2015/8/19  筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:シカクヒマワリ、オミナエシ、ソナレマツムシソウ

2015-005

日程:2015819日 (水) 晴れ  追記:2015/8/26

 88日(土)〜823日(日)水草展「海に生きる水草」、同じ期間「自分だけのアクアリウムをつくろう」も行われています。

 
左:アクアリウム(英: Aquarium):水生生物の飼育設備を指す。
水族館のような大型施設から小規模の個人的設備までの全体にまたがる概念だそうです。
参加する子供達、教育棟
右:ヒツジグサ

2015/2/11筑波実験植物園
2015/3/11筑波実験植物園
2015/5/12
筑波実験植物園

 
左:ハナズオウ(花蘇芳) マメ科
花は葉が出る前に枝や幹にぎっしり咲く、鈴なりに実は豆果、そして落葉後は豆が残ります。                      
右:ノウゼンカズラ(凌霄花) ノウゼンカズラ科
夏が花期、最近近所の家の垣根などに多く、 非常に生育旺盛で丈夫なので公園などに植えられている。

 
シカクヒマワリ(四角向日葵) キク科
右の写真のように茎の断面が四角になっている


左:浮き草の仕組み
聞いてみると、光合成で酸素を貯め浮いているそうです、その方法が種類位によって異なる。
右:ハンゲショウ(半夏生、半化粧) ドクダミ科
8月下旬、葉から白さがみえてくる。

 
左:サワギキョウ(沢桔梗) キキョウ科            右:ヒツジグサ(未草) スイレン科
サワギキョウ、ヒツジグサや下のオゼコウホネは尾瀬の代表、筑波実験植物園で毎年咲き
遠い尾瀬に行かなくても見ることができるが、やはり自然には勝てない!

 
左:オゼコウホネ(尾瀬河骨) スイレン科                    
右:ゴマギ(胡麻木) スイカズラ科
 
葉にゴマに似た香りがあるからゴマキ、花は ガマズミ、サワフタギ、ムシカリに似るが
葉が他と比べ、先が尖り、葉脈がはっきりしている、また葉の形以外に実をつけている茎が赤い点に注目

 
左:ハマゴウ(浜栲) クマツズラ科                             
右:ソナレマツムシソウ(磯馴松虫草) マツムシソウ科
ソナレマツムシソウのソナレとは磯馴れの意味、
その名の通り海岸に生育し,高原に咲くマツムシソウと違い,
背が低く葉が厚いのが特徴。昔はうす紫色の可憐な花が季節になると海岸で見ることがでる、
銚子の海岸で見れるそうです。犬吠埼と海岸植物

 
左:テイカカズラ(定家葛) キョウチクトウ科
夏になると、白やピンク色の花を咲かせます、
開いた花は花びらごとにやや角度が付いて回旋して船のスクリューのよう、
登山道を歩いていると、足元に花びら、上には、わっとたくさん咲きキレイです。  
右:クルマユリ(車百合) ユリ科
筑波実験植物園での咲く?日本で自生する最も高い所で咲く、尾瀬の至仏山

 
左:ハクウンボク(白雲木) エゴノキ科
筑波実験植物園で5月の連休頃、白い小花を多数枝につけ総状花序を成すエゴノキ科
花後に、多数の果実が付きよく目立つ、
白い小花が鈴なりに咲いている姿を、空にたなびく白雲に例えて、花名が付けられている。                
右:タラノキ(タラノ木) ウコギ科
幹は余り分岐せず真っ直ぐのびて、上方で枝分かれ、幹には鋭い刺があります。
葉は2回羽状複葉で互生、大きい葉を四方に突き出し、小葉の形は卵形から楕円形、各羽片は5〜9枚、
先は尖っていて、葉縁は鋸歯状となる、
花は小さな白色で多数、円錐状の大型花序で、果実は、漿果で小さな球形で黒色に熟す。

 
レンゲショウマ(蓮華升麻) キンポウゲ科
レンゲショウマ群生地が御岳山

 
左:ホツツジ(穂躑躅) ツツジ科
8
10月に枝先に円錐花序をつけ、白い花が多数咲く、高い山で見ないと実感がわかない。
右:オミナエシ(女郎花) オミナエシ科 & ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科

 
ハナヒリノキ(嚏の木) ツツジ科 栗駒山

 
左:ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科                               
右:クララ(眩草) マメ科
 
和名の由来は、根を噛むとクラクラするほど苦いことから呼ばれ、
これが転じてクララと呼ばれるようになったといわれる。

 
左:シドキヤマアザミ キク科 2002年 福島県東 白川郡四時で発見した新種 山地の草原や湿地周辺などに生えるそうでう!
 
