北茨城市内のワン・ツー・スリーは、「栄蔵室」「花園山」+和尚山」だ!!
栄蔵室(えいぞうむろ)(標高:882b)花園山(標高:798b) 茨城100名山

日程:2020620日(水)晴れ

2011/11/16紅葉の花園渓谷
2020/6/20和尚山

森の中にいる

自動的に生成された説明 森の中の木

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左:栄蔵室 富士山の見える展望台                       右:静かな花園山

 

コ―ス

 つくば市城山2:30=(国道6号)⇒磯原5:25=(県道226910号)⇒華川小学校西5:40=(県道153号)⇒水沼ダム5:45=(県道153号)⇒三差路5:50=(県道27号)⇒花園オートチャンプ入口5:55=(県道27号)⇒猿ケ城林道入口「南登山口・北登山口に近い」6:02=(県道27号)⇒猿ケ城林道 亀谷地湿原6:10=(県道27号)⇒6:12北登山口(南登山口の確認)6:35―(0:02)→2 登山口/栄蔵室山頂6:37―(0:18)→3栄蔵室山頂/登山口6:55―(0:13)→7:08ケルンにて迷う(中心に沢に下って関係の無い山頂に登ってしまった)―(1:08)→北登山口/栄蔵室山頂8:16―(0:00)→4登山口/栄蔵室山8:16―(0:04)→作業小屋8:20―(0:20)→5登山口/栄蔵室山頂8:40―(0:10)→山頂近道入口(栄蔵室林道から離れる)8:50―(0:16)→9:06富士山展望台9:10―(0:03)→栄蔵室山頂9:13―(0:09)→6花園山/栄蔵室山頂/北登山口9:22―(0:03)→電波塔9:25―(0:04)→笹平・花園山/栄蔵室道標9:29―(0:07)→笹平・花園山/栄蔵室道標9:36―(0:06)→登山口/花園山/栄蔵室(分岐)9:42―(0:16)→8花園山/登山口9:58―(0:14)→花園山/登山口(稜線)10:12―(0:04)→10:16花園山山頂10:30―(0:32)→南登山口/花園山/栄蔵室(分岐)11:02―(0:13)→花園山/栄蔵室道標11:15―(0:09)→南登山口「花園山・栄蔵室/北登山口」11:24―(0:07)→北登山口11:31=(猿ケ城林道)⇒11:32亀谷地湿原12:30=(県道27号)⇒12:54和尚山駐車場に着く:ここ

 

 つくば市城山から花園渓谷には2011/11/16紅葉の花園渓谷家内と訪問、紅葉狩りのドライブでした、今回は花園渓谷は寄らず、栄蔵室と花園山の登山道を歩く事に、新型コロナウイルスの感染でおそらく登山道では誰にも会わない、ところが花園山山頂でお昼時に一人の男性がやって来るだけでした。

 自宅から国道6号に入り、土浦・水戸・日立を過ぎ、北茨城へ花貫渓谷(国道461号)を見送り、県道299号の交差点で左折し、途中磯原からの県道22号に合流し、大きな水沼ダムを右見て進む。大津港からの県道27号に入り、いきなり、花園オートキャンプ場の閉じられた入口に着く、大きくUターンし、県道27号で橋を渡り、次のY字路で県道27号をそのまま進む、ここは「花園花貫県立自然公園」に指定されている、花園渓谷です。紅葉シーズンは、赤や黄に色づいた紅葉が付近を流れる花園川に舞い落ち、とても綺麗な渓流です。

森の中の交通標識

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左:亀谷地湿原・猿ケ城林道出口      右:南登山口

 

 千猿ノ滝に入る猿ケ城林道入口を入ると南登山口と北登山口に着きますが、今日は「猿ケ城渓谷」を避け(今日は登山に集中)、更に先の亀谷地湿原・猿ケ城林道出口まで走り、この林道に入る、すぐ右に亀谷地湿原の入口もある、次の広い林道は侵入禁止になっている。

 直ぐに北登山口ですが駐車場が無く先に進むと南登山口、ここにも駐車場がなく、北登山口に引き返す。

 

