中禅寺湖 阿世潟峠から社山、黒檜岳を経て竜頭ノ滝へ   紅葉狩り
  
 社山(標高1827b)黒檜岳(標高1972b)

日程 20161021日 晴れ  秋晴れ

2005年5月15日:中禅寺湖温泉から茶ノ木平経由半月山、阿世潟へ
日程 2005年10月16日:社山

 
左:黒檜岳と大平山分岐                                    右:黒檜岳山頂
広い笹原を登リ切って、樹林帯の左を通り、次の笹原で
黒檜岳(標高1976b)と大平山(標高1960b)分岐を右折
針葉樹林の中は「
四角い標識」を頼れば黒檜岳山頂と千手ヶ浜分岐に着く
左方向に平坦な道を進むと数分で黒檜岳山頂に着く、三角点は無い広場
三俣山(標高1980b 皇海山に続く?)で行く手は知らない領域

紅葉と言えば日光、そして「いろは坂」の大渋、でも見たいあの雄大な奥日光の紅葉景色、今年はどうでしょうか?急に冷えたと思えば、急に暑い日、そして今日21日は本来の涼しい秋晴れとなるらしい、NHK天気予報士も奥日光の紅葉は見頃と伝える、行って来ました中禅寺湖南岸尾根縦走、この縦走路は栃木・群馬県境山脈の三俣山を起点に黒檜岳、社山(しゃざん)、半月山が連ねる尾根、茶ノ木平(明智平から良く登る)から半月山、社山は古くからのハイキングコースで、アカヤシオツツジやシロヤシオの頃に、登山者を楽しませてくれる、この縦走は栃木岳連の有志によって登山道が開かれている、社山から黒檜岳、三俣山間を歩く人は少なく、笹が激しく伸び、道が不明瞭になっているそうです。

  社山は紅葉狩りに登っている、登りは苦しいが、登るにつれ男体山と中禅寺湖が美しく、逆方向の中央に富士山が見え素晴らし。今回黒檜岳へ足を進めるが、尾根道を意識していれば、最後の腰まで伸びる笹原を登れば、樹林帯が右に現れ、次ぐに笹原に足を進めると、数十b先に「黒檜岳(標高1976b)と大平山(標高1960b)分岐」(黒檜岳・大平山分岐)の着く、右折、針葉樹林に入る道が続く、その林に入ると登山道は無い(針葉樹林の下は自由に歩ける)、以後「四角い標識」を頼れば黒檜岳山頂と千手ヶ浜分岐に着く。千手ヶ浜から菖蒲ヶ浜まで3.7`、長いか短いか?今日の紅葉狩りには短く感じます、ただ、16:30頃までに竜頭ノ滝に着かないと赤岩辺りで太陽の光を受ける葉が見られない!

四角い標識」とは?四角で黄・赤色でお互い三角形、黄色方向がOk、赤色はNg。次の四角い標識を見つけて次々と進むと千手ヶ浜の標識が出て、右方向が黒檜岳山頂方向を示す標識が太い幹に打ち付けられている。登山者のつけたテープなど追わなくて良い!千手ヶ浜の標識後千手ヶ浜に下るコースも中禅寺湖湖岸までこの「四角い標識」が続くので、ご安心を!黒檜岳へ行きたい人なら「四角い標識」は何度もお世話になっている標識ですネ。だだ、この標識を打ち付ける幹がないと無理、従って樹林帯のコースに多く使われている!

