雪入山桜ウォーク‘2014 尾根コース(約10`) |
日程:2014年4月12日 (土)晴
雪入ふれあいの里公園雪入山コース:2014/3/11
霞ヶ浦野外講座:2014/3/12
藤見ノ滝・金名水コース・剣ヶ峰直登コース:2014/3/29
コース<資料にタイムスケジュール> つくば市城山7:15=(国道408号)⇒西大通入口=(R53)⇒県立中央青年の家道標=(R236)⇒8:15茨城県立中央青年の家・集合・受付・出発式9:00―(0:25)→9:25いやしの里前―(1:05)→10:30剣ヶ峰―(0:20)→10:50あきば峠(青木葉峠)―(0:10)→11:00銀命水・浅間山登り口(金命水の数分手前)―(0:40)→11:40浅間神社参道前(浅間山はパス)―(0:30)→12:10三ッ石森林公園(トイレ・休憩・昼食)13:00―(1:00)→14:00雪入ふれあいの里公園(到着受付)―(1:02)→15:02茨城県立中央青年の家(到着確認)⇒帰宅 |
茨城県立中央青年の家から剣ヶ峰、春の山は山桜からはじまる
茨城県立中央青年の家の駐車場に続々参加者が集合、もっと小学生や幼稚園の子供たちが多いかと、雪入ふれあいの里公園周辺および尾根コースを事前に歩いてみて感じたが、意外と孫を連れてくる熟年はおらず、仲間と参加している方が多い、子供と参加している人はご両親。
茨城県立中央青年の家の庭で、出発式が行われ
実行員から一日の行動計画、注意事項等のお話
山桜ウォークには最適の天候、そして山肌は山桜色、パフレットによると、「茨城の自然100選」に選定され「成沢」など山桜の名所として古くから知られ、その数は数千本を越える、今朝麓から茨城県立中央青年の家に登るソメイヨシノ並木街道(林道)では、満開を過ぎ、今日まさに山桜が見頃、ドンピシャである、娘も私も、今日山桜の美しさに感動したことは今までなかった、ただ、生える場所(同じ雪入ふれあいの里公園内でも)によって開花時期・花の色が違い、ここが山桜の魅力、谷の深さ・風の当たりぐあい・流れる沢の水の量や質、根元の岩盤や土壌、自然の技!は見事です。
左:スミレ 右:フデリンドウ(筆竜胆)は、リンドウ科
孫達は早く歩き出したいが、団体行動にはある一定の規則をもって個人個人が行動しないと良い結果は得られない、小学4年になると、上級生が少ないと通学班の副班長になる、彼の話によると「一番弱い1年生が安全に学校に着き、一日過ごせる」が基本にあるようです、雪入山桜ウォークの基本は「安全に、一定の時刻に最終目的に着き、完歩証に印鑑を押す」ことと「他人の迷惑びならない」点を孫に伝える、小学1年女子の理解度は茨城県立中央青年の家に戻って、車に乗る時の彼女状態が、、、。
準備体操、小学1年女子はラジオ体操第一は知っている、アキレスケン・腰の回転・肩の解しなどランドセルを背負っての通学に共通する、指導員の動作に反応する。「このような準備運動が、終わった後の疲れ度合いが違う、、、」との説明には、小学4年と私の登山に準備体操を取り入れる必要性を植えすける。
いやしの里前 青空、富士山は春霞で見えない
茨城県立中央青年の家から右に雪入ふれあいの里公園からの土道と林道を右に見送る、足元は砂利道、数台の車が通る、運転手から見て両側に避けられると嫌なものだが、車から降りてしまうと別人になる、また、慣れない人は前の人を抜いてゆく、早く行っても、時間以内なら遅く着いても係りの人は親切である、当然、私達が単独でハイキングするより、ペースは遅い、この遅さを美味く利用して草花の観察を習慣付ける、子のどの方が、目の数が多い方が発見するチャンスは多い、植物観察は「まず足を使う」「興味を持つ」「植物の姿に見とれる」、、、。
足元に咲く小花、木々の新芽・花を見ないで、先方の人々が遅いと思うなら、周囲をキョロキョロ、小学4年と1年生の差はここにある、小学1年は先に進むのが当面お目的、小学4年は収穫の多い一日、お母さんは二人の子が安全だ大切、私の目的は全員が「また、ハイキングに参加したい!」と言う結果だ!
