を作って持たせたかどうかは知る由もありません。ゴマノハグサ科には海岸に生えるウンラン(海欄)、鳥海山に多いイワブクロ(岩袋)、公園に多いキンギョソウ(金魚草)、谷川岳で見るクガイソウ(九蓋草)、畦に多いトキワハゼ(常磐黄櫨)など意外と仲間が多いのですね!

 
左:クサイチゴ(草苺)バラ科        右:ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科

眺望桜、天空桜は横、下を通過する度に思わずシャッターを押してしまう、見事なサクラ。足元に美味そうなイチゴ、二つとも良く似ているが美味しいのはクサイチゴ、ヘビイチゴは毒では無いが口に入れてもイチゴの美味しい感じは無い!林道にも雪入ふれあいの里公園の庭先にも多く、クサイチゴの果実は果床の上に小さな核果が多数集まった集合果でヘビイチゴの実にそっくり、口に入れ食感は数の子を噛み砕く感じ、味は良好。さらに美味いのは:カジイチゴ、モミジイチゴの実は黄色、ナワシロイチゴ、クマイチゴ、ニガイチゴは赤色、これらは人もアリも競争で奪い合うことになる。

 
左:コアジサイ?                  右:ヤブマオ(藪苧麻)? イラクサ科

雪入ふれあいの里公園の手前の沼の縁(近寄れない)にコアジサイ?が見頃。ヤブマオ、メヤブマオ、アカソ、コアカソ、カラムシなどが花を咲かせるのは晩夏から秋にかけて花を咲かせます、亀のように見え面白い!


雪入ふれあいの里公園コミニケーションセンター

現在8時半、ヤマツツジウォークは9時集合とのこと、駐車場にどんどん参加者が集結、ハイキング日和です!

  
左:シロニガナ(白苦菜)キク科       右:ニガナ(苦菜)キク科

雪入ふれあいの里公園から中央青年の家へ、林道までは林を抜け、拾光寺観音分岐をへて、急降下、林道に下り、後は中央青年の家の案内に従って林道歩き。

   
左:オニタビラコ(鬼田平子)キク科              右:コウゾリナ(剃刀菜・髪剃菜) キク科

剣ヶ峰コースが二箇所2014/3/29の取り付き点が有るが、直ぐ上で合流、金鉱山跡の探検コースも有り、剣ヶ峰まで急登が続きます。この林道は勾配が大きくルンルンとは行きません、雪入経由の車は少なく何時も静かです。

 
左:サルトリイバラ(猿捕り茨) ユリ科        右:ヤマハゼ(山櫨) ウルシ科

中央青年の家は左の道に入る、いやしの里へは林道をそのまま進む。「中央青年の家は茨城県立で筑波山系、標高180mにある自然豊かな青少年教育施設です。学校の教育活動の他、一般の青年団体、企業団体等でもご利用いただけます」で茨城県に住んでいると一度はお世話になっている施設です。また自然体験などイベントも多く参加して見たいものです。

施設ボランティア「RYUHO(竜峰)」とは:【茨城県立中央青年の家に所属するボランティア組織です。ボランティアとして活動するためには、「ヤングボランティアセミナー」を受講し、施設ボランティア「RYUHO(竜峰)」会員として登録すること,またはボランティアに見識があると認められることが必要です。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。】、年間を通して、中央青年の家で行っている様々な事業の補助を行います。<例>宿泊体験・野外炊飯・ウォーキングなど
とのこと、
桜ウォーク「見頃・花見日和」:2014/4/12の時にはお世話になりました。

 

HP:わたしの天気予報