霞ヶ浦環境科学センターイベントin2017 霞ヶ浦自然観察会 第5回 鹿島灘海浜公園 |
日程:2017年7月29日 (土) 曇り 鹿島灘海浜公園(海水浴):ここ👈海水浴に良いよ!宇都宮からの子供達も満足
昆虫採集&昆虫のふしぎ:2014年7月13日 晴れ
霞ヶ浦環境科学センター 上池
上池、四阿、下池、いきもののにわ、森の広場、展望デッキ周辺を、ゆっくり時間を掛け、
昆虫採集を行う、
人気のカブトムシ, クワガタムシから,さまざまなチョウのなかま,
バッタのなかま,トンボのなかまなど,いろいろな昆虫が集まってきます。
霞ヶ浦環境科学センターイベント:霞ヶ浦自然観察会 第5回
2017年7月29日(土)
内容:夏の昆虫大集合!!わくわくキッズBコース
場所:霞ヶ浦環境科学センター 敷地内
講師:ミュージアムパーク茨城県自然博物館 中川裕喜先生
この県自然博物館では:2017/7/8(土)〜207/9/18(日) 昆虫大研究 あなたも研究者 みんながつくる研究展 第69回企画展を開催中
中川先生は、この企画展の意気込みを伝えてくれる。
茨城県広報誌「ひばり」2017年8月:コミュニティいばらき 「ミュージアムパーク茨城県自然博物館の人気の秘密」
「昆虫大研究プロジェクト〜あなたも研究者 みんなが作る昆虫展〜」の紹介に
中川祐樹主任学芸主事として紹介されている。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館 中川裕喜先生は霞ヶ浦環境科学センターで講師を務め、子供たちにとって心強い先生です。イベントのお知らせに「中川裕喜先生(ミュージアムパーク茨城県自然博物館)」と記されて、即、参加を希望した人は多いと思います、私もその一人です。 参加メンバーの中に「昆虫なら・・・」と言う子が服装そろえ、長靴を履き、準備着々、素晴らしい心掛けであるが、開始までに見かけた中川先生は単独で今日行う昆虫観察現場のセンターの野外施設を回っている、その姿が参加者には無い!長袖・長ズボン・帽子・靴・・・の姿である。湿度が高く暑い日である、今日はまた梅雨がやってきたみたいです。 中川先生のお話が始まる、昆虫観察の極意が話される。ここ霞ヶ浦環境科学センターは好条件、ヤブの多い場所ですと半ズボンでは退散するしかない!等のご指摘が。
大切な事は昆虫の観察後は自然に返すことである。また、参加者同士が怪我をしない事。。。。従って網の持ち方からトンボの羽の持ち方等が説明される。子供たちが真剣に聞いているようです! 「観察後は自然に返す」を良く理解できないかも知れない?
「観察後は自然に返す」を良く理解すると、観察したら自然に返す「とらまえる前に戻す」。観察後に自然に返します、その自然に帰る昆虫の姿は美しいものですネ。 昆虫採集、子供たちが、見つけた昆虫を夢中で追いかける、休みなしです。
でも、終わった後は、中川先生を囲み、昆虫採集した昆虫の説明会。予想以上の多さの採集にビックリ、先生のお話を聞きだすに十分の数です。
アカボシゴマダラの説明が始まる。飛ぶ姿は立派でモンシロチョウなどよりは大きめ、白黒のくっきりした模様に、後翅の縁に赤い斑点が並び、飛んでいるところをパッと見ても、子供たちにあこがれる存在でなかなか美しい。採集中も飛ぶ姿を見ると、追いかける、簡単に振り回す網に入らない! この蝶は昆虫採集&昆虫のふしぎ:2014年7月13日の観察でも主役で、「ああ、この蝶ならたびたび見た覚えがある」という参加さやが多い。このアカボシゴマダラは、本来、東南アジアを中心に、日本では奄美大島に生息する南方系の蝶で本州の関東地方には無関係、しかし、急に神奈川県南部などで見かけるようになり、それがいつの間か分布を拡大し、東京都内はもちろん、現在では北関東でも目撃されている。この関東のアカボシゴマダラは、日本でももともと生息していた奄美大島のアカボシゴマダラとは翅の模様などの特徴が異なっていて、中国産のアカボシゴマダラであることが確認されている。 アカボシゴマダラの幼虫はエノキの葉を食べて育つが、エノキは関東近辺でもごく普通にあちこちに生えているもの。昨今の温暖化とも相まって、この「居心地のいい新天地」にすっかり馴染んでしまったものらしい。しかも、アカボシゴマダラが増えることで、もともといて、エノキを食樹にしていた日本産ゴマダラチョウと競合するのではないか、あるいはゴマダラチョウとの交雑種ができてしまうのではないか、などが懸念されている。 このアカボシゴマダラを採集した〇〇君がカメラの前に差し出し見せてくれる。中川先生の紹介によると、今、県自然博物館に行くと〇〇君の作品が展示されているそうです。昆虫博士を思う美しい目を見せてくれる!
