愛鷹連峰のアシタカツツジの鑑賞
越前岳(標高1504b)

 

日程 200861日 (日)晴れ   


アシタカツツジ

 

コース

JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線・山手線)⇒5:37東京駅5:46=(東海道本線)⇒7:05国府津駅7:08=(御殿場線)⇒7:54御殿場駅8:10=(富士急バス 冨士サファリパークで渋滞で遅れる 15分)⇒9:00十里木バス停9:00―(0:05)―>越前岳登山口9:05―(0:15)―>一個目の鉄塔9:20―(0:10)―>二個目の鉄塔9:30―(0:05)―>9:35馬ノ背9:45―(1:15)―>11:00越前岳11:20―(0:30)―>高場所分岐11:50―(0:35)―>12:25呼子岳12:30―(0:10)―>割石峠12:40―(0:45)―>13:25大杉13:30―(0:30)―>大沢橋14:00―(0:15)―>大沢出合14:15―(0:10)―>山神社入口14:25―(0:20)―>14:45愛鷹登山口バス停15:16=(富士急バス)⇒15:50御殿場駅16:12=(御殿場線)⇒16:59国府津駅17:07=(東海道本線)⇒都心へ

国府津駅に7:05着、御殿場線御殿場行きは7:08と乗換え時間が短いが、同じホームの乗換え、但し御殿場線は車両が少なく、東京から沼津行きに乗る時はグリー車に近いところに乗ると便利です。

御殿場に近づくと冨士山がとても美しい、冨士山を眺めに来たと言う若いカップルもニコニコ笑顔だ、丹沢登山の人は新松田駅か谷峨駅で降りてゆく、終点の御殿場駅まで乗った登山者は、8:10発の河口湖行きか十里木行きに並ぶ、カメラを冨士山に向ける女性「長野から冨士サファリパークの動物に合いに来た」と言う、甲府から身延線に乗り沼津から御殿場にやって来たらしい、バスに乗った人々は見事な冨士山にうっとり、だが、サファリパークの手前でスッポリ雲に飲み込まれてしまった。

バスはサファリパークに立寄るが、サファリパークのゲートがまだ開かず、車の長蛇、バスは反対車線を走って、サファリパークバス停で客を降ろし、十里木別荘地内を走って、15分の遅れで十里木バス停に着く、国道469号をバスの進行方向へ5分ほど進むと、越前岳登山口の広い駐車場に着く、ここにはトイレが有るが現在新築中で簡易トイレが立っている。

晴れていれば雄大な冨士山が友人のように越前岳まで付いてくるが、今日は最後まで姿を見せませんでした!御殿場線車窓の富士山は見事だったから、良いとしよう。

いきなり、丸太の階段の急登です、足元にはニガナがポツポツ現れる、展望の矢倉を過ぎ、一個目の鉄塔付近を過ぎるとウツギなどが多くなってお花の登山道になる、冨士山の裾野が広い、更に二個目の鉄塔を過ぎると、登山道は細くなり、ウツギの林になる、登り切ると馬ノ背(標高1099b)、広くベンチが置かれ休憩には素晴らしいところ、冨士山が見えず、ちょっと寂しい。

一息後、狭く、深くえぐられ、雑木林にスッポリ覆われた登山道を登る、すぐに木々の根を踏んで、木々の間をすり抜ける急登になる、一人の女性ハイカーに、「アシタカツツジを見に来ました、解かりますか?」と聞くと、御殿場に住む人で何度も訪れているとのこと、彼女はここから愛鷹登山口までツツジのガイドをしてくれる。聞くと自宅から冨士山が見え、朝焼けの冨士は自慢だと言う、ただ、ダイヤモンド富士はまだ見ていないと言う。

馬ノ背から急登が続き、だんだん尾根状になって、右側の斜面が見えるようになると、雑木林はツツジの林に変わる、ミツバツツジが多く、大木である、ここのミツバツツジは見頃から二週間ほど過ぎているようです。しばらく彼女とシロヤシオの桧洞丸やコイワザクラ、更には丹沢三峰のツツジの話題などなど、来週は十文字峠へ行かれるそうだ、話は金峰山や瑞牆山のシャクナゲへと移る。

傾斜がゆるみ、大木のミツバツツジ林になる、凄いにつきる、ミツバツツジの見頃の時期に登ってみたいものだ。

ツツジの林を抜けると、越前岳山頂に飛出る、飛び出すと右下に、アシタカツツジがミツバツツジに囲まれて咲き誇っている。


両側にミツバツツジ、中央がアシタカツツジ

ガイドの彼女とアシタカツツジとミツバツツジの比較、葉の形がまったく異なる、また花自身はアシタカツツジの方がやや濃い色のような感じです、花期はミツバツツジの方が早いようです、アシタカツツジの美しい花を見頃の時期に見ることができた。