右:カノコユリ(鹿の子百合) ユリ科
和名の由来は、花の斑点を鹿子絞りに見立てたもの、
 
環境省のレッドリスト(2007)では絶滅危惧II類(VU)、
 
自生地は限られており、四国では愛媛、徳島県の山間部、九州では薩摩半島から熊本、長崎、福岡の海岸線
や薩摩川内市の甑島、佐世保市の南九十九島などに生える。
登山道を歩いて見つけたら綺麗でしょうね、筑波山ではヤマユリが激減

 
左:ヒメガマ(姫蒲) ガマ科
ガマ、ヒメガマ、コガマ  雌花序と雄花序が離れて花茎の軸が見えるのがヒメガマ、
雌花序と雄花序が連続しており、雌花序の長さが10-20aのものがガマ、
6-10
aのものがコガマと識別できる。                       
右:サンショウバラ(山椒薔薇) バラ科
サンショウバラが美しい  不老山

以下、ヒョウタン各種:

 
ヒョウタンコーナー

追記:2015/8/26  今週のベスと3!:ヒョウタン(ゴーヤ、ヘチマ)、ヤマボウシ、オミナエシ(ヤマハギ)

 
左:ナツメ(夏芽、棗) クロウメモドキ科
ナツメは生で食べるとリンゴやナシに似た食感があり、
ほんのりした甘みと酸味があるが、ここは筑波実験植物園です!
右:サネブトナツメ(核太夏芽、核太棗) クロウメモドキ科
ナツメの原種といわれ、中国原産。名前は実の種子が大きく、果肉が薄いことから。

 
ダシリリオン・ウィーレリ
幻の花」が、6年ぶりに開花した。
つくば市天久保4丁目の国立科学博物館筑波実験植物園にある「ダシリリオン・ウィーレリ」
1986年に植えられてから、花をつけるのは2回目だという。(2015617日朝日新聞から)

 
左:フサフジウツギ(房藤空木) フジウツギ科 
右:ヤマボウシ(山法師) ミズキ科
サッカーボールのような縫い目模様がある赤く熟した実、甘く軟らかい黄色の果肉で、
食べることができるそうです、
え!これ食べるの「赤くゴツゴツした部分は皮、中の濃い黄色をした果実を食べますが、
細かい種が多いので食べられる部分は少なめ、
冷凍してシャーベットのようにスプーンで食べると美味しい」と言いますがネ!

 
: オグルマ(小車) キク科
湿地に生え、花期は710月、田舎の山から下山し、バスを待つバス停で咲いている!
 
:
ジャケツイバラ(蛇結茨) マメ科
筑波山の山腹の林道にも生えている、宝篋山のジャケツイバラが心配!

 
: オミナエシ(女郎花) オミナエシ科   右: オトコエシ(男郎花) オミナエシ科
  
オミナエシは秋の七草、オトコエシより茎の毛は少ない、葉は両方とも対生。
果実はオトコエシには円心形の翼があるが、オミナエシには大きな翼は無い、
オミナエシは優しい感じ、オトコエシは比べてみると強剛かも?
花期は810月、最近、筑波実験植物園以外で見ていない!

 
: タヌキマメ(狸豆) マメ科
観たとおりのタヌキマメ、、、花期は79月、ハギが目立ち、秋ですね!
:
ノリウツギ(糊空木) ユキノシタ科
山を歩けば、必ず見つかる、筑波山周辺にも多い、林縁や草原、岩礫地、湿原にも生育する。
スカイランを走っても見られ、初期の低木林期にも出現する、高層湿原の泥炭上にも出現する、
これらの生に共通する点は、日照が十分にあたるが条件の様です、
筑波山でも日陰の場所には生えません!

  
左:ガマ                             中央:ヒメガマ                                                                       右:コメガマ
筑波実験植物園に多いのはヒメガマだが、これでは片手落ち、並べて植えてくれたようです。
違いを覚えましょう!

 
左:コバギボウシ(小葉擬宝珠) ユリ科                                
右:ヒツジグサ(未草) スイレン科
未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから、ヒツジグサと名付けられた、
尾瀬で「この可愛い花は?」と聞かれ、、、、「今、まだ昼時!」だと、
笑顔の可愛い、お嬢さんには、冗談と思えたらし?
写真は13:25、葉の陰で涼しそう!

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