つつじヶ丘から女体山山頂経由で御幸ヶ原コースを下る
筑波山(標高877b) 女体山山頂の大展望・長い階段、岩場の急坂

 

日程:2022720日(水)晴れ

 

日程:2022316 (水)晴れ 春霞で展望は期待以下、梅林は見頃
日程:2022年4月18(月)曇り夕方から雨旧 女体山から旧酒寄駅バス停

 

 

左:御幸ヶ原から下って直ぐ!             右:ピッチの短い急坂

ここは残雪の時は避けたい急坂

 

コ―ス

高崎中央8:15=(南部シャトル)⇒8:55つくばセンター9:00=(筑波山直行シャトルバス)⇒9:50つつじヶ丘10:00=(筑波山ロープウェイ)⇒10:06女体山駅10:10―(0:10)→ 10:20女体山山頂(標高877b)10:53―(0:24)→11:17御幸ヶ原 お弁当11:51―(0:25)→男女川12:16―(0:26)→12:42中の茶屋 ケーブル出合点12:47―(0:38)→13:25宮脇駅 かき氷 公衆トイレ13:42―(0:13)→13:55筑波山神社入口バス停14:10=(筑波山直行シャトルバス)⇒14:50つくばセンター ショッピング15:40=(南部シャトル)⇒16:12高崎中央

 つくばセンターとつつじヶ丘:900円、ロープウェイ:630円、つくばセンターと高崎中央(つくバス):300円、つくばセンターと筑波山口(つくバス):400円 身体障害者は全区間半額。

徒歩:15,170

 

 今日はつくバス(つくば市営バス)と筑波山直行シャトルバス、ロープウェイを利用し、女体山駅まで交通機関を利用、女体山から御幸ヶ原に下り、御幸ヶ原コースを慎重に下り、筑波山観光案内所の筑波山神社入口バス停から筑波山直行シャトルバスと市営バスで自宅。

 ラクラクの工程に感じるが、御幸ヶ原コースを利用し御幸ヶ原から筑波山神社まで約70分(登りは90分)、約2`、御幸ヶ原から男女川(みなのがわ)まで急降下で長い階段、ここで少し登り(ケーブルのトンネル)、ここから中の茶屋(今はベンチ広場 ケーブル出合点)まで事故の多い岩場下り、以後、宮脇駅と筑波山神社分岐まで大小の岩や階段が続き悪戦くとう、ここは北アルプス登山の前準備に適し、都心の挑戦者や地元の人の訓練場になっている。私のような身体障害者は山頂まで交通機関を利用し、下山は今回の御幸ヶ原コース、花の多い時期は薬王院コース、展望(富士山)の期待時は白雲橋コースを使っています。

 この夏、北アルプスの蝶ケ岳に槍ヶ岳・穂高連峰の大展望を予定する、お二人の先輩(女性)が白雲橋コースと御幸ヶ原コースを笑顔で歩かれた人がおり、同年代でもあり感動と勇気を与えられました、お二人とも快晴時に蝶ケ岳を登れることを希望します

 

 では詳細を:

 

 

ロープウェイから

 

 つくばセンター8:55着、9:00始発の筑波山直行シャトルバスがある、時々使うが、乗り移った後直ぐに発車した事は一度ほど、お陰で遅れたことは無い、今日は8分程前に着き、TX(つくばエキスプレス)からの人々は待っている、平日で無いから10名ほどです。男女の若い団体さんと、単独に人。渋滞は無く、筑波山神社入口で私と1名を残しここで降りて行く、定刻でここを出発、ここからがバスも高原バスのように走る、よく晴れて入れは、美しい富士山の姿が良く見るが、今日はまったく見えない。後で聞くが男体山から同じ時間頃ぼんやり見たようです。

 9:50頃つつじヶ丘に着き、トイレに寄っても00,20,40分と発車するので慌てる必要は無い。今日は乗客4名、バスからのお客さんは私1人。

 晴れていれば、左に富士山が見えるが、今日は駄目、霞ケ浦もぼやけている、だは、足元に見える木々はブロッコリーのように見え、中間点で下りに車両に出会う。

 

 

左:女体山山頂      右男体山山頂

 

 ロープフェイは右の高い位置に、女体山山頂が見え、一人が山頂の岩場に立っているのが見える、ガラガラのようです。

 女体山駅に着き、関係者以外は階段を降り、広い見晴らし台に降りる、ここから立派な男体山(標高871b)が見える、晴れていれば富士山が見え、後方に霞ケ浦がピカピカ輝いているが今日は真夏、関東平野はガスっており、この時期にしては展望の悪い日では無い。

