会津駒ケ岳 (標高2133b)  南会津の名峰、広大な山上湿原を孫らと散策漫歩
 キリンテのキャンプ場に前日泊まり、滝沢の登山者駐車場からスタート、梯子の登山口を経て、急登、山上湿原を登って駒ノ小屋、
 会津駒ケ岳山頂、中門岳を見て、 富士見林道でお花畑・山上湿原、大津岐峠からキリンテに下山

 

日程 20167 22-23日 (金-土)晴れ  

2007/7/23ハクサンコザクラが満開

 
左:会津駒ケ岳の山上湿原          右:富士見林道の山上湿原

コース

2016/7/22

つくば市5:30=(国道294408号)⇒宇都宮=(国道4号)⇒西三島=(国道400号)⇒西那須野塩原IC入口=(国道400号)⇒塩原温泉=(国道400号)⇒国道121号・国道352121号合流=(国道121352号)⇒道の駅「たじま」=(国道121352号)⇒国道121352号分岐=(国道352号)⇒会津高原尾瀬口駅=(国道352号)⇒道の駅「番屋」=(国道352号)⇒国道401号分岐=(国道352号)⇒13:12屏風岩12:30=(国道352号)⇒会津駒ケ岳登山口=(国道352号)⇒13:50キリンテ(かわばたキャンプ場)

徒歩:6,318

2016/7/23

キリンテ かわばたキャンプ場 5:05=(国道352号)⇒5:10桧枝岐会津駒ヶ岳登山口駐車場5:15―(0:09)→会津駒ケ岳登山口バス停5:24―(0:00)→5:24公衆トイレ5:35―(0:31)→会津駒ヶ岳登山口6:06―(1:51)→水場休憩所7:57―(1:12)→湿原入口9:09―(0:17)→駒ノ池9:36―(0:12)→手前の駒ヶ岳山頂と中門岳分岐9:48―(0:07)→会津駒ヶ岳山頂9:55―(0:06)→10:01奥の駒ヶ岳山頂と中門岳分岐10:26―(0:04)→手前の駒ヶ岳山頂と中門岳分岐10:30―(0:14)→駒ノ小屋10:44―(0:44)→梯子(2本目は不要)11:28―(0:47)→大きな湿原12:15―(0:22)→12:37大津岐峠12:50―(1:52)→バス停まで14:42―(0:27)→15:09キリンテ15:09⇒帰宅

徒歩:33,497

21016/7/22

つくば市から檜枝岐村まで車で約7時間、途中でバーベキューの材料を購入なとの時間を入れると、8時間ほど掛ります。国道4号と400号に交差点に、ヨークベニマル西那須野店があり、ここに寄れば二日分の食料は手に入る。

国道400号を走って塩原温泉を経て走るが、孫らは渓谷の美に感動する、ここを過ぎると山の中に入り、道の駅「田島」、会津若松や田島方面と別れ、会津高原尾瀬口駅を通過し、中山トンネルなど幾つも長いトンネルを抜け、国道401号と別れた国道352号は尾瀬の雰囲気になってくる。

 
屏風岩で遊ぶ

枝岐屏風岩に寄って奇岩怪石を見学する、天を突くようにそそり立つ姿は自然の芸術作品。尾瀬に行かれる人、時間が有ったら寄って見たい所です。

まもなく会津駒ケ岳登山口入口、明日はこの近くの駐車場から歩く事になる、六地蔵を見て、ミニ尾瀬公園を過ぎると、キリンテは近い。

かわばたキャンプ場は直ぐに見つかる、七入に向かってキリンテバス停の手前です、このバス停の先が会津駒ケ岳からの下山口です。

かわばたキャンプ場の受付人の奥様から、親切な対応を最後まで受ける事になる。

 
左:釣り堀                右:キャンプ場の小池 

奥様に、相談!檜枝岐の事なら何でも相談しましょう。日帰り温泉なら燧の湯、駒の湯。釣り堀なら、食事なら、、、

 
左:国道352号左側(進行方向七入、尾瀬御池)           右:バーベキューの風景

 

