前夜、尾瀬高原オートキャンプ場でテント泊、鳩待峠から山ノ鼻へ下って高天ヶ原経由で至仏山、下山は小至仏山経由鳩待峠へ |
日程 2015年7月25-26日 (土−日)快晴
2008/9/27 初冠雪の尾瀬アヤメ平は真っ白
2012/7/25-26アヤメ平
2010/7/10-11尾瀬縦走
2004/7/10至仏山逆コース
2010/9/1/19至仏山、笠ヶ岳
コース つくば市8:30=(国道294号)⇒真岡=(国道352号)⇒今市=(国道119号)⇒日光=(国道120号)⇒片品=(国道401号)⇒15:00尾瀬高原オートキャンプ場 尾瀬高原オートキャンプ場3:00=(国道401号)⇒3:20戸倉第一駐車場4:20=(乗合タクシー)⇒4:35日光 沼田/戸倉 鎌田/鳩待峠ゲート5:00=(林道)⇒5:10鳩待峠5:17―(0:32)→川上川5:49―(0:31)→6:20山ノ鼻6:34―(0:06)→至仏山登山口6:40―(0:39)→最初の休憩ベンチ7:19―(0:34)→休憩ベンチ7:53―(0:13)→太い鎖場8:06―(0:05)→鎖場8:11―(0:13)→見晴台休憩所8:24―(0:35)→高天ケ原8:59―(0:36)→9:35至仏山山頂10:19―(0:40)→小至仏山山頂10:59―(0:16)→お花畑11:15―(0:21)→笠ヶ岳分岐11:36―(0:01)→オヤマ沢田代11:37―(0:11)→オヤマ沢源頭水場11:48―(0:16)→最後の燧ヶ岳展望12:04―(0:48)→12:52鳩待峠13:30=(乗合タクシー)⇒13:50戸倉第一駐車場13:55=(国道401号)⇒14:10尾瀬高原オートキャンプ場15:30=(往路の逆)⇒20:30つくば市城山 場所:国道120号鎌田T字路から国道401号に入り、萩原商店スーパー401の次に入口に尾瀬民宿さいく屋の看板。ここを右に入り、まもなく左に尾瀬高原オートキャンプ場の尾瀬民宿さいく屋が有る。テント:料金
一人 大人子供1000円 ロッジ:一人 大人子供2500円
参考:体育館 武道館もあって合宿可能。 コース詳細 前日 7/25 自宅から戸倉へ 台風12号のコースは九州の西側を北上予定、この場合、太平洋高気圧は北上し尾瀬地方は快晴になる、尾瀬の天気は「みなかみ町」、新潟県高田市の天気予報のほぼ半日遅れ、自宅の出発を24,25日と迷ったが、25日に決定。登山は雨が降っては面白み半減!
つくば市を8時半に出ると昼食を奥日光で、15時頃には片品村に着く、都心の人は沼田経由、または赤城山山麓経由の人が多いようです。 日光白根山の登山口の金精峠20台ほど駐車、金精トンネルを抜け、国道120号(金精道路)を下だる、菅沼登山にの多くの車、菅沼・丸沼・大尻沼が見え、孫たちが水の色に感動、孫らに「日光白根山の弥陀ケ池、五色沼を秋に見に行こう、山頂から眺めるこれらも湖が紅葉に囲まれ綺麗、、、、」。 やがて日光白根山のロープウェイ利用の登山口、丸沼高原スキー場を通過、ここから登るより、日光白根山は湯元・金精峠・菅沼から登った方が面白い!さらに前白根からの眺めは素晴らしい。 さらに下ると、季節の野菜販売の店が並ぶ、今日はトウモロコシが目に付く。この道は日本ロマンチック街道で、日光市・片品村・沼田市・草津町・長野原町・軽井沢・小諸市・上田市を結ぶ全長約320kmの街道ですで、男体山、女峰山、日光白根山、武尊山、尾瀬の山々、赤城山、榛名山、浅間山、、、と山登りに走る街道です。 下り切ると、尾瀬の入口の鎌田三差路、ここから国道401号に入り、直ぐに尾瀬大橋、この先メロディーラインがあり40`/時(この道路は時速40`)で走るときれいに再現、「夏がくーれば思い出す♪」が聞け、思わず孫たちが歌いだす。
