秋の茨城海岸:水郷トンボ公園 ハマナス自生南限地帯 鹿島灘海浜公園 |
日程:2017年10月10日 (火)晴れ
場所:道の駅「いたこ」、東関東自動車道潮来IC&県道50号の近く。潮来ICから県道50号で神栖方面に向かい、最初の信号を右折、外浪逆浦(そとなさかうら)にぶつかる、ここが水郷トンボ公園で、T字路を右折し、最初の道を左折して登れば船着き場で左折し、ガタガタ道を走れば水郷トンボ公園である。
トンボ公園に入ると、駐車場、水郷トンボ公園と示され、ここに車を停め歩き出す。一面に咲き誇るミゾソバが咲き誇る、葉がソバに似、川や田、谷川などの溝地に育つのが由来。また葉の形からウシノヒタイと呼ばれる。よく似た仲間にママコノシリヌグイ、タニソバ、アキノウナギツカミなどがある。ここに来る途中ソバの畑も花で綺麗です。
アキノノゲシは高さ50〜200aで良く目立ちます。大柄だが柔らかく、全体につやがない。はじめは根出葉をロゼット状に出すが、やがて茎をたて、花序を出す。花期は8〜12月。花は淡い黄色、直径2aほどで舌状花だけでできている。種子はタンポポの綿毛を小さくしたような形をしている。レタスの仲間で、葉や茎を切ると白い液が出る。取り損じたレタス、花が咲くまでまっていたら、多くの花を付けた、このアキノノゲシによく似ているが、アキノノゲシの方が綺麗だと思います。
シロバナサクラタデは多年生、花期8〜10月。水辺や湿地に生え、高さは50〜100aになる。葉は互生し披針形で、脈の上や縁には毛がある。サクラタデに似ているが、花は白色でやや小さい。また、サクラタデと比較して、よく枝分かれし、茎の先に、花穂が数個ずつつくので区別しやすい。花穂は垂れるものが多い。サクラタデの花の色は淡紅色でサクラの花のようなのでサクラタデと呼んでいる。
ヨメナは中部地方以西、四国、九州の分布し、関東以北にはカントウヨメナが分布。よく似るユウガギクは筑波山に多いようです。
ハマニガナ(浜苦菜)はこの後むかう、ハマナス自生南限地帯で紹介しますが、カワラニガナ(河原苦菜)を見付けるともりでしたが、これはオオジシバリ(大地縛り)のようです。以前訪問した時はカワラニガナを見付けたのに、残念です。
ウシハコベの様です、とても大きく目につきました。家の近くの畑の縁にも自生。3〜6月に咲きますが場所によって一年中咲いています。花は5弁花ですが先が深裂し、10弁花の様に見えます。 ヤナギタデの別名ホンタデ、マタデで、葉に辛味があり、食用栽培種タデの元。かんで見ると辛みが残ってしばらく大変でした!