夜中に空を見上げると、大きなお月様が出て、青空に星が輝く、明日は登山日和になりそうです。

2016/7/23

 
会津駒ケ岳登山口駐車所とバス停

朝、4:30頃起き出す、全員快調である、キリンテに下山すれば、かわばたキャンプ場の奥さんが会津駒ケ岳の駐車場まで、私を運んでくれると言う。キャンプ場から全員車に乗って桧枝岐会津駒ヶ岳登山口駐車場(会津駒ケ岳登山口バス停から徒歩5分)へ、大型バスが2台停められ、登山の車も数台停まっている。

駐車場から徒歩でバス停に引返す、「尾瀬国立公園 会津駒ケ岳滝沢登山口」と記された、大きな道標が立っている、この道標の前がバス停です。ここを上がると公衆トイレ、尾瀬の観光案内図が立っている。ここでトイレを済まし、登山開始です。

  
左:下ノ沢              中央:ウバユリ                  右:駒ケ岳登山口の梯子

駒一の橋を渡り、途中、登山道有るが、孫らが先を進んだので、林道をそのまま進む、大した違いはなく、まのなく登山道から登山者が現われる。かなり急な林道です、登山口の駐車場は満杯らしく途中に車が停められ車で登った人は大変です、「尾瀬国立公園会津駒登山口」の標識に着く、ここの登山ポストに三年生の妹がカードに記入し投函する、梯子を登ると、お母さんと6年生のお兄ちゃんが待っている。

山頂まで4.7`の道標を確認。

 
左:ブナ林の登リ                右:展望は少ない

最初から急な斜面が続く、展望の期待はできないが、美しい樹林の道が続く。

展望が開け、眺めていると「一番奥の山が田代山と帝釈山の稜線で、平に見える、、、」と教えてくれる、この位置ではまだまだ尾瀬の山々は見えない。再び急登だが、これまでの様な急坂では無いようです。

 
左:美林のブナ               右:このような道標が時々現われる

後から登ってくる人々に抜かれるが、気にしないで足元の植物や、頭上の木々を見ながら進む。

  
左:ツルアリドオシ(蔓蟻通し) アカネ科           中央:オニアザミ(鬼薊) キク科    右:ツルリンドウ(蔓竜胆) リンドウ科

この白い花は?ツルアリドオシ、おおきなアザミはオニアザミで、フジアザミでは無いようです。まだこれから開くツルリンドウなど、ポツポツ現われる。

 
左:水場 下って2分           右:ひたすら登リ続ける

抜いていった人たちが休憩、ここは水場、孫らに聞くと水は500_を2本、まだ1本目を飲んでいると言う、これまで何度か休憩しており、今、順調に歩んでおり、このまま、ゆっくりだがマイペースで進みたい、休憩場は多勢おり座る場所もない、このまま進む事にする。ここで燧ヶ岳の頭が見えるそうだが未確認でした。

ブナ、ミズナラが美しい原生林を作ってくれる、やや水場より傾斜が緩い気がするが、階段が整備されちょっと歩き難いが、崩れを防いでいるので仕方がない!

 
左:会津駒ケ岳山頂から延びる稜線                右:展望が広がる

展望が大きく、日光連山が見える、日光白根山が高く目立っている、男体山も確認、尾瀬の方向に燧ヶ岳らしき頭が見えるが確認は難しい。木の根に腰を下ろし休憩、だいぶ疲れてきたが、甘いおやつで若い人の体を回復させる。

  
左:山々が見えてくる 燧ヶ岳かな?                        右:美味しいイチゴ ノウゴウイチゴ(能郷苺) バラ科

この木々な低くなり、展望が開けてくる、燧ヶ岳の頭かな、小さくて確認できません。

お兄ちゃんが熟したイチゴを見つけ「食べてもいいか?」と聞く「美味しいよ!食べて」と答える、彼は心配なく口に入れる「美味い。。。」、直ぐに妹も真似をする、このイチゴはとても美味いですね!

