2015/12/9 筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:メタセコイヤ、ブナとイヌブナ、イロハモミジ 紅葉狩り最後 2015-008 |
日程:2015年12月9日 (水) 朝から好天気、秋晴れ
紅葉狩り 筑波実験植物園に入ったら、別世界
左:ヤマボウシ(山法師、山帽子)ミズキ科
右:ウメモドキ(梅擬)モチノキ科
2015/2/11:筑波実験植物園
2015/3/11:筑波実験植物園
2015/5/12:筑波実験植物園
2015/8/19:筑波実験植物園
2015/9/16:筑波実験植物園
2015/11/28:筑波実験植物園
公園の近くに出かけたので、寄ってみました。入口にフウ、メタセコイヤが見え、今年の紅葉も終わりに近づいてなと思います。
左:フウ(タイワンフウ)正門横
右:メタセコイヤ 園内に入ると
正門横にフウ(タイワンフウ)が良く目立ちます、園内に入ると、メタセコイアとセコイヤとの紅葉です、11/28のフウとメタセコイアの二つが紅葉で、今日も見頃ですね。フウ(楓)はフウ科で、種名は「台湾の」の意味。別名、サンカクバフウ(三角葉楓)、タイワンフウ(台湾楓)、イガカエデ(伊賀楓)、カモカエデ(賀茂楓)。メタセコイヤはヒノキ科です。
左:センダン(栴檀)センダン科
右:クヌギ(櫟)ブナ科
センダンの実を見上げ、クヌギを見て公園の池に入ります。
左: 筑波実験植物園の池
右:ウメモドキ
ウメモドキが良く目立ちます!
この橋を渡ると、秋の終わりを実感。
筑波実験植物園の一番奥のモミジ(イロハモミジ)です。
11/28日は緑ですたが
今日は満足です
続いで、メグスリノキ、ブナ、イヌブナ等の紅葉狩り:
メグスリノキ (目薬の木) カエデ科
メグスリノキエキスは、メグスリノキの樹皮や葉より抽出されたエキスのことで、眼病に対する効果や、肝機能を強化する効果があるとして、古くから民間薬として使用されている、日本国内にのみ自生する固有種で、「飲む目薬」としても知られているそうです。先週行った高尾山にもメグスリノキの大木がありました。
メグスリノキはカエデ科カエデ属の落葉高木、3出複葉のカエデです、
メグスリノキは葉裏や葉柄の毛が多くふさふさとしていることから、そっくりなミツデカエデとは容易に区別できる。
イロハモミジ、メグスリノキともカエデ科で、紅葉狩りには最高でした。
左:イヌブナ
右:ブナ
筑波山にも高尾山にもブナとイヌブナが並んでいます、並んでいると比較ができますね、筑波山では二つの山頂(女体山、男体山)と、間の御幸ヶ原周辺に立ち並び見事です。
左:クロモジ(黒文字)クスノキ科
右:ブナとイヌブナ等の紅葉
クロモジも筑波山、高尾山にも多く見られます、雌雄異株、高級ようじの材、とても良い香りです。
左:イヌシデ(犬四手)カバノキ科
右:ハリギリ(針桐)ウコギ科
イヌシデはアカシデ、クマシテ、サワシバ、アズサ、アカダと同じくカバノキ科で花が雄しべ・雌しべとも面白いですね、でも今日は解りません?
ハリギリの枝は灰色を帯びて太く、大きな棘と皮目がある、棘の無いものもある。葉は、枝の先に集まって互生し、葉身は、掌状に5〜9裂し、表面は無毛、裏面は葉脈上に毛がある、不整の細鋸歯がある。今日は一枚も葉が付いていない。
筑波実験植物園の樹林帯
左:マユミ(檀、真弓、檀弓)ニシキギ科
右:イヌツゲ(犬黄楊)モチノキ科
イヌツゲはツゲのツゲ科では無くモチノキ科です、名前に「ツゲ」が付くが、ツゲ科とは異なり、全くの別植物。ただ、小さくて厚い葉が枝に密生する様子は確かにツゲに似ている。むしろ植え込みとしてはツゲより多く見かけるかもしれない。はっきりとした違いは、ツゲは葉を対生するが、イヌツゲは互生である。
左:カワラハンノキ(河原榛の木)カバノキ科
右:ヤマハンノキ (山榛の木) カバノキ科
カワラハンノキは河原に生えるハンノキという意味で落葉小高木、雌雄同株で同じ木に雌・雄の花が咲く、樹高2〜5b、樹皮は暗褐色で皮目ある。筑波実験植物園では何故か高い樹が切られてしまった。よく分枝し、葉は単葉で互生、葉身は広卵形、長さ5〜10a、幅4〜7a、葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色、葉脈に毛が多い。葉縁は微細な鋸歯。葉先は丸い。葉脈は5〜9対。花は葉の展開前に開花。雄花序は長さ6〜8a。枝先に下垂する。花は赤褐色。 雌花序は雄花序の根元付近に上向きにつく。果実は堅果。果穂は長さ1.5〜2a楕円形。
ヤマハンノキはオオバヤシャブシなどよりも高い海抜の場所に生育する傾向があり、尾根や崩壊地のほか、河原や水路の周辺などにも生育する。葉は卵円形で濃い緑色である。縁には不ぞろいの深い鋸歯があるのが特徴であり、表面は無毛で裏面は粉白色であり、脈上に毛がある。雌雄同株であり、秋から長い雄花序と小さな雌花序を形成する。秋の段階では緑色であるが、やがて黒紫色になる。花が開くのは3月〜4月。直径2aほどの松かさ状の球状果を形成し、中には羽のある種子が形成される。類似の種に、裏面が黄褐色でビロード状の毛があるケヤマハンノキがある。筑波実験植物園は元気にい育って、カワラハンノキのと違って大きく育っている、対照的です。
サイカチ(皁莢)マメ科
