菅沼から弥陀ヶ池を経て岩稜帯を登って日光白根山山頂へ、避難小屋、五色沼を歩き、弥陀ヶ池から菅沼に下山 

日光白根山(標高:2578b)真夏の日光白根山は涼しい、コマクサ、ハクサンシャクナゲが美しい

 

日程:2018714日(土)晴れ

2003726日 日光白根山

20128910日 日光白根山

 

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弥陀ケ池 皆のお気に入り

 

コース

 つくば市城山3:40=(国道294408号)⇒鐺山交差点=(国道123号)⇒石井交差点=(国道4号 石橋宇都宮バイパス 国道119号 宇都宮環状線 宇都宮北道路)⇒宇都宮IC入口=(国道119号)⇒神橋=(国道120号)⇒7:20菅沼駐車場7:25―(0:05)→日光国立公園案内図7:30―(1:32)→弥陀ケ池0.9`地点9:02―(0:34)→9:27阿弥陀ケ池9:36―(1:05)→最後の岩稜通過10:41―(0:27)→11:08日光白根山山頂11:14―(0:09)→奥白根神社11:23―(007)→11:30お鉢の縁でお昼12:14―(0:03)→五色沼・避難小屋/白根山・奥白根神社道標12:17―(0:07)→コマクサ群生地12:24―(1:10)→避難小屋13:34―(0:09)→13:53五色沼14:12―(0:18)→14:30弥陀ケ池14:44―(2:08)→16:52菅沼駐車場17:10⇒宇都宮で夕食⇒11:30頃帰宅

 

 同行の孫らを4:00に乗せ、日光へ、中禅寺湖を左に見て、湯ノ湖から金精峠に高度を上げ、トンネルを抜け、下った所が菅沼駐車場、自宅から約4時間のドライブになる。

 

 菅沼にもトイレは有るが、中禅寺湖の二荒山神社の入口に立派な公衆便所が置かれて、ここをお借りする、これから男体山に向かい人も多く利用する公衆トイレです。

 

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左日光国定公園の大きな案内図             右:菅沼登山口から弥陀ケ池の険しい登山道

 

 菅沼に着くと、有料の駐車場(一台1,000円)はほぼ満席、一番奥から二番目の位置に駐車、この時出会った方の登山道付近で何度もお会いする。

 

 菅沼駐車場から広い林道を進むと、日光国立公園の案内板があり、奥に数台の車が停まっており、私達は右に進む、ハンゴンソウが周辺に多いが、咲き出しは少し先のようです。

 案内板:ガンコウラン、イワカガミ、サンリンソウ、ハクサンチドリ、ミツバオウレン、タカネニガナ、シラネニンジン、クルマユリ、イワヒゲ、コケモモ、トウヤクリンドウ、ウスユキソウ、ヒメシャジン、シラネアオイ、ミネザクラ、ハクサンフウロ等が説明されているが、案内版から落ちてしまっている。

 

 しばらく平坦な道が続き、傾斜の緩い道が続く、ただ小石が多く歩き難い、大きく90度曲がり、本格的な登山道がはじまる、やがて左が谷の広場で先行者が休憩中。7,8人のご婦人グループが休憩を終え、スタート。周りの人々は5,6人だが同じ年頃の男性ばかり、小学生・中学生は内だけ!朝飯がまだ、ここで朝食とする、子供達はおにぎり、私は家で軽く食べたので、甘いお菓子を頂く。

 

 だんだんと傾斜がキツクなり、手足を使わないと登れない場もある。子供たちは必死に登る。最初に出合う弥陀ケ池を美しい景色だかと話しており、その期待が大きい、至仏山・会津駒ヶ岳・茶臼岳等で美しい光景を味わっており、座禅山の山腹は展望のない深い森林の中である。

 

足場の壊れた梯子を登ると、一度下る箇所があり、チョット荒れてくる。大きく下る所もある。

 

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左:ゴゼンタチバナ ミズキ科             右:弥陀ケ池 0.9`地点

 

 道が狭くなって、コケや珍しいキノコなど多く、植物観察である、手の届く位置にゴゼンタチバナが数輪咲いて可愛い、花期は既に過ぎているようです。

 

