展望抜群の日光白根山(奥白根山)富士山・中禅寺湖・日光連山 コマクサ・マルバダケブキ |
日程 2012年8月9・10日 (木・金)晴れ
日光白根山への登山ルートは湯ノ湖から天狗平経由、中ノ曽根で五色沼経由
、金精峠から五色沼経由、菅沼から弥陀ケ池経由 、丸山高原スキー場からロープウェイなどがある、今回は菅沼登山口から弥陀ケ池から展望と高山植物を期待し岩場を登る。
コース
2012/8/9 第一日目(前日)
つくば市城山10:00=(国道408・294)⇒真岡市=(国道352)⇒今市市=(国道120・121)⇒金精峠14:00=(国道121)⇒菅沼登山口17:40
左:華厳ノ滝
右:咲きだした野キク
いろは坂から中禅寺湖周辺のノリウツギ
左:スズメウリ(雀瓜) ウリ科 湯ノ湖湖畔で 右:菅沼登山口の茶店
菅沼登山口の茶店の裏にはトイレがある
2012/8/10 第二日目
菅沼登山口4:40―(0:09)→日光国立公園看板4:49―(0:25)→弥陀ケ池1.3`・4菅沼登山口1.0`5:14 ―(0:11)→最初の崩れ地5:25―(0:34)→弥陀ケ池0.9`・菅沼登山口2.0`5:59―(0:11)→カニコウモリ群生地6:10―(0:17)→6:27弥陀ケ池6:34―(0:12)→日光白根山0.8`・弥陀ケ池0.3`6:46―(0:16)→ハクサンシャクナゲ群生地7:02―(0:23)→岩場の急登最後のY字路7:25―(0:10)→巨岩出合い7:35―(0:05)→白根山・菅沼・弥陀ヶ原標識7:40―(0:01)→山頂標識7:41―(0:07)→日光白根山(標高2578b)7:48―(0:12)→奥白根神社8:00―(0:00)→8:00火口原の道8:43―(0:25)→急坂終了9:08―(0:11)→避難小屋9:19―(0:15)→9:34五色沼湖畔9:57―(0:14)→高原10:11―(0:09)→10:20弥陀ヶ池10:26―(1:16)→菅沼登山口2.0`・弥陀ケ池0.3`10:42―(0:16)→丸沼展望地点10:58―(0:09)→最初の崩れ地11:07―(0:23)→日光国立公園看板11:30―(0:05)→11:35菅沼登山口11:42=(国道121)⇒11:45金精峠トンネル(湯ノ湖側)11:50=(国道121)⇒12:15赤沼茶屋・戦場ヶ原13:05⇒つくば市城山へ
左:菅沼登山口 右:日光国立公園の看板
立秋を過ぎると、4時は薄暗くなる
4:00頃一台の車が到着、直ぐに仮眠に入り静か、その車と愛車だけ、4:30茶店のトイレをお借りし、4:40に車を離れる、歩くのには充分の明るさ、弥陀ケ池まで約3`、ヤナギ並木の平坦な道、準備運動をしながら、昨夜シカの声がしたが、今朝は動物に動きは無く静かです、直ぐに国立公園も看板、横に登山コースが時間付で示されている。
ハンゴンソウ (反魂草) キク科
ニワトリの足の様に葉が裂け、日光白根山コースの何処にでも生えている。
ヤナギに変わってハンゴンソウに囲まれた平坦な道を進むと、樹林帯に入り、涸れた沢を進む、足元には石がゴロゴロ、転ぶとここで今日の登山が終わってしまう、気を付けよう、だんだん登りになって、新しい木の階段、登山道を良く整備されている、2003年に登った時は、丸沼高原スキー場にロープウェイができ、その為この登山道は忘れらのではと不安い思うほどでした、菅沼登山口には今年の6月1日から駐車料金1日1,000円、昨日の登山者は平日は無料、後で今日山頂で出合った地元の人は平日でも徴収されたという、きっと登山者が下山する13:00頃から17:00頃まで、土日は朝から常時徴収の人が入口立っているのだろう!
