栃木市小代地区える 希少種 シモツケコウホネ (下野河骨 スイレン科 コウホネ属) |
日程:2020年9月28日 (月) 晴れ
日程:2018/6/27 筑波実験植物園
日程:2012/7/25-26 アヤメ平
日程:2015/8/19 筑波実験植物園
日程:2017/10/10 茨城海岸:水郷トンボ公園
左:シモツケコウホネ 右:オゼコウホネ 尾瀬ヶ原
スイレン科 コウホネ属
水面に大きな葉を広げるオゼコウホネ。
シモツケコウホネの葉は「カワワカメ」と呼ばれ、葉は水中で花茎だけが飛び出ている
花は同じで、違いは判らない。可愛い姿は同じです!
左:変則四差路 帰りに写した! (宇都宮は帰り道) 右:自生地入口
JR日光線文挟駅(ふばさみえき)を北上すると国道121号は右から線路を通過し、直ぐで左に曲がる県道70号。この県道70号を真っすぐ入ると、林に囲まれた狭い道路を進むと東武日光線をくぐる、東武日光線下小代駅(しもごしろえき)は右側だが見え無い。石尊山に向かう道路です。
下小代駅の入口辺りから「この辺りが目的地」とナビが告げる、左右を見ながら進むと直ぐ右に「シモツケコウホネ自生地」へ300bの道標を見つける。
左:シモツケコウホネ自生地 順路 右:シモツケコウホネ自生地の沢
直ぐに左に沢が流れ、「シモツケコウホネ自生地」が有る、手前が田んぼで家が建つ、稲刈りが終盤で作業中の方も見える。「シモツケコウホネ自生地」を見付けるが駐車場は無いので、先に200bほど進むが車を停める場所が無く、引き返す。
「シモツケコウホネ自生地」順路の2台程もエリア、一台が停まっておりここのすみに停める。
見学者はこの一台の人、愛犬を連れたお母さんがやって来るだけ、自生地は民家の直ぐ側です。
「シモツケコウホネをご覧ください」
花はオゼコウホネと同じ、水中からワカメの様な間から花茎がでる
水面にはオゼコウホネの様な葉は無い
水中の葉を指で触ると、ワカメの様な感じです。
冷たい水、指を入れて見ると、田んぼに流れこむ水と同じです
左:小代自然環境保全地域 右:周りの美しい田んぼ、手前は蕎麦畑
今年の花は7月の長雨の影響、昨年は約2千輪の花が咲いたらしい
花は長い柄(茎)を持ち、水面に飛び出る、
柄には1個ずつしかつかない、色は黄色、円形で美しい、花弁はヘラ形に近い
発見して、保護稼働を開始、地域の反発も有ったが、
地主の皆さんが沢を守る決意、シモツケコウホネの見頃は10月下旬
自生地は家屋の近くで私達もこの自生地を守りたい!
「シモツケコウホネと里を守る会」 会員は30人ほどに増えている
地元の小中学校の生徒らも自然観察し、生態を学んでいるそうです。
シモツケコウホネ
世界で初めて発見された、沈水性のコウホネ属の植物です。
2003年に発見、2006年に新種として発表
自生は日立市小代地区のほかに、那須烏山市、真岡市、さくら市。多さではここがダントツ。
オゼコウホネ等は北海道から九州まで分布。
葉は水中、水上の葉を作らないのが最大の特徴
2020年9月26日(土)朝日新聞 朝刊「お前はまだキタカントウを知らない」
シモツケコウホネ(栃木県日光市)希少種 栃木のみに咲く
以下はオゼコウホネ等で、水面に葉を大きく広げます:
筑波実験植物園 コウホネとヒツジクサ
コウホネ (河骨)スイレン科 水郷トンボ公園
瀬ヶ原
左:オゼコウホネ(尾瀬河骨)スイレン科 ヒツジグサ(未草)スイレン科
オゼコウホネは月山、尾瀬、北海道北見地方にある。葉は水中に沈んでいる沈水葉が見える。コウホネは葉が水面より上に出て開く。地下茎は白いので川骨(かわほね)と呼ばれる。
シツジグサは水面に長円形の葉を浮かべる、花を浮かんで咲く。花弁は多く白色。羊の刻(午後2時)の花が開くという、お昼頃に尾瀬ヶ原に行っても開いている。
左:サンショウウオが何か食い込んでいる 右:左右に大きな地塘
尾瀬ヶ原にオゼコウホネやヒツジグサが咲く頃はとても美しい自然。サンショウウオは食欲オオセイ、孫も大喜び。
シモツケコウホネ自生地も尾瀬も行って見たいところですネ、両方目で確かめ違いが判る。
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