 ここの展望台には売店がおかれ、ロープウェイからつつじヶ丘へ下る人は時間調整にとても便利、筑波山山頂付近では御幸ヶ原、男体山、立身岩に負けない展望が得られます

 

  

左:ロープウェイから女体山山頂へ            右:最後の登り つつじヶ丘と女体山山頂分岐

 

 ロープウェイの展望台から階段をよじ登るとロープウェイの入口で、左折、安全パイプが置かれ、ちょっとツライが美しい散策路になって、数本のヤマツツジの花芽が膨らんで、周囲はブナ、ヤマザクラも茂っている。

 まもなく女体山/つつじヶ丘/御幸ヶ原/筑波高原キャンプ/ロープウェイ駅の分岐広場に出る、岩の上に腰を落とし休んでいる人もいる、女体山への石段を登り、神社の石段を上がると、女体山山頂(標高877b)である。

 見下ろすとロープウェイが浮かび、その先がつつじヶ丘駐車場、宝篋山と続き、大きな霞ケ浦が広がっている。残念だが富士山は雲の中、ただここを訪れる前に男体山山頂に寄った人は極薄い富士山を見たそうです。目を凝らしと涸沼がぼんやり!

 ここ女体山には毎日登る人もいる、たまたま山頂で出会った男性は130回目だそうです、聞くと私と同じつくば市の方で、同じ地区に勤められていたそうです。年齢は60歳中ごろでまだまだ北アルプスに登れ、今日はトレーニングのようです。

 

 

左:女体山山頂から見下ろす      右:オオカトラノオ(丘虎の尾)サクラソウ科オ

 

 アゲハチョウは数十匹飛び交い、入れ替わり山頂訪問者が多くなって・・・・下山開始、つつじヶ丘から「年配の二人の女性が息を切らさず」登って来る、この後宮脇駅付近で再会することになる・・・・。

 

 

左:コバギボウシ(小葉擬宝珠)ユリ科         右:せきれい茶屋の脇のイカリ

 

 女体山からまずつつじヶ丘分岐で弁慶茶屋跡地に下って白雲橋コース/おたつ石コース(つつじヶ丘から迎場コースで筑波山神社が有る)分岐を選ぶならここでつつじヶ丘方面に向かう、以外なら女体山/つつじヶ丘/御幸ヶ原/筑波高原キャンプ/ロープウェイ駅の分岐の広場に下る、ここは日光連山や筑波連山縦走路が良く見える場所がある、分岐に下ると一番楽な選択はロープウェイ方面、右の筑波高原キャンプを選ぶなら筑波高原キャンプ場の駐車場を使っていた場合に便利、御幸ヶ原方面を選べば@深峰歩道(ユースホテル跡地)、A薬王院コース(薬王院に下る 旧酒寄駅バス停が有る)、B御幸ヶ原コース(筑波山神社)、C男体山か自然研究路を回ってここに戻って来る人(今日も元気な若者2人が実行している)、D男体山か自然研究路を回って@、A、B、Cを選ぶ。

 私のようにバスでここきた、A、B、Dを目指し御幸ヶ原に向かう。

 下って行くとガマ岩、ここで外人家族が見上げている、小石を拾って実演「この石が口に入ると・・・」と笑顔で彼等も実演、結果は気にせず進むが「おー!入った・・・」と言う声が聞こえる、言語など気にせず、ガマ石の人気を伝えたい、このお嬢さんは一生忘れない、勿論家族も!

 続いて「せきれい茶屋」、筑波山で最高位置に立っている、ここに大きな錆びたイカリが有る、母の胎内くぐり・出船入船・裏面大黒・北斗岩・大仏岩・ガマ岩と比べると気に付かないが今度ここを通過の時見たいですね!

 

 

左:横瀬夜雨の碑   右:筑波山のブナを守ろう

 

 続いて大きな石がゴロゴロの山道、せきれい茶屋から左に注意して下ると直ぐに、枝道がある、この道は良く踏まれ、ゴロゴロ石も無い、おまけにベンチが有る、二人ならお弁当を広げられる。このベンチに腰を下ろすと直ぐ前に、横瀬夜雨の碑(よこせやうの碑)が説明版と共に置かれている。