この公園には木道が引かれ、湿原を散策できます。 ヤナギハナガサですかネ、見慣れない花が数株、湖岸近くの草原に咲いていました。
とても細かい花、無数に着け、よく見るとピンクの色がつき、とても清々し姿です。
ハッカの香り、ミントとの香りです。 ニガナ、花びらが少なくすっきりした立ち姿は美しい。
トンボ公園ですが、季節の成果、一匹も飛んできません。2012/9/12に訪れた時は、オニバスやトチカガミが沼に見えたが今回は有りませんでした、残念です。 コウホネは一輪、咲き残りで美しい、ミズアオイは大きく池を覆い、見事でした。 ミズアオイは北海道から九州、朝鮮・中国に分布する1年草。古名をナギといい、葉を食べたという。昔は水田や沼地、池、河川の下流域などに広く生育していたのであろう。現在は激減しており、環境省RDBでは絶滅危惧U類に指定されている。
誰もいない、トンボ公園ですが、広い公園で、水郷潮来あやめまつりの帰りに立ち寄って欲しい、とても素晴らしい公園です。
ミズアオイとミゾソバの群落は一度見てください。 この後、道の駅「いたこ」に立ち寄って、ハマナス自生南限地帯へ、東日本大震災:2011年3月11日の後? 場所:水郷トンボ公園から道の駅「いたこ」に立ち寄り、国道51号で鹿嶋バイパスを経て、大野潮騒はまなす公園を左に見て、そのまま北上すると鹿島灘駅、その先の右に「ハナナス自生南限地帯」(国指定天然記念物)の看板がある、ここに入り、狭い道を入れば、海岸に出る。この辺りがハマナス自生南限地帯である。
東日本大震災の被害、ハマナス自生南限地帯は変わったようです、ハマニガナが元気に砂に向かって美しく可愛い花を見せてくれます。
ままだ海岸の工事は続き、静かな浜辺・・・・・・スカシユリ、ハマナデシコ、ヒメヤブラン、マルバアカザ、ハマヒルガオ、ハマダイコン、ハマエンドウ、スナビキソウ、スナビキソウ、ネコノシタ、ハマボウフウ、ハマニンニク等以前見たのに、今日はツルナ、ハマニガナ、コウボウムギだけでした。 ハマナスはまなす公園に立ち寄れば見えるとのことです。 鹿島灘海浜公園2017/7/29 場所:ハマナス自生南限地帯から水戸・大洗方向に国道51号を北上、国道354号を見送り、北上すれば鹿島灘海浜公園。大きな駐車場が有る。鉾田市の食や産業などが集まるイベント「鉾田うまかっぺフェスタ’17」が、10月8日(日)・9日(月祝)の2日間にわたり開催された。
ハマギクは日本に自生する多年草です。東北地方の太平洋側に自生しています。マーガレットに似たかわいい花が特徴で9月〜11月の秋に開花します。ここを通過した二人の女性が「マーガレット」だね!と呼んで通過、確かに花は良く似ているが、花以外は違います!暑さにも寒さにも強い植物。
鹿島灘海浜公園の丘を越えると、松林や鹿島灘(太平洋)の雄大な景観を楽しめる、散策路が続き、右に曲がって、下ると、ボードウォークに右端に着く。 途中、展望デッキ・・・海は広く大きい!
ハマエンドウが沢山生えているが、花を咲かせている一株を見付ける、花期は4〜7月とここと。 ウンランの花期:8〜10月、数は少なく、二株ほど足元に咲いている、珍しい色で見付けやすい。
カワラアカザはアカザ科 アカザ属で海岸や河原に見られる1年草。河原や海岸の砂地に生え、茎は赤味を帯びることが多い。縁に半透明の膜質のふちどりがある。花序は細長く、花序の軸に管状の毛がある。花被片は花後に果実を包み、
五角形に見える。花期7−10月。国営ひたち海浜公園のホウキギのアカザ科で別名:ホウキグサ(箒草)、コキア、この時期は紅葉で大変な人出でにぎわう、平年は9月下旬が見ごろだが、今年はどうでしょうか?シロザとアカゲもカワラアカザの仲間です。 ノイバラは茶花で人気、小さな球形の果実は秋から冬の川岸や林の縁に咲き、寒い散歩道に嬉しいもの。5月頃咲く花も、散歩の足を応援してくれる、応援花ですね。
マルバアキグミは春に花が咲き、秋に果実が成るグミ科です。アキグミの海岸品種で関東以西に生息します。葉は開花期には丸みを帯びており、果実が成る頃には細長くなります。
葉質が厚く表面に鱗毛が密生します。葉は楕円形で葉縁に鋸歯が無く、枝に互生して付きます。春に咲く花は小さく白〜薄黄で、花弁が無くやや細長い萼筒の先端が4深裂して平らに開きます。
秋に成る実は赤い球形で食べられます。実はゴミが付いている様に見えるが、自然の姿で、そのまま食べて見ると風味が良く秋を感じます。びっしりなっており食べきれない(笑)。 |