池ノ平 コマクサの二つの群生地は見頃 スズランは可愛い
池ノ平湿原(標高2,008b) 三方ヶ峰(標高2,040b)見晴岳(標高2,095b)
      雲上ノ丘広場(標高2,110b)雷ノ丘(標高2,108b)村界ノ丘(標高2,113b)

日程 2020625(木)晴れ

2000/7/8 午前:台風3号関東に接近、午後: 晴れ
2019/7/月5
:散策と湯ノ丸山 南峰
2020/6/24
:湯ノ丸山 レンゲツツジの群生地は見頃 コマクサは可愛い

 

 

 

コ―ス

 長野市 実家9:40=(国道1918号、浅間サンライン)⇒別府11:00=(県道94号 東御嬬恋線)⇒地蔵峠1120=(林道)⇒12:05池ノ平駐車場 兎平12:12―(000)→湯ノ丸高峯自然休養林12:12―(0:11)→池ノ平湿原案内板12:23―(東木道)→放開口 池ノ平駐車場0.9`・東歩道/池ノ平湿原の道標―(木道)→忠治の隠岩広場12:44―(0:19)→三方ケ峰13:03―(0:27)→見晴岳13:30―(0:22)→雲上ノ丘広場13:52―(0:09)→雷ノ丘14:01―(0:07)→村界ノ丘14:08―(0:12)→14:20池ノ平駐車場 兎平1421=(林道)⇒地蔵峠14:32=(県道94号 東御嬬恋線)⇒新鹿沢温泉=(つまごいパノラマライン、国道146号)⇒北軽井沢=(県道54号)⇒二度上峠(浅間隠山・鼻曲山登山口)15:35=(県道54号)⇒横田16:34=(国道406号)⇒君が代橋西=(国道18号)⇒君が代橋東=(国道17号)⇒行田=(国道125号)⇒古河=(国道354号)⇒つくば市へ

*ニュース国道144号・鳴岩橋の迂回路が完成 嬬恋 台風19号で崩落 出かける前に調べておきたいが無理。

 昨日は湯ノ丸山に登って実家に帰省し一泊、今日は同じコ―スを変えるので池ノ平に寄りたい思いで、上田で浅間サンラインにて別府から地蔵峠へ向かう、天候は昨日と同じく晴れだが雲が山々を覆い、展望の期待はできない。

 地蔵峠に着くと一番先に池ノ平に向かう林道がある、途中・途中に池ノ平歩道入口があって、徒歩の人は林道歩きをできるだけ少なく配慮されている。地蔵峠から林道に入ると下山の団体に出合う、一方登る人も数人。

 こんな時車は便利、左右にクネクネ曲がりながら、美しい風景を見て、コメツガや天然カラマツを楽しむ、やがて兎平の池ノ平駐車場に着く、ここまで完全舗装。湯ノ丸高峰林道が未舗装で高峰温泉まで続いている。2001/8/25「水ノ塔山(標高2,202b)・篭ノ登山(標高2,227b)、池ノ平」で最後に池ノ平からバスで高峰高原スキー場バス停駐車場まで乗った覚えがある。

 駐車場料金は普通車600円、係のおじさんが親切に池ノ平湿原のガイドを手渡しながら説明してくれる。コマクサは今が見頃で群生地に綺麗に咲いていると言う

 さっそく出かけると、同年配の二人ずれが下山、工程をお聞きすると、カメラで撮影しながら歩くと2時間ほどで一周できると言う

「コースは池ノ平インフォーメーションセンター避難所(標高:2,061b)から次の3コース」

 ➀東歩道:放開口 約0.9`

 ➁池ノ平三歩道(緩やかな坂道):池ノ平湿原・グリーン広場

 ➂見晴歩道:村界ノ丘(標高:2,113b) 雷ノ丘(標高:2,108b) 雲上ノ丘広場(標高:2,110b) 見晴岳(標高:2,095b) 三方ケ峰(標高:2,040b) 忠治の隠岩広場(標高:2,008b) グリーン広場(標高:2,008b) 平インフォーメーションセンター避難所(標高:2,061b)

そして、「上記の➁・➂の逆を歩くのだよ」と教えてくれる。

公園にあるベンチ

自動的に生成された説明 草の上にいる白い花

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左:池ノ平インフォーメーションセンター避難所   右:カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科 

 