横瀬夜雨:文庫派の代表詩人。下妻市に生まれる。3歳の時になった病で障害者となる。身体的不遇の中で読書に励み詩人への道を歩んだ。文庫派の代表詩人として活躍、「お才」「やれだいこ」などの代表作を残す。作品は農村情趣にあふれ、素朴な農民感情がこめられているものが多い。横瀬夜雨の碑 筑波根詩人といわれた横瀬夜雨の第三誌集二八宿お才の一節を自然石(筑波石)に「男女いてさへ 筑波の山に 霧がかかればさびしいもの」と刻した。 歌碑は1935年昭和101117日に除幕。じゃらんより

 この枝道をカタクリの里まで下りると、「筑波山のブナを守ろう」が立ち、この敷地にカタクリが植えられ、果たしてブナを守っているのだろうと思う?カタクリは筑波高原キャンプ場の方がアット的に広く群生している

 

 

左:セキレイ石と御幸ヶ原に階段       右:クマシデとミズナラ

 

 ブナ林からセキレイ石方面を見る、横瀬夜雨の碑の枝道を通過したので、この階段は通りませんでしたが、横瀬夜雨の碑は一度見て欲しい、そして枝道も!

 尚、御幸ヶ原の手前の広い階の縁に二本の大木、クマシデとミズナラが立っている。立ち止まり2本の下で汗をふいた人はいても、撮影した人はいない。秋には大勢の人がお弁当をこの下で広げている。

 

 

左:筑波山頂売店の裏          右:ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科

 

 広い石段を降り、右折すると右にトイレ、左は筑波山頂売店の裏、この間にユースホステル跡地(5,6台の駐車場)に降りる深峰歩道がある、ミズナラ、ブナ、コナラ、カタクリ園、スミレなど多く明るい、特に春はキクザキイチゲ、ハルトラノオ、ヤマブキソウ、コアジサイなどが生える、難点は売店用の運搬機の作業道である。

 遠方の見晴らしも良く、ここ売店に入ると筑波山名物のつくばうどんを食べながら晴れていれば日光連山の眺めが良く男体山や日光白根山が見え、手前に筑波連山縦走が見える。

 

 

左:男体山             右:筑波連山縦走路 加波山方面

 

 御幸ヶ原の中央に入ると、正面に四郎ブナや紫峰杉の入口、往復数分などで筑波山の最大級のブナとスギは一軒の価値。

 平日なので中央のベンチはガラガラ、ケーブルカーの筑波山頂駅前のベンチや日光連山の展望ベンチは平日とはいえ満杯。

 

 

左:御幸ヶ原コース入口       右:シモツケ(下野)バラ科  

 

 充分休憩後下山だ:@深峰歩道(ユースホテル跡地)、A薬王院コース(薬王院に下る 旧酒寄駅バス停が有る)、B御幸ヶ原コース(筑波山神社)、C男体山か自然研究路を回ってここに戻って来る、D男体山を通過し男の川登山口に下る、坊主山山頂を経て薬王院方面、薬王院コースを目指す、D男体山の手前の立身石の展望後ここに戻る。

 さて下山だ、筑波山頂駅からケーブルカーに乗ると8分ほどで宮脇駅にラクラク、登山を止めることになる、Dが気になるが晴れて富士山が見えるなら、Cを加えた方が・・・・。

 御幸ヶ原コース入口に入る、筑波山頂駅の裏に空地、ベンチが有ったが消え、シモツケのみ、ここを下ると最初はリズミカルな階段、下から無言で登って来る、更に下ると四足を使う悪路、岩の間を下る。今度は「山頂は近いですか?」と有言の人が増えて来る、最後の頑張り所です、下るこちらもこれげ落ちない事を願う。

 

 

左:御幸ヶ原コース 一番の急な岩場             右:筑波山  最長の階段 ピッチが狭い!

 

 立ち止まり振り返る余裕が生まれる、雨が降れば御幸ヶ原から水が流れ落ちる、そんな山道です。

 今度は急な長い階段、そしてピッチが狭い、ここに雪が積もり、氷着くと一般靴では歩けない、軽アイゼンが下りでも欲しい所です、しかもここには日が当たらない!今日のように真夏はお陰でヒンヤリと涼しい。

 

 

左:振り返る! 狭いピッチに後         右:安全第一!

 

 だいぶ下ってから、振り向くと傾斜は緩く映る、両サイド逃げる道も無い、「大変だね!」と声を掛けると、「何度も登っているから・・・・・」とグーサインで笑顔のお嬢さん、きっと今日の夏は富士登山か北アルプス登山に行く予行練習(筑波山を登る女性の単独者は特に今頃多い!)のようです、ここでバテルようでは!でもこんな急な階段は関東ではここだけです。地元の人は一日2度ほど思い荷物を背負い山頂を往復する・・・・。

 

 

左:ここを過ぎると!           右:男女川「みなのがわ」

 

 やや傾斜が・・でも大きな岩が多くなってくる、岩と大木の間を進むと男女川です、昔は水筒のふたを流れに差し出し飲んだものです、今でも冷たく美味しいが、手だけ差し出し洗いたいものです。御幸ヶ原から筑波山神社間の水場はここ男女川とケーブルカーのトンネルを過ぎたあたりの沢に二ヶ所、大切な水場は自然の営みです!