これがノウゴウイチゴと呼ばれるイチゴです。野草のイチゴは木苺が多いが、これはクリスマスケーキに乗っているイチゴと同じ草苺。イチゴの仲間は花びらが5枚だが、これは78枚、今日は実だけで花は無く、実は甘く食べることができる(下山時も同じ標高に有って孫らの喜んで食べました!)。共にオランダイチゴ属のシロバナノヘビイチゴ日光男体山の時は花でした!)は味がなく食べるには適さないと言う、シロバナノヘビイチゴもノウゴウイチゴと同じく白い花です

再び展望が切れ、登山道が斜面の右を行く、山頂からの山並みが見える、高い尾根を見るとまだまだ高いが、孫たちも元気に登る。空は一段と大きく真っ青に広がってきた。

 
左:切り開かれた木道               右:前方の駒ノ小屋が見えてくる

時間的にも、回りの風景から、そろそろ湿原が現われる頃、足元に木道が現れ、前方に駒ノ小屋が見えてくる、そして山上湿原が現れ、大きなベンチが現われる。

  
今年は例年に比べ雪が少なく、花は終わって来たようです

ベンチに腰を下ろし休憩、この後山上湿原の傾斜に引かれた木道を歩き、散策!

とても気持ちの良い山上湿原、キンコウカ、ワタスゲが湿原に広がり、池塘の淵にイワイチョウが可愛い!

 
左:ワタスゲと池塘                    右:人気のモウセンゴケ

お兄ちゃんはアヤメ平「アヤメ平では虫を捕らえる様子が観られた!」に登った時から好きになったモウセンゴケを見つける、虫をくわえる姿は見つからないが、妹も興味を深める一瞬です。

モウセンゴケ等の食虫植物が「えんじょいふる」夏号(ジョイフル本田)に記され、実際に店で販売されている、葉や花で虫を捕えて栄養を吸収する植物で、ここの様な高山帯や湿地帯で生育、地中から補えない栄養分を捕食吸収して成長する。葉や花に触られると捕食器官や消化器官を働かせ、その動きがたび重なると体力を消耗してしまい、枯れたりするので要注意!捕食の仕掛けは:色・形・においで虫をおびき寄せて捕え。消化酵素を出し、溶かして吸収する、種類によって異なる仕掛け。主な植物がある。

ミミカキグサ:地中での捕食式、地中の虫が地下茎の小さな袋に入ったら閉じ込める。

サラセニア:落とし穴式、筒状の葉に誘い込み、出られなくする。

モウセンゴケ:葉の粘着式、飛んできた虫を葉のネバネバ液でくっつける。

ムシトリスミレ:葉の粘着式、飛んできた虫を葉のネバネバ液でくっつける。五郎カールのムシトリスミレ谷川岳の稜線でも咲きますね! 

ハエトリソウ:2枚の葉で包み込み式、葉に虫が2回触れると両方からバクリと包み込む。

実際にお店でも販売されている、モウセンゴケは捕食率がナンバーワンなので実験に優れているらしい。

 
左:オトギリソウ(弟切草) オトギリソウ科            右:ニッコウキスゲもちょっと寂しそう、可愛い!

木道の淵にはオトギリソウが黄色い花を咲かせ可愛い姿です!期待のニッコウキスゲはご覧の通り寂しそうです。

 
左:チングルマは花を落としている                右:妹に追いつく駒ノ池

妹は早い、一度傾斜が緩み、小さなピークを超えて、また、駒ノ小屋まで山上湿原を登る、先行する妹「お腹がペコペコ!」と言いながら駒ノ池の前で待っている、山頂は近いので、もーちょっと頑張る事にする。皆さん最後の頑張りであり、まだまだ元気です。

 
駒ノ小屋から会津駒ケ岳山頂

大勢の人が休憩する駒ノ小屋下のベンチ前の駒ノ池から木道を少し下る、駒ノ池の反対側に人が集まっているが、そこは帰りに通るのでパス、どうやらハクサンコザクラが残りの花を咲かせている場所で、ピンク色の花が見える。