急登箇所は木の根がちょうど大人の手が伸びる位置にあり助けられる、小学生にはやや問題!凹のえぐられた道がしばらく続く、針葉樹林が続き、弥陀ケ池まで1.9`地点、登山口から1.0`である。
最初の崩れ地 金精山(標高2244b)であろう
昨夜さ寒く、今朝も長袖を着たが、脱ぎ半袖になる、ズボンは雨具を着けたまま、最初の崩れ地、覗くと展望はバツグン、この崩れは2003年の時も有ったが、さらに崩れが進んでいるように観える、登山道はここを避け安全なコース迂回している。
右が崩れ、二度目の崩れ地、この先の丸沼の展望ポイントがある、展望は下山に気が付くが登りはそんな余裕がない所です。背の高いナナカマドもある。登山道に転ぶ岩は白根山が火山であることを示している、ここの岩は全てゴツゴツしている、美しい針葉樹林、シラビソである、展望は無いがこのシラビソの白い横縞が美しく楽しい所です、木々に目を向けない人でも、ここを通過すると、自然に良い気分いなってしまう、そんな不思議な樹林の美である。
シラビソ(白檜曽) マツ科
オオシラビソは日本海側や東北の積雪多いとこ、シラビソは太平洋側、したがって奥秩父などにはシラビソやコメツガが多い。
広い平坦地、遅くまで積雪があるところ、上の山道が沢になって流れ、その跡が筋になって残っている。再び登りになって、細い根が張り出し、凹の山道はなくなってくる。弥陀ヶ原まで0.9`、登山口から2.0`地点が大きく左折、座禅山(標高2317b)をトラバース気味に進み、とても歩くよい。
細い根が張り出し、凹の山道が消える。
時々足元に生えていたが、ここは斜面一面生え見事である、カニコウモリの群生、これだけ密に生えると凄い。
カニコウモリ(蟹蝙蝠) キク科
地味な花だが、ズームアップするとなかなか面白い、この後避難小屋と五色沼間にも大群落がある、長いラッパにヒゲが長く伸びている。
木の根を頼って登る、手先にクッキリと開くゴゼンタチバナの姿、連続の登りに、ほっとする瞬間です。
ゴゼンタチバナ(御前橘) ミズキ科
白山の主峰御前峰の御前とのこと、2003年同行の美人ハイカーに葉が4枚以上?にならないと花をつけないと言っていたことを思い出す。
マイズルソウやツバメオモト、ツマトリソウが周囲に多いのだが、この時期、ここではゴゼンタチバナだけである。
最初は大きく左折し右折、同じように後2度左右の曲がり、高度を上げると平坦な山道に変わる。
弥陀ヶ池は近い ガスで左の展望は無い
左方向の金精山方向が開け、弥陀ヶ池が見えてくる。
菅沼登山口3.0`・五色沼0.7`
多くの人は五色沼と避難小屋を経て山頂へ
右斜面は座禅山の一部で、シラネアオイの群生地であるが鹿の食害で激変し、今でも保護されている、シラネアオイは一本も無く、復元されているのだろうか?
マルバダケブキ(丸葉岳蕗) キク科
葉はフキに似ている、ハンゴンソウが多いが、間違うことは無い。
五色沼や弥陀ケ池は下山に通るので、今はガスに中でもあり、白根山1.1`の道標に従い、涸れ沢のような山道を登り、タカネオトギリ・ハクサンフウロ・ミツガワソウ・クモマニガナが咲いている、今日の天候が心配なので時間を掛け撮影する。
左: ミソガワソウ(味噌川草)
シソ科 右: ミヤマオトギリソウ(深山弟切草)
オトギリソウ科
座禅山分岐まで涸れ沢が続き、急な坂が始まる、七色平方面を右に見送り、ダケカンバを見て息を切らして登る。
左:弥陀ケ池0.3`・白根山山頂0.8` 右:ダケカンバ 岳樺 カバノキ科
急坂を登ると、森林限界なのか背の高い木々は無くなる、ここで朝食休憩、ガスが切れない、後発の登山者も見えない、ガスの切れる確立は低い、しかも冷たい風は四方から交互に吹き付ける、脱いだ長袖をしっかり着込んでも寒いほど、2003年の時は7月26日、今日と同じ天候だったがハクサンシャクナゲが見ごろでした、今日すっかり花を落とし葉の姿で大きな群生!花期に来ないと!
