2015/3/11 筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:クリスマスローズ、サンシュユ・ハクモクレン・シナマンサク、マンサク 2015-003 |
日程:2015年3月11日 (水) 晴れ
2015/2/11:筑波実験植物園
筑波山梅林は3〜4分咲きと聞くと行かないと見頃を失ってしまう、この時期の筑波実験植物園も季節を感じます、筑波山梅林の観梅の帰りに寄ってみたい!
ミツガシワ(三つ槲) ミツガシワ科
先月は根ばかりのミツガシワに花が咲き驚き、尾瀬はまだ雪景色!
左:トサミズキ (土佐水木) マンサク科
右:ボケ(木瓜) バラ科
池の淵にトサミズキが咲き誇る、赤い花のボケは何処でしたっけ、、、。
左・中央:アセビ(馬酔木) ツツジ科
右:高崎自然の森のアセビ
筑波山梅林が見頃を迎えるころ、ここ筑波実験植物園のアセビも真っ盛りになる。
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子) カバノキ科
オオバヤシャブシは筑波実験植物園の中で目立つ大木で、人気?でも
知らないで通り過ぎる人が多い。
左:ヤマハンノキ(山榛の木) カバノキ科
右:カワラハンノキ(河原榛の木) カバノキ科
ヤマハンノキとカワラハンノキは近くに植えられ、判別が微妙、茨城県の白鳥飛来地に多く生えていたのは?
カワラハンノキ、ヤマハンノキ、ヤシャブシ、オオバヤシャブシなどの観察に出かける前に、長い雄花と小さな花穂の雌花が枝先にどのように付き、向きはどうか?を下調べし、現場でさらに注意し写したいものです。
左:ゴマギ (胡麻木) スイカズラ科
右:ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科
ゴマキの名前の由来は葉にゴマに似た香りがあるからだが、花はガマズミとそっくり、そばにガマズミが植えられているがまだまだ芽が出ていない。ガマズミやサワフタギに良く似る。
ナワシログミは秋に咲く花のつぼみがすでに真夏についており、実もナシ地の色と模様だが、花も同じようなのが面白い、すっかり形ができている。
面白う花 春に人気もの
マンサク(満作) マンサク科
筑波山などの自生はマンサクで、筑波実験植物園にもマルバマンサクの近くに植えられている、シナマンサクは中国原産で、マンサクに較べ花の咲く時期が早く、花に香リがある、筑波山梅林の最低部に植えられている、筑波実験植物園の駐車場に植えられている、マンサクの方が質素で可愛い!
モミジバフウ(つくば市の街路樹が有名)、フウ、トサミズキなど良く公園でも見かけます。
左:ダンコウバイ(壇香梅) クスノキ科
右:ノキシノブ(軒忍) ウラボシ科
ダンコウバイ、雄花が綺麗です、たぶん、写真は雄花。クロモジ、アブラチャン、クスノキ、シロダモ、タブノキ、ヤマコウバシなどお馴染みの木々が仲間、クロモジは筑波山、加波山で良く見られますが、アブラチャンはなかなか増えまず、存在ポイントが限られますね!
高崎自然の森 左:雄花 右:雌花
ノキシノブは岩や木の幹に着生して育つシダの仲間、わらぶきや檜の皮などでふいた屋根の軒に生えることから名前が付いたそうです、凄いですね!
左:ハンゲショウ(半夏生、半化粧) ドクダミ科 右:トリカブト
ハンゲショウ、ちょっと想像できませんが、半夏生の季節になれば!
トリカブトですが、この時期だとニリンソウに間違えて、山菜と思い食べてしまいす、毒です!例年ニュースに、今年は被害者がでないように、祈りたい。
サンシュユ(山茱萸) ミズキ科
ダンコウバイはクスノキ科、サンシュユはミズキ科、マンサクとトサミズキはマンサク科です。筑波実験植物園のサンシュユは見事だが、筑波山梅林はさらに見事!
アオキ、ゴゼンタチバナ、ハナミズキ、ミズキ、ヤマボウシ、ハナイカダが仲間、
ゴゼンタチバナは尾瀬辺りと近くの公園では見られないが、他は身近です。
ゴゼンタチバナはカタクリと同じように葉の数によって開花株と未開花株が決まります。4枚の葉が輪生している若い株は、花がつけられませんが、数年経って6枚の葉が輪生するようになると花がつけられるようになります。葉の大きさは6枚全て均等な株でも、2枚が大きく4枚が小さい株でも同様に開花できます。葉の枚数が重要であることがうかがえます。探すと葉の数が4または6以外の株を見つけることができるかもしれませが、3は9枚の葉を付けた変異体は大変珍しい株でが、特に3枚のものは事故で一枚を落としているかも!早く尾瀬に行きたくなりますね!植物観察は面白いですね。筑波実験植物園、茨城県自然博物館、雪入ふれあいの里公園、高崎自然の森辺りに時々行き見慣れておきたいものです。
筑波実験植物園自慢の並木
黄葉はメタセコイア・常緑はセコイア(スギ科)と交互に植えられている
以下 高崎自然の森で見つけた草花
左:オオイヌノフグリ (大犬の陰嚢) ゴマノハグサ科
右:タネツケバナ (種漬花) アブラナ科
オオイヌノフグリは幼稚園の庭先にも生え、一番先に目に付く雑草、先生がチュウリップより先に教えてくれると、子供たちは次々と雑草の名を知りたがるのだが。
タネツケバナは種モミを水に浸け苗代の準備をするころに咲くことから、ここつくば市は苗代の準備はまだまだ、葉は奇数羽状複葉、小葉は3〜17個で円形〜長楕円形でよく見るとっても可愛い、花は白。近くにナズナ(別名:ペンペングサ)が生え、タネツケバナは田んぼの中にも見るが、ナズナは道端や畑に多く生え、草取りの目的!
左:ハコベ (繁縷) ナデシコ科
右:ノゲシ (野罌粟) キク科
ナズナやタネツケバナはアブラナ科だがハコベ、ノミノフスマ、ノミノツヅリ、ツメクサはナデシコ科。ハコベは花びらが10枚に見えるが、1枚が2つに分かれていて、基本的には5枚。ウシハコベとよく似ていて区別が難しいが、一番の特徴は雌シベの先が3つだがウシハコベは5つ、写真はサイズを変えているので確認できませんが、3つですヨ!
ノゲシの別名はハルノノゲシ、秋に咲くアキノノゲシ、春から夏にかけて咲くのでハルノノゲシです。葉には不そろいの鋸歯があるが、触っても痛くはない。同じ場所にオニノゲシなどが生える。
左:ホトケノザ(仏の座) シソ科
右:ヒメオドリコソウ(姫踊り子草) シソ科。
お馴染みの二つ、大群落を作る、オドロキソウが咲いていると、大勢寄って見るのに!見向きもされないようです、ホトケノザと同様、ほっておくと凄い雑草になってしまう。
前回は2015/29/11、次回は2011/4/11に行きたいものです。