尾瀬夜行23:55と専用バス&会津バスの旅:尾瀬沼一周  

尾瀬沼(標高:約1600b)

日程 2018915-17日 (土-月)曇り・雨

2010710-11日 (土-日)晴れ 尾瀬夜行23:55 燧ヶ岳・至仏山を縦走

 

コース

 浅草始発23:55=(尾瀬夜行23:55)⇒北千住 集合0:10=(尾瀬夜行23:55)⇒新越谷0:26発=(尾瀬夜行23:55)⇒春日部0:42発=(尾瀬夜行23:55)⇒3:18会津高原尾瀬口・車中仮眠可4:20(専用バス)⇒5:20駒ケ岳登山口=(専用バス)⇒5:50尾瀬御池=(専用バス)⇒6:10尾瀬沼山峠6:30―(0:25)→6:55沼山峠―(0:39)→7:24尾瀬沼・大江湿原11:10―(0:35)→11:45沼山峠展望台12:00―(0:40)→12:40尾瀬沼山峠14:20=(会津バス)⇒15:31耻風バス停 温泉民宿 ももたろう9:41=(会津バス)⇒10:30会津高原尾瀬口11:07=(リバティ会津128)⇒春日部=(リバティ会津128)⇒14:02北千住 解散=(JR常磐線)⇒自宅

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:次の発車時刻 17:10は昨日の最終便

右:午後の急行以外12:40,14:20,15:50が会津高原尾瀬口行 
12:15
発は急行 5/26-10/14間の土・日・祝日のみ 急行料金300

 

 

 

 今年は何処に、「尾瀬沼一周を尾瀬夜行2355で!」と伝えると、「え!夜行」、「お!好いね」、「夜行で尾瀬、面白いな!」と返事がくる、尾瀬夜行23:55は尾瀬に行く手段で人気が高い、細かい説明は東武鉄道のホームページをご覧ください。

登山者なら朝着いて、尾瀬御池から燧ヶ岳に登り、沼尻に下山し、尾瀬ヶ原に一泊、尾瀬ヶ原で初日の出、尾瀬ヶ原で植物観察、山ノ鼻から至仏山、尾瀬の植物に出逢い、オヤマ沢田代から笠ヶ岳、360度の展望、湯ノ小屋へ下って、バスで水上駅、上越線で高崎駅と一泊二日で尾瀬の主峰を縦走。

尾瀬に一度は、朝着いて尾瀬沼一周し、キリンテや湯ノ花、民宿泊で一泊(日帰りでも)、会津高原尾瀬口から特急で帰れば都心に夕方着いてしまう。

 70歳を超えたばかり、予定時期は参加者9名、直前になって2名減、高齢者であり急に派生する病気や過去の傷が復活してくる。避けられない事であり、団体旅行の普通の常識である。たまたま幹事になった自分でも起こりうる。

 集合は北千住駅、難点は待合室が無い、5人がここ、新越谷から1人、春日部から1人、私は夜行になれ直ぐに熟睡、他の人は無理だったようです、目さ覚めると電車は止まり、会津高原尾瀬口駅、車中仮眠が始まり、4:10にバスが着き、夜空を見上げると星が見える、1,2台が着き、最後の1台に乗り込む、このバスは半分以上空席で空いている。

 会津高原尾瀬口をスタート、国道352号へ出て、荒海山入口を過ぎ、熊沢沿いに進み、最初の峠を中山トンネルで抜ける。道の駅「番屋」は真っ暗。館岩郵便局の前が湯ノ花温泉入口でここは田代山・帝釈山の入口、明るくなって、続いて今夜泊まる耻風、次の三差路が国道401352号分岐上ノ原で会津若松方面、バスは左に曲がり国道352号を走り続ける、小豆温泉でスノージェットの上に三岩岳登山口がある。桧枝岐に入り、会津駒ヶ岳登山口駐車場(入口の大きな看板がある)、燧ノ湯で台倉高山・帝釈山・田代山入口。広い駐車場のミニ尾瀬高原。そしてキリンテ(会津駒ケ岳の下山口)。七入。高度を上げ、尾瀬御池に着き、多くの登山者が降りて行く。さらの高度を上げ、左にブナ平(沼田街道)を見下ろし、尾瀬沼山峠に到着。

 会津高原尾瀬口の星空は桧枝岐辺りまで快晴の尾瀬を期待できたが、尾瀬御池に着いた頃、雨が降り出してしまい。ドシャ降り!