コース

つくば市自宅1:15=(国道294408号)⇒鐺山(こてやま)国道123408交差点2:50=(国道123号)⇒石井交差点=(国道4号)⇒平出工業団地交差点2:59=(国道119号)⇒宇都宮IC入口3:11=(国道119号 日光街道)⇒東武日光駅入口3:45=(国道119号)⇒休憩・いろは坂4:30=(国道120号)⇒立木観音入口=(県道250)⇒4:50歌ヶ浜駐車場(無料 公衆トイレ)5:40―(0:10)→最後の駐車場5:50―(0:03)→イタリヤ大使館別荘記念公園5:53―(0:23)→狸窪6:16―(0:04)→半月峠1.7`登山口6:20―(0:24)→阿世潟登山口6:44―(0:22)→阿世潟峠7:06―(0:06)→一つ目のピーク7:12―(0:19)→二つ目のピーク7:31―(0:08)→三つ目のピーク7:39―(0:12)→四つ目のピーク7:51―(0:15)→五つ目のピーク8:06―(0:24)→社山山頂8:29―(0:05)→黒檜岳・社山南尾根分岐(銅親水公園へ)8:34―(0:02)→最初の四角い標識8:37―(0:03)→縦走路を踏む8:40―(0:03)→男体山/中禅寺湖展望の崩壊地8:43―(0:05)→最初の鞍部8:48―(0:05)→ピーク 黒檜岳・社山標識8:53―(0:04)→倒れ木の荒地8:57―(0:23)→広々とした広場(中禅寺湖と白根山方面)9:20―(0:04)→南側の道に入る9:24―(0:28)→この道は誤り引返す9:52―(0:28)→休憩10:20―(0:23)→登リ道を発見(約1:10無駄時間 誤りの前も通過)10:43―(0:04)→尾根道に出る10:44―(0:16)→男体山/中禅寺湖展望11:01―(0:02)→左側崩壊地11:03―(0:10)→社山標識(黒檜岳の表示無し)11:13―(0:01)→テント跡?11:14―(0:37)→黒檜岳標識(黒檜岳の表記は根元落ちている)11:41―(0:14)→樹林帯のピーク(ピークの手前が最大長の笹)11:55―(0:07)→黒檜岳・社山分岐(黒檜岳・大平山分岐)12:02―(0:31)→千手ヶ浜標識12:33―(0:04)→黒檜岳山頂12:37―(0:05)→千手ヶ浜標識12:42―(1:20)→千手ヶ浜・黒檜岳標識14:02―(0:14)→崩壊の沢(唯一の水場14:16―(0:12)→フッキソウ群落14:28―(0:06)→中禅寺湖畔・黒檜岳登山口14:34―(0:17)→仙人庵・おとじろうばし14:51―(0:03)→西ノ湖2.7`14:54―(0:04)→菖蒲ヶ浜3.8`14:59―(0:18)→高山登山口15:17―(0:23)→赤岩手前海岸(休憩)15:40―(0:54)→菖蒲ヶ浜0.1`・千手ヶ浜3.7`16:34―(0:16)→16:50菖蒲ヶ浜バス停17:04=(東武バス)⇒中善寺温泉バス停17:25―(0:20)→17:45歌ヶ浜駐車場(真っ暗)

車はガラガラのいろは坂を登リ明智平のトンネルを抜けると二荒橋前、左折し直ぐの立木観音入口を左折、正面に中禅寺(立木観音)を見て、右に進むと歌ヶ浜駐車場、この先のイタリヤ大使館別荘記念公園方向に公衆トイレは無い、ここが今回の駐車場(無料)になり、公衆トイレ(夜中は照明が消されるが、4時半頃照明が点灯)も有る。車は5,6台停まっている。

 
左:5時半の男体山                         右:阿世潟まで紅葉を楽しむ

男体山に日が照り始め、歩き出す、駐車場の木々は色付き、最高の紅葉シーズンを迎えている、周辺案内を見て、紅葉の道を進むと最後の大きな駐車場がある、中善寺温泉バス停からの帰りやトイレを考えると歌ヶ浜駐車場が一番。中善寺湖スカイラインが左、イタリヤ大使館別荘記念公園はまだオープンの時間では無いのでゲートは閉まっている。右に記念館を見て、過ぎると記念館に沿って湖岸に向かう階段が有り、下ると木製の橋を渡って、湖岸に下り、美しい中禅寺湖を囲む山々を眺める、主役は男体山である。

再び湖岸の道で紅葉を楽しみ、狸窪を過ぎると、半月峠への道を見送る、標識には後25分で阿世潟とある、直ぐ八丁出島の根元を通過、稜線に出ると良く見える人気の出島。

 
左:この静けさ、この大きさ!                                     右:湖岸で遊びたいが、今日は黒檜岳へ!

