ミツマタ&富士山展望 大群山&加入道山
大群山(大室山 標高1588b)加入道山(標高1418b) 山梨と神奈川県境、甲相国境尾根の自然林を楽しむ
西丹沢の主峰、西丹沢自然教室から往復

日程 2010320日(土) 晴  


大杉丸(標高1221b)辺りから

 
吊橋を渡って畦ガ丸へ、最初の堰堤の上で!
ツツジの話題に必ず出てくる 桧洞丸(ひのきぼらまる)標高1,601b大室山(大群山)標高1588b を犬越路で結ぶ2003/5/24に歩いた、今日は友人とミツマタ&富士山展望を求め出発!

コース

JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線)⇒5:05北千住駅5:15=(千代田線)⇒5:50代々木上原駅5:51=(小田急線)⇒7:04小田急線新松田駅7:20=(富士急湘南バス)⇒8:30西丹沢自然教室8:40―(0:25)―>用木沢出合9:05―(0:45)―>コシツバ沢9:50―(0:25)―>1015犬越路10:25―(0:10)―>大杉丸10:35―(0:10)―>下り坂・鞍部10:45―(1:05)―>大群山西肩11:55―(0:05)―>大群山山頂12:00―(0:05)―>大群山西肩12:05―(0:05)―>12:10下り坂(昼食)12:20―(0:35)―>破風口(鞍部)12:55―(0:15)―>前大室13:10―(0:10)―>加入道山山頂13:20―(0:20)―>白石峠13:40―(0:50)―>白石の滝14:30―(0:10)―>鉄製の堰堤14:40―(0:45)―>用木沢出合15:25―(0:25)―>15:50西丹沢自然教室17:05=(富士急湘南バス)⇒18:14小田急線新松田駅

 小田急線代々木上原駅発の二本目551分(一本目は36分)に乗ると、新松田駅西丹沢自然教室行き始発7:20に乗れる、既に昔の話になったが、大群山(大室山)に初めて登った時は千代田線が営業する前で車で前夜家をスタートしたものです。

 美しい日の出を見ながら多摩川渡る、友人は登戸駅から乗ってくる、車内は厚木駅なでほぼ満席、新松田駅、ホームに下りると登山姿の人が予想以上に多くビックリ、そのまま、西丹沢向かうバスの列に並ぶ、大型バスなので約30人乗っても空席は目立つ、このまま終点に移動しないだろうと予想、しかし、高松山入口大野山入口は通過、JR谷峨駅5,6人が加わる、玄倉で男性一人が降りる、玄倉から戻るバスの中から真っ白に染め上げた大きな富士山が見えました。

 永歳橋(丹沢湖の浅瀬橋かのミツバ岳、権現山がミツマタが綺麗らしい)を渡って、まもなく15,6人の団体が降りる、聞くと「ミツマタを見に!」と降りてゆく、この後、大滝で1人降り、10人ほど終点の西丹沢自然教室へ、車も数10台停まっている。


桧洞丸入口辺り ミツマタ

 私達は準備後スタート、不思議なのは後続の人は私達とは逆コース、西丹沢自然教室に戻って解ったことだが、今日は檜洞丸登山口のゴーラ沢のミツマタが目的だったようです、とても素晴らしいとのこと。

そのミツマタを見ながら、桧洞丸のツツジコースを右に見て、林道を歩き、犬越路への林道を右に見送り、道幅が半分になった林道を直進、用木沢を渡ると用木沢出合、直進は帰路のコースで白石キャンプ場経由白石峠の道、ここは犬越路に向かって右に折れ荒れた林道に入る。


用木沢公園橋

 目の前に巨大な人工物、公園橋、この橋を渡ると、西丹沢の大きな自然に入り込んだ気分になるので、大自然への入口橋である。


大きな岩壁に沿って河原に出る

 公園橋を渡り切ると、友人も私もすっかり自然に溶け込み、西丹沢自然教室までの会話とは話題が自然と変わってくる。河原に出て、水流で顔を洗う、気分は丹沢気分、並んだ石を渡る渡渉点もある、沢を右に見て進む。


美しい沢が続く

 まもなく、広い河原に出る。美しい沢ほど洪水い弱く氾濫する。


用木沢の河原

 河原を行く、やがて、左に登山道が見え、登る、しばらく、小さい上下を繰り返し、用木沢から離れ、荒れた道を登ると、「コシツバ沢」の道標、犬越路へ登る沢で、とにかく急坂の荒れた道、一歩一歩登る。この登山道は姫次から犬越路をへて下ってくる東海自然歩道ですよね!


