レンゲツツジの群生地、ポピュラーな尾根歩き登山 湯ノ丸山 南峰(標高2,101b) |
日程 2019年7月5日(金)曇り 散策と湯ノ丸山 南峰
2000/7/8 午前:台風3号関東に接近、午後: 晴れ
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コ―ス つくば市城山3:00=(国道354号)⇒高崎5:45=(国道17号 休憩)⇒君が代橋8:00=(国道18号)⇒横川=(碓氷バイパス)⇒南軽井沢=(軽井沢バイパス)⇒借宿東 「軽井沢駅 碓氷峠 めがね橋 横川方面」経由道と合流=(国道18号)⇒追分 浅間サンライン入口9:35=(浅間サンライン)⇒高峰高原入口=(浅間サンライン)⇒別府 湯ノ丸高原入口=(県道94号)⇒9:50地蔵峠 湯ノ丸高原散策11:50=(リフト 往復800円)⇒リフト終点12:00―(0:06)→12:06ツツジ平12:15―(0:05)→湯ノ丸高原「上信越高原国立公園」12:20―(0:03)→鐘分岐12:23―(0:52)→13:15湯ノ丸山「南峰」13:25―(0:34)→鐘分岐13:59―(0:10)→リフト終点14:09=(リフト)⇒14:22地蔵峠14:05=(県道94号)⇒別府 湯ノ丸高原入口=(浅間サンライン)⇒上田=(国道18号)⇒大塚南=(長野南バイパス)⇒小松原トンネル西 小田切ダム=(国道19号)⇒笹平トンネル東 笹平=(県道31号 大町・青木湖・白馬方面に続く)⇒17:30市ノ瀬 実家 *国道354号:群馬県高崎市から茨城県鉾田市を結ぶ一般国道です(国道17号と国道51号を結ぶ)。 *地蔵峠 湯ノ丸高原散策☚ここ 【湯ノ丸山へ】 左:ガラガラ 前の席の良く見えない 右:レンゲツツジ この天気、ツツジ平まで行けるか?往復800円を払い、リフトに乗り、乗り場にはアベックが一組と私だけ、下って来る人はいない。11:50でリフトの下を歩く人もいない。 リフト終点、ガスの中のレンゲツツジも寒いようです、下ってくる ご夫婦に聞くと「この辺は見頃を過ぎて・・・ただ奥に行くと見頃かも?」と言う。 左:先行のお二人 右:イワカガミがレンゲツツジの根元に! リフトからツツジ平が始まり、登山道はほぼ平、足元はややぬかるが靴が埋まる事は無い。 左:登山道はレンゲツツジで埋まる 右:牧柵ゲート レンゲツツジで四方八方と咲き、実に見事だが、見頃は過ぎている。ガスが無ければ凄い景色かと思われます。 牧柵ゲートを入ると、レンゲツツジの高原で、凄い!道がバラバラにレンゲツツジの間を通過している。注意したい事は夢中で歩くと牛の糞を踏んでしまうので注意したい。 湯ノ丸高原 さて次の道は、牧柵ゲートを探し、登山道にでる、登山道は庭園の中を散策する気分、湯ノ丸高原の石碑が立つ、東屋もあり、登山道の脇に見晴らし 展望台もある、団体さんがここで遊んでいる。まだ急な坂は無く、雨が心配で先を急ぐ。 左:サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)ツツジ科 右:鐘分岐 直ぐに鐘分岐に着く。ここが湯ノ丸山の取り付き点。湯ノ丸山0.8`/地蔵等1.2`/旧鹿沢温泉2.1`/中分岐0.4`地点。0.8`だなと軽く見てスタートしたが、湯ノ丸山へは登り0:50、下り0:30で岩場の急坂、曇りで展望なし、ただ、お花が多く、花の観察を続けながら登る。 左:カラマツ 右:レンゲツツジは今が見頃 鼻先にカラマツ、高峰高原にも多く、実が可愛い。特に富士山の古木が人気です。コメツガは下山時に見つけました。 