木道の周りは沢山の花が咲き、カメラマンが楽しんでいる、会津駒ケ岳山頂が頭上に見え、木道の最下部から上に向かっている急な斜面を登る、ここの木道は壊れかけ、注意が必要!孫たちはスイスイ登って行く、私は追いつかない!ここは一歩一歩・休み休み登ります、どうやら登山口から駒ノ小屋まで孫らが文句を言わず登って来たことに大きな満足。しかも周囲の登山者に迷惑せず登る孫らの姿は頼もしい限りです、最近、登山のマナーを知らない人が多くなってきたが、それを教える人は更に減っている。

急な木道を登リ切ると、山頂を右上に見て、左の樹林帯に入る。直ぐに三差路で会津駒ケ岳と中門岳の分岐、会津駒ケ岳へ急で、足元が滑りやすい木道、孫らは先行している姿を見る。例年ならハクサンコザクラが見頃だが、既に終了。分岐から5分ほど、孫らが待つ会津駒ケ岳山頂に到着、孫らは笑顔で迎えてくれる。

山頂は広くない、だが展望は良く、燧ヶ岳、至仏山、日光連山が遠望でき印象的だが、まだ完璧に梅雨明けとならず雲が多く、日光連山方向が見えるだけである、山頂に立つ人々も孫らも登山口から登った大きな満足を得ている。

山頂には、ここから見える山々の案内版が置かれ、中央に名峰富士山が記されている。晴れていれば、正面に富士山が遠く見え。その右に燧ヶ岳、武尊山、至仏山、谷川岳、苗場山、平ヶ岳。そして左に日光白根山、男体山、太郎山、大真名子山、女峰山、帝釈山、田代山。だが登山者の目には真っ白な雲だけです。

会津駒ケ岳(標高2133b)で記念写真(順番待ちが!)、登って来た道とは別方向の中門岳(標高2060b)へ下る。


中門岳へ

木道は山上湿原を下る、山頂から中門岳間は片道50分、可愛い花が孫らを迎える、会津駒ケ岳・中門岳の分岐(奥の分岐)に着き、ベンチに腰を下ろし、休憩、ハクサンコザクラは咲き終わり、孫らの意見を聞き、この先は彼らの未来に託し中止!ここは7月中旬まで残雪があってハクサンコザクラが見頃です。同じベンチに新潟から単独で来られた女性は下山も滝沢へ下るそうです、彼女の話ですと中門岳がワタスゲがとても綺麗だったようです。

各自好きな食料を出し楽しむ、水も心配したが、2本目に口を付けず持っており、下山は大丈夫だ!ここまで長い時間の休憩は無く、ここは彼らが動くのを待つまで中門岳に続く湿原を楽しむ。

  
会津駒ケ岳と中門岳の分岐(手前の)へ

手前の会津駒ケ岳と中門岳の分岐へ、この分岐は山頂を経由しません、前方にキリンテに下る稜線が見える、富士見林道と呼ばれる!

 
左:駒ノ小屋&日光連山方面                  右:ホソバノキソチドリ(細葉の木曽千鳥) ラン科

手前の会津駒ケ岳と中門岳の分岐から駒ノ小屋までは登ってきた登山道です、大勢の人らが登って来る団体で孫らとは大きく歳の離れた人、にこやかな会話が弾んだようです!

 
左:ハクサンコザクラ                 右:チングルマ

駒ノ池、ここは遅くまで残雪が有ったらしく、ハクサンコザクラは残っていました、チングルマも元気でした。花期なら山頂から中門岳、中門ノ池の周辺は一面ハクサンコザクラで埋め尽くされる。

 
駒ノ池と駒ノ小屋

駒ノ池に浮かぶ登山者!2秒ほど早く気が付けば池の中央でシャッターでしたネ。

駒ノ小屋の裏側に公衆トイレ、全員ここを借りる、そして下山の準備。ここで新潟の女生に再開!

 
左:キリンテを目指して          右:まだまだ元気!