クワガタやカブトムシは日常昆虫と触れる子供たちにとって当たり前の存在、彼らの心は道の世界である! 昼食後、午後は中川先生から、昆虫の不思議を教えてもらう。 全世界の生物の総種数は約180万種で、このうち、昆虫は約9〜100万種、 日本に生息する動物は約3万種、、、等の説明、年々多くの昆虫が見付かっているらしい。発見すれば個人で名前が付けられるとか? 昆虫と以外の写真を見せ、昆虫はどれ?:大勢の生徒が手を上げる、アゲハの幼虫と成虫の区別、、、、幼虫でも成虫でも昆虫! アゲハチョウとキアゲハの違い?:アゲハチョウとキアゲハは翅の付け根の模様を見て判別、アゲハチョウの幼虫はミカン科、キアゲハの幼虫はセリ科の植物を餌にしている・・・畑のニンジンが丸裸?庭のサンショウ(山椒 ミカン科)も丸裸!になって驚きます。この時幼虫を見付けアゲハチョウとキアゲハの違いが良く判る。また葉を自分たちが食べ尽くし、サンショウもかわいそうですが、葉を食べ尽くしてしまったアゲハの幼虫は食べる葉が無くさらに悲劇。 飛んでいる姿をみると、アゲハは、ミカン類の付近をヒラヒラ飛んでいますが、キアゲハは、開けた草地を早く飛んでいますネ。 ナツアカネとアキアカネ:今日見かけたトンボは「赤トンボ」ですが、中川先生は「正しい呼び名ではありません」と言う。赤いトンボはアキアカネだけではありません。ナツアカネも赤いトンボです。「アキアカネ」と「ナツアカネ」の区別が説明されました。 アキアカネ…6月ごろ平地で羽化して、すぐに山地など涼しいところに移動します。涼しくなった秋になるころに平地に戻ってきます。ナツアカネ…6月ごろ羽化し、夏の間もそこから遠くへは移動しません。筑波山の女体山山頂で見る赤トンボは「アキアカネ」のようでネ、凄い数が山頂に集まってきます、私達登山者はこの光景に驚きます。
さらに詳しくアキアカネとナツアカネの違いを理解するには写真が一番ですが、中川先生の話に夢中で撮影忘れ(笑)。宮本拓海様の上記写真を参照します。「最も決定的な違い、それは胸の模様です。胸にある3本の黒い線の中央に注目してください。アキアカネは先がとがった形をしており、ナツアカネは先が角張っています。これが最も確実な判別方法ですのでぜひ覚えてください。」、中川先生にご説明も同じです。筑波山の女体山山頂で見る赤トンボが「アキアカネ」か?今度出会ったら確かめて見ます。 日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」:成虫の体長はオスが17-21 _(腹長10-14 _、後翼長12-16 _)、メスが17-21 _(腹長9-13 _、後翼長13-16 _)で極めて小さく。一円玉(直径20 _)の中に頭から腹端までが納まるほどの大きさである。茨城県で見られるという、実物を見ると嬉しいですネ。 ヒアリに付いて:最近のニュース「2017年6月9日兵庫県尼崎市のコンテナ内で確認されたことを皮切りに、6月18日神戸市、6月30日愛知県弥富市、7月3日大阪府大阪市、7月6日東京港でもヒアリの存在を確認。さらに7月14日には横浜港、神戸港、7月21日に博多港でもヒアリが見つかった。中でも神戸市尼崎市や横浜港では、さなぎや幼虫が合計数百個体発見された。これはコンテナ内や港内での繁殖の可能性を示唆するものだった。ヒアリの定着を防ぐため、引き続き周辺域の調査と防除を進めていくことが必要だ。」 また、ヒアリを見付けてもアルゼンチンアリかもしれない。このアルゼンチンアリ繁殖の原因を作ったのが人間である、ヒアリは最近のニュース、中川先生の所にも相談が有ると言う、困った時は連絡くださいとのことです。 