浅間山の噴火を展望:二度上峠から鼻曲山&浅間隠山 
鼻曲山(標高:1655b)浅間隠山(標高:1757b)
 
高崎から国道406号を走り権田からR54で浅間山・鬼押し方向に行くと二度上峠!

 

日程:2004313日 (土)晴れ 

コース

浅間山を展望するには、浅間隠山か鼻曲山が好いらしい、軽井沢の南に位置する八風山(標高:1315b)からは黒斑山と小浅間山を左右に従えた素晴らしい姿も見れる、今日はまず二度上峠から鼻曲山を登って、下山後、浅間隠山に登ってきました。

鼻曲山」:

つくば市23:00=(国道354号)高崎市1:38=(国道406号)権田=(長野原倉渕線)⇒2:40二度上峠5:50−(0:20→6:10獅子岩−(0:20→6:30氷妻山(ひずまやま)−(0:40→7:10国境平分岐−(0:01→7:11鼻曲山:小天狗−(0:01→7:05鼻曲山:大天狗7:55−(0:01→7:58鼻曲山:小天狗−(0:01→8:00国境平分岐−(0:40→8:45氷妻山−(0:15→9:00獅子岩9:10−(0:15→9:25二度上峠=(車)⇒浅間隠山登山口

 

浅間隠山とは群馬県の吾妻町や中之条町から浅間山を見ると、この山が隠すから呼ばれている、浅間隠山山頂360度の展望台で浅間山の展望にはピカイチです。

浅間隠山」:浅間

 

浅間隠山登山口9:55−(030岩淵山と安高山の鞍部10:05−(0:50わらび平分岐10:35−(0:10→11:10浅間隠山11:30−(0:10わらび平分岐11:40−(0:35岩淵山と安高山の鞍部12:05−(0:20→12:20浅間隠山登山口

鼻曲山

鼻曲山

木, 屋外, 空, 自然 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明

これから向う鼻曲山

 

二度上峠(にどあげとうげ)は標高1390bですから鼻曲山まで標高差300bほどです、横川駅から霧積温泉に入り山頂を経て、留夫山経由で軽井沢に下るのが面白いコースのようです、ただ、下山する軽井沢から横川までのバスが少ない「7:05,9:10,10:00,11:00,14:11,15:40,18:15 運転日指定は除くJRの駅から時刻表に掲載されている」けれど、登山の工程をバス時刻に合わせれば問題は無いのだが、横川駅からのタクシーは朝8:00から営業とのことです。

 

今日は車で二度上峠へ、二度上峠の鼻曲山登山口には、5,6台の駐車場がある、入口が荒れ、車の底を打たないように慎重に入る、この日は駐車場に車を入れたのは私だけでしたが、しかし鼻曲山から下山すると二台の車は駐車場に入れず、二度上峠の標識の下に停めていた。

 

駐車場の反対側には氷妻神社への階段があり、そこに登ると浅間山の展望は素晴らしい。二度上峠を少し浅間山方面に下ると浅間山の大展望が広がり、ドライブ中の人たちにとってビューポイントでもある、ここは浅間山が噴火するニュースの時はテント泊のカメラマンを多く見かけます。

 

夜明けを待って、出発する 5:50。登山道は獅子岩に沿って細い尾根を上下して進む、丸太を組み合わせた梯子を下るところから獅子岩があって、帰路に岩に登ることにして先に進む浅間山が右に見えているのだが、カメラを向けて撮影できるのは国境平分岐まで無い。

 

歩き出して10分ほどで最初のピークに着く。振り返ると二度上峠が眼下になっている。獅子岩を巻いて進み、巻き終わったところで日の出を見る、緩やかな登りになる。先週降った雪が残っておりアイゼンが必要、最初のピークを登り詰めると後方に浅間隠山が大きく見える、鼻曲山を下山後登る予定です。

 

緩やかに雑木林と笹の登山道を下る、また登りだ、氷妻山(ひずまやま)(標高1467b)で二度上峠が1390bだから、80bは登ったことになる。氷妻山には古いベンチがあるが、展望は木々の間からだ、鼻曲山2.1`・二度上峠1.4`地点 6:30 である。

 

松が多くなって、少し右に曲がりしばらくは水平、雑木林から抜けて鼻曲山がようやくクッキリと見えてくる、続いて左に曲がり、今度は急な下り坂をいっきに下る、帰路も同じ登山道を戻るのでいやな下りです。

 

下り切ると、カラマツと雑木林に藪が混じった水平な林になる、新緑・紅葉時期なら最高の場所である。この時期は神秘的な静かな雰囲気で、野生動物が今にも現わそうな所です、自分の足音しか聞こえない静かな雰囲気はで実に素敵な道です。

 

しばらく林の中を行くと、今度は登りになる、浅間山がだんだん前衛の山に隠れてきた、ここまでまだ奇麗な浅間山の撮影ができない、今日のお目当ては浅間山の雄姿だからちょっと心配だ。

 

7:00 本格的な登りになって、振り向くと浅間隠山が一段と高くなっている、これが鼻曲山への最後の登りかと思ったが、着いたところは手前のピークであり騙される。大きな株はツツジだろか?5bほど下って、鞍部から今度こそ最後の急登である。

しかし、ここの登山道は、雪にスッポリ埋まり、山頂に向って直登しており、ジグザグに登る道では無いようです、この道がジグザグの道なら逆に雪の中に埋もれ判らないだろう。

 

木, 屋外, 雪, 自然 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明

鼻曲山の北斜面は一面雪に覆われていた

 