 所がトイレ休憩や朝ごはんの時を過ごすと日が差し込み、ハイキング日和!

 

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左:沼山登山口       右:大江湿原

 

 参加者、誰が先頭か?歩きはゆっくり、早い人達を先に!所が何時の間にか若い女性プラス男性二人にチームが後に続き抜かない・・・・聞くと私達のスピードが安定し、ゆっくりで調子が好いと言う。確かに言われる通りかもしれない。ハイキングは参加者全員が楽しいことが大事である、列に中に、下を向いてただ単に先の人に着いて歩く光景は寂しさを感じる、隣の人と会話の続く光景は美しい。

 沼山峠バス停からスタートする道は、初めの2,30bは川石を並べた畳状で歩き難いが、以後、二人が並んでも充分な幅の木道、しかも、ピッチ幅を考えた滑り止め、誰一人文句を言わない木道です、計画時点で「木道って滑るよネ」と言う声は聞こえない。

 止んでいた雨がまた降りだしハイキング日和は雨時々晴れの天気に変わってしまう。だだ、大江湿原は歩けないほどの雨ではない。

 やや平坦になって、周囲を見回す余裕、赤い実を沢山見せる、ムシカリ(虫狩 別名:オオカメノキ)が目に付く、何度もここに来ている私だが名前が出て来ない、若い時に尾瀬に来た人は高山植物など覚えていない、でも、美しい物には感じてしまう。

 平坦は短い、ピークを過ぎ、傾斜を下ると沼山峠展望台、積み上げられたベンチ、晴れていれば尾瀬沼が木々の上に、背伸びをすれば右奥に燧ヶ岳の山頂が見える、小雨で霧が出て無理。

 ゴゼンタチバナが赤い実を付け、シラタマノキが白い実を付ける、頭の上には紅葉寸前のナナカマド、一本だけ実の付けないナナカマドは気になるほど目立ち、他のナナカマドは多くの実を付けている。沢山咲きほこるのが、ミヤマアキノキリンソウである、一見目立つほど綺麗では無いが愛したい野の花である。

 足元に気を取られ、木道を見下ろして進むが、慣れたころ前方に大江湿原が見えてくる。

 

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小淵沢田代入口

 

 ミズバショウもニッコウキスゲも無い、だが、広大な湿原が広がる。木道は平、皆さんの足は止まり、ゆっくり。。。。

 数は少ないがオヤマリンドウが可愛い、ヤマトリゼンマイの群生が紅葉し草紅葉を作る。ニッコウキスゲの姿が無い、後のツアーで聞くが「シカが出て、ニッコウキスゲを食べる・・・・」そうです、その被害が大きく対策に大きな労を掛けているそうです。時期に訪れてもあのニッコウキスゲの群生地が無いそうです!私が尾瀬に足を運んだ2000年頃は7/7に尾瀬に行けばニッコウキスゲの群落に出合えたものである。

 大江湿原に入り、最初の分岐は小淵沢田代入口。晴れていれば一眠りが出きり所です、橋の上から覗くと静かに泳ぐ魚、周囲にはオヤマリンドウが咲く。再び木道に戻ると遠方に三本松が小さく見えている。

 

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左:大江湿原 橋で沢を渡る 平野家の墓入口    右:三本松(植林カラマツ)

 

 次の分岐は平野家の墓入口(ヤナギランの丘)、今夜泊まる「温泉民宿ももたろう」も平野家で意味が有りそうです。ヤナギランの丘は大江湿原の中心で見晴らしも良く、8月にはヤナギランが咲き寄って見たい所です。

 分岐の先が大江川を渡る大きな橋で、周囲がお花畑、三本松も美しく、燧ヶ岳が良く見えだす所です。大江湿原の中心地ですね!