笹藪の中に咲く、レンゲツツジは見頃、下のツツジ平は見頃が過ぎたが湯ノ丸山の登りは今が見頃で、ガスの中で展望は全く無いが花の観賞には良かった、山頂の目指し展望を見る人には寂しいだろう。私も展望と花の観賞で、チョット残念だが、梅雨の時期には勝てないが、ここまで上ると地蔵峠より暖かくガスの薄い!新潟は晴れ、長野は曇り、関東が雨・・・ここは長野側に近い! 左:ハクサンシャクナゲ 右:アカシデ イヌシデでは無い? 続いて、ハクサンシャクナゲ、山頂に近い場所はまだ蕾。 アカシデ、クマシデ、イヌシデとも果穂が似ているが、アカシデだろうと思われる、果穂以外に葉の撮影も大切なようです(笑)。 左:コケモモ(苔桃) ツツジ科 右:スズラン 一人がやっと登れる急登の道が始まる、同時にお花が多く現れる。コケモモが大きな群生です、草のように見えるが輪切りにすると年輪が現れる。更に奥を覗くと可愛らしいスズランが咲いている。これらを撮影していると二人の女性が下山、彼女らはなかなか見つけられないが、二人の目はこの可愛い花を見付け「このスズランは日本か外国?」と言いながら消えて行く。観賞用に栽培されているものの多くはヨーロッパ原産のドイツスズランで、日本に野生するスズランと比べると大型で、花の香りが強い。またスズランの花茎が葉より短いのに比べ、ドイツスズランは花茎が葉と同じ長さかそれ以上に伸びる。本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。花には強い芳香がある。このスズランは日本原産のスズランで、本州中部以北のほか、朝鮮半島、中国に分布するそうです。 コケモモ、シラタマノキ、ツガザクラなど良く似ている、写真の花はコケモモで登山道の脇に多く生えています、富士山中腹に多く、赤く熟しジャム等の使う! スズランは入笠山(2003年6月14日)の斜面の群落を見たが、ここでは数株、登山中ここのみでした。 左:ゴゼンタチバナ(御前橘)ミズキ科 右:ハンショウヅル(半鐘蔓)キンポウゲ科 更に大きな石の急登、ゴゼンタチバナの群生と珍しいハンショウヅルが見ます、疲れも花の美しさで消えて行く! ゴゼンタチバナは「花をつけるゴゼンタチバナの葉は6枚だが、花をつけないのは4枚の葉」と同行の女性に教わったことがある。 ハンショウヅルはクレマチスの名前でおなじみのテッセンと同属。たしかに、つぼみは似ているが、花の開いた姿は大違いですね。下山中の5,6人の登山者が見付け教えてくれる、皆さん夢中で撮影、彼らが下山した後にハクサンシャクナゲと同時に撮影。 左:蕾のハクサンシャクナゲ 右:サラサドウダン ハクサンシャクナゲとサラサドウダンが並んで咲いている、見事ですネ! 左:ミヤマニガイチゴ(深山苦苺)バラ科 右:ハクサンフウロ(白山風露)フウロソウ科 「山頂はすぐですか?」と下って来る人に聞く、「後 10分程です・・・」とかえって来る、直ぐに隣のお姉さんが「アト 5分よ!」と短く告げてくれる。きっと彼女は疲れた私を読んで答えてくれたようです。 大きな岩の道を登り切るとガスの先に岩がゴロゴロする広い山頂が見えてくる、最後の岩の道を登る。一輪のハクサンフウロが優しく迎えてくれる、フウロとは風や露を受けてそよぐ姿が美しいとのこと、毛をもっており雨がたまりやすく水玉をつけ、その姿が好きですね!ゲンノショウコもなかまで腹の薬、非常に時は覚えておきたい。 ニガイチゴとミヤマニガイチゴは似ているが、ミヤマニガイチゴの葉の先端が尖る、一箇所に複数の花を付ける、花弁が幅広いなど特徴がある。本州の東北地方から近畿地方に分布し、ニガイチゴより高地に生える。両者の中間的な特徴をもち、線引きの難しい株も珍しくない。 