ロッジはご主人自慢らしく、まずロッジを説明、トイレは二棟の間におかれ、1人2,500円(テント泊は1人1,000円)です、大人・子供の料金が同じ?続いてテント場の使い方を説明、今夜は私たち人貼りのみ、好きな所に!「今日は雨の心配は無いが、降った時は小屋の中に貼って、、、」とのこと。早速、男性はテント貼り、女性はバーベキュー設定と料理準備、男性がバーベキューの着火を豆炭へ、料理の材料は途中鹿沼市のスーパーで購入。 キャンプ場の下側には大清水・富士見峠・鳩待峠の水を集める清流の片品川、この片品川は吹き割の滝を経て、沼田市で利根川に流れ込む。また日光国立公園の中禅寺湖に源を発する大谷川及びその支流には、日光市町谷で鬼怒川に合流する。鬼怒川は最後は利根川に流れこみ、銚子で太平洋に流れ出す。孫たち実家は小貝川で、この川も利根川に流れだす。 バーベキューは15時に着いたのでタップリ時間がとれ、満足、片品川で川遊び、、明日の登山の持ち物を各自リュックサックに詰める(水、食料、おやつ)、 孫らに明日は3時起きを約束!(えー!、、、)、、夜中は満天の星を楽しむ(トイレに起きたとき見上げたそうだ!)、、、、、 当日 7/26 至仏山へ 2時半、昨夜のバーベキューの火の始末、、、、3時10分前、みんな!元気で起床、月が落ち、満天の星を見上げる、雲の無い快晴、、テントはそのままで、孫たちは車に移動、キャンプ場から、教わった通り、迷わず国道401号へ、まもなく戸倉第一駐車場の案内、この案内を追かける。 広い駐車場はガラガラ、戸倉〜鳩待峠乗合バスの始発は4:40次は6:30と続く、運賃は片道大人930円、小学生以下470円。 乗り場 @ 戸倉 関越交通戸倉案内所前 高速バス、路線バス(沼田、上毛高原から)、大清水行のバス A尾瀬第1駐車場
一般車駐車場280台1,000円/日 B尾瀬第2駐車場
一般車駐車場250台1,000円/日 C十二平
大型・マイクロバス専用駐車場 D尾瀬ぷらり館前
復路(降車のみ可能) 4:15頃から乗車、満車から出発とのことで、私たちは準備、トイレを済まし乗り込むと4:20発車。
約10分後日光 沼田/戸倉 鎌田/鳩待峠ゲートに着き5:00まで30分ほど停車、子供たちにとって貴重な休憩時間となる。 5:10鳩待峠に着く。 至仏山への登山道は鳩待峠からの往復、山ノ鼻まで下って至仏山経由で鳩待峠へ周遊、また湯ノ小屋から笠ヶ岳経由で登るコースなどがある。そして至仏山と山ノ鼻間は一方通行になっている。 鳩待峠は広く、休憩所、山小屋、公衆トイレ、乗合バスの発着場、至仏山・アヤメ平・尾瀬ヶ原(山ノ鼻)への分岐。
まず、トイレを済ます「乗合バスから降りて一番に利用、、、、空いていて、、」の孫、そのトイレの裏がアヤメ平への登山口、向かう人は見えない。
同行の娘、孫(小学5年男子、小学2年女子)と私、国立公園「尾瀬」(標高:1591b)の大きな案内版の前で撮影後、山ノ鼻への木道を下だる。ブナ・ダケカンバなどの樹林帯、石畳の階段と木道の階段を下だる。
川上川の橋、ここまで下ると孫も思い出す、鳩待峠からアヤメ平を経て、富士見峠、長沢を経て竜宮十字路に下り、山ノ鼻まで尾瀬ヶ原を楽しみ、ここは今日の逆コースで登って来た。
鳩待峠でも見えた至仏山、山頂の雲が切れてきた、木道も平坦になって、川上川の道標 5:49 で川岸。
クマへの合図を鳴らす、備え付けの紐では良く鳴らず、上に大きな石が用意され、これを使うとクマに知らせることができる!
平坦な木道をルンルン気分で進むと、大きく伸びたミズバショウが現れ、川上川を渡ると、山ノ鼻で、キャンプ場、山小屋、ビジターセンター、公衆トイレが建ち、尾瀬ヶ原の要所で竜宮十字路を経て、下田代十字路まで続いている。ここで下山の鳩待峠までトイレが無いので、全員寄って行く、山小屋の前の水場で、ペットボトルの水を入れ替え満タンに!