2003年の時満開(7/26は見頃だった)今日は8/10
右にハクサンシャクナゲの茂みを見て、登りとハクサンシャクナゲに囲まれた狭い山道を通過し、いよいよ本格的な急登岩場登り、足元も不安定、マークを注意深く追い安全なルートを道ける、ガスが容赦なく吹き付ける。
オヤマソバ(御山蕎麦) タデ科
そんな悪環境に決まって、オヤマソバが生える、砂礫地にポツンと生え、急登で私の顔に近づく、この辺りに多い。
この巨岩の上から一段と厳しくなってくる
ハクサンシャクナゲの群落やダケカンバが終わりと、木の主役はミヤマハンノキ、岩場に生えるミヤマハンノキは可愛い実を付けている。
ミヤマハンノキ(深山榛の木) カバノキ科
下部から枝分かれ、株立。葉は互生し、葉身は広卵形または卵円形、葉脚は円形または浅い心形となる、
細かい重鋸歯があり、裏面は粘質。ダケカンバの実に似るがマツボックリ状で可愛い。
ミヤマハンノキのお蔭で緊張がほぐれる、ここを美人ハイカーと家内の登ったのだと思うと二人とも凄い度胸である、この先は北アルプスで(アルプスは良く整備されているが、ここは登山者の責任任せ!)も経験しない登りが続く。足元は火山の残した岩の道、良く滑るし、岩を転がし易いので後ろの人に気を使いたい。
写真は撮影者と同じ傾斜、緩やかに見えるが現地は想像以上です!
二人以上だて、傾斜が写せるのに、残念
この辺り、マークもしっかり付き、迷うことは無いが、このコースを下りに選ばない方が良い、白根山から弥陀ケ池に下る場合は、山頂から七合平(丸沼高原スキー場方向)へ下り、七色平らで弥陀ケ池に向かうと少し安全。
シラネニンジン (白根人参) セリ科
シラネニンジンは本数が少ないが急坂に生え、撮影には足場を決め慎重に!なんでも白根山で見つかったとかで、この名前が付く。ルンゼから岩稜に変わるこのコース最大のポイントです、ただここを通過すると山頂の展望が待っている、時間的には余裕があるので、コースを確認し十分行って登って欲しい、間違えたら元の位置に戻って再度挑戦、楽なコースが見付かります、安心して。
ここは侵入禁止!最後のY字路
前方に綱(上の写真)「ここを越えないと上に行けない?」と思わない、これは侵入禁止の綱で真っ直ぐ伸びる登山道に惑わされる!ここは右の斜面を登る、最後の危険個所ですからあわてず、落ち着いて判断すれば問題は無い、ただ、右の斜面を登るマークが無いからコースを誤らないように。ここを登れば下の写真の上に着く!
右に登って最後のY字路を見下ろす、ここまで来ればモー安心
登り切るとミヤマハンノキが茂る岩場の上に着く、ここまで来れば岩崩れの心配は無いが安全地帯に入ったわけでは無いから、注意、運よく、急にガスが切れ、雲海の上に日光連山が浮かぶ、急いで見晴らしの良い場所をと思うが巨岩の右に出る難所、うっかり展望に気を取られると、谷底だ!ここを通過し雲海の展望と思うが再び一瞬ガスが覆う。展望は素晴らしい。
ガスが切れ、雲海が広がる
ガスの中を登ると、白根山・弥陀ケ池/菅沼分岐、主稜線に立ち、次のピークは「山頂」の道標、ここは白根山山頂との鞍部へ下る、ここで一瞬だが中禅寺湖と町が見えるがシャッターを押す余裕が無い極短い瞬間で無理、人も目は凄い。
左:白根山・菅沼/弥陀ケ池道標 右:白根山山頂との鞍部
白根山・弥陀ケ池/菅沼分岐を示すこの道標は下山時見付ける事は難しい、菅沼からの場合:菅沼→弥陀ケ池→五色沼→避難小屋→山頂→七色平→弥陀ケ池→菅沼、ここを下っては危険です(登る時は経験者が同行なら問題は有りません)。
白根山山頂との鞍部から岩場を登る、この辺りはトウヤクリンドウが咲き誇るところです。
トウヤクリンドウ (投薬竜胆) リンドウ科
高山の岩場に咲くリンドウ、薄いクリーム色、良く見ると小さい緑色の斑点がある、
白根山では多くは生えず、山頂に咲き見事な大きなリンドウです。
最後は巨岩に阻まれ、両手を使って登り切る、美人ハイカーもここの岩は援助を求めてきた、断る必要な無い、一人ではなかなか登れない所だ、今回は単独だかワンステップでは登れない!
