2015/11/28  筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:フウ(タイワンフウ)、メタセコイア、イロハモミジ  紅葉狩り
つくば市の紅葉はここが一番かな!

2015-007

日程:20151128日 (土) 秋晴れ

 
紅葉狩り  筑波実験植物園に入ったら、別世界
左:イロハモミジ                                                右:メグスリノキ

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筑波実験植物園
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筑波実験植物園

 
左:タイワンフウ(台湾楓)マンサク科              右:つくば植物園

9時から始まる筑波実験植物園、ちょっと前に着いたが、駐車場はオープン、フウが見事、今週のベスト3!はフウ、メタセコイア、イロハモミジの紅葉である、園内に入ると奇麗な紅葉が出迎える。

 
左:学園東大通り              右:メタセコイア(アケボノスギ)ヒノキ科

正門の直ぐ前は学園東大通り、ここも街路樹が美しい、園内にはメタセコイヤが待っている。

 
左:サンシュユ(山茱萸)ミズキ科                    右:シカクヒマワリ(四角向日葵) キク科

秋のサンシュユの真っ赤な実、四角な茎のヒマワリ、シカクヒマワリ。

 
左:キウイフルーツ マタタビ科                     右:ハナユ(花柚) ミカン科

今!美味しい果物!

 
左:キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科      右:パンパスグラス(銀葦 しろがねよし)イネ科

キョウチクトウの和名は、葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることからだそうです。パンパスグラスはアルゼンチン〜ブラジル南部にかけて分布する大型の多年草ので、パンパと呼ばれる南米の草原地帯に自生しているのでこの名前があり、草丈は大きなもので3bに達します、年々株を大きくする、思わず撮影。

 
左:工事中の湿原                                右:ジュズダマ(数珠玉) イネ科

ジュズダマは、水辺に生育する大型のイネ科植物、インドなどの熱帯アジア原産。

 
東屋周辺のイロハモミジ  実に!綺麗です

池の縁に東屋、美しいモミジが植えられている、ここは今週のベスト3!の紅葉である、私の今日訪れた目的のモミジは「筑波実験植物園の一番奥のイロハモミジ」ですが、まだ青々としており早い感じでした。

 
筑波実験植物園の楽園

  上の左側の池の木道が美しく生まれ変わる、一人の男性が1枚1枚、慎重に整理しておりました(尾瀬の雰囲気ですよ!)、右は池の中央に架かる橋の反対側!

 
つくば市で一番の紅葉狩りはここだと思います!

 ここは紅葉狩りの中心地だが、池の奥での、お弁当は禁止ですよ!筑波実験植物園は植物多様性を知る・守る・伝える所で、紅葉狩りは目的になっておりませえんから。

 
紅葉狩りには、池が無いと!

それにしても、今日はまだ誰の姿も見かけません!相手は紅葉です。

 
ツツジ類の紅葉

季節なら、花を沢山見せてくれるツツジ、今は美しい紅葉色!

 
左:お弁当は開けない!                    右:ソヨゴ(冬青) モチノキ科

池の周りの紅葉を楽しみ、樹木の多い林へ。

モミ、スギ、、、、の樹林を抜けると、いよいよ、イロハモミジが姿を見せてくる、残念だがまだ早く、葉は緑です。

 
紅葉狩り イロハモミジが沢山植えられている

ここが筑波実験植物園の一番奥、素晴らしい、、、

 
フサザクラ(房桜) フサザクラ科

フサザクラは赤い花が房状に咲き、葉などの姿がサクラのようだ、湿気の多い谷沿いや、渓流沿いに多く生え、高さは1015bになる、葉が出る前に、赤い花が枝に付く様子は、樹全体が赤くなり、この時期に目立つ、フサザクラの一番の特徴は、この花、雌雄同株、両性花で、34月に葉に先駆けて咲く、花弁が無く、暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上垂れ下がる。雌しべは、雄しべの根元に多数ある、原始的な被子植物で、古代植物の一つと言われている。上の右の写真ですが太い木では無く、丸い葉の部分です!

 
イロハモミジはまだまだ緑葉

まだ、青いはとは言え、ご覧の通り美しい!見頃は125日頃かも?

 
左:コクサギ(小臭木)ミカン科                  右:アワブキ(泡吹)アワブキ科

イロハモミジはちょっと先のようですが、コクサギ(実が面白い)のクリーム色の紅葉、アワブキの大きな葉の紅葉は美しいものです。

 
左:イタヤカエデ(板屋楓) カエデ科                        右:ハウチワカエデ(葉団扇楓) カエデ科

紅葉はカエデ!しかもイタヤカエデとハウチワカエデが側に、、、。ハウチワカエデは背が高いが、低い位置に奇麗な葉が姿を見せてくれる。

 
メグスリノキ(目薬の木) カエデ科

メグスリノキは日本国内のみに自生する、主に、標高700b付近に多く見られ、樹高10bに達する。雌雄異株。葉は長さ513a程度で、三枚の小葉からなる複葉。和名は、戦国時代頃から樹皮を煎じた汁を目薬として使用すると眼病などに効用があるとする民間療法があったことに由来する。筑波実験植物園には何本が植えられており楽しめる。

メグスリノキを眺め、アカシデを見上げ、筑波実験植物園とは言え素晴らしい樹林帯が広がる。

 
小鳥達の世界   右:アカシデ

そんな中で、小鳥の声が聞こえてくる、鳴き声というより木の葉が折れる音だ!