正面にこれから登る至仏山を見て、長い木道を進む、キンコウカの群落、トキソウが咲き、孫たちは、ここでもっとのんびりしたい!気分が良くわかる、改めて尾瀬ヶ原をミズバショウかニッコウキスゲの時期に訪れたいものです。
広い湿原を過ぎると、樹林帯に入り、いきなり木製の階段が始まる、ここから樹林帯、藪に囲まれ、石畳の道と木製の階段を登る、足元は沢状で水が流れ、水が溜まって、、、歩き難い。
また、階段が荒れているが、先行の小学2年生の孫は「ここに水溜りが、、、ここは滑るい、、、」とか後続者に教えてくれる、「教えてくれる」=「注意して進む」と言うことで、私としては安心!
先行の登山者が休憩、最初の展望ベンチ、昨夜車で尾瀬第1駐車場に入り、車中泊の三人女性、下山までほぼ同行、尾瀬第1駐車場に着くまで!私も若い頃は前夜駐車場に入り仮眠後、早朝から歩いたものです、このところ、前日自宅から車で走り、途中で遊び、夕方、登山口に着き車中泊、今日は孫らがおり、テント泊。車の運転は明るい時間帯に走るので、車運転の疲れは軽減、山登りの経験を続けると、車での移動時間が想像以上に重荷になっている、特に下山後の運転で居眠り運転が以前に比べ大きく改善している。
オゼタイゲキは尾瀬ヶ原に生えるトウダイグサの仲間、オゼタイゲキの葉は黄色っぽくノウルシの色に似ていて、赤っぽいナツトウダイとは色でも見分けるが、花の直ぐ下にある苞葉が3枚なのがオゼタイゲキ、2枚なのがナツトウダイ、オゼタイゲキは尾瀬ヶ原に多く、今日は至仏山登山で見ることができなかった!
右:コメツツジ(米躑躅) ツツジ科 イワシモツケ登山道の岩場に多く生え、とても可愛く綺麗です。
左:ニッコウキスゲ(日光黄菅)
ユリ科
右:登るにつれ、燧ヶ岳は高く、尾瀬ヶ原は広く見えてくる 燧ヶ岳(標高:2356b)の左に、大杉岳(標高:1921b)から続く会津駒ケ岳(標高:2132b)が登るにつれ良く見えてくる、同時に尾瀬ヶ原の広さも増して見える。 山ノ鼻から至仏山への登山道は1989年より閉鎖され、8年後の1997年8月に修復整備され再開、5月から6月にかけては植生の保護を目的とした入山規制が行われており、登山が可能になるのは7月1日前後の山開き以降となる。尾瀬ヶ原から直接登る登山道(東面登山道)は、現在でも浸食が激しい。下りの方が植生荒廃・土壌流出の影響が大きく、また滑りやすい蛇紋岩のために下りは危険ということで、2008年より東面登山道の森林限界〜山頂間は登り専用となった(山ノ鼻〜森林限界までは往復可能)。2004/7/10至仏山逆コースの時は鳩待峠から小至仏山経由で至仏山の登り、山ノ鼻へ下って、鳩待峠に戻れました。
小学5年生には筑波山、那須連峰、袋田ノ滝から奥久慈男体山縦走、高原山等で鎖場を経験、小学2年生の女子は筑波山、高原山で経験、さらに先行するお兄ちゃんの鎖の使い方を参考に登って行く、基本の三点確保も自然に身についている、また、鎖は1人ずつも良く理解している、小学2年生が「鎖に頼らず、手を突いて登る方が楽く、、、」と言う、確かに、ここの鎖は太く、女子にとって握りに難点がある、一歩一歩登れば足場の確保は容易い。母親と私は常に後ろで見守る、彼女らの初めて登山する時は、先行して見せた時もある。さらに大切な事は、前後に他の登山者がいなく、マイペースをキープする、後続する登山者が彼女らの進みを見守ってくれる、次の安全な場所で後続の人に道を譲ることを忘れない、得意になって暴走する癖は子供も大人も変わらない、山登りは競争ではなく、登山口に早く着き、じっくり展望、高山植物観察に時間を費やしたい。
荒れた登山道、ここを登り専用、安全面で納得、ここで下山の人とのすれ違いは困難で、渋滞になってしまう、この鎖場を登り切れば展望の休憩所。
先行する人たちがスタート、空いたベンチに座る、また一段と燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の風景が広がる、孫らは細い水場を利用しタオルを濡らし体を拭く、やはり登山は快晴が一番、下の休憩所で有った3人の女性も到着する、今度は私たちがベンチを空ける番だ!