 駐車場から池ノ平インフォーメーションセンター避難所に立ち寄る、教えて頂いたように登山道は二つ、左の広い道に入る。池ノ平はこんな湿原を見る。ここから池ノ平湿原・グリーン広場まで約0.7`です。

 

草, 屋外, 電車, 跡 が含まれている画像

自動的に生成された説明 屋外, 草, グリーン, 小さい が含まれている画像

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左:ゆるやかな歩道(池ノ平三方歩道)   右:オオヤマフスマ(大山衾)ナデシコ科

 

 数人が先行して行く、高山植物を探して行くので私はドンドン置いて行かれる、背の低い笹に覆われ花ないが、気になる小さい花、調べてみると、オオヤマフスマで写真の大きく写る葉は別物で、花の下の部分を見るとオオヤマフスマの葉だそうです。とても小さく花径は1aくらいの白い花をつけてほとんど目立たず花弁は5枚 山地の草地や道端などに生える 茎には毛があって直立し葉は対生でほぼ無柄 草丈は520aになります 名前の由来は、 あぜ道などに生えるノミノフスマに似ており、葉が大きいことからオオが着くらしい。ちょっと雨が降りそうな天気でゆっくり歩くとまずいかなと思うが!

 

屋外, 工場, 草, 小さい が含まれている画像

自動的に生成された説明 茂みの中の花

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左:ツマトリソウ(褄取草、端取草)サクラソウ科    右:昨日・今日と咲き誇るレンゲツツジ

 

 ツマトリソウも登山道に多く咲き人気、池ノ平でツマトリソウを知らない人は若い人、だから全員知っている(笑)、でも時々知らないおじいさんがいる、仕事中心で過ごした優等生、これから自然を愛して欲しい。このツマトリソウの花びらに色々あって中には9枚のもがあるそうです、まだコマクサに出合わない、下山時時間が有ったら数えましょう。

 今日のコースでもレンゲツツジは何度も見るが、株によってすべてを撮影したい魅力がある。

 

 

左:池ノ平湿原 グリーン広場            右:イワカガミの集まり

 

 坂を降りると、池ノ平湿原で、ここがグリーン広場です。左は放開口へ木道・直進は鏡池・忠治の隠岩広場への木道、左を選ぶ人は私だけ。先行の人々はまずお昼の時間です(戦の前に腹ごしらえ)。私はボトル一杯の水のみ。

 放開口まではコケモモラインと呼ぶが、湿原を長い木道が続くだけ、でも木の根元に集まるイワカガミは一見の価値がある。ただ、放開口を右に折れるとコケモモが多く目につきます、正にコケモモラインです!その群落が大きく、広がっている。

 

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左:放開口                  右:ズミ(酸実、桷)バラ科リ

 

 放開口に着く、木道の折り返し点で、湿原から出て東歩道を歩くと池ノ平駐車場へ0.9`/グリーン広場からは0.5`。

歩いた事になる、木道を歩き続けると忠治の隠岩広場・鏡池へ向かう事になる。

 

 

左:ミヤコザサ(都笹)イネ科             右:イワカガミ

 

 ミヤコザサの花を見付ける、数年前筑波山で笹の花を沢山見た、その後笹が大分枯れた。ここでは数本のみで帰宅してから「池ノ平 イネ科」で検索すると「タカネコウボウ ミヤコザサ」が見つかる、ミヤコザサですね、放開口の近くで鹿が湿原に入りミヤコザサを食べるのかな?

 コケモモが多く、続いてイワカガミ。池ノ平湿原では今が少ない時らしい。

 

 草の上にある花

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左:ハクサンチドリ(白山千鳥)ラン科       右:カラマツソウ(落葉松草、唐松草)キンポウゲ科

 

 ハクサンチドリやカラマツソウの本数は少ないが湿原に欲しい花ですネ。

 

 

左:グリーン広場で食事が続く       右:コケモモ(苔桃)ツツジ科

 

 コケモモ、シラタマノキ、ツガザクラなど良く似ている、写真の花はコケモモで登山道の脇に多く生えています、富士山中腹に多く、赤く熟しジャム等の使う!

 やがて、グリーン広場から木道が出合う忠治の隠岩広場に着く、ここから緩やかな階段が続く、スズランにカメラを向ける人、この辺りおとぎの森

 

草, 屋外, 工場, グリーン が含まれている画像

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左:マイヅルソウとツマトリソウ         右:コマクサ(駒草)ケシ科

 

 マイヅルソウとツマトリソウが並んで咲き、薄暗い林を抜けると、レンゲツツジが咲き誇る。三方コマクサ園の柵に着く、柵の向こう側にコマクサの群落があり、ガイドブック「1997年」には7月下旬〜8月上旬と記されるが池ノ平駐車場券には6月下旬〜8と明記、一番と思われるコマクサの株を見付けシャッタを押す、同時に太陽が出て嬉しい結果に!