 雨が降る、多く成ったり、小雨になったり。直進:尾瀬沼ビジターセンター・右:沼尻方面。参加者に聞くと一人だけここに残り、他の参加者は沼尻へ行く希望。この希望を込め、沼尻へと向かう。

 

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左:三本松の下                     右:ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科

 

 大江川は尾瀬沼に流れ込む、この川の橋を渡ると三本松、登山道はやや登って木道に入る、鹿の食害を防ぐ柵が作られている。直ぐに燧新道(長英新道)の分岐、この分岐に入ると約2時間半で燧ヶ岳の山頂に立てる。雨が大降りで私達の足を止める。「次の浅湖湿原(あざみしつげん)まで行き引き返す・・・」と決め、朝湖湿原の中央の沢まで進む、尾瀬沼が大きく見え、誰かが草むらに鶏の姿を見付ける、参加者全員が鶏(カモのようです)を確認し、急いで引き返す。

 

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大江湿原を見下ろす

 

 うっそうと茂ったオオシラビソの林を引き返し、大江湿原に戻ると小雨になる、どうやら今日は時々雨の天気である。シンボルの三本松が印象的。

 

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尾瀬沼ビジターセンター手前のお花畑

 

 三本松の先が沼山峠と尾瀬沼ビジターセンターの分岐、分岐を過ぎると、秋の花が沢山咲いている。

 

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オヤマリンドウとオクトリカブト

 

 オヤマリンドウとオクトリカブトである、小雨でも綺麗な花は綺麗です。シルバーウィークの尾瀬沼でオヤマリンドウに出合うのも嬉しい。横に咲くオクトリカブトも印象的です。

 ここで待つ、一人の友人を探す、大勢の登山者で賑わう尾瀬沼東岸

尾瀬沼ビジターセンターを含め、尾瀬沼での工事どんどん進んでいる。ビジターセンターの老朽化に伴う建て替え工事だそうです。

 

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左:ゴマナ(胡麻菜)キク科              右:ミヤマセンキュウ(深山川芎)セリ科

 

 ゴマナが咲き、ミヤマセンキュウのような花が隣に咲いている。

 尾瀬沼ビジターセンターで参加者全員が揃い、休憩。

 

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左:尾瀬沼ビジターセンターの案内       右:尾瀬沼ビジターセンターの庭先

 

 尾瀬沼ビジターセンター内で尾瀬沼の植物写真を見る、ゴマナ、ミヤマアキノキリンソウ、イワショウブ、シラタマノキ、ゴゼンタチバナ等である。

尾瀬には2つのビジターセンターがある、尾瀬ヶ原の西側に尾瀬山の鼻ビジターセンター、尾瀬沼の東岸に尾瀬沼ビジターセンターがあり、ここのビジターセンターは尾瀬沼や燧ヶ岳周辺の自然保護活動、情報発信の拠点で尾瀬沼東岸の会津沼田街道沿いに位置すし、カウンターには職員が常駐し、尾瀬の自然についての情報提供を行っています。職員が収集した自然情報が館内に掲示されておりますので、尾瀬沼周辺の散策前後に、立ち寄ると面白い。今日の様に天候が悪い時に寄って見るのも面白い。尾瀬沼ビジターセンターは1984年(昭和59年)に環境省によって設置されました。(公財)尾瀬保護財団が管理運営し、情報発信、巡回、インタープリテーション、植生復元などの尾瀬の自然を守るための活動を行っており、今日も職員が尾瀬を訪れた方と一緒にビジターセンターの周辺を歩きながら尾瀬の自然等の解説を行うツアーを計画がある。

開館時期 :5月中旬〜10月下旬(開館期間中は休館日なし)、開館時間:7:3016:00

 

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尾瀬沼ビジターセンターのミニツアー

 

 この観察ツアーに全員で参加、何度も尾瀬を訪問していたのに、参加は初。工事はビジターセンターの老朽化に伴う建て替え工事で周囲の人々や訪れる人に迷惑を掛けるが、3年計画だそうです。重機は解体し運び込み、ここでまた組み立てて動かしているそうです。尾瀬の生成の説明では、蛇紋岩の至仏山、以後火山が続き、燧ヶ岳ができ、その後尾瀬沼ができたそうです。続いて足元の木道を見て、カラマツで作られるそうです、この為尾瀬にはカラマツが植えられ、三本松もカラマツで、あのカラマツも植えられたものだそうです。

 水系ですが、大江山(標高:1882b)や桧鷹山(標高:1932b)などを源とする大江川、早稲川、オンダシ沢はいったん尾瀬沼に流れ込み、ここから沼尻川となって尾瀬ヶ原に流れだす。この沼尻川が至仏山(標高:2228b)や大白沢山(標高:1942b)から流れ込む川上川(鳩待峠)、猫又川とヨシッ掘田代(東電小屋)付近で合流する。そして只見川となって、平滑ノ滝・三条ノ滝を経て、小沢(こぞう)平、尾瀬口へと流れ出し、日本海へ流れ出す。