岩場が続く、高山植物が足元に、小型のアサツキ、球形の紫色、白馬岳にはシロウマアサツキ、北海道にはミヤマラッキョウ、ヒメエゾネギが有るそうです、白馬岳でも、ここと同じよう露出地に生えている。
眺めがどんどん広角、次のピークは至仏山山頂、いや、また、次のピークは見え、騙される。
イブキジャコウソウが岩の間に苔のように張り付く。一方タカネナデシコはカワラナデシコの山岳版、背が低いのに花が大きく、花弁の切れ込みが深い、また色が濃く。この2種が現れると高天ヶ原に続く木道の階段になる。
木道の階段、急ですが、ここを登てしまうと高天ヶ原に着く、最後の力を出し切って、、、、。
高天ヶ原、一気に展望が広がる、尾瀬のアヤメ平、そして燧ヶ岳、奥に会津駒ケ岳、、足元には高山植物が咲き誇る。アヤメ平の奥には那須連峰、会津駒ケ岳の奥には蔵王と見えている。
あれが、至仏山山頂と、、山頂はこのピークの奥になる。
左:タカネトウウチソウ(高嶺唐打草)バラ科
右:花の後? タカネトウウチソウは先に白い花穂をつけるが垂れない,花は下から咲き進む、ただ、途中までしか咲かない、シロバナトウウチソウは東北地方の高山に多く、上から咲き始める、早池峰山にはナンブトウウチソウがあり、花穂はピンクで少し垂れ気味に咲く。
娘が「違っていたらごめん、、、富士山」と指差す、武尊山(上向きの人の顔)の先に見える、ここから富士山は約176`、富士山の右に金峰山や甲武信ヶ岳、左に雲取山や丹沢などが薄く見えるが確認はできません。孫たちの実家(茨城県取手市)から小貝川の向こうによく見えます、娘とは燧ヶ岳の山頂から遠望している!
筑波山で咲くキンポウゲ科はアズマイチゲ、ニリンソウ、イヌショウマ、キクザキイチゲ、キツネノボタン、サラシナショウマ、トウゴクサバノオ、ツクバトリカブト(筑波鳥兜)など。山ノ鼻で見たチングルマは雌しべが数aに伸びた羽毛状になって美しい光景、ここまで上がると花が咲いて可愛い、登山者に親しまれる人気の花で「○○湿原でチングルマが咲いていたか?」と良く会話になる。 孫たちは先行して、至仏山山頂へ。 至仏山山頂直下の風景! 富士山に雲が。。。
尾瀬の母:燧ヶ岳、父:至仏山、二座とも尾瀬ヶ原を見下ろす、オゼソウ・タカネシオガマ・ホソバヒナウスユキソウ・クモイイカリソウなど至仏山が蛇紋岩という独特の地質が生んだ花。燧ヶ岳+尾瀬ヶ原+至仏山の組合せ、さらに尾瀬沼、アヤメ平、只見川+三条ノ滝、、、何度となく訪れても飽きない、魅力の空間です。 先行した孫たちを山頂直下から記念撮影後、至仏山山頂へ。
山頂は狭い空間、360°のパノラマ空間、座る所を選べない、三人の女性たちも到着、富士山が見えるか見えないか?見える方向は?私たちは「条件が良いと見える」と知っており、探して登っており、娘が見つけ、全員確認、彼女らは私のデジカメ映像となってしまった(多くの登山者は気づかれていない!特に鳩待峠から登った人)。 眺めは雄大、尾瀬ヶ原・燧ヶ岳・会津駒ケ岳・平ヶ岳・越後駒ケ岳・中ノ岳・谷川連峰・苗場山・日光連山・武尊山・・・ 私たちは、水・食べ物は個人持ち、昼食はお粥(温める、そのまま食べれる、種類は各人選択、スパーに売っている)、デザートはフルートゼリー(フルーツは各人選択)、おやつは各自(ポテトチップ、パン、、、)、尚:お粥やフルートゼリーは水分が多く、水の軽減になる。 温め不要なのでコッヘルや温め用の水は持たない。服装等は長ズボン(孫が運動着)、長袖(朝だけ)、半袖、帽子、タオル(水場で顔を洗う、冷やせる)、スニーカー(私だけ登山靴)、水はペットボトル、ビニール袋、ストック(不要、木道を傷める、岩場が多く邪魔、両手の空けておく)。 昼食、荷物が軽くなってニコニコ!