コシツバ沢

  何度か腰を降ろし休憩、その都度気合を入れ登ります、潅木に囲まれた急坂が密集の笹に囲まれて、犬越路に飛出る、友人も私も期待する富士山は見えない、大きな案内版と大きなベンチがあり、避難小屋が建っている。直進は神ノ川、右は桧洞丸、私達は避難小屋の裏を回って、急坂の尾根を右左と回って登る、振向くと熊笹ノ峰(標高1523b)の奥に桧洞丸(標高1601b)が見えている、ようやく急坂が終わって大杉丸、目の前が大きく開き、雄大な富士山が現われる、ここから大群山西肩までずっと富士山展望が続きます。


春霞に浮かぶ富士山

  登山道は平坦になって、稜線歩きが続く、そして下る、また登り返し、さらにピークを越え、今度は鎖場を下る、鞍部から大木の林間の尾根道を登る、西丹沢自然教室から約1,000b登っている、左に大きな富士山が見え、蛭ヶ岳が右に見え、小さな広場に立って、ほっとする、さらに緩やかに登ると大群山西肩甲相国境である、道志の山々が眼下に見え、後は右に平坦な道を進めば、大群山山頂(標高1588b)に到着。神ノ川や道志への登山道が下っているが、人の気配は無い。

  樹林にスッポリ囲まれ展望は期待できない、西肩に戻る、ブナの大木、ツツジの大木に囲まれた自然林は稜線漫歩である、西肩を過ぎ、床の高い木道を進む。


木道

  木道を過ぎると、急坂、進行方向、畦ヶ丸の奥に大きく高く富士山が雄大です、今日は春霞でスッキリ見えないが友人も私も大満足、落葉に腰を降ろし昼食、これで富士山とミツマタ鑑賞は達成。

どんどん下って、鞍部が破風口、急坂の細尾根を登り返すと前大室、馬場峠で道志の馬場・竹之本に下る登山道が有るらしいが?

加入道山は次のピークです、再び下って、登りになって、広い加入道山山頂(標高1418b)に着く、加入道避難小屋が建っている、樹林に囲まれ静かな平らなピークです。

 道志の湯から登って来たご夫婦は同じコースを駆け足で戻って行く、その分岐を見送り、直ぐに白石峠、大群山が高く見えるところです。

 直進して畦ヶ丸経由で本棚沢を見て帰る案も有るが、畦ヶ丸まで2時間、畦ヶ丸から西丹沢自然教室まで2時間、今13:30で難なく下って17:30頃、最終バスは18:58だから大丈夫だが、本棚沢が明るい時に見れるかどうか?

 ここは二人で適切な判断を下し、峠から急降下、白石沢に入ると、荒れており歩き難い道が続く、ただ、足元の石は大理石が見え奇麗です。


沢底を歩く

  沢底から抜けると、展望が開く、道は安定し、白石ノ滝が見えてくる、滝へ下る道を探して見るが白石ノ滝に近づくルートは無いようです、それだけに神秘的な美しい滝です。


近づく道が無い 神秘的な白石ノ滝

 再び急降下すると、巨大な鉄製の堰堤が見えてくる、幾つも幾つも堰堤を見ながら沢沿いの道をのんびり下る。


巨大な、頑固な堰堤

 新しい橋が惜しみなく取り付けられている。


新しい橋 激流の時ここを渡れるだろうか?
橋は、大荒れの時は片側が流れるようになっている?

この新しい橋は、下駄を履かせ、激流が流れて水位が上がっても渡れるようになっているのだが、はたしてその想定は?この橋の下を激流が流れる時に渡れるかどうか私達は自信が無い!

 沢道が終わって、林道に出ると、右に白石沢キャンプ場が見え、用木沢出合車ゲートに着けば、西丹沢自然教室は直ぐである。

 まず、バスの時刻を確認、15:40発がなんと5分前に出てしまい、次は17:05 約1時間後である、自然教室の掲示板に「316日ゴーラ沢5分咲き」聞くと西丹沢はミツマタの見頃を向かえ大勢の人がやって来るのだそうです、ゴーラ沢に行く余裕時間は無く、中川の吊橋を渡って、畦ヶ丸方向に向かってみることにする。


西沢

 西沢の流れは川底が美しく奇麗です、大きな堰堤の左の長い梯子を登る、堰堤の上は広い河原になっており気持の良い所です。左の斜面に沢山ミツマタが咲誇り、バスの待ち時間に立ち寄れて良かった。


可憐なミツマタ


ズームアップ

  再び西丹沢自然教室に戻って、今度は展示物拝見、シロヤシオの満開(2009年):畦ヶ丸515日、桧洞丸523、今年はソメイヨシノの開花が一週間ほど早いけど、4月に咲くアカヤシオに比べ、5月に咲く花は例年同時期が多く、今年は515日(土)か22日(土)の登山が良さそうですね!

17:05発のバスは定刻に発車、玄倉に立寄って小田急線新松田駅へ!国道246号に出る辺りで強風、新松田で夕食、小田急線新松田駅を発車時は通常運転、登戸駅で友人が降りた後、急激に発達した低気圧の影響で強風が吹荒れ、大幅遅れ、代々木上原で千代田線に乗るが、通勤時並の込み、JR常磐線は通常運転で帰宅、ニュースでは静岡、横浜、千葉が大荒れ、明日の午前中まで大荒れと言う。日本海を発達した低気圧が進み、九州辺りに発生した低気圧の進み、前線が関東を襲う、春一番はまだ先!

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