半月峠への道を見送ると、湖岸から離れ、倒れた木の根を幾つも見ることになる、再び湖岸に近づく、幸せを感じる自然の美しさ、神秘的な気分になる。湖面に紅葉色が写る。

 
左:大自然を楽しむ、ご夫婦 カイツブリ                         右:そろそろ阿世潟である

中禅寺湖の湖上に浮かぶ男体山を見ながら、紅葉の華やかな中を歩き、楽しい散歩が続く、湖面を見るとカイツブリのご夫婦を見付ける、遠方だが私の知識では間違い無い!下山時の赤岩辺りではバンが多く見たが、ここはこの二人だけ!

 
左:阿世潟峠登山口                          右:立派な階段が続く

阿世潟に向かい、中禅寺湖南岸ハイキングコースが千手ヶ浜まで続くがコースの手前に、阿世潟峠0.5`/社山登山口がある、水の無い沢に沿って登る、古い橋を渡り、階段が現れる。

 
左:阿世潟峠                                       右:中禅寺湖が大きく見える

汗が出始める、寒さを防ぐチョッキを脱ぎ階段を上がると、社山1.3`・半月峠1.1`・阿世潟0.6`の標識が出る阿世潟峠です。

阿世潟峠の足尾側はハゲ山、日光の山々は見事な紅葉。銅親水公園から九蔵沢林道がこの峠の近くまで延び、登山者がここまで登リ、社山へ登って社山南尾根を下るか、または黒檜岳や大平山に回って大平山から南尾根を皇海山に登る松木渓谷(渡良瀬川源流)側に下る。眼下を見下ろす尾根の谷は荒っぽく、日光側とは対照的だ。

 
左:遠望だが一番高い位置に富士山が見える    右:足尾側の山々

阿世潟峠から富士山が見えるとの事で期待しつつ、一つ目のピークへ、途中で見える・見える、写真に残るか心配だが、再生しても良く見える、富士山の姿は黒檜岳手前まで立派に見える!

一つ目のピークに着き、社山から続く尾根が赤・黄の散りばめた山肌を見せてくれて素晴らしい、その奥に足尾の中倉山が見える、この中倉山は足尾銅山による煙害を受けた山岳のひとつで、こちらから見える松木渓谷側は急峻な崩壊です、植生復活に向けた取り組みが成されているが、現状はいまひとつで、ここからの展望は一見美しく見えるが良く見ると荒れ山で、悲しい山です。逆に中倉山に登って、日光の山々を見てみたい、中倉山を単独で登るより、沢入山、オロ山、庚申山への縦走などで登る人が多いらしいので、検討したいものです。

 
左:美しく飾られた急登路                            右:二つ目のピーク

カメラを持った年配の男性が「お先にどうぞ!」と言ってくれる、笹が囲む急登で両手を使って登る、美しい紅葉の道である、カラマツの道に変わって、大きな岩が積み上がった、二つ目のピークに着く、巨岩は山道から5,6歩離れるが、男体山が大きく、中禅寺湖が輝く、この角度から大真名子山・小真名子山、女峰山が見えないのが寂しい。

 
左:八丁出島が見えてくる                                   右:山に隠れた中禅寺湖が見えてくる、美しい紅葉である

八丁出島が見え出し、標高:1515bのピークに隠れた中禅寺湖が見えてくる、足元は一つ目のピークと二つ目のピーク間は急登だったが、三つ目のピークへ向かう道は多少傾斜が緩む、美しい紅葉を楽しむ登リ坂です。ここで社山から下ってくる青年に出逢う「富士山が見えますね!」と挨拶するが「どの方向ですか??」と聞いてくる、せっかく登る社山です、「今日のように澄んだ青空に富士山が見えることがある」とガイドブックや社山のホームページが語っている、事前に調べておきたいものです、天気予報を確認しないで登る人もいるから!(^^♪。

 
左:広い展望台                             右:巻道も有るが、ここは登らないと!

