筑波実験植物園 2023/5/10 牧野富太郎と植物を観る眼 クレマチス園公開 筑波実験植物園 

筑波実験植物園 NHK放送中「らんまん」の主人公のモデル
期間:2023/4/29(土・祝)〜6/4(日)

 

 

ホワイトボードに書かれた文字

自動的に生成された説明

牧野富太郎 2023/4/296/4 筑波実験植物園で企画

私のアルペンガイドは手あかで汚れている・・・大違い

 

 

 

筑波実験植物園

 

 つくばセンターから北部シャトルが筑波山口まで運行、天久保(筑波実験植物園)バス停で降る、このバス停が筑波実験植物園の前です。信号交差点の筑波山より、帰りは信号のつくばセンター(つくば駅)より、1時間に2本ほど運行される。ほとんど車で公園に来られます

 

国立科学博物館 筑波実験植物園

305-0005

 茨城県つくば市天久保4丁目1−1

(代表)029-851-5159

 

クレマチス園公開

牧野富太郎の企画と同じ期間

こちらは例年の公開

2023年5月10(水)晴れ  筑波実験植物園 ホシザキユキノシタを牧野が命名

 

 自宅からバスで「つくばセンター」に着き、北部シャトルに乗って、筑波実験植物園前の久保バス停を降りる、信号交差点の前が筑波実験植物園です。

 

 

左:「らんまん」 神木隆之介       右:牧野富太郎の落書き本

 

 教育棟に入ると、「牧野富太郎と植物を観る眼」の企画展会場、つくば市のホシザキユキノシタの名付け親、彼の描く植物画が展示、手元のデジカメでは表せない繊細豊かな、しかも、明確でわかりやすい描きで訪問者がジッと足を止める。

 

 この筑波実験植物園には筑波山に生える植物を紹介するコーナーがある、ホシザキユキノシタの現地で見る斜面にへばり付く姿や雰囲気とは大きく違うが、今まさに可愛い花を咲かせている。

 

  

左:初めて見るハンショウヅル          右:イワウチワ  よく見に行く群生地には無い!

 

 

左:チャルメルソウの場所も筑波実験植物園に有る       右:教育棟を出る

 

 大きなため息をつき、教育棟を出て更にホットする、牧野富太郎の観察に比べると植物観察の重みをしる、1500種類の名前をつけたという!・・・コウヤマキが新しく植えられた並木道に出る、筑波実験植物園の公園の何時もの風景である。コウヤマキが後ろのセコイア、メタセコイヤなど超える人気が出るか楽しみですね!

 

 

左:キソケイ(黄素馨)キンモクセイ科    右:イボタノキ(水蝋の木・水蝋樹・疣取木)モクセイ科

 

 キソケイ、蜜に咲き人目を引く、ヒマラヤ原産。花は枝先に散房状のまばらな花序をつくって咲く、黄色、花は5枚。花期は5〜7月。

 

 イボタノキはとても丈夫で芽吹く力が強く、細かい枝を密に付けるので生垣や庭の植えつぶしにぴったり、塩害や大気汚染にも強く道路の中央分離帯などに多く利用され。園芸ではライラックを接ぎ木する際の台木として利用。私の散歩道にも多い。

 

 

左:クロバナロウバイ(黒花蝋梅)ロウバイ科 右:ソシンロウバイ(素心蝋梅)ロウバイ科

 

 クロバナロウバイは、5,6年前から我が家の庭にも咲き、飽きない花です。北米原産のロウバイ科だそうです。

 

 多くの人はプロムナードを歩くか、教育棟の裏に出てクレマチス園に向かい、道路側の散策路は帰りの人が多いようです。

 

 

アマドコロやツツジの種類が多い

 

 外の左はビンビン車が通る道路、ここは草抜きの担当員だけ、家庭菜園も草抜きが基本だが、筑波実験植物園の植物の手入れも同じく基本だ!まもなくサバンナ温室や熱帯雨林温室、熱帯資源植物温室の建屋に着く。牧野富太郎とクレマチス園公開で参加者の人はゼロ。

 

 

左:ハママンネングサ(浜万年草)ベンケイソウ科  右:ヤマボウシ(山法師)ミズキ科

 

 ハママンネングサ、先日霞ケ浦でも自然観察会でツルマンネングサを見て来た、このマンネングサは這い回ってカーペット状の群落を作るようにはならず、小さな塊になる程度。茎先に散房花序を出し、黄色い星型の小さな5弁花を無数に付ける。分布は九州南部〜琉球列島、台湾、フィリピンに分布するようです。

 

 熱帯温室棟から離れ、中央広場、ヤマボウシが美しい。ここより奥はお弁当を開くことができないので木々の間のベンチでお弁当を開く、サンドイッチや幕の内弁当を広げる人は極数人、今日の快晴で無風の日はここで食べている人は本当に幸せに感じます!