ここからは登山者は減ってきます、駒ノ小屋からまず急降下!樹林帯を下ると気持ちの良い小湿原で小休止、急降下が終わって稜線漫歩、会津駒ケ岳山頂に登った時に比べ天気は回復、周辺の山々が良く見えてきた。同時に孫らも山頂を登ったため、大きな余裕が生まれたようです。

 
左:ハクサンシャクナゲ                右:コゴメグサ(小米草) ゴマノハグサ科

会津駒ケ岳では終わったハクサンシャクナゲの咲き残り、岩場の影にコゴメグサが小さい姿で現われる。

 
左:ハクサンフウロ(白山風露) フウロソウ科   右:お花畑が斜面を飾る

妹にとって歩き難い登山道ある、でも本人自力で通過、そして少しずつ高山植物への関心も高まって来たようです、お兄ちゃんは、山の経験も増え、登山道歩きは自然観察が身に付き、良く観察している。

 
岩場が続く富士見林道

林道は次々と上下を繰り返す、この岩場に花が多く、楽しい所です!樹林帯に入り、妹にはヤセ尾根が迫り、岩が露出し小さな上下を繰り返す。

 
稜線を振返る

振り帰ると手前の高い峰に駒ノ小屋が見え、その奥の峰が会津駒ケ岳で、更に奥が中門岳。

 
梯子 これを超えると使えない梯子、そして岩場が続く

梯子を登るお兄ちゃんを見て、怖さも感じず、自力で取り付く、しかも、前に行く人との間隔を取っている。梯子を登ると、使用していない梯子がある、この梯子の先は崩れ別のルートが取られている。

この先に日陰を作ってくれる林があり休憩、キリンテから登ってくる三人の人達、男子2人、女性1人です、聞くと「キリンテからの方が滝沢から登るより楽で、このコースを登りに使っている、、、」とのことです。ここが標高:1956bのピークらしい。

 
ハクサンシャジン(白山沙参) キキョウ科

可愛いハクサンシャジンが岩場の登山道を飾る、眺める時は足をピッタっと止めたい所です。

 
稜線漫歩が続く 燧ヶ岳は見えてくる

まだまだ続く岩場の稜線、だんだん見通しの良い尾根となり、燧ヶ岳がクッキリ見えてくる。

 
振り向くと、会津駒ケ岳山頂は遠くなる!

だんだん岩場が減って、湿原が多くなる。

お兄ちゃんが「どこまで続くの?」と言う「大津岐峠は見通しのきく最後の湿原、、」(一番大きく見える湿原辺り)と言いながら指を指す、まだまだ先である。

 
晴れてきた!燧ヶ岳がクッキリ!

あの辺りがキリンテ&御池の分岐(大津岐峠)で、大きな傾斜が見え、登っている木道が見える、この先、今までの様な激しい岩場は見当たらない。

  
暑い!ここは涼しい風が浮き抜ける

晴れると暑い太陽の光、そんな時涼しい風が吹く湿原、ここで腰を下ろし小休止!若い人も流石に暑い太陽光線に疲れた様子だが先頭のお母さんは快調です。可愛いワタスゲが風になびいている。

 
左:オオシラビソ(大白檜曽) マツ科           右:大きな池塘

次のピークでオオシラビソ、その先に大きな池塘が現われる。地図に小湿原・池塘と記されている辺りです。

 
大津岐峠 御池・キリンテ分岐 燧ヶ岳が美しい

大きな池塘を過ぎると真正面に燧ヶ岳の見える大津岐峠に飛び出る「ここから歩きやすい下り道だけ、、」と伝えると途端に皆さん笑顔、口に出さないが皆さん、かなり疲れている。

記念写真を写し、残った美味しい食べ物を食べて、休憩。

さて、今度は下山。真っ直ぐ延びる道は大杉林道で大杉岳(標高1921b)を経て御池に下る道です。左に延びる道がキリンテへの尾根道で、木々の間から燧ヶ岳が見えなくなると登山口は近い。

