茨城百名山 茨城県常陸太田市/福島県東白川郡矢祭町の県境に聳える 三鈷室山(標高:871b)山頂の石祠は深い歴史を! |
2020年4月24日(金)晴れ
三鈷室山(さんこむろさん)山頂 |
三鈷室山の山頂へは: 徒歩の場合は、里川コミュニティーセンター前から約300b戻ると、里川集落ができた歴史や山岳信仰に関するいわれを記した三鈷室の碑がある。登って行くと熊穴林道と合流、しばらく道標を右に進み、道標に従い緩やかな雑木林を抜けると三鈷室山山頂に着く。細かい事、下山や細かい内容はこのページをお読みください。 里川コミュニティーセンター: 三鈷室山へは今回の登山道以外に、県道22号から林道で入れるそうです(今回徒歩で進み熊穴林道に合流、この林道で車の新しい跡を見ているので車の乗り入れは可能です)。 熊穴林道を使う、R349号線から県22号線に入り、道なりにしばらく進むと左手にこの入口が現れます。この分岐地点には林道標はありませんが、「熊穴」バス停があるので、それを目印にするといいでしょう。 岡見線を使う方法も有り、R349号線から県22号線へと進み、熊穴バス停を過ぎてさらに進むと右手に公民館があるので、そのすぐ先を左折する舗装林道の岡見線に入るのだそうですが、今回の登山道では認識できません。 エイザンスミレ(叡山菫)スミレ科 |
コース
つくば市城山2:45=(国道6号)⇒市毛十字路4:01=(県道38号)⇒中台東4:05=(国道349号)⇒折橋(国道461号)=(国道349号)⇒猪ノ鼻峠入口(県道22号 左 無視)=(国道349号)⇒里美牧場入口5:04=(県道22号)⇒5:30三鈷室山登山口(猪の碑)5:45―(0:09)→常盤太田市 里川霊園5:54―(0:18)→三鈷室山 山頂へ2,826b 6:12―(0:02)→林道終点 三鈷室山道標6:14―(0:03)→作業道合流 右折6:17―(0:01)→作業道終点(続くが深いヤブ)左折6:18―(ヤブの細道 0:12)→三差路 左折し登る6:30―(0:09)→熊穴林道出合6:39←―(林道左上のピークまで探検 約1時間30分)→8:07熊穴林道出合8:07―(0:08)→三鈷室山コース入口 山頂へ1,880b 8:15―(0:54)→山頂へ100b 9:09―(0:05)→9:14三鈷室山山頂9:26―(0:10)→登山道入口9:36―(0:04)→ピークを越え材木置場 直進9:40―(0:26)→ピークを越え林道 左折10:06―(0:01)→登山道入口10:07―(0:09)→T字路出合(妙見山・前室山の縦走だが登山道不明)右折し林道歩き10:16―(0:18)→猿喰林道(自2)一号支線 延長2,689b 巾員3b 大子営林署 三差路 直進10:32―(0:23)→ヤブ道 短い10:55―(0:09)→T字路 右折11:04―(0:06)→林道切れる ヤブ道を直進11:10―(0:06)→林道終点 直進11:16―(0:00)→樹林帯の坂、見下ろすと作業道11:16―(0:12 木々に掴って急降下)→ヤブの作業道11:28―(0:13)→T字路 林道出合 左折11:41―(0:08)→県道22号出合11:49―(0:06)→素鵞神社の樹叢(そがじんじゃのじゅそう)11:55―(0:05)→宿下バス停12:00―(0:07)→12:07三鈷室山登山口(猪の碑)12:15⇒帰宅
徒歩:25,548歩
左:三鈷室の案内図 右:三鈷室碑
国道6号で水戸を過ぎ国営ひたち海浜公園入口を過ぎ市毛十字路で国道349号向かい、国道349号北上、道の駅「みたと」で休憩、福島県に入る手前で県道22号に右折で入り、水戸から約1時間半で里川宿に入り、三鈷室山登山口(三鈷室山登山口)は直ぐに見付かる、駐車場を探すが、登山口の前が開いておりここに車を停める。茨城県と福島県境でヤマザクラが満開で見事、チョッキ1枚では肌寒い、アスファルトの登山道に入り、左に三鈷室碑とシダレザクラを拝し、少し先に民家を見送る。
左:里川霊園 右:三鈷室山の道標
ヤマザクラが綺麗な林道を登り、里川霊園の広場に着く、ここなら数台停められるが占有になる、左は未舗装の道、三鈷室山(コマクサ会)の道標が立っている。
荒れた道 昨年の大雨の後だ!