壁に掛けられた看板

自動的に生成された説明 森の中を歩いている

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左:北登山口         右:ヤブデマリ(藪手毬) レンプクソウ科

 

 北登山口は広い道幅、縁石に乗り上げ車を停める。

 北登山口から1・・bT、6と道標を通り栄蔵室へ、7(分岐),8と進み花園山。再び分岐に戻って南登山口、そして北登山口へと戻って来る。

 

草, 屋外, 工場, 木 が含まれている画像

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左:登山取付き口     右:沢の流れが・・・

 

 登山取付き口を入る、神谷地湿のから続く沢なのか、最初の渡渉点、一足水に浸かっても大きな問題ではない、そんな美しい清き流れだ。

 

 

左:2         右:湿原が顔を出す

 

 長い笹に囲まれるが、乾いた葉で体に水が着かず、下山迄笹の悩ますことは無い、明日以降梅雨になると解らない、また笹の勢いが増すとズボンだけでも付けた方が良さそうです、また、沢には虫が多いかと思ったが意外と少なく半袖でも良さそうです。楽しい沢、嬉しい壊れかけの古橋、一人では絶対に落ちない、複数人なら危ない。

 湿原は美しいが植物観察の時期は過ぎているようです。

 

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左:古橋が続く      右:3

 

 平は道が続く、紅葉時に足の弱い人でも大丈夫、カエデ類が多いし、小鳥のさえずりも多い、知っているのはウグイスの声だ、近づくと警戒の声に・・・。

 

 

左:花が付かないと?ユキノシタ科?  右:スギ林

 

 スギ林に入る、ちょっと道が?

 

  

:ケルンから? 中央:美しい沢 右:沢を渡るとピンクテープ

 

 このケルンで足を止めず先に・・・・美しい沢に降りて更に「作業小屋と栄蔵室の中間に位置するピークまで上がる」、展望の無いスギ林の山で道標の無く誤りと判断し、ケルン迄戻ろうと決める!戻り道は判っている(デジカメに要所・要所の撮影が残っている)。また、知らぬ土地で山菜でも見付けるとラッキーだが全く無い(笑)

 

 

左:再び沢に戻って来た      右:ケルンの先のスギ林の床にギンリョウソウ(銀竜草)ツツジ科

 

 名も知らぬ山から、記憶のヤブ道を下る、美しい沢でこの後向かう栄蔵室や花園山では出合えない!たぶん、「猿ケ城渓谷の上流の沢かも知れない」、ケルンから間違えて下った斜面は今度は登りです(笑)、登り切ると下った時の見たユウレイタケの群落に出合う、「間違えたら元の戻る」である、もっと早く、でも沢の美しさに心を奪われた。

 

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左:見慣れた道に出た「北登山口」    右:4

 

 変な道標が目の前に現れる、過ぎて振り返ると、ケルンの方を目指し「北登山口」、大きなため息、約1時間ロスですね!

 直ぐ先に4が立ち、3と繋がった、

 

 

左:作業小屋 新品な煙突          右:ニシキウツギ(二色空木)スイカズラ科

 

 林の向こうに作業小屋、林道に草が密集しているが栄蔵室林道(支線)の終点で、煙突は新品で現役ですね。登山者が停まる宿では有りません。

 しばらく林道を進むと細い道が右上に分岐(栄蔵室林道への近道?)、また迷わないように栄蔵室への道標も無いので、ここは直進で進む。日差しが強く暑い道が続く。

 

 

ヤマハタザオ(山旗竿)アブラナ科

 

 ヒメヘビイチゴ(姫蛇苺 バラ科)が林道の中央に咲き乱れる、ヘビイチゴかも知れないが小粒の花、連続で生えているので足の下に、道端に目を移すと、背の高い植物の小群落、十字形の花、アブラナ科です、家に帰り調べると「ヤマハタザオ」茎葉は茎を抱き、縁はふぞろいな波状縁または鋸歯、茎の先端に総状花序。富士山にフジハタザオが有りますね。

 

 

左:5      右:美しい自然林の道

 