 
左:とても歩きやすい登山道     右:ベニバナイチゴ(紅花苺)バラ科

確かに岩もなく、登りもなく、歩きやすい、岩場で出会った3人以外は登って来ません、下りでは二組のご夫婦と男性が急ぎ足で下って行く、少ない登山者だが登山道は良く踏まれている。

お兄ちゃんが美味しいイチゴを見つける、ベニバナイチゴで、お母さんを妹も実を口に入れる、私の知っている限り、このイチゴが山では一番美味しいと思う、しかも大粒です。皆で探しながら歩くがここだけでした!「美味しそうにみえますが、あまり美味しくない」と記されますが、私は大粒で美味しいと思います。

 
左:マイヅルソウ(舞鶴草)ユリ科           右:ギンリョウソウ(銀竜草)シャクジョウソウ科

マイヅルソウが足元に沢山生え、花が終わって実が膨らんでいる、ギンリョウソウ、言わばユウレイソウだが、お兄ちゃんが根元に手を入れると「アリが、、、」と驚く!

*ゴゼンタチバナはミズキ科、マイヅルソウと同じ様な場所に咲き、大きな誤りでした!

 
左:燧ヶ岳が見えなくなると登山口だが!            右:ツバメオモト(燕万年青)ユリ科

今度はツバメオモトが多く続く、実を付けており花は無いが、花期に訪れるととても美しい可愛い花です!

この辺りブナが美しい林を作っている。この辺りは傾斜が緩い所です。

 
左:ハナヒリノキ(嚔の木) ツツジ科          右:美林ブナ

美しいブナ林が続く快適な登山道を下る、そろそろ登山口だろうか?

妹の足は早く、二人で先に下る、お兄ちゃんはお母さんとゆっくり下ることになる。

 
左:エゾアジサイ(蝦夷紫陽花) ユキノシタ科         右:ブナに書かれた バス停30

エゾアジサイが見え出すと登山口は近い、娘がブナに書かれた「バス停30」を見つける、ただバス停の’停’が習っていない漢字で、困ったようだ!

バス停(国道352号)まで残り30分の印になって、キリンテ沢が見え大きな沢の音が聞こえる、沢を渡り、ここはちょっと登る、ジグザグの坂道を降りると平になり、国道が見えてくる、キリンテの会津駒ケ岳登山口は直ぐである。

 
左:ジャコウソウ(麝香草) シソ科            右:キリンテ 会津駒ケ岳登山口付近

キリンテ登山口、ここを左折するとキリンテバス停かわばたキャンプ場は直ぐである。

受付(管理人)の奥様が笑顔で迎えてくれる、滝沢の駐車場まで運んでくれる、その間、妹は1人で待つことに、車を回収して戻ると、お母さんとお兄ちゃんも下山してくる、全員無事到着。

今夜もバンガロー等満席とのこと、かわばたキャンプ場は早めに予約しないと利用できません!

さて!昨夜のバーベキューの後始末、テントを整理。お別れの時、夕食のお店を聞くと「尾瀬の郷交流センター」(アルザの前)、ここは生姜焼き・カツカレー・各種うどん等が食べられる、ここに寄って閉店間際だが快く入れノンビリと夕食。

帰路も同じコースを引返す、小豆温泉、道の駅「番屋」、道の駅「田島」、、と走り、日光方面を見送り、西那須野塩原IC入口を経て、国道4号へ、お母さんがここまで運転、以降国道50号まで引き継ぎ、ここから自宅までまた彼女にバトンタッチ!約8時間二人なら楽である。勿論孫たちは檜枝岐から自宅までグッスリ(那須でコンビニ休憩は目覚めたがアイスクリームを食べ再び熟睡)である。

 かわばたキャンプ場 ☎:0241-75-2157 携帯:090-7338-6449

9670521福島県南会津郡桧枝岐村キリンテ
かわばたキャンプ場(キリンテバス停 隣り)
※シーズン中は、キャンプ場にいる場合が多くなります。ご予約・お問い合わせは携帯電話!

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