三つ目のピークは半月山より低いが360度の展望台で広く、巻道もあるが必ず立寄った方が良い、展望の良い尾根道の始まりで、少しだけ下って、四つ目のピークへ登り返す、ダケカンバ、シラカバも多い、真っ赤な実を付けたナナカマドだが葉が傷み紅葉の美しさを失っている。

 
左:登って来た尾根を振り返る                                 右:八丁出島から中禅寺温泉方向が見える

四つ目のピークからは戦場ヶ原と太朗山、山王帽子山が良く見える。

 
左:足尾の山々と遠望の富士山                                   右:中倉山と庚申山方面

ようやく五つ目のピークです。

 
左:社山へ向かって                                  右:大きな靴?

ようやく社山山頂が見え、ルンルン気分、男体山、太郎山に中禅寺湖が素晴らしい、振り返る半月山方面も素晴らしい眺め、そして急に笹の背が高くなってくる。

 
左:社山山頂(標高1827b)                                             右:黒檜岳・社山南尾根分岐(銅親水公園へ)

社山山頂に着く、巨岩の山頂、ここは秋の紅葉時期に登る山を実感、中禅寺湖周辺の紅葉、男体山の雄姿と回りの山々の紅葉が実に素晴らしい。登って来て良かった!

黒檜岳へは登ってきた山道とは逆の奥の樹林帯を抜けると、直ぐに比較的大きな岩が現われ、ここが黒檜岳・社山南尾根分岐(銅親水公園へ)です、微妙は踏み跡が右の樹林帯の坂道に入り混んでいる。

 
左:黒檜岳・社山南尾根分岐(銅親水公園へ)を社山山頂方向に見ると!                                       右:少し下ると岩場が!

黒檜岳・社山南尾根分岐(銅親水公園へ)を社山南尾根側から見ると、こんな感じで林に飛び込んでいる、岩が石段風になって人の歩いた跡が有る、ここを降りると大きな岩の横を下り、極薄い道がある。

ここを抜けると、木々の間に黒檜岳へと続く縦走路の稜線が目に入る、嬉しくなる、でも遠い黒檜岳である、遠望の白根山も見えている。

 
左:初めての四角い標識                   右:踏み跡が続く   もー安心です!

黒檜岳と白根山を眺め嬉しくなるが、続いて巨岩と深いコメツガの樹林&シャクナゲ林が目の前に現われる、だが、簡単に抜けられる、抜けられと言うことは、人が歩いた後に違いない、嬉しさは、さらに確実へと。

一歩も登山道を誤らず、この後お世話になる「四角い標識」が目の先に現われる、コース管理の人が取り付けている。

コメツガの林の先が急に明るくなって、真っ直ぐに踏み跡の明確な道に飛び出る。この道を追って少し下る、もー今日のコースの不安は消えてしまう(未熟な登山者である!)、黒檜岳山頂に着き進んだ気分だろう!

 
左:崩地                              右:次の目指すピーク

ここの笹原は薄く、阿世潟からここ迄歩き、一番気分の良い場所です、大勢の人が歩いた跡が続き、笹原から直ぐ出て、草木の無い広い道、前方に黒檜岳への稜線が見えている、左方向に足尾のハゲ山の峰が見え、遠望の富士山が見えるのどかな登山道である。

いきなり、大規模の崩地が現われる、急激に崩れ落ちている、前方に中禅寺湖と男体山が大きく見え展望が広がる。間違って崩れ落ちないように先に進みます。広い砂地を下る。行く手な鞍部を経て登山道が登っているピーク、右には崩地の眼下に中禅寺湖、左は深い谷の向こうに大きな峰が見える、この峰の右側を大きく離れて、この後に通過する事になる。

 
ピークから眺める行先、黒檜岳は一番奥である

鞍部へ下って、笹の急坂の道を登り切ると、社山・黒檜岳の標識が立派に立っている、左折すると、黒檜岳への縦走路のピークが見え、中禅寺湖と男体山、太郎山がここでも美しい。

 
左:賽ノ河原見たい!                          右:この丘で休憩   見えるピークを超える

ピークを下ると、木々が倒れ、枯れた根だけが残っている、賽ノ河原の感じの中を下る、登山道はその向こうの林を抜けている、笹の深い道、登山道は笹の下、迷うことは無い、手前の鞍部でみた大きな峰を左に見て、笹の切れた場所に腰を下ろし、大きな男体山を眺め草原の気分を味わう。

