水ノ塔山(標高2,202b)篭ノ登山(標高2,227b)
池ノ平雲上の丘・雷の丘・見晴台2095b)・池ノ平

 

日程 2001825日(土) 晴れ

 

コース

 

自宅540=(国道354号)700館林=(国道354号)⇒9:00高崎=(国道17,18号)⇒横川=(旧道18号)⇒950坂本ダム=(旧道18号)⇒旧碓氷峠⇒1008見晴台(鼻曲山の登山口あり)⇒軽井沢=(浅間サンライン)⇒1100トンネル手前の高峰高原標識=(チェリーパークライン)⇒1120車坂峠⇒高峰高原スキー場(アサマ2000パーク)バス停駐車場1145―(010)→1240高峰温泉―(100)→1400水ノ塔山―(040)→1430東篭ノ登山―(030)→1450池ノ平―(010)→1510雲上の丘―(005)→1605雷の丘―(010)→1620池ノ平=(バス 020)⇒1700高峰高原スキー場バス停駐車場

「コノハナ病」:私にも軽い症状があります、なんでも女性の患者さんが多いのだそうです。浅間山の外輪の山々の登山口、高峰高原はそんな病の人が多い場所です。高峰高原の駐車場から歩き出すとハクサンイチゲ、コキンレイカ、ヤナギラン、マツムシソウ、、、
池ノ平の三方ガ峰に立つとコマクサが群生。高峰高原から高峰山→高峰温泉→水ノ塔山
→東・西篭ノ登山→池ノ平→三方ガ峰→ミハラシ岳→湯ノ丸→
地蔵峠→湯ノ丸山(標高2,101メートル)→烏帽子岳(標高2,066メートル)→湯ノ丸山→地蔵峠
地蔵峠からスキー場を登りリフトの終点が
「つつじ平」で、レンゲツツジの楽園、天然記念物に指定されています。やや下り、案内板に従い登ると湯ノ丸山山頂、北峰には
イワカガミの群落、南峰から烏帽子岳に向かう、イワカガミ、ツガザクラを見ながら稜線歩きを楽しみ烏帽子山頂。帰りは湯ノ丸との鞍部から地蔵峠に戻る道もある、晴れていたら、もう一度湯ノ丸山を経由した方が楽しい。



池ノ平湿原は標高2,000bに広がる高層湿原で、年間を通じ約650種の高山植物が見られるという、多くのハイカーがドット押し寄せ、自然保護と交通渋滞のため、高峰高原側と地蔵峠側からは7,8月のお盆・土日・祝日にはシャトルバスが走っています。

 

車坂峠バス停で道を訪ねると、スキー場(アサマ2000スキー場)を横切って高峰温泉経由で水ノ塔山から篭ノ登山までは約2時間という、バス発車まで25分後で高峰温泉までバスだと5,6分、ここは草原を歩くことにする。

 

駐車場からスキー場へ緩く下る、道が良く解らないのでスキー場を横切った、お花畑に出合う(ヤナギラン・ウメバチソウ・リンドウ)、予期していなかったので思わずバスに乗っていたら見なかったと満足し微笑む、リフト下の車道を数分登ると高峰温泉の前に飛び出た、バスもちょうどやってきた。

 

水ノ塔山登山口は温泉の直ぐ前、池ノ平に向かう車道の右側でカラマツと笹道を登る、一人の青年が下ってくる、直ぐ先で引き返したと言う、一緒に登ろうと語りかけると同行を決意し、池ノ平まで同行することになる。

 

うぐいす展望台に着く、マツムシソウが咲き、名の通り見晴らしは良く、これから登る水ノ塔山・篭ノ登山が良く見える、さらに先に進むと再び岩場の展望台、カラマツ林を抜けるとほとんど岩場、展望は良い、露岩を登るようになってくると、見える水ノ塔山の山頂で休憩する人々が見えてくる、手足をバランスよく登る鎖等はなく危険な箇所は無い。

 

水ノ塔山、小諸側の展望が大きい、黒斑山の後ろに浅間山の山頂がちょっと見える、明日は浅間山に登る予定なので山頂の人に聞くと、『黒斑山から登る説と浅間山荘からの説』が別れた。