一方、至仏山から流れ出す樽俣川は「ならまた湖」にいったん溜まって利根川に流れ込む。その利根川は沼田市で、黒岩山を源にする片品川と合流し、太平洋に流れ出す。

 最後に鹿の食害の話、燧ヶ岳登山口に備えた鹿の柵。環境省によると、尾瀬にはもともとニホンジカはいなかったが、1990年代半ばから確認されるようになり、2009年ごろからは食害が拡大。熊はミズバショウやニッコウキスゲを食べないが、鹿はミツガシワを始めミズバショウやニッコウキスゲを好んで食べてします。従って木道沿いに茂るニッコウキスゲの群落が無くなってしまう、正に今日木道の回りにミズバショウやニッコウキスゲが見られない!例年ニッコウキスゲは77日頃、尾瀬沼や尾瀬ヶ原は見頃、大江湿原では、黄色のじゅうたんを敷き詰めたような絶景となるのだが、今は「咲いている花を探す方が難しい状況」、鹿が花を食い散らかした結果のようです。

 

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尾瀬沼ビジターセンターのナナカマド  ゴマナの群生

 

 今回の予定では、大江湿原から浅湖湿原を経て、右に燧ヶ岳、左に尾瀬沼を見て、小さい湿原を経て、沼尻平。沼尻休憩所でお昼、ここで尾瀬ヶ原の道を見送り、小沼湿原に出て、三平平(大清水へ)、燧ヶ岳を眺め、尾瀬沼ビジターセンターに戻る尾瀬沼一周の計画でしたが、雨が降り中止。

 

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左:尾瀬沼ビジターセンターから燧ヶ岳を望むが       右:尾瀬沼ビジターセンター周辺のナナカマド

 

 雨も小降り、尾瀬沼山峠バス停発14:20を目標に尾瀬沼ビジターセンターを後にする。

 

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左:大江湿原               右:アブラガヤ(油萱)カヤツリグサ科 

 

 ニッコウキスゲが一本も見付からない、アブラガヤがその分良く目立つ。

このアブラガヤは平地や山地の湿地に普通に生える。多数の小穂を密につける。アブラガヤは非常に変異が多く、小穂が細長く先が尖るシデアブラガヤ、小穂が柄の先端に1個ずつ完全にバラバラにつくアイバソウ、小穂がほとんど球形のエゾアブラガヤ、果実が鱗片より大きいチュウゴクアブラガヤなどにわけられることもある。

 

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左:ヤマドリゼンマイ(山取り薇、山鳥薇)ゼンマイ科              右:三本松

 

ヤマドリゼンマイの新芽。ゼンマイの仲間だけあってゼンマイの新芽とそっくり。山菜としても食べることができ、商品として売られているのも、ヤマドリゼンマイのほうが多いといわれている。尾瀬では採れません、見るだけです。大きな群落を作り、とても綺麗な草紅葉、晴れていればもっと素敵な色に輝きます。

 

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左:レンゲツツジ(蓮華躑躅)ツツジ科    右:ミヤマシシウド(深山猪独活)セリ科

 

 草紅葉の中にレンゲツツジがポツポツ、全体に毒があり、牛や羊などの動物に食べられることがないので鹿も食べないのだろうか、大江湿原に多く生えている。

 ミヤマシシウド、深山に生えるから、シシウドより葉が広く、小葉も大きく、ほとんど毛がなく、表面は明るい緑色でやや光沢。だが、こんなに枯れていると解らない!