 

屋外, 草, 記号, 建物 が含まれている画像

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:三方ケ峰    右:レンゲツツジ  稜線の姿は美しい

 

 その先が三方ケ峰です、美しいレンゲツツジで飾られるがコマクサに関係ない峰で、雲に太陽は隠れ展望は無い!

 見晴岳0.5`・地蔵峠3.0`の道標を過ぎる稜線散歩、綺麗なレンゲツツジの横を過ぎると、また、地蔵峠2.9`・見晴岳0.4`の道標。今度は池ノ平氏湿原/三方ケ峰0.2`の道標が立ち、池ノ平湿原に下って行く道を見送る。

 こちらは見晴岳へ、短いがキツイ階段、数人が下って来る、狭い道。「池ノ平で新型コロナウイルスの感染になっては日本の大きなニュースになる」だが、多くの人は「関係ない・・・」の様です、趣味の登山を続けたい「うつる」「うつさない」を守って歩きます。

 登り切って、見晴岳方向に進むと美しい稜線散歩になる。

 

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左:カラマツソウ(落葉松草、唐松草)キンポウゲ科    右:ネバリノギラン(粘り芒蘭)ユリ科

 

 カラマツソウの群落の斜面が現れ、小さなピークを越える、ネバリノギランが地味な姿を現す、指で押さえるとネバネバ。

 

 

左:ミヤマニガイチゴ(深山苦苺はバラ科 右:見晴コマクサ園

 

 登山口からシロバナのイチゴを良く見る、ミヤマニガイチゴです。良く似た花と葉にカジイチゴ、クサイチゴ、モミジイチゴがある。ミヤマニガイチゴは日当たりのよい山地の草地で咲き、葉は長卵形で3裂し、真ん中の裂片の先端が尖ります、茎や枝は毛がなく、わずかに小さい刺が見える、 8月〜9月にイチゴのような赤い実がなり、食べられる。モミジイチゴは美味しく赤い実を付ける頃孫を連れて行ったが、高校生になると何故か・・・同行しませね、袋に入れて持って帰ると食パンに塗って、美味しいというが、さてこのイチゴは美味いのかな?

 再び、有刺鉄線をフェンスにして見晴コマクサ園がある、見晴岳の手前ですから「見晴コマクサ園」と呼んでいる、三方コマクサ園同様可愛く、足を運んで良かった!

 

屋外, 草, 工場, グリーン が含まれている画像

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左:シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺) バラ科                  右:日の光に輝くコマクサ

 

 撮影を終え、先方のご主人が奥さんを追って行くが「太陽が出た、チャンス・・・」と叫ぶと、戻って撮影、ニコニコ笑顔。しばらく待つと日が差しこむ、コマクサを目当てに登って来た今日、5,6分の時間を費やしても問題は無いが先行の奥さんは先へ。

 シロバナノヘビイチゴの赤く熟した実は美味しそうだが蛇の名がつくので食べる気にはならないが、 ヘビイチゴ  はほとんど味がないだけで、食べられないわけではないが、日向に咲き腰を下ろし頂く、良いデザートです。

 

草, 工場, 屋外, 花 が含まれている画像

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左:見晴台手前にアヤメが咲く     右:見晴台

 

 見晴コマクサ園の直ぐ先に地蔵峠2.7`/見晴岳0.2`の道標、直ぐに道が二股、ここ間々過ぎると右に折れ地蔵峠へ行ってしまうが、ちょっと左を見上げると見晴岳への道標がある、先行のご夫婦は気がつかないのか無視し地蔵峠へ向かったようです。

 ここは左の稜線へ進む、岩場ですが良く踏まれ登山者の多くは立ち寄る見晴台山頂です。ガスで展望が無いのが残念。パラボラアンテナ(上田ケーブルビジョン)が立つ。山頂の道標は三方ケ峰0.5`/地蔵峠2.6`で、池ノ平駐車場へのコースは手前の分岐まで戻る事になる。なおこのまま三方見晴歩道を進み降りれば約1時間で湯ノ丸高原に着く。

 