標高:2578b
三角点 白根山山頂
ガスが切れそうで切れない、避難小屋方向は山頂には示されていない、探すと登って来た方向と違い、避難小屋・弥陀ケ池の道標を少し下の岩の積場に見付ける、深いガスなら見付からず迷うかもしれないが、主コースなので必ず道標は置かれている、見付かるまで周囲を探すことです。
七色平(丸沼高原)方面・避難小屋方面・弥陀ケ池方面の各コースとも山頂から分かれます。
避難小屋・弥陀ケ池の道標
さて、その道標に向かう、避難小屋方向に!綱が貼ってあり行き止まるようになるが、上の写真の岩の積場の裏側に避難小屋方向への登山道がある。
左: 岩の積場の裏側避難小屋への下り 右:避難小屋に下った標識 ここは奥白根神社へ向かう
下った所に道標があるが、避難小屋の文字は書かれず、奥白根神社・白根山頂・弥陀ケ池の文字が書かれ、ここは奥白根神社へ向かう!ここで白根山山頂の岩場から解放される。
左:噴火の跡を見る 右:奥白根神社
奥白根神社、登山の安全を祈願、この願いが良かったのか、神社を離れ、直ぐに青空が広がり360度の展望である。
左:急に展望が広がる 右:日光白根山を振向く
残念だが、武尊山は見えるが、至仏山・燧ヶ岳方向は見えない、他の方向は見事です、富士山は金精峠から登って来た登山者に教えてもらい見事に見えている、だだ、デジカメの力では富士山を残すのは無理がある。
晴れた!再度、日光白根山山頂へと、振向いたが、富士山が見えているが、デジカメで写せないので、ここで展望を楽しむ、日光連山が迫ってくる、ここ白根山は関東以北では最高で標高2578b。
左:左が太郎山、その奥が女峰山、手前が小真名子、右が大真名子、そして男体山、
右は中禅寺湖、男体山の下が戦場ヶ原、さらに手前が五色山・前白根山・外山であろう。
右:中禅寺湖の奥は半月山・社山、奥が薬師岳・夕日岳・地蔵岳であろう。
良く晴れていればさらに奥に筑波山が見えるそうです。
さて富士山方向ですが、皇海山より右になり、赤城山の奥に見え、富士山の右に南アルプス、八ヶ岳が肉眼で確認、教えてくれた登山者は自慢げです、彼は、この後時間が有るから避難小屋から前白根山に登って五色山経由で弥陀ケ池のコースを勧める。
富士山方向
手前の高いのが錫ヶ岳、奥が赤城山、その左奥に富士山・南アルプス・八ヶ岳連峰が見える、富士山に雪が降る秋は良く見えるらしい。
中央の荒れた山が国境平、モミジ尾根辺りで足尾の山々との事
五色沼を見下ろす、山々に囲まれ、美しい!
足元を見ると、花は多数ではないが、一輪一輪が可愛く綺麗です。暖かくなって上着の脱ぐ、展望の好い天気は今日で終わり、明日から気圧の谷に入るという天気予報、今日来て本当に正解「わたしの天気予報 」は私のホームページのタイトルです。
左: ハクサンフウロ
(白山風露) フウロソウ科 右:ヒメシャジン (姫沙参) キキョウ科
左に五色沼を見ながら下る、最初は砂礫地、右に小規模だがコマクサが咲きとても印象的で、可愛い!
コマクサ (駒草)ケシ科
日本の高山植物のナンバーワン、一個ずつ独立、他の植物と混生せず、燕岳のコマクサは特に有名
しだいに、砂礫地から草つき、コマクサの生えにくい坂道、この斜面に数多くの高山植物が咲き、見惚れると足が滑り、転んでしまいそうです、しっかり足を決めシャッターを押さないとピンボケです。
こんな傾斜です!