 

 

左:男女川を離れる         右:大杉  無人だと太さが解らない!

 

 男女川のベンチを離れは大きな岩のスギの間、この後、悪路が続く、鞍部になって登り返すと巨大な杉、無人だと比較ができない!

 この鞍部は本コースここだけ。

 

 

左:御幸ヶ原0.7`・男体山1.0`/筑波山神社1.4` この下をケーブルトンネルが通過
右:崩れ場で危険

 

 登り切ると御幸ヶ原0.7`・男体山1.0`/筑波山神社1.4`でこの下をケーブルカーのトンネルが通過、小さなピークから最悪の急降下で職人が安全第一に作り上げた階段を期待通り下ることにする、違反しては下れない。

 下る私はここが最後、登って来る人「帰りはここを降りたくない・・・」という、女体山から弁慶茶屋跡の下りも薬王院コースの長い階段もキツイがここほどではない!

 

 

左:左に沢が見える 昔は飲んだが!       右:中の茶屋 ケーブル出合点

 

 急降下を過ぎ、歩き良い山道になると、左に沢が見えて来る、5,6歩入ると沢底で冷たい水で帽子を濡らし頭にかけ冷やすことができる、夏の暑い日には寄って行ける余裕の登山を心掛けたいものです

 やがて、ケーブルカーの中間点、中の茶屋の有ったところ、上下の車両が交わり鉄格子に取りつく、登って来た登山者はしがみ付いて御幸ヶ原まで行きたいものです、広場にベンチが並び休憩場所、中の茶屋らしく、御幸ヶ原と筑波山神社の中間点。まだまだ、半分地点、登る人はこれからです!

 

 

左:ちょっとだけ足が楽に!
右:御幸ヶ原1.1`・男体山1.4`/筑波山神社1.0` 後半分です!まだ半分!

 

 中の茶屋を過ぎると、山道は平坦になって歩き易い、この用に楽で平らだと嬉しいが・・・・。

 

 

左:一本のモミジ            右:筑波山の植物

 

 一本のツツジが生える休憩所、燕岳に登る時に登山口から約一時間半の合戦小屋の広場通過する毎に思い出す、「大きな赤い実を付けたナナカマド、コーヒーとバナナを頂く、スイカは終わりだ」を、ただここは一本のモミジのみ。

 

 

左:ありがとうございます        右:ここまで来れば! 疲れを感じます!!

 

 まだまだ続く坂道、「関東ふれあいの道」山頂1.8`/北条大池8.7`、御幸ヶ原から筑波山神社は約2`、ここまで下ると間もなく宮脇駅と筑波山神社の分岐は近い。

 

 

左:宮脇駅/筑波山神社分岐             右:宮脇駅  かき氷は冷たくて美味い

 

 左下に神社が見え、間もなく分岐、ここは右折し宮脇駅へ、カキ氷が目当てです。一杯200円、これは美味い、汗がどっと噴き出る。

 宮脇駅には公衆トイレのありこの時間13:42は下りのケーブルカーのお客様が通過するだけでガラガラと穴場です。

 ここを離れ、筑波山神社と筑波山神社入口バス停の分岐、女体山山頂で出会った二人に女性にバッタリ、ここからは大御堂の裏道を案内し、巨木のブナを見て、つくばグランドホテル前に出て、筑波山観光案内所のある筑波山神社入口バス停に着く。

 お二人は希望するカキ氷はここの売店には無く、缶ビールを一気飲み!

 8月、蝶ケ岳に蝶ヶ岳を目指すそうで、今回の筑波山は予行練習にこられ、つつじヶ丘から山頂経由で御幸ヶ原からここまで歩かれたそうです、お年は75、笑顔で歩きビックリ、同年などで「私は元気」を頂きました。蝶ケ岳から眺める穂高連峰と槍ヶ岳の大展望は凄い、快晴の日に山頂に立って欲しいものです。

 蝶ヶ岳燕岳(標高2763b)−大天井岳(標高2922b)−常念岳(標高2857b)−東天井岳(標高2814b)−蝶ヶ岳(標高2677b)200591718日 快晴

 

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