クビアカツヤカミキリ:寄生植物「サクラ、カキ、オリーブ、ハコヤナギ、セイヨウスモモ、ウメ、モモ、ザクロ、コナラ、ヤナギなど」。クビアカツヤカミキリは首回りが赤いので、該当種かどうか判断するのは容易そうです、もし見つけた場合は中川先生にご連絡。もしくは役所などへ連絡。 ハラビロカマキリ:きれいな緑色の、ちょっと太めのカマキリ。褐色型の個体もいるが少ない。前脚の基部に、数個の黄色をしたイボ状突起を持つ。林の樹木上や、林縁の草地で見られ、他の昆虫などを捕らえて食べる。 ヘラクレスオオカブト:ヘラクレスオオカブトは、ずばり世界最大のカブトムシです。飼ってみたい!と思う方も多いのではないでしょうか。ヘラクレスオオカブトは高価で12,000〜14,000円ぐらいという。オスが大きくなればもっと高くなります。ミュージアムパーク茨城県自然博物館でも展示しているとのこと! 中川先生のお話、、、時間が制限で終了!参加の子供たちの多くが昆虫博士、、、目の輝きが素晴らしい。ミュージアムパーク茨城県自然博物館の昆虫大研究に出かけたいものです! 私の孫、中学生になったら、昆虫は今も好きですが、他に心を引かれ・・・今日の自然観察に不参加。 以下は2017/8/11に孫らと茨城県自然博物館に入り昆虫大研究を拝見した時の写真です。
同行の孫たちは、しばらく動かない!
ヘラクレスオオカブトが展示、生きているヘラクレスオオカブトの雄が甘い蜜を吸っている。東京の光が丘に住む孫:夏休みに入り友人と決めた日に昆虫の採集に行くそうです。カブトムシは行くたびに見付け、5,6匹飼っているそうです。当然、ヘラクレスオオカブトを知っている。クワガタムシ(鍬形虫)を捕まえに、我が家に来て、毎日朝探すが見つからない、カブトムシは雄雌とも見つかるのですが!「光が丘にも、ここにもカブトムシはいるが、クワガタムシはいない・・・・」と本人は残念そう、帰宅時には捕らえたカブトムシを逃がしていた!
茨城県自然博物館は「本館・野外施設」と「野外施設のみ」の入館料があり、野外の散策やトランポリン(夢の広場)、水遊び等が目的の時は「野外施設のみ」を活用。菅生沼ふれあい橋へ行くには入館券を見せ、出入りする、沼に生息しているさまざまな野鳥など、いろいろな生き物たちを間近で見ることができる、絶好のポイントです。また、橋を渡ると水海道あすなろの里(別施設)へ行くことができます。一度と言わず毎回!自然を楽しむには面白い橋! 霞ヶ浦自然観察会終了後、国道354号で霞ケ浦と北浦を越え、鹿島灘海浜公園へ 鹿島灘海浜公園は大竹海岸鉾田海水浴場の直ぐ南に位置、いばらきの海水浴場にリストされていないが素晴らしい遊び場で、太平洋と国道51号の間に置かれ、国道51号の入口を入ると、太平洋海岸に向かう道路は閉鎖、この閉鎖を避け右に曲がると、大駐車有って、芝生広場が広がって、休憩棟(トイレ)、管理棟、花の四阿が並ぶ。 花の四阿の前方の高台に「見晴らしの丘」がある。 これを見送って、管理棟などの裏に登って行くと、 散歩道が伸びている、誰も歩いていない! やがて、太平洋が見えてくる。 この道を、太平洋に向かって右方向(鹿島灘海浜公園の右端)へ進む。
