足尾山塊の展望の鋸山を皇海山の姿を眺めながら 栃木百名山 鋸山(標高1998b)皇海山(標高2144b) 皇海橋から不動沢コル、鋸山でスルリと展望を楽しむ 栗原川林道を追貝から鋸山に寄って根利へ、貴方ならどうする? |
日程:2018年6月13日(水) 晴れ
1998年11月14日皇海山
コース
つくば市城山2:25=(県道143・国道354号)⇒相平橋西2:56=(国道294号)⇒下館3:25=(国道50号)⇒広沢四丁目4:37=(国道122号)⇒下田沢5:00=(県道62)⇒皇海山入口5:25=(県道62号)⇒南郷橋から県道62・267合流点5:37=(県道267)⇒薗原ダム湖=(県道267)⇒大原南5:49=(国道120号)⇒追貝(おつかい) 吹割の滝5:55=(栗原川林道 0:41)⇒栗原川林道のトンネル6:36=(栗原川林道 0:28)⇒7:04皇海橋 皇海山登山口7:12―(支線林道 0:07)→登山道入口7:19―(0:05)→不動沢出合7:24―(0:50)→皇海山山頂1.8`/皇海山入口1.8`の道標8:14―(0:12)→二俣8:26―(0:06)→枝沢8:32―(0:08)→最後の分岐8:40―(0:05)→皇海山道標8:45―(0:15)→不動沢のコル 皇海山/鋸山/下山 利根村分岐9:00―(0:09)→二つ目の小ピーク9:09―(0:36)→9:45鋸山山頂10:00―(0:04)→10:04ガレ場シャクナゲ・シロヤシオ観賞10:17―(0:14)→二つ目の小ピークと鋸山鞍部10:31―(0:27)→不動沢のコル 皇海山/鋸山/下山 利根村分岐10:58―(0:07)→皇海山道標11:05―(0:16)→二俣11:21―(0:09)→皇海山山頂1.8`/皇海山入口1.8`の道標11:30―(0:43)→不動沢出合12:13―(0:12)→12:25皇海橋 皇海山登山口12:30=(栗原川林道 1:10)⇒林道ゲート「開け閉めを確実に!」13:40=(栗原川林道 0:07)⇒ソーラ根利(ねり)13:47=(栗原川林道 0:04)⇒利根町根利の橋 皇海山入口の道標 県道257合流 右折13:51=(県道257)⇒県道257・62交差点左折「右:南郷橋へ 左:下田沢へ」13:52=(県道62)⇒下田沢=(国道122号)⇒道の駅「くろほねやまびこ」で休憩・昼飯⇒帰宅
歩数:16,926歩
1998年の時は道の駅「くろふねやまびこ」とわたらせ渓谷鉄道水沼駅間の下田沢から入る県道62「沼田大間々線」は現在に比べると悪路だったが現在は素晴らしい道路になっている。一の鳥居と花見ヶ原入口間は素晴らしい長いとトンネルができ、根利から国道120号までの間も素晴らしい。この道路は尾瀬方面に向かう時に利用している。ただ、道が良いがカーブ多い、オートバイを走らせるし、大型トラックも走るので注意は必要です。
今回は栃木百名山の鋸山、庚申山から、松木川から登るコースが有るが、今回は上記の県道62と栗原川林道を利用し、鋸山(標高:1998b)を登る。
国道122号の道の駅「くろふねやまびこ」の先の下田沢から県道62に入り急登、まず赤城登山口の一の鳥居、続いて花見ヶ原キャンプ場入口(黒檜山へ向かう立派なコース)を通過し、山深き根利で皇海山の登山口皇海橋に向かう林道の入口(県道62に皇海山の印が有る 有ると知って通過しないと見逃す)がある、県道257を入ると皇海山の案内が有って利根川を渡ることになる。バイク・ツーリングの記事を検索すると経験豊かなホームページがある、今日の下山後は栗原川林道で4人のバイクとスレ違い!車は3台が途中で停まっていたのみ。
この道は下山後にして、根利から入る栗原川林道を見送り、次の南郷橋で左折し県道62・267交差点で県道267に入り薗原湖、吹割の滝を目指します。