 
左:斜面の先に富士山 この後見えなくなる                              右:振り返ると社山が遠くになっている

休憩し、甘い菓子を腹に入れ水を大きく飲み腰を上げる、再び次のピークを登る、地図で見ると標高:1792bだろうか、ピークを登る時に見た富士山が最後の姿になる

下山後ニュースで、田部井さんの死去を知る、東日本大震災の被災地の高校生を連れて富士山に登ったのが今年の7月、ニュースを見て微笑んだばかりだが、1020日「腹膜がん」で77歳の死去とのこと、彼女の人生最後の登山が今見ている富士山だったと言う。

 
左:この先に見えるピークを登れば良かった?                              右:これが誤り道?

上の左の写真を見ると、この道を進んだ樹林帯のピークの手前に凹んだ穴が見える、南側斜面を進み、この凹んだ穴に向かうのが正しいが、南側斜面の登山道が右の写真の様になっても下ってしまい、凹んだ穴に登らず先に行ってしまい、ここでコースミスを発生、約1時間10分(往復30分)の無駄時間を!

斜面の登山道が下っても道が良くても目的の凹みに突かない場合?と思うことです、ミスの為に大平山から下る南尾根や社山から下る社山南尾根の登山道を見ることができた、同時に中倉山(標高1500b)の凄さを実感、未熟な登山者である!

 
左:凹んだ穴                         右:崩壊地

道を間違えると戻りを加算すると単純に倍になる、これに落胆と落ち込み休憩を加えると約1時間10分、また社山に戻る場合もある!

しかし、カメラで捕えた凹んだ穴を記憶しており自信を持って、迷った道を引返す、同じ斜面の道に「有った登リ分岐」、5,6b登ると美しい稜線、左に凹んだ穴も目に入る、社山に引返す必要が無い!!引返す勇気も必要だが黒檜岳経由で千手ヶ浜に下りたい。

気持ち良い尾根道、社山を振り返る、再び男体山と中禅寺湖の雄大な眺め、11時を回った頃、足尾側に落ち込む崩壊地の縁に着く、迷った先がこの崩壊地の中腹と思うと、恐ろしい限りだ。

 
左:社山のみ記載                                   右:深い笹道が始まる

崩壊地から10分ほど進むと広場で、標識が立っている、黒檜岳を目指しているのに「社山」の記載のみ、鹿が遊んだのか凹んだ穴がある、この辺り社山と同じ標高らしい、振り向くと社山が美しい、左を遠望すると富士山の姿は雲の中らしい。

次のピークが見える、登山道は続く、ピークへ歩を向けると、一人の青年が下ってくる黒檜岳?大平山との分岐?、、」と聞くと「縦走路ですから心配ないですよ、自分は黒檜岳から下って30分ほど、大平山との分岐が有りますよ!」(標識は有るが、黒檜岳と社山の文字のみ大平山の表記は無い)、「広葉樹林帯になりますヨ」と付け加えてくれる。

 
左:黒檜岳の標識                             右:胸までせまる、今日最長の笹

彼と別れまた一人、黒檜岳の標識だが、ご覧の通り、12時頃、笹の中の倒れた木の根に腰を下ろし、ゆで卵を出してみると、どうやら迷った斜面でグチャグチャに、水はペットボトル500_でリックの中に閉まって有り大丈夫(外のポケットには入れない事)、おにぎりを食べホットする。展望は素晴らしく笹の葉も柔らかい!

 
左:黒檜岳・社山の標識                              右:頼れる四角い標識

深い笹原を登ると針葉樹林帯が現れ、ここを抜け、浅い笹原に出る、大平山(おおひらやま)との分岐は黒檜岳・社山分岐である、「大平山?」と彼に聞いたとき「・・」と言う、地元では「松木山」(標高1960b)と呼ぶそうです、確かに松木渓谷から登る道がある、確認しないと解らないが彼はこの道を登ってきたのかな?