 作業小屋から歩いて来た林道は栄蔵室林道支線だったようで、5で栄蔵室林道に出合う、本線に入ったのか、綺麗な林道になる。

 

 

左:コゴメウツギ(小米空木)バラ科       右:カマツカ(鎌柄)バラ科

 

 ウツギ(空木)はアジサイ科ですが、コゴメウツギはバラ科、カマツカも並んで咲いているがこちらは残り花です、両者とも葉の上に花を咲かせ虫を呼んでいる。

 

 

左:雲の無い空           右:bフ無い栄蔵室道標

 

 林道歩きも長いとあきてくる、本来なら6の道標だが、林道から山頂近道への道標にはbェ明記されない。6は栄蔵室から下って花園山へ向かう所にある。

 栄蔵室林道から山頂近道に入る。

 

 

山頂近道

 

 林道から登山道に、美しい林の中で、小鳥のさえずりも多く、楽しい所です。

 

 

左:「この先はハイキングコースではありません」    右:富士山展望台

 

 大きな登りも無く、栄蔵室山頂が近づく、深いヤブ道になり「この先はハイキングコースではありません」の看板、深い意味を考えず先に進むと、「関東の富士見百景」の看板が目に入る、北茨城山の会 2005(平成17)年11月、15年の前に作られたものです。

「関東の富士見百景」は、富士山への良好な眺望を得られる地点を選定し、周辺の景観の保全や活用への支援を通じて、美しい地域づくりの推進を目的として実施しました、国土交通省 関東地方整備局。茨城県では栄蔵室・土岳・筑波山・宝篋山・権現山公園・富谷山ふれあい公園。

 

 

左:この方向に富士山が見える              右:富士山展望台から栄蔵室へのヤブ道

 

 この展望台は10人程分のベンチ、「栄蔵室展望富士見台」の案内版によると、奥久慈男体山の右上に富士山が見え、右奥に三鈷室山が見えるそうですが、上空は青空ですが、奥久慈男体山も見えず関東平野は梅雨かな?土岳に登った時も見え無かったので、真冬に登って見たい2座です(笑)。

 

 栄蔵室山頂へ、ヤブ道に入り込む、栄蔵室山頂から振向くと、この先に「栄蔵室展望富士見台」が存在するとは思えないし、道標も無い!

 

 

栄蔵室山頂

 

 ヤブから出ると、栄蔵室山頂が見えてくる、木々に覆われ展望は期待できませんが、栄蔵室(標高:882b)は、福島県との境界付近に位置し、筑波山(標高:877b)より高い県内単独では最高峰の山として知られています。そして関東富士見百景。そして大自然で登った価値充分でした。

 

 

花園山に向かう

 

 とても落ち着く尾根道、自然林が体全体を包んでくれる。

 

 

左:モミジの畑?       右:丸太の急な階段

 

 左にモミジの植林、いや本数が多いから苗を育ってているのだろう。その先に看板通り長い階段がある、写真では急が判らない!

 

 

左:6       右:眺めのよい広場

 

 石段を下ると、bフ無い道標で別れた栄蔵室林道に再会。

 その先に、磐梯山、西吾妻山、安達太良山、蔵王山、高柴山、日山、大滝根山等が「栄蔵室から見える山々」の示された案内板が立つ広場があるが、ここからでは見えず残念ですが、立てた頃には見えたのかな?それとも周りに展望台が・・・・有るそうです!。

 

 

左:電波塔     右:ヒメヘビイチゴ(姫蛇苺)バラ科

 

 案合い版の反対側に電波塔、足元にまた多くなったヒメヘビイチゴ。

 

 

左:笹平・花園山/栄蔵室        右:連絡道

 

 電波塔を右に見て進むと電波塔の工事で栄蔵室林道が使われたようで、まもなく広場で林道終点、ここに笹平・花園山/栄蔵室の道標で連絡路(登山道)に入ります、しばらくは連絡路らしいですが。

 

 

左:登山道らしくなってくる    右:7 分岐 南登山口/花園山/栄蔵室

 