いやしの里前からパラボラをへて剣ヶ峰への直登コース(孫には直登コースを近いうちに!)を見送って眺望コースに入る、以前は眺望、今は杉が伸び展望が悪い、小さな沢を幾つか横切り、サワガニが気になる男の子。
眺望コース 今のところ平坦
子供も、参加者のだんだん、自分のペースは出て、歩きやすい、同時に周囲に目が行くようになる、スギ以外、ヒサカキ(姫榊 ツバキ科)、アオキ(青木 ミズキ科)だ。アオキは日本特産の常緑樹で江戸時代にヨーロッパに渡り、この色ゆえに、冬の植物の少ないヨーロッパにおいて、たいへん珍重されたという、外来種の多い中、頼もしいが筑波山・加波山等に樹林の下には生え勢力を増す、雌雄異株で雄花は雌花に比べちょっと美しい。
左:アオキの雄花 右:キジムシロ(雉筵) バラ科
周りに赤い実を付けているのが雌株、我が家に植えたアオキ、実が一生なりません、道路の反対側には毎年真っ赤な実を付ける、雄花が綺麗なので切らないことに決めている。ヒサカキは1,2週間前にこの道を通過すると臭う、今日はいくぶん匂いがやわらぐ。
弁天桜 胸当たりに2つの乳房が立派!
山桜の大木が何本か現れ、弁天桜(ちょうど目の高さに丸いこぶ)、ちょと下ると霞ヶ浦が見える、眺望コースらしいのはこの当たりだけ、今度は急坂で丸太の階段、身軽な小学1年は前方の人の隙間を抜けすいすい上に!
雪入翁桜(ゆきいりおきなざくら) 雪入ふれあいの里公園内一の老巨木
「なんて?読むの」、、雪入翁桜(ゆきいりおきなざくら)、花の色はピンクだそうですが高くて、、、。
さらに急な階段を登りきると剣ヶ峰、広場で休憩、霞ヶ浦が広がる。私達は後ろ組、、、、。
剣ヶ峰の下り
剣ヶ峰から次々と動き出す、大きく下って、登り返し、「雪入山」の道標を見る、続いてハングライダー跡、馬蹄型の地形で超難しく以前は利用者もいましたが、今は跡地になって、展望が良く休憩場になっている。
尾根コースの山桜
ハングライダー跡とあきば峠間は尾根道、北風が吹きちょっとひんやり、山桜の木々が多い、ツツジやクロモジが多く、クロモジの可愛い花と高級ようじの匂いは人を引き付ける。
クロモジ(黒文字 クスノキ科)
漢字:良いにおいを匂い、悪いにおいを臭いと書く。
「くさいにおい」を「臭い臭い」ではなく「臭い匂い」と書くのだそうです。
よいにおい(匂い)はかおりとも言い、漢字は香り。
アブラチャン、ダンコウバイなど匂い、ヘクソカズラ、ヒサカキ、クサギは臭う。
どんどん下るとあきば峠、「振り返ると筑波山」で記念撮影、気づかない人がほとんど、林道を下ると銀命桜、銀命水、この水は飲まれず数分先の金命水には水汲みに多くの人がやってくる。
左:スミレ 右:ジュウニヒトエ(十二単 シソ科)
金命水には金命桜は無いので、手前から浅間山に向かって急登、孫達の姿は無い、どうやら楽しく登ったようである、サルトリイバラやウグイスカグラ、スミレの写真を写しながら休憩して登る。
左:山桜の展望 右:サルトリイバラ(猿捕り茨 ユリ科)
左:ウグイスカグラ(鶯神楽 スイカズラ科) 右:ヤマツツジ
コウヤボウキ(高野箒 キク科)
昨年の花の残骸を残し、新芽が!
やっとピーク、今日は山桜ウォーク、浅間山からの筑波山展望は外れている、美しい雑木林を越え、三ッ石森林公園に下る、ヤマツツジは開花、山桜の主役になる、森林コース、美肌桜(立派な木目は美肌、私と比べる女性、対象が違いますので心配なく)。
美肌桜
三ッ石森林公園の上部に到着、多くの人は三ッ石森林公園に下ってしまう、私達と数組はここでお弁当、子供はちょっと休むと直ぐ回復、食事後は三ッ石森林公園の穴場を散策、時間をたっぷり使うのが私の癖、子供たちは大喜び、多くの人は水の広場には降りてこない!