誰にも戻るまで合わない静かな登山が始まる。
左:山頂へ2826b 右:ヤブ道へ引き込む
林道が終わり本格的な登山道が始まる。道標があってここまで迷わない!
A地点
左:道標の無い作業道 右:踏み跡を見付け登る(A地点)
作業道に合流、左右の道で?ここは右折するやや上に向かうから、ピークで直進の作業道には大きなヤブ道、右の太い木の下に上に向かう細い踏み跡が伸びている、作業道の迂回道かと思ったがドンドンと登り続ける。
左:エイザンスミレ 右:ミヤマハコベ(深山繁縷)
ナデシコ科
この幅の狭い踏み跡の脇に、エイザンスミレ(叡山菫)等が咲き、樹林の道を飾っている。
左:ここを歩くの? 右:タチツボスミレ
踏み跡の登山道がヤブの作業道に出る、ここにも道標は無いが、位置的に左右から右に、三差路で上に向かうなら上にと決めて進む。
従ってここは右折と決める。
B地点
左:歩き難く荒れ、次の分岐まで悪戦苦闘 右:三差路
作業道は作業道らしく大荒れ、材木の作業が終わればしばらく木々は大きく成らない。
作業道はピークになって、大きな広場、ここから下りになる、小さい沢が鞍部、左の斜面が崩れ上に行きたいが駄目、同じ作業道を緩やかに登って行くと、作業道のヤブが切れ、三差路、奥が登って来た作業道(写真では解り難い)、カメラマンはやや下りの作業道入口、材木が積まれた方向が登り道。
この写真は良く覚えておきたい、後で再び通過する(笑)。
この三差路にも道標無し、材木が積まれた方向が登り道で、ここを登る、直ぐに林道出合、後で解るがここが熊穴林道出合である。ここにも道標は有りません。
以下が「熊穴林道出合6:39←―(林道左上のピークまで探検 約1時間30分)→8:07熊穴林道出合」と遊んだ所。
出合の林道から左の尾根に入る
尾根の最高峰まで入って、出合った林道(熊穴林道出合)まで下ったが、判明できず、何時も真にか左の写真地点に来てしまった?
ここで、直進のヤブを切り抜け、数回沢を渡る。
踏み跡を見付け登る(A地点)
左:遊んだ一番深い樹林帯 右:ほら再び三差路(B地点)
数回ヤブの沢を渡った後樹林帯に入る、一般に作業道が続く場合樹林帯に続くので期待する、この林に入ると伐採した木々が置かれ、上に向かうと別の作業道にでる、ここでも登っている方向を選ぶ、下って間違えると帰らない人になる、登って行くと、B地点に出る!
ここで、無駄な遊びは中止だが、山菜の多い地点が解るし、三鈷室山に位置も良く分かるので良い経験でした(笑)。
B地点から少し登れば、元の林道出合「熊穴林道出合」になり、三鈷室山山頂は近い。
左:林道出合「熊穴林道出合」 右:林道脇の林
熊穴林道を歩くと、新しいタイヤの跡が残っている、左の木々に下を見ると、新芽が噴出し始めている。とても歩き易いし、幅も広くほぼ平坦です。
左:山頂へ1,880b 右: ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科
林道を8分程歩くと林道から尾根道に入る、後1,880b。
左:県境 右:スミレの群落
登山道は県境、右は茨城県でスギの林の植林、左は福島県で広葉樹の自然林が続く。こんな道が1時間程続く。
左:太いヤマサクラ 右:残 100b
時々ヤマザクラ、背が高くて花は確認できないが、おそらくまだツボミで確認できないのだろう。
林道から尾根道に入り約1時間、非常に単調で飽きた頃、ヤブの広場になって後100b。
左:残100bの坂道 右:三鈷室山山頂の石碑
100b急登し、道路フェンスの直ぐ下はゴミが捨てられガックリするが、ここに登山道入口を示す道標も無いから上から解らないのでゴミが捨てられるのだろう、
ここまで林道が続き、フェンスまである、ゴルフのグリーン程の広い山頂、無数の植林、中央に三鈷室山山頂を示す石碑が置かれ、通信の鉄塔は全く無く、鉄くずもひとつもない!
左:これぞ、山頂マーク 右:八溝山かな?
見回すと、木に「三鈷室山」が吊るされて下っている、三角点も有るそうだが、私は発見者になれなかった。
とってもクッキリ見えた山、標高:1022bの八溝山。。。。。筑波山は春霞!
左:山頂の松 右:日立の方向かな?