広く、歩き易い、見晴らしは素晴らしいが、広い太平洋で台風5号がうろうろ中であり、この影響で茨城県の北茨城から神栖市沿岸に並ぶ「いばらきの海水浴場」は波が大きく、ここからの太平洋は雲の中に広がっている。 海に向かって、下る。ボードウォークの右橋にでる、これの下を抜け、海岸から上がって来る人に出会う。 彼らの上がって来る道はヤブ道ですが、良く踏まれており、難なく海岸に出る。 5,6人の水着の人を見るが波が荒く泳いではいない、だた、上空から太陽光線を受け「日焼けして黒い肌」を作る男性には良き天気です! 大竹海水浴場の隣にある鹿島灘海浜公園の海岸は太平洋(鹿島灘)の海岸線で細長い公園で、平成12年春に開園。 ただ、大竹海水浴場の様に海の家や熟練のライフセーバー「海の安全を監視していますので、小さいお子様連れのご家族も安心してご遊泳」のサービスが無いが、水遊びの楽しめる、道の駅のように駐車場は無料です。
宇都宮から来られた人たちの話ですと、隣の大竹海岸鉾田海水浴場の駐車場に14時頃行ったら、駐車場の人が「ここは普通車1,000円で、16:00まで」と言われ、落込むと、駐車場のおじさんが、鹿島灘海浜公園の海岸を教えてくれ、ここに来たという。「いばらきの海水浴場」として大竹海岸鉾田海水浴場は案内されているが、鹿島灘海浜公園は案内されていないから、宇都宮からのお客さんだと鹿島灘海浜公園は無料駐車場には気づかない!海の無い宇都宮の子供達は波の高い海で、とても幸せそうに飛び回っていました、満足の記念撮影が出来て私も安心。後で判ったが子供らの野球関連で茨城県に来られた団体さんで、宇都宮から車5,6台でやってきた様です。 公園は広く、ピクニック広場を通り、展望デッキへ、太平洋が荒れ遠望はできない。ここは大洗に近く今日は大洗海上花火大会が予定、和服の姿が見られきっと見に行かれるのでしょう。 「花火大会会場の大洗サンビーチは、青松が縁取り、白い砂浜が目にまぶしい遠浅の海。夏の恒例イベントである花火大会は、内閣総理大臣賞を受賞している野村花火工業によるオリジナリティーにあふれた創作花火となっており、約3000発の花火が海と砂浜を色とりどりに染める。中でも大輪の花を咲かせる二尺玉とミュージックスターマインが大会名物。花火は浜辺から見上げるのがおすすめだ」 打上時刻は19:30〜20:30、打上数は約3000発、雨天時は翌日に順延、駐車場は1000円(7000台) 大洗の花火を見たいが、荒れた海、風も強く、、「青松が縁取り、白い砂浜が目にまぶしい遠浅の海」の浜に寝そべって見る花火、素晴らしいが今年はゆっくりできそうにないので止めます。 公園を出て、国道51号を南下、国道354号を引き返す、行方市の高須から国道356号に入り、南下し「あそう温泉白帆の湯」に、土曜日の夕方とあって大変混んでいました。富士山が見えるところですが、曇りです、一日の疲れを洗い流す、自然に囲まれた霞ケ浦周辺はと太平洋は面白い。 以下、鹿島灘海浜公園の風景です、また、海岸付の道の駅でした。
カワラナデシコの花が咲き綺麗!
ボードウォークを歩くと、エビヅルとノブドウが実を付けている、ノブドウが多く、エビヅルは少ない。 ノブドウは食べられないが、実の色が写真の様に綺麗に変化し、とても美しい。ノブドウはいたるところに繁茂しているが、ブドウタマバエやブドウガリバチ等の幼虫が寄生して虫こぶを作るので美しい姿が見ない時が多い。 エビヅルはノブドウほど多くはないが、ノブドウと違っていかにも葡萄といった房状の実を付け、実になるとすぐそれと分かります。ノブドウ、エビヅル、ヤマブドウは秋になると急にその存在感を示す植物です。アオツヅラフジもノブドウ同様に食べられないが、美味しそうに見える葡萄ですネ。
ハマナデシコの花が残って岸辺に咲いている、見頃は過ぎている。でも可愛い花です。
ハマダイコンもハマナスも花が終わって、真夏だが、太平洋に台風5号が、海は荒れ、海には入れない!
ハマナデシコの花色は鮮明な紅色と白色とがあり、ここでは同じ場所に並んで咲いている。 |