 先行したご婦人らが休憩、彼女らはマイペースで笑顔がこぼれている、ここの道標に弥陀ケ池まで0.9`を見付け孫らも笑顔、やや、登山道は傾斜が緩んでくる。

 

 この辺りから、カニコウモリが多くなるよと皆に告げるが、期待のように直ぐには現れない。

 

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左:カニコウモリ キク科                  右:小さな展望

 

 急に登山道にカニコウモリが群生、これを見付け、小学生が「可愛い・・・」と言う、茎の上部に白い細見の花をつけ、茎は葉の出るところから少し「」の字に曲がる。葉がやや横に長い円形で、縁に不整な切れ込み、蟹の甲羅に似ているから、この名があるようです。

 

 ここを通過する度にカニコウモリが多く、多さに感動するところです。この辺りでは根名草山の念仏平避難小屋周辺に群落している、金精峠から温泉ヶ岳を越えところだ。

 

 子供達は早く弥陀ケ池を見ようと、「先に行ってもいいか・・・」と言いながら先を急ぎ足で進んで行く、これを追いかける元気は無い(笑)。

 

 温泉ケ岳の方なのか、一時的に展望も良い所がある、見える空は青空、期待が大きく膨らむ。登山口の菅沼からここまで展望は期待できないが、湯ノ湖から前白根山を登るコースと中曽根分岐へ登る中曽根コース、金精峠から金精山・五色沼経由のコースと並んで日光白根山に登る貴重なコースです、最近は丸沼高原あらのロープウェイを利用する人が多く、日光白根山山頂で合う登山者の多くはロープウェイを利用している。

 

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弥陀ケ池湖畔

 

 カニコウモリが多い登山道を登り切ると道はほぼ平坦、先行した孫らは感動の声をあげている。快晴の弥陀ケ池の畔に着く。

 

 娘も初めて見る光景、思わず息をのむ、何度も訪れた私も新たな感動を覚え、今日は孫と娘が同行でこの感動は大きい!素晴らしい山の湖である、湖畔の木道を進み、弥陀ケ池の湖畔に着く、見上げる日光白根山は大きく私達を待っている。

 

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左:イワオトギリ オトギリソウ科    右:コイワカガミ イワウメ科

 

 弥陀ケ池湖畔をゆっくり歩き、「帰りはここを通るよ!」と告げ、奥白根山/弥陀ケ池/菅沼の道標を見て、奥白根山へ進む、石も多い道で、高山植物も多く、イワオトギリが咲き誇る、孫らにゆっくり花を見て進もうと言うが、岩場に取りつき楽しそうに登ってしまう。

 

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左:シロバナヘビイチゴ バラ科              右:バイケイソウ(梅尅) ユリ科

 

 白花を斜面一面に咲かせるシロバナヘビイチゴはヘビイチゴの中まで実が熟しても採る人は少ないがとても美味しく、見つけたら食べて見よう、今日はまだ綺麗な花で実は有りません。

 

 大きな姿のコバイケイソウと思ったが、バイケイソウでしたね!緑白色の花を房状に多数つけるので、コバイケイソウではありません!

 

コイワカガミは花期を終え、目立たないが葉が赤みをおび美しい。

 

 ハクサンシャクナゲが花を咲かせ、山頂直下まで続き楽しませてくれる。7月中旬のシャクナゲは見頃だ!

 

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左:尾瀬の主峰 燧ヶ岳       右:弥陀ケ池は眼下に!

 

 ハクサンシャクナゲの大きな株が現れ、見事な群生が続く。眼下に弥陀ケ池が見えるが、更に登れば山頂直下では五色沼が見えてくる。

 

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ハクサンシャクナゲ ツツジ科

 

 ハクサンシャクナゲを見ながら、だんだんキツクなる岩稜の登山道を登る、背の低いシャクナゲが終わり、今度は岩場に両手、両足を運びながら登る。三点重視が基本、手を離すと危ないから、両手を常に開けておく!