雪国の山々なら驚くに値しないだろうが、普段雪道を登っていない人にとっては驚くほど深い雪道である。

新潟の二王子岳に「油こぼし」という坂があるが、距離的にはそれ以上だ、ただこちらは、林の中なので木々に捕まって登るメリットはある。ここを突破すると雪は少なくなるが、今度はアイスバーンになっている。右の木々の間から、グーンと高くなった浅間山が見えている

 

屋外, 雪, 空, 自然 が含まれている画像

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振向くと浅間隠山が見える

 

ようやく、稜線に飛び出す、左に角落山(標高:1393b)剣ノ峰(標高:1430b)が鋭く尖った峰を並べている。松が数本ある、国境平分岐に着く、国境平まで約40分とある、左に大きく曲がって行くと、ようやくカメラを向けて撮影のできる浅間山がドーンと現われ今日も目的を達成する。

 

木, 空, 屋外, 雪 が含まれている画像

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大きな浅間山に感激

 

国境平分岐から1分程で最初のピーク小天狗に着く、360度の大展望である。浅間山、荒船山、妙義山、榛名山、赤城山、浅間隠山、四阿山、志賀の山、白砂山、谷川岳連峰方面が見える、ただここ数日の暖かさで遠望の山々は霞んでいる。

 

鼻曲山山頂が大天狗、山頂まではツツジ林の中をやや下り、霧積温泉からの登山道が合流し、大天狗でここが鼻曲山山頂(標高1655b)で潅木が囲まれ、展望は小天狗に負けるが、東端の岩場に腰を下ろし、眼下に広がる展望を楽しむ。

 

下山は忠実に登ったコースを戻ることにする、それにしても天狗坂を霧積温泉分岐から見下ろすとすごい急坂(天狗坂)である。国境平分岐まではのんびり、氷妻山の鞍部までは雪道の下りで帰路の方が注意が必要です。

屋外, 草, 山, 空 が含まれている画像

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草津方面の山並み

 

帰路に登って見ようと思った獅子岩、妙義山並みの岩登りでピークに立つと浅間山の雄姿が美しい、二度上峠から近いので、登って見てください。ただ、岩登りは苦ってという人は登らないこと、岩場は狭く下山側から登って二つのピークを越え、登り側に下るようになっている、登り側には標識は無い!

浅間隠山

浅間隠山

屋外, 雪, 空, 自然 が含まれている画像

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二度上峠から浅間山 ここは鼻曲山と浅間隠山の登山口

 

今日は早朝、鼻曲山を登って来た、小天狗からの浅間隠山はとっても優雅で美しく山、時間もあったので浅間隠山に登ることにする、二度上峠(鼻曲山の登山口は二度上峠にある)から高崎方向にちょっと下ると広い駐車場(数10台)があり、さらに浅間隠山の登山口にも数台の駐車場がある。

 

枯れた沢沿いの登山道は積雪でアイゼンが欲しいところだが、この沢沿いを抜ければ無いだろうと付けずに登って行く、予想通りカラマツ林を登るようになると雪は全く無い。カラマツ林の道は荒れ、最近、迂回路が作られている。

 

間もなく右:安高山と左:岩淵山の鞍部に着く、ここから岩淵山の右斜面を行くが、この辺りは日影で積雪が深い、だがすぐ右側に赤城山&榛名山が遠望でき、ここは雪はない。

斜面を巻くと左右に分岐する地点、右に行く、樹林帯の中で雪が深いがここは水平で、少し行くと伐採地に出て、四阿山(標高:2054b)が美しく見えている。

 

屋外, 空, 山, 草 が含まれている画像

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四阿山と根子岳が見えてくる

 

北軽井沢コース分岐があって、右へ、ここから本格的な登りになるが、最初は美しい笹の道だ。笹が無くなって、展望の良い場所に出る、鼻曲山と浅間山が美しい。晴れていると富士山が遠望できると言うが妙義山より先はガスの中だ

 

屋外, 草, 木, 植物 が含まれている画像

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林の床は笹に覆われている、南斜面で雪は無い

 

今度は背丈ほどの笹に囲まれ、防風林の変わりになって暑くなる、登るには風が欲しいところだ。背の高い笹が無くなるとツツジの林になる、足元には岩が転がって歩きにくいし木々を頼らないと登れない急坂だ、おまけにアイスバーンが現われる。ようやく急坂が終わって、わらび平分岐になる、しばらく雪道を水平に行く、ここは浅間隠山の肩にあたる、すぐ笹に囲まれた登りになる、左右展望が開け美しい稜線だ。登山道は雪が融け歩きにくいうえ、えぐられている。

 

浅間隠山山頂、素晴らしい展望である、浅間山から黒斑山、水ノ塔山、篭ノ塔山、湯ノ丸山、そして四阿山と続き、横手山・白根山の志賀の山々、白砂山、谷川岳連峰と広がっている、残念なことに見えてはいるのだが遠望の山々にはガスが薄く広がっている。そして子持山、榛名山と赤城山、そして鼻曲山から妙義山と続くが、荒船山方向は視界が無い。鼻曲山同様、流石に人気が高く、山頂には約10名と賑わっている。レンゲツツジが山頂に多く花期は楽しみである

 

屋外, 空, 雪, 草 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明

山頂から浅間山、鼻曲山に負けてはいない

 

下山開始、雪が融けだし歩きにくい、途中で30名ほどの団体さんと会う、熊谷方面から来られた人とのこと。

 

屋外, 雪, 空, 木 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明

谷川岳方面だが!

 

登山口の駐車場で来週は6年生6人を案内し浅間隠山に登るので下見に来られた人に会う、あの雪道が無ければ6年生なら楽に登って、名山の展望を得られるのできっと良い思い出になると思う。

HP:わたしの天気予報