サイカチは、落葉の高木で、雄花、雌花、両性花がともに同株についています。筑波実験植物園のサイカチは背が高い。幹は真っ直ぐのび、枝の変形したするどい刺が多数あり、葉は互生して、1〜2回の偶数羽状複葉、長さ20〜30a、小葉は多数で、長楕円形、長さは約2aの大きさです。葉縁は徴細鋸歯状をしている。花は夏に咲き、黄緑色をしていて長さ10〜20aの総状花序をつくる。雄花は群がってつきますが、雌花はややまばらにつきます。花弁は4、形は楕円形をしています。雄花では雄しべ8、両性花では雄しべはやや小、雌花には雌しべ1となっています。秋の果実は長さ20〜30a以上、平らで、ややねじれた、さや果をつけます。種子は多数で、長さ1a程です。
左:キンギンボク(金銀木)スイカズラ
科 右:ツルマサキ(蔓柾)ニシキギ科
キンギンボクは果実の形からヒョウタンボクとも呼ばれる落葉低木。北海道南西部から本州の東北地方と日本海側に分布するとされている。高さ数bになる低木で、茎の上部は垂れる傾向がある。葉は対生し、楕円形〜卵形で長さ1.5〜5a。裏面には毛が密生している。花は4〜5月、1つの花茎に2つの花が咲く。花の色はスイカズラと同様に、最初は白色で後に黄色になるのでキンギンボクの名がある。スイカズラはスイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本で別名、ニンドウ、冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた、花はそっくり。
ツルマサキはニシキギ科で常緑つる性木本。別名、リュウキュウツルマサキ、ナガバツルマサキ、マルバツルマサキ。今が一番綺麗、筑波山の男体山に多いネ!
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)カバノキ科
オオバヤシャブシの花は3月〜4月にかけて、葉の展開前に咲く。雄花序は長さ4〜5aで頭は垂れ下がり、雌花序はより上部に1つが上向きに咲く。果穂は10月〜11月に熟し、長さ2〜2.5a。堅果は長さ約4.5_で広い翼があって風で散布される。類似の種にヤシャブシがあるが、ヤシャブシは雌花序が1つの花柄から2つ付くものが混ざる点で区別される。筑波実験植物園は大き目の木でビックリする。
左:オオムラサキシキブ
右:ガクアジサイ
ムラサキシキブ(紫式部)は日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。オオムラサキシキブ(大紫式部)はムラサキシキブの変種で南日本の海岸近くに分布し,葉が大きく厚く,長さ10-20a、花序も大きい。本州・四国・琉球の海岸に生えるそうです。
ラセイタソウ(羅背板草) イラクサ科
ラセイタソウは海岸に生える多年草。カラムシやヤブマオに似ているが,海岸植物特有の厚みのある葉がラセイタソウの特徴。葉脈が深く立体的な質感は,ほかに似たものがない。葉の片側だけが裂けることがあるのもカラムシ属ではラセイタソウだけの特徴。花序も密でほかのヤブマオの仲間と比べると短い。
左:リュウキンカ(立金花)キンポウゲ科
右:コチャルメルソウ(小哨吶草)ユキノシタ科
コチャルメルソウの仲間?チャルメルソウ(哨吶草
ユキノシタ科)を荒海山で見ました、葉の形が少し変わっているかも?開いた果実の形が楽器のチャルメラに似ていることが名前の由来という。
リュウキンカはお馴染みですね。
左:ヒサカキ(木偏に令)ツバキ科
右:クマノミズキ(熊野水木)ミズキ科
ヒサカキ 暖地の林に普通にある、関東では少ないサカキの代用として、庭木にもされている。
クマノミズキの花は、花は5月の終わりころから咲き始め、6月のおわり頃まで花を見ることができる。花は薄いクリーム色で、花弁は4枚。おしべも4本で、中心部には1本の花柱があり、基部には花盤があって、蜜を分泌する。この時期に見に来たい!高尾山に生えミズキと違い対生、ミズキも同じミズキ科。
左:コグマザサ
右:オロシマチク
葉の美しい笹・グランドカバーに向くもの、、コグマザサ、オロシマチク、オカメザサが並べられていました。
左:オカメザサ
右:サラセニア
レウコフィラ
クマザサ、オオバヤダケ、チゴザサ、キンカザン、カムロザサ、キンメイゴキダケ等有って、さてどの笹を利用するか?。。。
サラセニア レウコフィラにつて、筑波実験植物園のホームページを参考に「食虫植物として有名なサラセニア。面白いのは、壷のような形をした葉だけではありません。花の形も変わっています。。。。」と説明が始まっている。
左:ヒメシャラ(姫沙羅)ツバキ科
右:シャリンバイ(車輪梅)バラ科
ヒメシャラは6〜8月に、直径約2aの白い花が、葉腋に開く。それぞれ5枚の花弁、萼片の外側に、2枚の苞がある。ヤブツバキと同様に、花弁、雄しべは基部で合生。ヒメシャラの葉は互生し、葉身は卵形〜楕円形、両面に毛が散生、縁は、低い鋸歯がある、ヤブツバキの葉が常緑で厚く、光沢があるのと比べ、落葉なので、同じツバキ科とは思えない、葉は、ナツツバキと似ています。紅葉すると綺麗ですが?
シャリンバイは暖地の海岸に生育する常緑の低木あるいは小高木。葉は厚く、花は春に咲き、厚ぼったいものの、バラ科の特徴をよく示している。
筑波実験植物園を歩いて見ると、時間の経つのが早い、、、
HP:わたしの天気予報