登山道を下ると、三差路の広場、「分岐」で南登山口・花園山・栄蔵室の分岐です。花園山に向かい、下山時またここを通過し南登山口に下ります。

花園オートキャンプ場から花園神社に入り林道終点から奥の院峰(七ツ滝・月山・女体山・体山)から花園山へ向かう一般の人はいない様です(薄い踏み跡程度)。

 

 

左:この辺りが笹平      右:美しい沢沿いの道

 

 この辺りが笹平でしょうか、この分岐から花園山の本格的な急登が始まる8の沢までは栄蔵室と花園山コースで一番綺麗なところ、ただ、想像以上に標高を下るのが辛い道、帰りには登りになるからだ。

 沢が美しく流れ、虫が多いのか小鳥も多い地点です、でも声が聞こえても簡単には姿が見え無い、ブログで小鳥に姿を掲載する人が多いので、探す方法が知りたいものです。

 

 

小さい渓谷が続く

 

 

左:中央の木が腐っている     右:渡渉点もある

 

 

真夏は涼しく、紅葉も美しい秋

 

 

左:8    右:ようやく鞍部

 

 

左:鞍部の沢      右:やっと登り切った

 

 鞍部は神秘的、登山道も沢を横切って行く、そして今度はキツイ登り坂、一歩一歩登る、小鳥のさえずりを応援歌にして聞き登り切る。

 尾根に出て、栄蔵室山頂/登山口の道標、右から一本の登山道が続く、どうやら、鞍部の沢から近道を登った様です。

 

 

左:栄蔵室山頂          右:小鳥になった気分

 

 尾根に出て、1分とは掛からず栄蔵室山頂(標高:798b)に到着、ベンチがあって腰を下ろし、昼飯、直ぐに一人の男性。少し先に大きな岩でそこでお休みと思ったら同じベンチに荷物を下ろす。いくら静かな山頂でも新型コロナウイルスの感染はお互いマナーが大切です。

 おにぎりを急いで食べ、下山、その大きな岩に腰を下ろし、バードウォッチング・・・・・。

 

 

左:今度は登り         右:右:7 分岐 南登山口/花園山/栄蔵室

 

 同じコースを下る、そして鞍部の沢、ここまでアット言う間に下ってします、下って来た沢沿いの道を今度は分岐まで登る、急いで通過するにはもったいない、バードウォッチングを楽しみながら登るとここも簡単に登ってしまう。

 

 

左:多少の登りも有る       右:古橋を渡る

 

 分岐から南登山口迄は下りかと思ったが大きな登りでないが多少ある、水量は少ないが壊れかけた橋も有る。

 

 

左:ヤブ道             右:花園山・栄蔵室

 

 登山道は荒れてくる、広場?かな、花園山・栄蔵室の道標を見付けると、南登山口からの林道(作業道)の終点です、水が流れ林道を荒らしている、この道をドンドン下る。

 

 

左:作業道     右:ヤブデマリ

 

 作業小屋の手前で間違えて登った山をこちらに下っていたらこの辺りに下ったようです、展望は全く無く分からない。

 

 

左:最後のヤブ道         右:この橋の向こうは南登山口

 

 分岐から展望無しで下ってきた、先方に猿ケ城林道が見え、橋を渡ると南登山口である。

 

 

南登山口

 

 猿ケ城林道は県道27号より幅が広く、6,7分で北登山口に着く。南登山口方向に車を走らせると猿ケ城渓谷を見る事が出来るが、この後和尚山に登るので亀谷地湿原に向かう。

 北登山口から亀谷地湿原は猿ケ城林道で県道27号方向、県道27号に出る手前に、未舗装の湿原入口がある

 

 

亀谷地湿原(かめやじしつげん)

亀谷地湿原について

 

 亀谷地湿原に入るとトイレ(たぶん使えない)、東屋が立ち、二台程の駐車場がある、従って県道27号の入口に駐車して、1分程度歩いた方が良い。1台の車が停まって、東屋で昼食中のおじさんがおり、おじさんが教えてくれたテラスへ、新緑ころ訪れると森の湿原から湧き出るように咲くミズバショウが見られるそうです。

 ここで一休みして、和尚山へ向かう。

 

HP:わたしの天気予報