黒檜岳方向へ向かう登山道は明瞭だが、林に入ったとたん登山道は無くなるが、頼れる四角い標識が現れる、この標識を追いかける、他のテープなども有るが四角い標識が一番信用できる、コース管理者が取り付けている。

 
左:千手ヶ浜(千手ヶ浜)・社山分岐                            右:黒檜岳山頂

次に四角い標識を探し進むと、登山道はほぼ平坦、樹林帯の中で展望はゼロ、ほぼ真っ直ぐである、この標識は千手ヶ浜・社山の分岐に案内してくれる。分岐に黒檜岳山頂は左奥と示される、指示に従うと、ほぼ同じ標高に黒檜岳山頂があって、暗い森林の中が切り開かれて、山頂の標識が立木に付けられている、昔、山岳修験が黒檜禅頂といって中禅寺湖湖畔から登山が行われたそうです、今日は手前で出逢った青年のみ、小鳥の声もない実に静かな山頂でした。

 
千手ヶ浜を目指して下る

黒檜岳山頂から、千手ヶ浜・社山分岐に戻って、四角い標識を頼りに下る、最初は針葉樹林帯で薄暗く、展望も無く、日光の奥を歩いている気分も無い、ガイドブックに南岸尾根に比べはるかに歩きやすいと記事されているが、たしかに静かな針葉樹林帯の中を下るからですが、展望の良い南岸尾根の方が一段と上だと思う

 
左:千手ヶ浜・黒檜岳分岐                                右:水場  危険な沢を横切る

しばらく平坦な道を下るが、地図に「きつい下り坂」と記されている、標高1800b付近辺りから傾斜が急にキツクなる、この辺の紅葉は葉が枯れてきている、迷う事は無いが、足元は不安定、ここを登る人のいる、下った道が尾根、この尾根の終わりに千手ヶ浜・黒檜岳分岐が現われ、右折する、ジグザグな道が続き、紅葉は綺麗です、凄い!またシャクナゲの林です。

え!ここを横切る?と地図を広げる、水場確かに綺麗な水がコントンと流れる沢、木々と岩を上手く使って通過、ペットボトルに水を満杯、横切って、今度は崩れた斜面を通過、その後ゆっくり水を飲む、冷たく実に美味しい奥日光の水です。

 
左:フッキソウ群落                             右:中禅寺湖湖畔

水場を通過、平坦な場に降りると、フッキソウは一面を埋める、右が阿世潟方向、左が千手ヶ浜方向、千手ヶ浜方向に進み、湖岸に出る、美しい紅葉を眺める、千手堂跡を過ぎ、千手ヶ浜に出る、仙人庵でインスタントコーヒを頂き、おとじろうばし(乙次郎橋)を渡る、橋を渡ると西ノ湖への道を見送る、続いて外山橋、紅葉の美しい湖岸です。

 
菖蒲ヶ浜へ歩き出す            最初の湖岸

再び西ノ湖へ、この道は広い。遊覧船が来る所らしい、菖蒲ヶ浜3.8`の標識を見て、から千手ヶ浜の湖岸に出てみる、降りてきた黒檜岳が見え、社山方向も見える。

遊歩道に戻るとちょっとした山岳コース?直ぐに平らな道が続き、湖岸に再び出れる、15:16 まだまだ太陽が差し込む、続いて高山登山口

 
赤岩辺り

熊窪の高山登山口から少し先で湖岸に出て、おにぎりを頂く、このコースで美しい紅葉ポイントです。赤岩辺りは岩場が続く、上下の多い道が続き、橋もあり、赤岩の展望台に立つと中禅寺湖の奥に社山や黒檜岳の峰々が望める、ただ、出逢ったのは二組のご夫婦のみ、今日は平日からか?

千手ヶ浜3.4`・菖蒲ヶ浜0.4の標識を見て、菖蒲ヶ浜バス停まで15分、中禅寺湖周遊歩道が歌ヶ浜まで続くが東武バスにお世話なる、17:04のバスは遅れるが紅葉で満席(満席の乗客は日光の駅へと進む観光客)、中禅寺温泉バス停に降りると真暗である。うどん屋など探すが閉まっており、約20分で歌ヶ浜駐車場、数台の車が停まっている。

心配のいろは坂はスイスイと下る、帰りは国道352号で鹿沼、鹿沼でラーメンを頂き夕食、真岡を経て国道294号でつくば市へ。

HP:わたしの天気予報