木々が多く茂り、日光連山の方向は見え無いが、高萩や日立の山々、高鈴山(標高:623b)方向の大展望が望める。
里美牧場
県道22号の里川から登りとめる里美牧場、入って見たい牧場だが、新型コロナウイルスの問題で今回はパス。三鈷室山の登山口から下山まで県道22号で合った車かバイクのみで、歩いている人はいませんでした。
山頂は木々が植えられ年々大きくなれば、その木で覆われてしまう。
左:三鈷室山山頂から林道を下る 右:登山道入口
舗装の林道を10分程下るとゲートのある林道(熊穴林道)で更に下ると登山道が左にある、今日は根元にコブ付きの木の手前に紫のリボンが有りました。この登山道に入りピークまで上がり、下って行く、この登山道は良く踏まれています。杉林を越えると水音が近くに聞こえ、途中から中子川渓谷を下ることになる。
ここで登山道に入らず林道「市道岡見線(岡見分線林道)」を下るとそのまま舗装された道をゆっくり歩き、左に入る林道(進入禁止ゲート)と右作業道の三差路に着き、なお下ると三差路になり岡見線と岡見分岐線の交わり、右が細川宿、ここは左へ進むみ材木置場に出る。右折して進むと岡見林道を使って里川宿に下山、県道22号に出て右折しれば三鈷室山登山口は近い。 |
左:市道岡見線の材木置場 右:次のピークを越える登山道
登山道を下り切ると材木置場に着く、市営岡見線を真っすぐ横切って林が並べられたと登山口に取りつく。この登山道に移ります。
ここも薄暗い登山道
左:林道に出合う 左折 右:水源かん養保安林を見て取り付く
林道に出合う、ここは左折、直ぐ先に「水源かん養保安林」の案内が立っている、ここの登山道に入る。
左:数回沢を渡る 右:林道に出合う
入ると、数本の沢が流れ、これを渡って行く、この先が妙見山と前室山が続くので頑張り所で坂を登れば妙見山かと思ったが、再び林道に出合う。
左右見る
この林道を横切ってピークを目指すと妙見山と前室山を歩くのだが左右を見ても、妙見山への取り付け点が無い、仕方なく下山時なので低い方にテクテクと歩く。
左:林道三差路 右:次のヤブ
どうやら、妙見山と前室山を越えた位置で、林道の三差路で以外に作業道が入り組んでいる、歩いて来た林道以外の二本の林道の間に「猿喰林道(自2)一号支線 延長2,689b 巾員3b 大子営林署」が立っている、この二本の林道の右側(来た林道の直進)を進む。
進むとヤブ、この先の道が続くのでヤブを横切る。
左:T字路 右折 右:右のヤブの多い林道
T字路に出合、左はやや新しい道だが、方向が里川と違う、右に入る。
左:林道はヤブ道 右:林道終点
林道にヤブ道になってのまだ終点にならない、先に進むとスギ林で無情にも林道が終わる。
右橋にピックのリボン、ここを下るか悩むが、このスギ林の下が明るい、もしかして作業道が有るかも知れない。
左:休んだスギ林 右:下り着いた作業道
休憩、お弁当・・・カメラをリックに入れ、手袋を付ける。写真では急な斜面を写しても緩い坂になる、こんな斜面によくスギの苗を植えたものだ、荒れた木々に肌でも手袋を付けるとポイポイと木を渡って下れます。下り切って振向くと美しい樹林帯です(笑)。
降りた作業道はヤブ、刺の多いヤブ、抜けたら顔に切り傷、誰にも会わないからそのまま、傷が付いても、病院の先生はできるだけむやみに「くすり」を塗るなと言う!坂で塗る暇もない(笑)。
左:ご褒美のスミレ 右:林道に出る
作業道を下ると林道に出合う、車の跡があって、心地よい!幸せの気持ちです!
左:静かな県道22号 右:シロバナエンレイソウ(白花延齢草) ユリ科
着いた、県道22号、伐採地にでる、足元は舗装され、まだまだ新緑開始の地方。
左:ヒメオドリコソウとニリンソウ 右:素鵞神社の樹叢(そがじんじゃのじゅそう)
県道22号をノンビリと素鵞神社の樹叢や宿下バス停などを見る。三鈷室山登山口(猪の碑)に着く頃12時のチャイムが鳴る、車に戻って残ったお弁当を頂く。何度も記すが無人の登山道でした。
県道22号で戻るがバスが1台登って来る、後続にオートバイで里川であった人はこの運転手二人だけでした。この後道の駅「みさと」でもガラガラ、国道6号に出ると水戸迄混雑、この後空き自宅まで快適・・・・家に着く15時半頃雨に変わった!
HP:わたしの天気予報