 

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左:草紅葉が美しい 大江湿原   右:イワショウブ(岩菖蒲)ユリ科

 

 イワショウブはユリ科、湿原に生え、花茎は2040a、白色〜淡紅色の花を総状につける。花序や花柄などに腺毛がりで、ねばります。写真は果実です。黄色い花でキンコウカ(金黄花)も同じ様な所に咲く。

 

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左:ミヤマワレモコウ(深山吾亦紅)バラ科     右:ヤマハハコ(山母子)キク科

 

 ワレモコウは自宅近くの平地に分布するが、このミヤマワレモコウは湿地に分布。上の花穂の頭から雄花と雌花ができ、順に下に降りてゆく。

 ヤマハハコは白い綿毛におおわれる、葉は互生し、線状披針形で無柄。裏面は綿毛を密生して白色。沼山峠から大江湿原の木道脇にも生え、ここ大江湿原の木道脇に生えて可愛い。花期は79月。

 

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左:アブラガヤ(油萱)カヤツリグサ科     右:ナナカマドと綺麗な笹藪

 

 先行の人達が見えなく、残った男性2人、女性1人。小雨だが見付けた花にピントを合わせ撮影するが、使用中のデジカメが故障で以前のデジカメを利用、上手く調整ができない!晴れていれば上手くゆくのだが!

 大江湿原を離れ、しばらく、笹に囲まれた木道を登る、ナナカマドが真っ赤な実を付け、秋を呼んでいる。段々傾斜がきつくなると、ナナカマドが木道の直ぐ側に沢山生えてくる、ここを登り切ればと一歩一歩進む、これから尾瀬に入る人達が大勢坂を下りてくる、中には雨対し軽装な人も、ここは1600b前後の標高です。

 

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左:木道脇のナナカマド                    右:シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 別名:シロモノ

 

 ここの坂道の木道は、ゴゼンタチバナが実り、可愛いが、直ぐ脇に真っ白い実を付けたシラタマノキ。シラタマノキはツツジ科の常緑小低木。同属のアカモノの果実は赤く、本種は白い果実をつけることから別名シロモノと呼ばれることもある。花期は7-8月で、ドウダンツツジのような釣鐘型の花をつける。花の先端はつぼまる。9月頃、萼が肥大して果実を覆い、白い玉状になることからシラタマノキの和名。これを潰すとサリチル酸の臭いが、雨なので同行の女性には教えない?沼山峠を下って大江湿原に入る時の楽しみである。

 

屋外, 木, 草, 座っている が含まれている画像

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ゴゼンタチバナ(御前橘)ミズキ科
近くにマイズルソウが生えるが、お互いに花は白く、実が赤い。
鳩待峠から至仏山への登山道には群落がある。

 

 ゴゼンタチバナ、御前は石川県白山の最高峰のこと。まだ実を付けない株の葉は4個、花を付ける株は6個で輪生状につく、広楕円形で、3脈が目立つ。茎頂から1個の花柄をだて、1花序をつけ、白色の4個の花、弁に見えるのは総包で、中央に小型の花が頭状に集まる。実は赤く熟す。

 

屋外, 草, 植物, 木 が含まれている画像

非常に高い精度で生成された説明 屋外, 植物, 木, 地面 が含まれている画像

高い精度で生成された説明

左:ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)キク科     右:カラマツソウ(落葉松草、唐松草)キンポウゲ科

 

 ミヤマアキノキリンソウは沼山峠から尾瀬沼ビジターセンターまで続いて咲いている、日当たりの良い山野に生える。花期は89月。

 

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高い精度で生成された説明

左:ムシカリ(虫狩)スイカズラ科 別名:オオカメノキ(大亀の木)    右:次は14時 尾瀬御池行き

 

 ムシカリ旧沼田街道(七入から沼山峠)を歩くと沼山峠付近に多くみられるし、尾瀬沼の周辺にも多い。葉は対生、葉身は広卵形または円形。葉脚が浅い心形なので、他のガマズミの仲間と区別できる。虫が好んで葉を食べる、と言うことでムシカリの名がある。910月に赤から黒色に熟す。

 登山道で先行する人達に追いつくと、ピークは近く、沼山峠展望台です。運よく、展望台の最上段に立つと、尾瀬沼が霧の中に現れる「見えたよ!沼が!」と言うと誰も信じない、再び雨が落ちてくるからだ、この展望台から尾瀬沼を見て欲しい、一人、二人・・・六人と見えることを確認と同時に見えなくなる。

 大きな木のベンチ(カラマツ製?)が全員座ると満席、残したお弁当、お菓子、手製の料理(水ナスの漬物は美味い)をいただく、展望は無いが、通行する人達にとって珍しい光景に見えたようです。