 

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左:友は事故を防ぐ為 距離を取り 慎重に登る     右:展望も大きくなってくる

 

 ミヤマハンノキが多い、岩場を無心に登る、後ろの人は前人を守り、前の人は浮石を踏まず、岩を落とさない。地震が発生すると怖いが大きな地震の前に登っているが大きな変化は起こってはいない!

 

 岩稜登りの最後地点に、この先進入禁止の綱、登りたい気分を抑え、右に体を向ける10bほどの荒れた急坂を登る事になる、大勢の登山者を先に送り私達は慎重に登り、要所からの展望をジックリ味わう。大小さまざまな岩を一個ずつ選び慎重に登る、娘の登りを参考に孫娘も続く、お兄ちゃんは妹を見守る。

 

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左:中学2年生は余裕の登り          右:展望は広角、尾瀬の山々が並ぶ

 

 先頭は娘、孫娘が続き、中学の兄は前の孫娘をサポートし登り切る。最後に私が!上には大展望が待ち受ける、今日のコース中の大きなハイライトである!

 

 四人登り切って記念撮影、後ろに燧ヶ岳が大きく聳えている、至仏山・会津駒ケ岳を登ったが、孫二人はまだ登っていない燧ヶ岳である、娘はキヌガサソウの花期に登っている。二人を連れて行きたいものです。

 

 登り切った所は岩場の上で狭く注意したい所、弥陀ケ池から山頂間の岩稜の最後の難所を終えた地点。

 

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左:左や直進道は避ける                    右:こんな岩は怖さ知らずの人に任せる

 

 左右は深い谷底、尖った岩の上で(-o-)の人、「この岩は怖さ知らずの人に任せよう・・・」と言う孫娘!まったその通り、でも両手を上に上げた姿は凄い、カメラを向けた時は腕を下ろしてしまう。

 

 コースの選択だろうが?この岩稜のコースを下る人が多くビックリ、聞くと「同じコースを登って降りる人」「丸沼高原ゴンドラで登って、山頂経由で弥陀ケ池へ」「五色沼方向から登った」「金精峠から前白根山を経て、下山は弥陀ケ池・・・」のようです。孫を連れた場合はこの岩稜登りに使い、下山コースに使わない方が良い、幸い下る人の中には小学生や中学生は見えなかったのでホットしたいところです。それにしてもこの大展望は登るに値する。

 

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大展望 道標を確認して奥白根山へ

 

 山頂の見える大きな岩場に着く、眼下に弥陀ケ池が見え、その奥に菅沼、丸沼が見え、四郎岳(標高:2156b)・燕巣山(標高:2222b)が丸沼の先に見えている、これらもここ日光白根山も栃木百名山である。

 座りやすい場所は人で埋まり、人気!日光白根山の山頂へは鞍部に下り返すこのになる。

 

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左:日光白根山山頂へ向かう            右:日光白根山山頂 混雑

 

 日光白根山山頂への道標を見て、山頂手前の鞍部へ下る、登り返すとルートが二つに割れ、右の迂回道を通り、何とか山頂から離れる人々を分け山頂。

 

 標高:2578bの日光白根山山頂に着く、360度の大展望、五色沼・弥陀ケ池・菅沼・丸沼・湯ノ湖・中禅寺湖などが見え、ここの湖は美しい。

 

 娘と孫らもこの混む山頂に長くはいられない、記念撮影をとり、登った道と逆の岩場を下って、見えている奥白根神社方向へ向かう。山頂から下った所の鞍部に道標があるが、避難小屋の文字は書かれず、奥白根神社・白根山頂・弥陀ケ池の文字が書かれており、ここは奥白根神社へ向かう!