標識に従い山頂の裏側に回る、鳥居峠の先に根子岳・四阿山が見えてくる、シャクナゲ(ハクサン:6月下旬見頃)の根を踏みながら尾根道に出る、東篭ノ登山に向かう稜線が西篭ノ登山山頂まで続いている、赤ゾレの崩壊地を通過するが山道はしっかりとして歩き易い、タカネナデシコが足もとに数株、稜線は上下するが鞍部からリンドウの咲く坂道を登ってゆくとまもなく山頂、東篭ノ登山、素晴らしい展望で目に入るのが烏帽子岳と湯ノ丸山だ、その手前に西篭ノ登山。水ノ塔山の方角を見ると、浅間山が水ノ塔山で見た時より一段と大きく黒斑山の上に見え、前掛山と山頂がはっきり見える。ガイドブックには東篭ノ登山を篭ノ登山と記しているものもある、山頂には“東篭ノ登山”の道標が立っている。

東篭ノ登山の南側にはこれから下る池ノ平周辺が見える、大きな岩が無数に転がっている、平らな石に腰を下ろし昼飯。

池ノ平(兎平方向)を目指して下る、最初は露岩だが長くは続かない、シャクナゲが多い、カラマツ林にすぐ入り、トモエシオガマが赤い花をいっぱい付けて渦巻き形に配置して咲いている。

樹林帯の平らな道になり再び登りになるが直ぐピーク、池ノ平の駐車場に出る、駐車場で地元の人が大勢集まり宴会をしている、聞くと、例年の行事らしい。マイカー規制のせいか駐車場は空いている。

ここで同行した青年と別れ、地図に従い笹原を登って行くと、2,3分でお花畑に出る、マツムシソウが群をなしている、雲上の丘・雷の丘と縦走、水ノ塔山・篭ノ登山と二山を結ぶ稜線が美しい、足元には池ノ平、鏡池が輝いている。

しばらく林の中を下ると、地蔵峠への分岐に出る、地蔵峠の方向に登って見るとミハラシ岳、パラボラアンテナが立つ、静かな山頂で眺めもいい、ここから地蔵峠に下る山道がある。分岐に戻る、分岐にフェンスで囲ったコマクサ群落がある、花期は終わり数個の花が咲いているだけ。

下ると三方ヶ峰と池ノ平への分岐、ウツボグサが一株、コマクサ群落の三方ヶ峰だが花期が過ぎているので、池ノ平に下る、鏡池の直ぐ手前まで木道が引かれ、10数人が休める休憩場がある。

キリンソウ、マツムシソウ、リンドウが咲いて、初秋の気配、池ノ平を横切る木道と東歩道の分岐に戻り、鏡池を見ながら左に曲がり、池ノ平の中心へ、マツムシソウの大群落が広がる、湿原から緩やかに登り、池ノ平駐車場に着くとまもなくバスがやってきた、乗り込む、最終バスとのこと(バスが無いと歩く予定でした♪( ´▽`)気分)。

乗ってきた観光客のご婦人がイカリソウを見つけたと言う、なら見に行こうと席を立つと、数人が同行し案内してくれる、花は薄いクリーム色の錨形、よく見つけたと感心。

注意:池ノ平には水道が無く、ジュースも販売していないから水には注意したい!

池ノ平から高峰温泉間は先日の台風11号に流され車道が荒れており、運転手さんは一瞬も気を許せない腕の見せどころ!

車坂峠に着く、ここにも水は無く、夕食を食べに小諸まで下りまず水を確保、明日は待望の浅間山。

2001年の池ノ平シャトルバス
湯ノ丸地蔵峠側 湯の丸始発73030分間隔で最終1600

池ノ平始発80030分間隔で最終1642
高峰高原側 アサマ2000パーク始発73030分間隔で最終1600

池ノ平始発80030分間隔で最終1645
7
14日から826日の土・日・祝日及び旧盆(813日〜17日)
往復:大人1,000円 片道:大人600円 こども:半額
シャトルバス・観光バス・タクシーとも森林利用者協力金が必要
シャトルバスの利用料には含まれています。

湯ノ丸高原がレンゲツツジ、高峰高原がニッコウキスゲ、池ノ平は湿原植物の宝庫で小諸からバスで入り三箇所を巡る人が多い、雲上の丘からは晴れていれば富士山が見えるという、予期しなかったシャトルバスは嬉しい!

HP:わたしの天気予報