 ここからは、木道の下りコース、12:40に尾瀬沼山峠に着く。

今夜泊まる民宿の耻風バス停には急行バスは止まらない、乗れるのは8:30,10:45,12:40,14:20,15:5017:10森の温泉アルザ止まり。

**会津高原尾瀬口への優先バス「尾瀬夜行23:55翌日の利用者が優先」は13:00,14:50、急行は12:15

 14:20発にはまだ2時間ほど、コーヒタイム・・・14:00に尾瀬御池へのバスが出発し、14:20発会津高原尾瀬口が出る、尾瀬御池で大勢降りるが、ここから乗って来る登山者も多く、ほぼ満席。尾瀬御池を発し、七入、キリンテ、桧枝岐役場前、駒ケ岳登山口、森の温泉アルザ、あずさ温泉、内川(会津田島に出れる)等を経由し約1時間は走り、15:20着で耻風バス停 温泉民宿 ももたろう 尾瀬夜行23:55は途中で降り一泊できる

 バス停からももたろうは直ぐ、迷う必要は無い、チェックインには早いが、尾瀬沼山から連絡しており、問題なくまねかれ、直ぐに温泉へ。明日の栗拾いの場所を調査に出かけた人も発生。夕食は18時から、栗ご飯、蕎麦、山菜料理等、熟練の女性陣も大喜び!男4人・女3人に3部屋を用意してくれた(男2/2、女3に解れる)。私達以外に2組のお泊り。

 翌日177時朝食、大きな鮭、温泉卵、、、でお腹が膨らみ。宿から5分ほど歩き、栗拾い林、各自約1`。

 温泉民宿 ももたろうからバス停(都合の良い所で手を上げる)、耻風バス停付近、見事な蕎麦畑、自慢のワラビ畑、周囲は紅葉が始まると全山紅葉の山麓に囲まれる、川は釣りができる。バスは9:41発だが、正確に5,6分遅れやって来る。始発は尾瀬沼山8:30発で私達が乗って満席。同じ日に浅草駅から乗った単独の女性「尾瀬御池でバスを降り、燧ヶ岳を予定したが、雨で長蔵小屋に泊まって、今朝沼山からこのバスに・・・・」とのことです。燧ヶ岳のような山は初めてで、どんどん経験し多くの山を歩きたいそうです、尾瀬に何度も来た話をすると、またチャレンジ。会津駒ケ岳・至仏山・笠ヶ岳・・・にも登りたい!「時間が有れば日帰り温泉に入りたい」と言うので、会津高原尾瀬口駅から国道352号に出て右折した所の日帰り温泉を説明。知っていれば桧枝岐の駒の湯に入ることもできる。初めて一人で尾瀬に、初回からは無理、だんだん成長すれば良い!

 バスは松戸原、舘岩観光案内所、館岩番屋等を経由し10:30着で会津高原尾瀬口。この時刻には、

 10:46発、会津田島方面(塔のへうり、大内宿)の電車、参加者の1名が「塔のへうり、大内宿」へ向かう

 11:07発、浅草行きのリバティ会津128の電車13:4114:02北千住⇒14:15浅草 同じバスの人がこの電車!

 11:15発、尾瀬沼山峠行きのバス、数名が並んでいる。

を、待つ人でやや混雑。

会津鉄道は会津高原尾瀬口で野岩鉄道となって、男鹿高原上三依塩原温泉口(かみみよりしおばらおんせんぐち 約18台 塩原温泉行 上三依水生植物園)、中三依温泉(なかみよりおんせん 約8台 男鹿の湯)、湯西川温泉(ゆにしがわおんせん 約40台 湯西川温泉行、鬼怒川温泉行 湯の郷観光センター)、川治湯元(約30台)、川治温泉(約10台 湯西川温泉行、鬼怒川温泉行川俣・女夫淵行 龍王峡)、龍王峡(約60台 湯西川温泉行、鬼怒川温泉行 龍王峡)、新藤原と続く、なお、「お得なキップ」もあります。

 浅草行きのリバティ会津128の電車に乗り込む、賢い参加者が会津高原尾瀬口駅で売れきれる前に買い占めた「いなり寿司」を早速頂く、下今市駅まで社内販売は無いようです。参加者からのリクエストは無かった「JR新宿駅」は鬼怒川温泉駅〜栃木駅から分岐している様です。

 春日部13:412人、残りは4人とも北千住駅14:02着、無事に皆さんと解散。遠い人は横浜市、所沢市。松山市から参加という人もいる。私は常磐線牛久駅から近い。。

わたしの登山話