 

左:見晴岳から下る                    右:グンナイフウロ(郡内風露)フウロソウ科 

 見晴岳山頂から分岐迄戻るとガスが切れ小諸市が眼下に広がる、見えているダムは深沢ダムかも知れない。

 分岐に戻って右折、アヤメやグンナイフウロが咲くお花畑、池ノ平駐車場へと進む。

 このグンナイフウロはハクサンフウロによく似ており、良く間違います(笑)。

 

 

左:イワカガミ         右:スズラン

 

 この辺り薄暗い登山道だがイワカガミ。スズラン、マイズルソウ、ゴゼンタチバナ等と人気の小花が登山道脇を埋めてくれる。地図には「ビグミーの森」(ピグミーは中央アフリカの赤道付近の熱帯雨林に住む狩猟採集民である。検索し調べて!)と記されている。

 

山と湖の景色

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左:池ノ平 鏡池         右:湯ノ丸山 南峰と北峰

 

 その森を抜けると、若いお二人が山頂の岩に立つ広い高原に飛び出る、雲上ノ丘広場です。右眼下に池ノ平の鏡池が広がる、今日はココとガスが切れたり晴れたり。

 これから進む方向に湯ノ丸山のピークを望む、昨日登った山だ

 

 

 

左:グンナイフウロ   右:雷ノ丘

 

 美しい尾根道、右眼下に池ノ平が見え、気持ちの良い散歩道。

 

  

左:村界ノ丘                   右:ここでも湯ノ丸山が大きい

 

 見晴新道の尾根歩きの最後の峰の村界ノ丘に着く、池ノ平駐車場へ下る道は手前を下っている、村界ノ丘に寄らない人(特に登ってくる人)も多いようです、数歩ですから美しい湯ノ丸山を見て行こう!

 池ノ平駐車場へ下るのみ、池ノ平駐車場(兎平)に着く、駐車場で係のおじさんに挨拶、池ノ平は湿原で植物観察も楽しいが、見晴歩道を歩き多くのお花畑と二つのコマクサ園を楽しみたいものです。

 湯ノ丸高原から兎平は往復で約3時間、この時間に上記の徒歩が追加になる・・・・湯ノ丸高原と兎平は遊歩道が池ノ平歩道と三方見晴歩道があって、同じ道を歩かないコース選びが選べます。

 

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高原野菜

 

 池ノ平駐車場(兎平)から湯ノ丸高原まで下って、国道144号の不通期間があってもナビ任せで走ると、北軽井沢から県道54号を指定され、浅間牧場の入口を通過し、浅間隠山と鼻曲山の登山口の二度上峠を通過、国道40617号と走れば行田は近い、国道125354号でつくば市に何とか着く!

 とは言え、浅間山の大きさに改めて・・・・また登りたい。

国道144・鳴岩橋の迂回路が完成 嬬恋 台風19号で崩落

上毛新聞社:2020/05/09 09:00

屋外, 山, 水, 建物 が含まれている画像

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上毛新聞社 国道144号鳴岩橋に完成し、開通した仮橋迂回路

 昨年(2019年)10月の台風19(令和元年東日本台風)の大雨により崩落した嬬恋村の国道144号鳴岩橋で、仮設の橋を使った迂回(うかい)路が完成し、8日午前10時に開通した。地元住民の車や工事用車両などが行き交った。開通した仮橋迂回路は、村中心部と同村大笹の長井川原地区を結ぶ全長280メートルで、仮橋の長さは240メートル。同区間では昨年12月に盛り土形式の緊急迂回路が整備され、地元住民の生活道路や工事用車両の通行路などとして使用されていたが、大雨による川の増水などに備えるため、国土交通省関東地方整備局などが仮橋の整備を進めてきた。

 

 

 国道144号は国道145146406号と吾妻線の大前駅辺りで交わり、田代湖を右に見て田代から県道94号に入り湯ノ丸高原(地蔵峠)に入る道で、今回は現地に行き知り、高原野菜の真ん中を通過することになった。湯ノ丸高原から帰宅にはナビに頼って、国道146号と県道41号を利用する、二度上峠を通過し、ビックリ!

 

 

朝日新聞朝刊 2020/6/29「中小河川進まぬ浸水想定」・・・自分の住んでいる地域外も大事だが、登山にも大きく関係、今年は新型コロナウイルスの感染も加わり、浅間山の地震・・・心配の種は自分で解決することが大事です。

 

 

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