5:55 追貝「吹割の滝」で栗原川林道に入りますが、皇海山の道標を追うとNHKの電波中継塔のプレートを見て、問題なく狭い道を抜け更に狭い栗原川林道に入ります、農家の人々は忙しく働いている。
追貝から栗原川林道が始まり、皇海橋を経て、利根村の根利へ
トンネルは一個、追貝から41分、更に28分で皇海橋
6:04まで舗装、分岐など舗装が有るが、6:18見晴橋で未舗装になる、荒れがひどくなって6:38にトンネル、このトンネルは素掘り、やや下り、以後ほぼ平坦、7:04に皇海橋に着く。約1時間10分。
追貝から約3.5`地点に車止めゲート、例年通行可能期間は5〜11月、5月上旬まで林道に残雪、不動沢の登山ルートにも残雪がかなりあるそうです。関越道沼田ICから追貝経由で約46`、2時間半で皇海橋まで入れるので、日帰りが可能。つくば市を2:30発、皇海橋7:04着、約4時間半で日帰りは十分可能です。
鋸山や皇海山への登山は:庚申山からの健脚コース(鋸山で出会った青年は朝庚申山を経由で皇海山を目指し、私がおにぎりを山頂で済ませ、山頂から下る時再会、これから庚申山方向に引き返すと言う)と松木川から国境平経由のコース(国境平は白砂の台地で10月20日前後、松木川源流の燃えるような紅葉の一望)が有るが、不動沢の美景と鋸山山頂からの360度大展望と不動沢のコルから登る直登はお花が多く面白い。
公衆トイレ、皇海橋駐車場、皇海山の展望
駐車場は皇海橋の両側に有る、公衆トイレは追貝側
長いドライブ、追貝から約1時間10分、ワゴンRの愛車で平均時速20`。こちら側に2台、橋の向こうに3台、ガラガラです。トイレをお借りし、皇海橋から周囲の深き新緑を味わい、皇海山が目の前に高く聳え、見下ろすと不動沢が綺麗に見える。
橋を渡ると、立派な案内版で庚申山・鋸山・皇海山、根利・足尾町、不動沢・エンマ沢・砥沢(といしさわ)・ロクリン沢、皇海支線・砥石支線、栗原川利根林道が描かれている、「皇海山登山道入口」の道標が立っている。ゲートが有る支線林道に入る。
左:支線林道 右:登山道入口
新緑の木々が支線林道を覆い、左下に砂防堰堤が見え、支線林道から離れる登山道がある、支線林道に綱が張られ車の乗り入れた跡は無い、登山道に入ると樹林の下で横切って進む。
左:左に不動沢が見える 右:不動沢出合
不動沢の出合で、飛び石を使って渡る、美しい沢で多少濡れても問題は無い。河原から登山道に上がり、皇海山入口0.7`/皇海山山頂2.9`の道標、登山道両側は笹だが、昨年の葉で水滴も無い、良く刈り払いされ、道標も置かれ、迷う心配はない。
左:美しい小さな滝が続く 右:不動沢を何度か渡る
皇海山入口1.6`/皇海山山頂2`の道標辺り、とても美しい沢が続く、「皇海山登山道 下山 皇海山」の道標も有る、ここを過ぎると、今度は沢から離れた広場に着く、皇海山入口1.8`/皇海山山頂1.8`の道標で中間点。
左:水の切れた沢 右:二俣 皇海山は右方向
中間点でチョット登山道が解り消え、マークを消えるが、道標の指示通りに進むと、枯れた沢道、10分程で大きな岩が並ぶ、この岩の中央に皇海山は右の道標が立っている。
ここが最後の二俣で、岩を越えて直進する沢が有り道標を見落とすと厄介である。ここが道標の指示通り右に向かう。
沢底を登る、水量は少ないが大小さまざまな岩が転がって歩き難い。更に登ると今度は左に綱を使って細い沢に入る所がある、ここに入ると狭くなる。
左:枝沢が分岐 右:細くなってくる
枝沢は右に別れ、水量が多く流れているが足を濡らすことは無く歩ける。
左:沢から離れたい 右:皇海山の道標
沢底を歩き、ゴロゴロ石に飽きてくる頃、沢から離れる場所が見えてくる、小さな二本の沢が続き、右に皇海山の道標が傾いている、やっと普通の登山道と嬉しくなって右に移動。ところがどっこい!