ハクサンフウロはこの株、一輪の花だけでした!とても綺麗です。ハクサンフウロは日本固有種である。本州の東北地方から中部地方にかけて分布。 左:イハカガミの群落 右:湯ノ丸山山頂 湯ノ丸山山頂に着く、二組のご夫婦がお弁当休憩、ご主人がとっさに、イワカガミの群落をご説明、蕾か花の終わった後か聞きたかったようです、花の終わったものが多く、綺麗な花の結構咲いている。 湯ノ丸山山頂は南峰で広く、平らで石を敷き詰めた所、展望が良く、展望が自慢。正面に烏帽子岳、後ろに高峰高原、そして八ヶ岳。。。の360°パノラマ。雲の多い今日は烏帽子岳方向のガスが切れそうで切れない展望! イワカガミの説明の奥様が、ここから烏帽子岳までの道はお花畑が見事で行かないと!でも往復行きが0:30、帰り0:50を考えると雨が心配。 北峰は往復20分、南峰は標高:2010bで北峰は2099b、こちらも同じ理由でパス。彼らは中分岐を通過し先に烏帽子岳に登り、ここに来たそうです、同じ道を私は引き返す。 左:振り返る 湯ノ丸山山頂 右:岩を敷き詰めた道 山頂は地蔵峠以上に暖かで、ガスも薄い、長野よりと関東よりの違いらしい! 左:笹藪に一輪の花 右:ハクサンシャクナゲの山頂はこれから見頃 お花の道! 山頂から標高を下げるとガスが濃く、雨が心配になる 急ぐ、坂道、お花は綺麗です! 左:深い笹藪 右:こちらはコメツガ カラマツと違います ポツポツの雨が顔にあたる 左:鐘分岐 右:湯ノ丸高原の見晴らし台 誰もいない! 左:リフト終点駅は近い 右:冷たい風は体も冷やす 山頂からリフト終点まで無人、ここに来て、4人組のレンゲツツジ観賞者に出合う。 雨は止んできたが、ガスはさらに濃く成って来る、晴れの時に再度歩きたい、梅雨明けはまだまだ先か! 別府まで下って浅間サンラインに出ると明るい陽射し、今にも晴れそう、上田で国道18号、長野から国道19号・・・自然の多い田舎道だが、スピードを出す車が多い、ツイツイ・・・と運転には注意。山登りの負担で車の運転が一番大切ですネ(笑)。 【地蔵峠 湯ノ丸高原散策】 左:湯ノ丸高原全体案内図 右:湯ノ丸山登山口 地蔵峠の大駐車場(無料)に車を停めた。湯ノ丸山の登山口はリフトの左側に道標があり、リフトの下を登って行く。地蔵峠にはホテルやロッジが立ち並び冬場のスキー客が多い。初めての人にとって広く、案内図を良く確かめ行動したいものです。湯ノ丸高原の反対には高峰高原で池の平湿原や篭ノ登山・水ノ塔山が有って、今日は天候が悪いので面白く無く、湯ノ丸山と烏帽子岳&篭ノ登山・水ノ塔山の両方を歩く予定を止め、湯ノ丸高原と湯ノ丸山だけと歩くが、何時雨が降るか解らない天候、だが、数組の団体さんがリフトの下を登って行く。平日で天候が悪くリフトで登る人は少ない! 左:リフト開始駅(第一リフト)湯ノ丸スキー場 総合案内所 チケット売り場 右:ミヤマシロチョウ・ミヤマモンキチョウ・ベニヒカゲ 捕獲禁止 左:黒牛の放し飼い 右:リフト真下のレンゲツツジ アヤメの群生地 左:湯ノ丸山方面は深い霧 右:ヤマオダマキ(山苧環)キンポウゲ科 左:ニシキウツギ(二色空木)スイカズラ科 右:キバナハタザオ(黄花旗竿)アブラナ科 キバナハタザオはアブラナ科の多年草。葉は有柄で、下部の葉は羽状に全裂し、上部の葉は長楕円状披針形で先は鋭くとがり基部はくさび形、縁に不ぞろいな鋸歯がある。花期6〜7月、花弁は黄色でへら形。本州の中部地方、九州の対馬の山地のおもに石灰岩地に生え、朝鮮、中国にも分布する。ハタザオ(旗竿)は白色の花です。 |
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