西丹沢の入口  大野山(標高:723b)JR谷峨駅から登り、下山はJR山北駅

 

 

日程 2003112日 (日)快晴 



大野山(標高723b)は不老山(標高928b)と高松山(標高801b)が有って、丹沢前衛の山々で、西丹沢の入口で「富士山の眺めのよい山」で人気の山、特に大野山は山腹近くまで車道が伸びてしまっている。

だが、バスで新松田駅から乗って、大野山入口バス停下車、共和小学校を経て子育地蔵尊、十字路の犬クビリ(駐車場・トイレがある)まで登ると大野山山頂は直ぐ、サクラ並木の山頂から富士山、箱根の山々、丹沢湖、西丹沢の峰々が楽しめる。犬クビリまで戻って丹沢湖まで下だると面白い。

コース

東名高速大井松田ic=>国道246号 御殿場線山北駅=>大野山乳牛育成牧場駐車場−(0:07)−>大野山山頂−(0:07)−>大野山乳牛育成牧場駐車場⇒自宅

 

東名高速道路大井松田ICを降り、国道246号を御殿場方向に走ると、最初の御殿場線山北駅の標識が出る、見送り先に行く二つ目の山北駅の標識、地図を良く見ると山北駅を挟んで国道246号が二本に分かれ、谷峨駅側の合流点(狭いトンネルが有る)が大野山乳牛育成牧場へ通じる林道だそうです、二つ目の山北駅入口が大野山乳牛育成牧場入口です。JR山北駅から徒歩かバスの場合は大野山入口バス停、バスは小田急線新松田駅から富士急湘南バス西丹沢自然教室・大野山登山口行きがある、山北駅が終点の場合もある。JR谷峨(やが)駅からだと直接歩きます、バスで丹沢湖側に入り大野山に登る方法もある。

大野山登山口から、今日も10数人のグループが歩いて山頂を目指していました、私たちはこの入口が見つからず谷峨駅入口から国道246号を引き返し、大野山入口の三差路(トンネルが見える)を左折し、案内に従ってトンネルの手前を左折、後は「大野山」案内版に従って登りました。

牧場に近くなると展望が開け、最初の車ゲートの前に着き、このゲートは朝6:00に開門、それまでゲートの左に空き地があり仮眠して待つことにする。

まだ暗いのに、守衛さんは6:00ピッタリにゲートを開けてくれる。友人は自称「ふじ吉」と言うだけあって、富士山の撮影には熱心である、私は現地に来たからには「その場のその時の状況」に合わせ「できるだけ良い状況」で自然を捕らえたいと思う。

日の出前にポイントを探し準備する、日の出の前、日の出、日の出後と自然は多くの美の感動を見る人に与えくれる、開いたゲートから最後のゲートまで車で数十秒だ、そこには大きな駐車場と綺麗なトイレがある、太陽の光は一番高い所から、つまり星から、星が夜空から消え、まもなく夜が明ける。

辺りの山々が見えてくる、この駐車場からは富士山は見えない、友人は重いカメラを背負って歩き出す、私はデジカメだから軽い、富士山のよく見える大野山山頂まで300b、7分と二人にとって長い距離・長い時間だ!

箱根を代表する、金時山、箱根山、明神ヶ岳が雄大に見え、目の前の桜の木々の間から大きな富士山が見えてくる、6:30、まだ日の出前、日の出まで時間はある、カメラを構え待つ。

最初に日が当るのは星の次に高い富士山山頂、山頂から赤く染まって綺麗だ。友人のカメラマンは大忙し、彼が言うにはシャッターの音が凄く快感だという、被写体を決め、ピントを合わせ露出を決める、、そして設定し確認する、緊張のシャッター押す。

やがて丹沢、箱根の山々にも日が当り、360度のパノラマ一段と美しさを増す。

眼下に丹沢湖、すぐ隣に不老山畦ガ丸加入道山、大室山(大群山)と続き、桧洞丸から丹沢の主峰が並ぶ、振り向くと太平洋・相模湾が輝く、山頂には桜林があり、満開の桜と富士山の美しい風景が脳裏に浮かぶ。

大野山は山全体が牧場で放牧時に訪れると「のどかな風景」だろう、山頂には東屋、石祠がる。

JR谷峨駅1時間20分で下るルートもある。

丹沢湖へは駐車場に戻って、山頂から谷峨駅方向に広がる牧場を遊歩すると金時山や愛鷹山が大きく見える、また丹沢連邦の大きさには驚かされる。

駐車場戻って、一旦国道246号方面に下り、途中の犬クビリでJR谷峨駅方向に下る、この林道は広く、富士山が良く見える。まもなく深澤三叉路で大野山登山口がある、さらに上に行くと、林道は中川(丹沢湖)への分岐、右折し車止めゲートまで行ってみた。

引き返し、富士山と東名高速の写真を写し、今度は中川方向へ、登山者が10人ほど歩いている、最初の部落のすぐ先に登山道入口(JR谷峨駅から)がある、なるべく林道を歩かないで登山道が設けられているようです。

この部落(数軒)から眺める富士山は美しい、その先の中川・大野山分岐を右折しさらに上に行くと、イノシシ狩の人だろう鉄砲を持ってなにやら慌てているようす、さきほどの登山道の上部に着く、一台やっと止められる場所があって、大野山へ40分、谷峨駅へ45分の標識がある。ここまで、谷峨駅から登れば1時間半だろうが、JR山北駅から大野山山頂のコースと比べ早めに富士山に逢えるし短時間コース。

中川・大野山分岐に戻り、中川方向に下る、この分岐のすぐ下は茶畑と小さな梅林があって、富士山を写すには絶好の場所。

部落を過ぎ、丹沢湖と国道246号の分岐、三保ダムを見学、大野山が大きく見える。

今度は御殿場へ、でっかい富士山が迎えてくれる、帰路は山中湖・河口湖を経て大月の雁ガ腹摺山に寄ることに決定。

国道138号は須走から山中湖間の道沿いは積雪、朝晩はスリップで危険、山中湖ICから東富士五湖道路に乗って、展望のない谷村PAで休憩後、雁ガ腹摺山へ、残念、真木温泉の先で積雪のため断念、真木温泉から橋倉温泉方向に入り富士山の夕暮れの風景を楽しむ。

大月から中央高速に乗り、帰路に着く、17:30、大きな渋滞もなく首都高を抜け常磐高速谷田部ICへ。

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