左:今度は綱を使って登 右:不動沢のコル
ここは急坂で、今度は綱の連続です、軍手をしっかり付けないと、木の根や綱を頼って登れない、展望も無くツライ所、よやく不動沢のコルに登り着く、左:皇海山山頂、右:鋸山山頂です。
左:不動沢のコルの道 右:鋸山の峰が見えてくる
ます小さなピーク、左に前方に鋸山が見えてくる、岩肌が見え、急登を見せている。
続いて、二番目のピークを登って鞍部に下る。
左:皇海山山頂 右:日光連山
鞍部から、男体山が大きい、皇海山は直ぐ前で白根山を隠している。
庚申山から登って来た男性に出合う。庚申山で富士山が見えてそうだが、鋸山山頂では見えなかったようです。
鋸山への急登が始まる、まず大きな岩場を越える、ここがチョット面倒だが、直ぐ上が広く次の岩場は楽に登れる、かなり崩れた岩場を綱と木の根を使って登る、山頂直下の岩場はキツイ、足場を確かめ登り切る、この急登の途中でシロヤシオやシャクナゲが咲き綺麗だが、下山時に見て帰ろう。
左:鋸山山頂 右:六林班峠への道標
鋸山山頂(標高1998:b)の展望は素晴らしい、皇海山がどっしりと印象的、縦走路は庚申山・六林班峠へ続く。
鋸山山頂からの展望
三俣山や黒檜山、社山の峰々の先に、日光連山が見え、皇海山の奥に白根山が大きく見える。この前登った四郎岳や燕巣山は白根山の後ろで見えない。薬師岳・駒掛山そして庚申山方向も見え。反対の武尊山や赤城山の方向も良く見える。
不動沢のコルは肌寒い風、ここは暖かい、きっと南の風が集まるからか?お弁当を広げ休憩。
シロヤシオ
この場所は崩れのキビシイ場所、次回行く時もあって欲しいものです。
さて下山、山頂直下はキビシイが、通過すると、やや長いガレ場でその中間点の岩(滑らないを確認して)に腰を下ろし、シロヤシオとシャクナゲの観賞。おまけに、白根山や日光連山の展望も良い。
左:シャクナゲ 右:この先の最後の岩場、デジカメをリックに!
花の観賞や展望の楽しみを終え、急降下!
左:コイワカガミ 右:鋸山にピークを振り返る 登ったコースが見える
この岩場を下ると危険は終わりだ、さっき出会った男性が皇海山から引き返してこの岩場を登って来る、鋸山を越え庚申山荘へ戻る、若い人のコースです。
鞍部に降り、振り返る。
左:不動沢のコル 右:笹藪に入る
不動沢のコルで三重からのご夫婦に出合う、男体山・白根山と周り、今日は皇海山で明日が赤城山、男体山・白根山は天候が悪くツライ山旅!
コルから、笹藪の道、綱で下り続け、沢底を再び歩くことになる。
美しい沢の連続
左:シロバナノヘビイチゴ 右:オククルマムグラ(奥車葎)アカネ科
オククルマムグラ、茎や葉の裏面中脈に下向きの刺状毛がある。葉はふつう6個輪生し、葉の先端は短くとがる。花期は6〜7月。
足元の小さな花と不動沢の流れを追いかけながら楽しく下る。
サワグルミ (沢胡桃)と沢が続く
サワグルミの群落を過ぎると登山道は平になってくる。
左:登山道は平坦 右:皇海橋
不動沢を渡渉後、二つの砂防堰堤を見ると登山口。
皇海橋から帰りは根利へ、12時半、皇海橋を渡り、根利へ走る、12:39ダムを通過、13:16 利根沼田森林管理を通過、大きな上下は無いが追貝側と変わらない!
13:35倉見―新地 皇海橋・山元土場の分岐、倉見川が近くを流れている、分岐の登山道は袈裟丸山の限界尾根登山口を抜け林道小中新地線に抜けている道の様です。根利から根利八木原大間々線(県道257)は根利牧場を経て同じ袈裟丸山の限界尾根登山口へ登っているが、両方とも袈裟丸山の限界尾根登山口の手前で通行止めらしい。
こまで、追貝から皇海橋間の林道と変わらない悪路。
左:閉まったゲート 右:根利ソーラー
13:40 閉まったゲート、開けて完全に閉める。熊出没注意、同じ様に周囲も囲まれている。ここはまだ未舗装。走り出して直ぐに農業ハウスが置かれ栽培中、ここを過ぎると舗装道で、愛車が快適に動き安心する、舗装道は我が家の駐車場まで続く。
続いて大展望が広がり、13:47 根利ソーラー、広い斜面に広がる。
13:51 利根川に出合い橋を渡ると、県道257(根利八木原大間々線)に出合い、ここの橋に皇海山(皇海橋)の道標が有る。
ここを右折し、直ぐ県道62に出合い、左折、カーブの多い所、バイクと大型トラックを先に行かせる。こちらは登山の帰りです、ドライブは慎重に!
花見ヶ原入口(花見ヶ原森林公園の入口)、長いトンネルを通過、一の鳥居から急な下り道、下田沢で国道122号、間もなく道の駅「くろほねやまびこ」に入り休憩。渡良瀬川の反対の荒海山(標高:624b)に登れば赤城山・袈裟丸山が良く見える。
ここまで来ると国道122・50・294号と走りつくば市です。