 

 

左:ミツガシワ (三槲)ミツガシワ科        右:カキツバタ(燕子花、杜若)アヤメ科

 

 つくばね橋、池の手前で池に入る、花が終わりで実が付いている、白い小さな花が美しく、下からだんだん上へと咲き上がっていく。花びらの内側には白い毛が密生している。ここは花が終わり葉が広がって水面を隠してしまう。探しても実が見つかるだけ。

 

 紫の花が咲いている草

低い精度で自動的に生成された説明 草の上にいろいろな花

自動的に生成された説明

アヤメ         カキツバタ             ハナショウブ

 

 2022年6月8日(水) 守谷市 四季の里公園には毎年出かけている、同じ頃に牛久市観光アヤメ園にも、ここは牛久沼に稲荷川が流れ込む所で自宅から徒歩で往復13,000歩ほど。筑波実験植物園はつくばね橋にカキツバタ、奥のアヤメが咲く場所がある。

 

 

ヒツジグサ(未草)スイレン科

 

 気分は尾瀬、池塘に浮かぶヒツジグサ、子供からおじいさんまで湿原に咲く花たち、きっと牧野富太郎も・・・・・・・。

 

ミズバショウ、ヒツジグサ、オゼコウホネ、カキツバタ・・・を思い散策

 

 

左:ノイバラ(野茨)バラ科             右:ハコネウツギ(箱根空木)スイカズラ科

 

 ノイバラは見るだけ、とげがあり、さわると痛い。白い5弁の花を沢山咲かせ、いい香りがしてくる。この後花は実になって赤く熟し、秋の散策によく見かけます。

 

 ハコネウツギの別名はベニウツギとよばれ、花期は5 - 7月、枝先と葉腋に花を1〜3個ほど咲かせ、白い花が次第に赤へと変化する、紅花ですね!

 

 つくばね橋からハコネウツギ、クサソテツ、シランが咲く原っぱに出る、とても気分の良く何だか草原に出た感じです。

 

 

左:クサソテツ(草蘇鉄)コウヤワラビ科              右:シラン(紫蘭)ラン科

 

 ノアザミ(野薊)はキク科、これを前にコゴミ、クサソテツです。シダ類で、観葉植物として育てられることもありますが観賞するだけでなく、新芽のコゴミは春に生え、3月から5月に貴重な山菜です。このコゴミの若葉はあくが少なく美味しく食べられます。登山の入口に多く手軽に採れ、あえ物にしたり天ぷらにしたりして食べられとても美味しいく、この写真では硬くて・・・・・!

 

 シラン、あざやかなピンク色の花が咲き誇ります、クサソテツの手前とその奥に群生があり、ちょっと驚きですネ!

 

 

左:アヤメ(菖蒲、文目、綾目)アヤメ科     右:カラマツ(唐松・落葉松)マツ科

 

 池ノ平湿原2020/6/25和尚山2020/6/10に登った時、アヤメ祭りで見るものより自然でとても美しい、だが、70を超えると急にこの自然のアヤメを見に登れない、仕方なく、町の公園に行くことになる、「〇〇で見たアヤメ・・・」の話が聞こえてくる(笑)。

 

 高い山に登山に行くとこのカラマツの林に入る、この平地で見れ、この公園来る楽しみになっている、今回は枝に実が付いており嬉しい気分になる。

 

 

左:ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)ツツジ科           右:ヤマグワ(山桑)クワ科

 

 このドウダンツツジは多くの花を咲かせ、皆さんのカメラの被写体になっている、牧野富太郎が描いたら、敵わない!

 

 アヤメを見て、道を超え奥に、ヤマクワが実を付けている。取手市の利根川の公園で良く熟すとカラスの群れがこれを食いに来る、植物観察の驚く光景です。

 

 

左:イヌシデ          右:カツラ

 

 筑波実験植物園の新緑、ブナやイヌシデ、カツラ等が暑い日差しを緩くしてくれる、秋は紅葉の美しい場所、ここまで多くに人は入らず、静かな場所、毎回ここを楽しんでいる。ただここでお弁当を広げない、静かなベンチは置かれている。奥でも立派なトイレも設置されている。

 

 

左:蝶が植物観察                右:ドクウツギ(毒空木)ドクウツギ科

 

 一羽の蝶がひらひら・・・・・薄暗い林の中で踊る、ピントが合う寸前に飛び次の葉に!