左:ヤマオダマキ (山苧環) キンポウゲ科 右:クモマニガナ
(雲間苦菜)キク科
傾斜が終わって、マルバダケブキの咲く樹林帯に入る、すっと伸び茎の先端に3〜4個の花をつける。
マルバダケブキ
深山のやや湿り気の草地や林縁に生える多年草、葉柄の基部はふくれて茎を抱く、
茎頂に密に毛がある枝を分け大輪の黄色の頭花を散房状につける、今日のコースで目立つ存在です。
樹林を抜けると草原、直ぐに避難小屋、小屋も玄関の思い扉を開けるが、中はとても綺麗に使用だれている。
避難小屋
避難小屋は写真の様な素敵な場所に建っている、前白根山・五色沼・白根山の分岐、金精峠からの男性は前白根山経由五色山の稜線を経て、五色沼に下るコースを推薦するが、2005/8/27 に湯元スキー場から天狗平・前白根山・避難小屋・白根山山頂・座禅山方向に下って、五色沼・五色山・国境平・中曽根尾根経由・湯元温泉のコースを歩いたので今回はパス(せっかく教えて頂いたのに!)。
迷わず五色沼に向かう、樹林帯を下る、カニコウモリの群生、その中に一輪のクルマユリが咲いている。
クルマユリ (車百合) ユリ科
葉が輪生、花の反り返りは花弁が後ろで触れ合うほど、周囲を見回すがこの一輪のみである。
五色沼が見えてくる
まもなく五色沼が見え、時計回りにほぼ半周、日光白根山を見あげる。
日光白根山
五色沼湖畔をブラブラ歩く、ハクサンフウロが沢山咲き、楽しいものです、それにしても朝の気温を大幅に上回る夏日です、湖面が一段と美しい真夏の太陽のお蔭です。
左: 五色沼湖畔 左へ 右:五色沼湖畔 振返る
進行と反対側は五色山の登り口、2人の若い男性が弥陀ケ池から下って来る「弥陀ケ池から白根山への急坂を見て、こちらに下った、、」という、避難小屋経由、山頂、下りは弥陀ケ池とのこと、登りに危険な岩場を選択し下りに使わない方が良い、同年の男性が複数だと多数決、声の大きな方に従う傾向がある、山登りは素直な選択が必要だと私は思うのだが!教えたように七色平か座禅山方向に下って弥陀ケ池に戻ってくれると安心だが!
五色沼から25分程で弥陀ケ池、最初は針葉樹林帯の登りになる、今日の最後の登りです。
日影で助かる登り、ここもシラビソの美林です
半分ほど登ると、コバノイチヤクソウが生えている、針葉樹林帯の下や縁にベニバナイチヤクソウに比べると、花の数が少ない、色の白っぽい。
コバノイチヤクソウ (小葉の一薬草) イチヤクソウ科
コバノイチヤクソウは珍しく、花は探しても見付からない、本当に幾つかの偶然が重なって見つかるものであるニコニコ!
左: 五色沼が森の中に青く輝く 右:登り切ると夏日の草原 暑い
振向くと五色沼が森の中に青く輝く、美しい森と湖の光景です。登り切ると樹林帯から抜け、草原に出る、足元には野イチゴは数多く赤い実を付けている、口に入れると甘酸っぱい!ここの草原はギラギラ太陽が照り弥陀ケ池へとスピードを上げたい所です。
野イチゴ 自然から!真夏の贈り物!
五色沼・弥陀ケ池・五色山分岐の道標、五色山から直接弥陀ケ池の下るコースです、弥陀ケ池への下り道で、鹿のお嬢さん(見た感じ!)に出合う、偶然でこちらはビックリ、彼女は登山者に慣れているようです。
鹿のお嬢さん!
登りに時にはガスで良く見えなかった白根山、弥陀ケ池が真夏に太陽に輝く、しばらく弥陀ケ池と白根山を楽しみ、後は下るのみ。
左:神秘的な弥陀ケ池 右:弥陀ケ池&白根山
朝、登ったコースを着実に下る、青空の下、樹林帯は一段と輝く。
左:背の高いナナカマド 右:登りには立寄りできなかった丸沼展望台
ヤナギ並木
菅沼登山口は近い
菅沼登山口の駐車場は12時前であり、無料時間帯のようです、朝は2台でしたが、満車状態になっている。
金精峠トンネルの湯ノ湖側が白根山の金精峠の登山口、ここで着替え休憩、男体山が大きく見えビュウポイントである。
登山で残った食材を使って、赤沼駐車場に車を停め湯川沿いを散歩。
左: クサレダマ(草連玉)
サクラソウ科 右: ホザキシモツケ
左: サワギク(沢菊)
キク科 右: イタドリ(虎杖、痛取)タデ科
ニッコウアザミ(日光薊)
ノアザミ
左:涼しい 右: ツリガネニンジン
左: アブラガヤ(油萱)カヤツリグサ科 右: アカヌマフウロ(ハクサンフウロ)
湯川に沿った自然研究路 湯ノ湖から竜頭ノ滝が人気のハンキングコース
中禅寺湖まで涼しいが、ガラガラのいろは坂を下ると、今度が一気に上昇する。