 

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左:凹地の噴火へ下る           右:奥白根神社

 

 ここで日光白根山山頂の混雑された岩場から解放される。奥白根神社の横を通過後凹地の噴火(江戸時代から明治にかけ噴火の跡)の跡、美しい芝生地帯が有るのに誰もいない、何故?お兄ちゃんが火山に興味があり、広い凹地に下って、美しい芝生の上で、お昼と考えたが、娘が「動物の臭いが強い・・・」と言う、確かに鹿の臭い、ここでお別当は開けない(笑)。

 

 仕方なく、広い凹地の縁を歩き、座りやすい岩場を探す。

 

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コマクサ ケシ科

 

 何と嬉しい光景、コマクサの群落地の側を通過、孫達は初めて見るコマクサに感動。ここで食事、通る人々にコマクサを教える、皆さん知らずに通過するので、感動が返ってくる。

 

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左:凹地の噴火           右:五色沼を見て下る

 

 さて、食事だが、ここでは各自が持ち上げた水を出し合い、インスタントラーメン、うどんなどを。自分の分をここまで運べる力が付き嬉しい!また私の水は登山口から孫らが運び、ガスコンロ等を運ぶだけ!

 

 無数の赤とんぼが頭の上を大群で飛び交う、下界は真夏で暑いが、ここでは上着を着ても寒いくらいです。標高が100bにつき0.6°気温が低下する、日光白根山は標高:2578bだから、平地より約15℃位低くなる、つくば市が35℃ならこの山頂は約20℃ですね。また持ち上げたポテットチップは気圧の関係でパンパンに膨れ、孫娘は驚いている。また山頂で沸かす湯が良く沸騰しないのも面白い!山登りの展望、高山植物以外にも面白い経験をするものですね!

 

 コマクサも観たし、お腹も膨らみ、空に厚い雲が出て来たので下る、避難小屋・五色沼を目指します。

 

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左:この辺りから富士山が見えるが、急に曇ってきた           右:コマクサ 見頃

 

 晴れて入れば、富士山が望め、男体山が前白根山の奥に見えるが、午後になって厚い雲に!

 

 美しい五色沼を見つつ下ると、斜面一面にコマクサが咲く、足元ばかり見ていると見落とす所です,おそらく初めて人はまず見ないで過ぎて、凹地の噴火周辺のコマクサも見ず、日光白根山のコマクサを知らないで下山してしまうだろう、今日の登山者の山頂目指したが、コマクサを見ない人がほとんどのようです。

 

 急な斜面をジグザグに下る、多くの花が咲き避難小屋まで続く、高山植物多い場所」です。

 

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左:ハクサンフウロ フウロソウ科      右:マルバタケブキ キク科

 

 黄色い花の植物はミヤマダイコンソウかな、ハクサンフウロは群生でなく、マルバタケブキは数日後開花のようです。

 

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左:ヤマオダマキ キンポウゲ科   右:カラマツソウ キンポウゲ科
:のヤマオダマキの手前は、
フジアザミ(富士薊 キク科)で軽く手が触れるだけで凄い刺で、孫らを悩ます。花が咲くと良く分かる!

 

 オダマキ、斜面にポツポツと咲き、花の色からヤマオダマキでしょうか。群生せず、この急坂後半から弥陀ケ池辺りまでポツポツ咲いている。

 

手前のフジアザミの葉の先が尖り、ちょうど小学生の手が届く位置で、嫌われる様です、花が咲いたら大様ですが!

 

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左:オンダテ                   右:マルバシモツケ バラ科

 

 岩の陰に咲くマルバシモツケはとても綺麗で、見飽きない。子供の服の大きなボタンに似ていませんか?

 

 金精トンネル入口から金精山、五色山、前白根山を経て登った女性は、日光白根山に登って、弥陀ケ池に下り五色山を越えまた金精トンネル入口に戻るそうです。

 菅沼駐車場で隣になった二人の男性も私達も前白根山(標高:2373b)や五色沼(標高:2379b)を登る予定でしたが、ここから眺める二山の高さを見て、今回は中止。

 湯ノ湖から登って前白根山、避難小屋、日光白根山、弥陀ケ池、五色沼、五色山を経て国境平から湯ノ湖に下ったコースは2005/8/27を思い出すが国境平からの中ッ尾根はヤブ道、今は金精峠を使う人が多いようです。

 

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左:クルマユリ ユリ科               右:避難小屋

 

 斜面から離れ、平坦な道、ダケカンバの根元に咲くクルマユリ、コオニユリによく似るが葉の下方の葉が放射状に四方へ広がる、これがこの花の特徴です。二人の孫の様に大きく育って綺麗。周囲には株が無くここだけ!