 

 ウツギの多い道の前でドクウツギ、筑波実験植物園で「みごろの植物」ガイドを頂くが公園の地図は以前のままでこの辺りの案内は更に不明確、もっともっと植物観察を身近なものにして・入場者を多くして欲しいものです。

 

 

左:クリンソウ(九輪草)サクラソウ科         右:ハマナス(浜茄子)バラ科

 

 ウツギの多い道に出ると沢沿いになって美しい水が流れ、今はクリンソウが一面に並んでいる。「千手ヶ浜のクリンソウと笠ヶ岳のお花畑」(2007/6/30-7/1)が良く知られている、奥日光のお花畑の奇麗なシーズンになる。

 

 ちょっと進むと海岸植物、ハマナスが咲き、何となく春が飛んで夏でもまだ5月・・・・。

 

 

ハマヒルガオ(浜昼顔)ヒルガオ科    海浜へやって来た!

 

 ハマ!やっぱりハマヒルガオが咲いて暑い感じだが、まだ5月10日で肌寒い!

 

 

 

左:ハマダイコン(浜大根)アブラナ科     右:トビシマカンゾウ(飛島萓草)ユリ科

 

 ハマダイコン、ダイコンの野生化したものと考えられる。花期は4〜6月。花弁は4枚。

 

 トビシマカンゾウは「佐渡の花鑑賞(カンゾウ)コースも歩きます  二ツ亀・大野亀」(2008/6/6-9)で見ました、ちょうど見頃でした、雪国の島では無く常夏でしたね! 

 

 

 

左:サンショウバラ(山椒薔薇)バラ科   右:コウホネ(河骨)スイレン科

 

 サンショウバラが咲く「富士山の大展望&サンショウバラが美しい不老山」(2004/11/7)に、ここは山頂一面サンショウバラの群生地、富士山展望の山、ここにきてサンショウバラを見ると不老山を思いだす(笑)。

 

 コウホネで池大きな葉を広げ一輪開花、水面に移り、可愛い花です。

 

 

左:ショウブ(菖蒲)ショウブ科         右:静かな池

 

 池にショウブが密集、よくよく探すと花が咲いている。2023/5/5の茨城県霞ヶ浦環境科学センターの庭にも開花、先生(小幡和男さんはここの筑波実験植物園でイベントの講座の講師)はとても分かりやすく当日霞ケ浦のヨシ原を案内されました、今年は「園内で見る:春の植物と秋の植物」の講座「連絡は筑波実験植物園へ」を行う。

 

 さて、次はクレマチス園公開、目が回る数と品種、形・大きさ・色・・・・・。極々一部。

 

 

 

 この期間公開され、驚く多様のクレマチス園、、、筑波実験植物園に入場者の全員がここにやって来る。

 

 クレマチス園を出て、池を右に見て、左折に林の奥に、「絶滅危惧植物」の棟、日本で絶滅が心配される植物が展示されている。

 

 

左:「らんまん」で話題           右:可愛い花

 

 

左:マイヅルソウ(舞鶴草)ユリ科     右:似たチャルメルソウを山道で見るが!

 

 マイヅルソウは尾瀬・奥日光などの山道で良く見かけるが、だんだん少なくなってきている、早春から咲き楽しみにしている。

 

 

ホシザキユキノシタ  筑波山の植物

 

 筑波山のホシザキユキノシタ、牧野富太郎の命名。男体山山頂で群生。筑波山神社でもこの姿が見えます・・・・・。

 

 

 

良く手入れがされた筑波実験植物園ですね!

 

 中央広場のバラ園の椅子でゴロリ、とても静かな筑波実験植物園。大きなイベントが重なってもここは静かです、同じ様にここで時間を過ごす人が数人おりました。

 

 

「牧野富太郎と植物を観る」 再度見て表に!

 

 

左:アメリカシャクナゲ(亜米利加石楠花)ツツジ科         右:筑波実験植物園の正門

 

 正門を出て、左折、つくバスの天久保「筑波実験植物園前」バス停、乗れば過ぎにつくばセンターでTXつくば駅は地下で直ぐ。私はつくバスに乗り換える。

 

HP:わたしの天気予報