団体に登山者が次の岩尾根を登て見えなくなって、マイペースで歩ける状況になって下山開始、三人の女性たちは先に出発していく。
左に越後駒ケ岳と中ノ岳の二峰の並びを確認し、前方に谷川の朝日岳・谷川岳・苗場山を望み下だる、途中何度か両手を使う岩場が有るが山ノ鼻からの登っりに比較すると孫たちは楽しんで下って行く。
小至仏山から笠ヶ岳を眺め、奥に武尊山、ここで三人の女性は休憩、狭い山頂なので、先をへ、急な木道の階段を下れば小至仏山直下のお花畑が現われる。
「至仏山西面野生動植物保護区」:この地区は高山風衝低木林 ホソバヒナウスユキソウ群生及び雪電草原等貴重な植生が分布し、オオシラビソの針葉樹林や100年生以上のブナの原生林など、すぐれた自然環境を形成しています。また高山蝶「ベニヒカゲ」も生息しこれらを保護するために指定したものです。指定された野生動植物を許可なく捕獲又は採取すると条例によって罰せられます。この豊かな自然をみんなで保護しましょう。(至仏山・笠ヶ岳西面県自然環境保全地域)群馬県
昭和52(1977)年3月25日指定
ハクサンイチゲとシナノキンバイは高山の草原に咲く代表な花、孫たちは横目で過ぎってしまった、高山の植物図鑑を片手に持ってまた登りたいものです。
ゴゼンタチバナは針葉樹林内の半日日陰になる辺りに生え、鳩待峠かた至仏山へ登ると初めにマイヅルソウ(舞鶴草 ユリ科)に出合、その後、ツマトリソウ(褄取草、端取草
サクラソウ科)を見つけると、このゴゼンタチバナが現れ、オヤ沢田代を過ぎ、笠ヶ岳の分岐を過ぎると針葉樹林帯も少なくなると、ゴゼンタチバナが見えなくなり、小至仏山直下のお花畑になる。 このお花畑の最後にベンチが置かれ、これから山頂を目指す人は大勢休憩、私たちは休まず樹林帯に入る。
樹林に入ると歩きやすい平坦な木道になる。笠ヶ岳への分岐、笠ヶ岳をへて湯ノ小屋温泉まではここ。 分岐を過ぎると、オヤマ沢田代、子供たちは直ぐにモウセンゴケを見つけ興味深く観察。
オヤマ沢田代の上部が悪沢ノ頭です、ワタスゲが咲く湿原、地塘もあって美しい、燧ヶ岳がよく見える。
オヤマ沢田代を下ると水場、ここがオヤマ沢源頭、私たちの水は少な目、全員ペットボトルを満たす、4人の水は不足、これで安心。小学5年の孫が「これなに?」と尋ねる、ホウチャクソウ(宝鐸草
ユリ科)のように茎は上部で分枝している、まるで小さなクモが遊んでいるように見える、葉の元から小さい白緑色の花を一個、その糸のように細い花柄が途中で一回くの字に屈折、この先に赤い実を付ける、これがオオバタケシマラン。
最後の小さな登り、大きな岩(とかげ岩)を左に、この裏にタカネバラが咲くのだが見当たらない、ピークを超えると再びお花畑の木道の階段、登山道から離れた所に岩の塊、お花畑の最低部にベンチの休憩、ここも満席、ここは燧ヶ岳と尾瀬ヶ原が望まれる。
ゴゼンタチバナからマイズルソウに変わり、赤城山、武尊山、笠ヶ岳が樹林の間から見える。
日光連山が見え、大きな木の階段を下ると、娘が遅れぎみでお兄ちゃんが同行、私たちはマイペースで下だる。12:52 鳩待峠に無事下山、20分後三人の女性も下山し乗合タクシーに乗る、その後、娘たちは30分ほど遅れ無事下山。 13:30乗合タクシーで戸倉第一駐車場へ、途中、運転手さんが大きく見える日光白根山を紹介、確かに至仏山と日光白根山は近い位置にある。戸倉第一駐車場に13:55、三人の女性も駐車場で再開、お互いの無事を確認。 駐車場から、15分ほどで尾瀬高原オートキャンプ場。
清流 片品川で水遊び 尾瀬高原オートキャンプ場でカレーライスを作って満腹後、子供たちは水遊び、私は休憩し、15:30自宅へ出発、往路の逆を走り20:30頃つくば市へ。 HP:わたしの天気予報 |