左:ヤブタビラコ(藪田平子) キク科 右:カタバミ(片喰)
カタバミ科
左:ヘビイチゴ(蛇苺) バラ科 右:ジャゴケ(蛇苔) ジャゴケ科
左:ネコノメソウ(猫の眼草) ユキノシタ科 右:クサイチゴ(草苺)
バラ科
三ッ石森林公園出発13:00のタイムスケジュール、園内は散策路で結ばれていて、もりの小屋を中心に子供の広場や見晴らし広場、アスレチック広場や水の広場などの施設がおかれ、集合はもりの小屋でトイレのある、庭先から正面が霞ヶ浦、右前方に牛久大仏が見え、筑波山や宝篋山は山の向こうになって見えない。
左:ワラビ(蕨)シダ植物コバノイシカグマ科 右:オニタビラコ(鬼田平子)
キク科
タビラコ より大型の意味で、オニ(鬼)の名前がある。仲間にはヤブタビラコ。
小学4年生「ワラビ、自分は摘みに入ると、無い、、」での10本ほど摘だ。
スズメノヤリ(雀の槍) イグサ科
庭先の芝生に生え、雑草の中でもベスト10入るくらい早く芽を出し、花を咲かせる。
写真のように丸い花穂が毛槍の先に似るが1cmにも満たないので雀の名が付く。
スズメノエンドウ、スズメウリ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、ムレスズメ(筑波実験植物園に!)等も
小さいので雀が付く名前、と言うことで探す人はまずいないが、一度は見つけて。
予定の時刻は13:00、ちょっと前にスタート、森林の中を思い切り下る、伊保田神社か登って来る林道と合流、枯れている滝の手前で「これって西洋セリ、、」と言って摘んでいる、孫の5,6本片手に摘んでみた、オランダガラシ(和蘭芥子)は水中または湿地に生育するアブラナ科の多年草でクレソンとも西洋セリともいう。さわやかな香りとピリッとした辛みが特徴です。ステーキやハンバーグなどの付け合わせには欠かせない野菜で、外食産業での需要が伸び、一般家庭でもサラダの素材として使われるようになってきた緑黄色野菜。
三ッ石森林公園を後にする
左:ニガイチゴ(苦苺) バラ科 右:モミジイチゴ(紅葉苺) バラ科
三ッ石森林公園から下って右折、林道十字路は金命水・銀命水をへて、あきば峠は右、左は伊保田神社、雪入ふれあいの里公園は直進。
ウラシマソウ(浦島草)サトイモ科
小学4年生が見付ける、魚がいないのに釣竿を持った浦島草、
葉は1個で、長柄があり、13〜15枚の小葉が鳥足状につく、小葉は細くて先は尖る。
主脈が白い筋状になる。舷部(笠のような部分)の先は細くやや長くなる。
花序の先きの付属体は糸状に長くのびる、仏炎苞の中にある付属体の下は膨れてしわがある。
マムシグサは小葉が7〜15、茎(茎のようなもの)に紫色のまだら模様が有る。
眺望大桜
眺望大桜が林道に脇に生え、直ぐ先の右斜面の上に正に天空桜が美しい、山桜ウォークで一押しのポイントでもある。
眺望大桜近くの天空桜
眺望大桜:谷を望み込むような位置に生え、雪入の集落を眺望する。天空桜:雪入山側の高い位置に生え。二本とも三ッ石林道の花形、今日が見頃です。
三ッ石林道をテクテク
まさに、山桜ウォーク、里コースの人達もここを歩いたのだろう。
雪入ふれあいの里公園周辺の風景 山桜に飾られる
金命水コース、藤見の滝入口、七曲。
左:ミツバアケビ(三葉通草、三葉木通)アケビ科 右:キブシ(木五倍子)
キブシ科
左:ヤエムグラ(八重葎)アカネ科 右:ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科
雪入ふれあいの里公園は山桜色!
雪入ふれあいの里公園で到着確認、無事に完歩できた、園長さんのお話ですと、総参加数350名(募集定員は尾根コース:300名、里コース:150名)は凄い、庭先では売店・コーヒーコナーもある、二人孫は庭先の沢でザリガリ釣りに夢中。
1976年(昭和54年)に閉山した採石場跡地に自然の復活と自然とのふれあいの場として整備、1997年(平成9年)にオープン。遊歩道が整備され、展望とバードウォッチングの良い中腹の三個の池に上がれるようになっている。
雪入ふれあいの里公園を離れ、スタート地点の茨城県立中央青年の家へ、途中、拾光寺観音に立ち寄り、急降下、イノシシのワナを興味深く見て、茨城県立中央青年の家の案内を追い、林道をクネクネ、実行員の方に「最後ですよ!」と言われても焦らずマイペース、剣ヶ峰コース(孫達はここを登りたいと言う、近い将来案内しましょう!金鉱山探検もしたい)を見送り、最後は林道から離れ、茨城県立中央青年の家へ、特別にミカン拾いに案内され、孫達は大喜び、、、、。
茨城県立中央青年の家からパラボラを見上げる
小学1年生女子「今日、も一度コースを回りたい」と言う程に自信が付き、雪入山桜ウォークに参加して正解、実行員の皆さんありがとうございます、そして自然に感謝!
茨城県立中央青年の家を下って、拾ったミカンを口にし「美味しい。。」、宝篋山が見える頃には小学1年生は夢の中!
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