 

 広い草原に出て、五色沼と前白根山の分岐、その一角に避難小屋が立っている。中を覗こうとドアを開けて見たが、私達の力では開きませんでした。これって避難小屋?

 

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左:ハクサンチドリ              右:チョット疲れたが、ここは美しい!

 

 避難小屋から薄暗い樹林の中を下って、五色沼の縁に飛び出る。山頂の様に晴れていればゆっくりするが、重い雨雲が五色沼を覆う。

 

 この風景を味わいに登った所、雨を気にしながらもノンビリ歩きたい。見つけようとして見付けたモウセンゴケ、虫を捕まえている姿を見付けて大喜び!

 

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左:ベニバナイチヤクソウ イチヤクソウ科     右:タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰葛)ヒカゲノカズラ科

 

 更に探すと小石の周りにベニバナイチヤクソウが沢山咲いている。富士山お中道に大群で現れる、ちょうど今の時期である。

 

 タカネヒカゲノカズラは高山の日当たりの良い岩場等に見られる多年草。冬の里山の植物と鼓ヶ峰(富士山)トウゲシバ(峠芝 ヒカゲノカズラ科):ここ を見付けています。

 

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左:五色山分岐辺り             右:弥陀ケ池へ、今日の最後の登り

 

 五色山への分岐を過ぎ、弥陀ケ池への登りになる、樹林の中ですが、ぽつぽつと雨、雨具の話題がでて、着替える気分だが、雨音は止み、回りの人々も歩きだす。

 20分ほど登ると平らな草原を少し登ると日光白根山の頭に雲が広がって見える!さらに進むと弥陀ケ池の縁に飛び出る

 

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神秘的な弥陀ケ池

 

 ここを訪れると湖を眺め、振向いて日光白根山を振り返る、五色沼の方が大きいが、二つとも私達に自然の美しさを与えてくれる。

 

 弥陀ケ池から岩稜を登らず私達が下山に使った五色沼へ向かて、避難小屋経由で日光白根山を目指す人が多く、山頂で出会った団体さんはこのコースとの事でした。

 

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左:スダヤクシュ ユキノシタ科         右:植物分布図

スダヤクシュはブナ帯から針葉樹林帯の林内に多く、広卵形で5浅裂、基部は心形。花は総状。雄しべが長くつきでる。花期は68月。

 

 弥陀ケ池からは登って来た道、ここからは展望は無く薄暗い道が続くが、良くこんな道を上がったなと言いながら、変化の多い登山道を下る、登山道には植物が多くハリキリ(ウコギ科)やナナカマドも多く、コケや変わったキノコも多く、特にコケは孫らの興味を引くところ。

 

 多くの人々に抜かれ、最後になった様です、小学生2,5年生を連れた家族が今晩は山で泊まると登ってくる。無傷で日光白根山を難なく登り、菅沼駐車場に着くと、満杯の車は数台、急いで茶屋の駐車場に移動しトイレをお借りする、茶屋は17時が閉店で、駐車場も閉められる。私達が最後の客になる、美味しいジュースが喉を潤す、五色沼辺りでペットボトルの水が減って、弥陀ケ池から節水でした(笑)。

 

 金精道路を下り戦場ヶ原ではヤナギランが咲き、中禅寺湖、夜食をとる店がなく、いろは坂を下る、運よく自然生活のシカが現れ孫娘は大喜び、目が可愛くとても愛らしい、後ろの車も減速!孫らの「いろは歌」を聞きながらくだる、ステーキハウスを見付けたのが宇都宮に着いてから、美味しいハンバーグセットを頂き、ここから、娘が家まで運転・・・・23時を回っている。

 

「いろは歌」

いろはにほへと  ちりぬるを

わかよたれそ   つねならむ

うゐのおくやま  けふこえて

あさきゆめみし  ゑ(え)ひもせす

『花は咲いても散ってしまう。そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない。「人生」という険しい山道を今日もまた1つ越えてはかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに』

*「ゑひもせす」の後に「ん」をつけ、48文字、いろは坂も「ん」が最後に!

 

わたしの登山話