 
見上げているだけで、、、、

木の葉が折れ、落ちてくる、

 
この樹林に無数の小鳥が餌を探してやってくる

 無数の小鳥が、葉の根元を突き、どうやら餌を見つけているようです、凄い数です。シジュウカラの群れですね。

 
左:アオツヅラフジ(青葛藤) ツヅラフジ科                         右:アキグミ(秋茱萸) グミ科

アオツヅラフジは食べられない、美味しそうな色ですけど。美味しそうなアキグミ、口に運びます、美味い!筑波実験植物園は何本もあるが、どの木も良く実が熟しています。

 
左:マユミ(檀、真弓) ニシキギ科              右:アオハダ(青膚) モチノキ科

 マユミ、この時期一番綺麗ですね、近くに筑波山で良く見るアオハダが美しい黄色の紅葉です。

 
左:ジャケツイバラ(蛇結茨)マメ科      右:カナウツギ(金空木)スイカズラ科

ジャケツイバラは筑波山、宝篋山に有りますね、筑波山の筑波山神社やつつじヶ丘からの登山道に無く、筑波山梅林から筑波山をぐるりと回る林道にあります、車で回ると初めての人は見逃します、やはり花期に訪れたい、宝篋山ならここ2012/5/24-26 筑波山も同じ頃)です。

カナウツギはコゴメウツギにそっくりで、山地に見られる落葉低木。高さ2b程度。葉は互生し、長さ10a程度の広卵形で、浅く35裂する。初夏に開花。コゴメウツギに似るが、葉は大きく、関東地方から中部地方の太平洋側の山地に多く分布、筑波山にも分布とのこと探してみます?

 
ソヨゴ(冬青) モチノキ科

ソヨゴがここにも有って綺麗ですから、この場でも写真を貼り付けます、カキは6月頃で白い小さな花をつけ、今頃赤い実を付け、さくらんぼみたい、かなり垂れ、美味そうですが無理、筑波山のアオハダもモチノキ科、クロガネモチ、ウメモドキなどから、尾瀬の御池から入りの上田代〜天神田代の湿原の周りや、湿原の中までアカミノイヌツゲが生育しており懐かしいものです。

 
左:サクラバハンノキ (桜葉榛の木)カバノキ科                       右:ゴンズイ(権萃)ミツバウツギ科

サクラバハンノキはハンノキに似るが、本種の方が葉の横幅が広く、側脈数が多いこと、葉の基部が心臓形になることで区別できる。名前の由来:ハンノキ属であって葉が桜の葉に似ていることから、言われてみればサクラにそっくりですね。

ゴンズイは初夏に咲き枝先に円錐塔状に黄緑色の小さな花を多くつけますが、目立ちません。果実は秋に赤く熟して、結構目立ちます。種子が赤いマントをつけているように見えるのが特徴ですネ。

 
オオキツネヤナギ × シバヤナギ     ヤナギ科

オオキツネヤナギ × シバヤナギはオオキツネヤナギとシバヤナギとの自然交雑種だということです、どんな花が咲くのか見たいものです。

 
ヤマハンノキ(山榛の木)カバノキ科

筑波実験植物園のヤマハンノキは背が高く見事です、果穂から、翼のある実がこぼれ出た後の松かさ()は、そのまま枝に残り、翌年の新しい果穂と一緒に枝に付いている。葉の紅葉は意識して眺めたことは有りません。

 
左:アヤメ 中央:カキツバタ 右:ノハナショウブ

ショウブを加え、混同しやすいのでまとめると:ショウブ(菖蒲)…ショウブ科(以前はサトイモ科に分類されていた)、アヤメ(菖蒲)…アヤメ科、ハナショウブ(花菖蒲)…アヤメ科、カキツバタ(杜若)…アヤメ科です。そして、

アヤメ:陸上の乾燥地に生育、ハナショウブ:陸から水辺の半乾燥〜水湿地に生育、カキツバタ:水湿地に生育。

アヤアヤメやカキツバタは群落を作るが、ノハナショウブはそれだけで大きな群落を作ることはなく、他の植物に混じって点在している。

花の咲く時期はアヤメ:5月上旬、カキツバタが5月中旬、ノハナショウブが5月中旬から6月下旬の順です。

花が咲いていると、葉に白い筋があればハナショウブ(中央に葉脈がくっきり見える)、無くて幅広であればカキツバタ、細長い葉であればアヤメ、となる。

簡単に言いますと、花びらの基のところに、ハナショウブは黄色、カキツバタは、アヤメは網目状の模様が、それぞれあることで区別できます。

 
左:キンギンボク(金銀木)スイカズラ科                      右:ツルマサキ(蔓柾)ニシキギ科

キンギンボクの別名がヒョウタンボク(瓢箪木)で、花色が咲き初めは白色,後に黄色に変化するので命名。スイカズラ科にはヤブデマリ,ガマズミ,コバノガマズミ,ハクサンボク,ニワトコ, ツクバネウツギ, ハナツクバネウツギ, ニシキウツギ, ハコネウツギ等多く筑波実験植物園にも沢山植えられている。

 
左:クサソテツ(草蘇鉄)イワデンダ科       右:オミナエシ(女郎花)オミナエシ科

クサソテツが激しく生え凄いです、近くではオミナエシが咲き、秋の終わりなのに。

 
左:ノイバラ(野茨)バラ科                             右:オオムラサキシキブ(大紫式部) クマツヅラ科

沢山実を付けるノイバラとオオムラサキシキブデス。

 
左:野菊の美しい                     右:イロハモミジ

ワカサハマギク(若狭浜菊)1012月に咲くキク科、日本海側の海岸の岩場に生息する多年草、真ん中の筒状花は黄色い、白い舌状花は時を経ると淡い紅色を帯びる。ハマギクニにチョット似ています。

 
ここを渡れば!

 
美しい青空が広がる

真っ青な空、そろそろ冬の気圧配置かな?

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