昨日の雨で濡れ、ようやく空いたベンチに腰を降ろし昼食、冨士山の見えない山頂は寂しいが、アシタカツツジは見頃で大満足、聞くと冨士山展望の人が大多数、意外とアシタカツツジのことを知らないようです。

位牌岳まで縦走し前岳経由で田向へ下山予定でしたが、冨士山が見えず、彼女は割石峠から大杉へ下ると言うので、位牌岳は次回冨士山の見える時に訪問することにする。御殿場線での若いカップルは富士見台経由で冨士山展望の良い愛鷹神社へのコース、私達はツツジが多いらしい呼子岳への縦走路へ入る。

まず、アシタカツツジの咲く、細い尾根を急降下、馬ノ背からのコースに比べアシタカツツジが多く、満足!ガイド通り期待通りである。


女性ハイカー自慢のアシタカツツジ

ただ、足元は、細い登山道が続く、短いけれど稜線漫歩で、箱根、伊豆半島、駿河湾のパノラマ、沼津市は眼下だ。越前岳山がウソのように静かな登山道で、新緑が深まってとても気持ちが良い。

小さなピークをトラバース気味に渡ってゆくところにイワカガミの群生、すでに遅し散っている、90度曲る地点、高場所分岐、勢子辻へ下る登山道、その方向に数b登ると二人立てば満席の展望所。

呼子岳へ向って急降下、直ぐ登り返すと呼子岳で、勢子辻から登った人々に出合う、彼らは10人ほどで、登山道の清掃とのこと。また勢子辻へ下って行くとのこと、彼らの話ですと勢子辻と呼子岳のルートはとっても良いコースだとのこと。


呼子岳と石割峠急斜面から谷を覗く

呼子岳から頂上手前の分岐まで引返し、ツツジの咲く急坂を下り切ると石割峠、厳しい下りです、ここで位牌岳の核心部に触れる、眼下の谷を覗きながら下る。


石割峠からの展望

彼女の説明だと、石割峠から鋸岳の核心部は続き、位牌岳へと続くらしい、この先は次回。

左折し、どんどん下ると、枯れた沢になり、荒れているが、この沢コースが愛鷹山のツアー登山のコースになっているとか、確かにここを頑張って登れば割石峠から素晴らしい稜線が経験できる、今日のようにアシタカツツジが見頃なら魅力ですね。


枯れ沢

枯れた沢に沿って下る大沢源頭であり、歩きにくい、下るに従って踏み跡が現れる、注意しないとコースを間違えるが、下り方向左に注意して下りたい。

雨の日など無理ですね、ここを登ったという彼女は感心するほど身軽だ、堰堤が現れると工事用の林道は土の中に消えようとしている、明確になった道が沢から離れ、深い樹林帯を進む、まもなく大木の大杉の広場に着く、ここで一息!

続いて大沢橋、奇麗な水が流れる、平坦な道が続き、驚くほどの川幅に広い河原に飛出る、ここを渡れば車道はあり、次々と駐車中の車が現れる。林道は苔が生え滑りやすい、前方に5,6人の登山者(越前岳山頂でお遭いした人々)、広い駐車場がある、立派な案内版がたって、位牌岳から田向へのコースも紹介されている、山神社

薄暗い樹林の林道をノンビリ行くと、愛鷹登山口に着く、富士見台を下ったカップルが既にバスを待っている。登山者は私達4人、国道469号は交通量が多く、待ち時間が長いと辛いところ。サファリパークからのバスは御殿場と三島行きがあるが、本数が少ない、愛鷹登山口発御殿場行きは「土日の下山時13:29,15:16,17:01,17:16,18:59」三島行きは16:54

定刻15:16のバスに乗る、御殿場まで上空は晴れ、冨士山は見えず、15:50御殿場着、15:55発の「あさぎり6号」小田急線新宿へ直行で17:29には着くという、朝の新宿発7:20の「あさぎり1号」は御殿場に8:58に着く。

あさぎりの写真を、お孫さんへのお土産だと言いながら撮影した彼女は、無人駅相模金子で降りてゆく。

私は予定通り国府津経由でノンビリ帰宅。御殿場線満席、国府津からは電車の本数も多く、アット言う間に都心へ滑り込む。関東は梅雨入りである。

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