月山(標高1984b)弥陀ヶ原から月山山頂、下山は湯殿山  羽黒山(標高414b)湯殿山(標高1504b)

JR鶴岡駅からバスで湯殿山をへて月山八合目、弥陀ケ原から、畳石、仏生池小屋を経て月山山頂、下山は金姥、
月山坂をへて湯殿山へ、バスでJR鶴岡駅に戻る

 

日程:2015926-28  晴れ

1999/7/16霊峰 月山(水月光・金月光・鍛冶月光を往復)
2009/7/19-20  弥陀ヶ原と念仏ヶ原の二大湿原を巡る


金姥  姥ケ岳・湯殿山分岐  紅葉が見事
右の道が姥ケ岳の巻道で急に寂しくなる、多くの人は姥ケ岳経由でリフト上駅へリフトで下駅へ、姥沢バス停
私は湯殿山へ、

 

第一日目 2015/9/26 前日移動日 笹谷峠を通過

 
笹谷峠 左:雁戸山を経て熊野岳へ 右:ヤマグミ


笹谷峠から関沢へ登山道が続く

つくば市3:20から白河6:45まで国294号、そして国道4号で道の駅「あだら」8:25、白石9:25、国道45710:03に入り青根温泉10:10を通り、川崎で国道286号、笹谷峠で休憩(蔵王縦走10:55、山形で国道11211:30、月山道路である、並走する山形自動車道。月山口から六十里越道路をドライブして、湯殿山方向へ。

 
国道112号 六十里越道路「月山口−月山志律温泉・湯殿山ホテルを結ぶ」山麓道路
この道路の紅葉は10月上旬頃見頃?
*東京駅=(高速バス)⇒西川BS=(高速バス)⇒月山口
*山形駅=(高速バス)⇒西川BS=(高速バス)⇒月山口(山形発鶴岡・酒田行き)「山交バス案内センター: 023−632−7272」
*月山シャトルバス(往復4便):西川IC⇒月山銘水館⇒ダム展望台⇒月山口⇒志津⇒姥沢「月山観光タクシー: 0237−74−2310」
月山シャトルバスを利用すると:
旧六十里越街道→装束場→月山志律温泉コースを楽しめる!

湯殿山ホテル(明日は湯殿山から降りてくる)を右に見て、鶴岡へ下って、月山ICを通る国道112号に合流、13:35道の駅「月山」で休憩、朝日連峰から流れ出す赤川、羽黒山へのR47との4差路、今晩泊まるJR鶴岡駅前のホテルステイ・イン山王プラザプレミアアネックスは近い。(徒歩5,6分にスーパーマーケットが有る)

ホテルステイ・イン山王プラザプレミアアネックス997-0015 山形県 鶴岡市末広町2-1 0235-24-3666 料金:宿泊代 4,900駐車料金 26-27日分込み泊まる理由は:JR鶴岡駅に近く、庄内交通からエスモール・鶴岡駅前〜羽黒山頂⇒月山八合目とエスモール・鶴岡駅前〜湯殿山・湯殿山スキー場間のバスは走り、周遊に便利です。バスの運行は、月山八合目までは7/18/31の間と、9/5.6.12.13.19.20.21.22.23.26.27の各日運行。

第二日目 2015/9/27   紅葉真っ盛りの月山山頂を目指す

エスモール6:00JR鶴岡駅6:02=(庄内交通)⇒6:50羽黒山山頂バス停7:05=(庄内交通)⇒8:00月山八合目(キノコ狩りの車、渋滞なしでガラガラ)8:06―(0:14)→中ノ宮 御田ヶ原参籠所8:20―(0:06)→湯歩道・8合目駐車用・月山山頂分岐8:26―(1:00)→畳岩9:26―(0:10)→仏生池(ぶっしょう)小屋9:36―(0:08)→オモワシ山9:44―(0:16)→行者返し10:00―(モックラ坂 0:3910:39月山頂上(一等三角点)10:43―(0:03)→月山神社10:46―(0:04)→頂上小屋10:50→肘折ルート/肘折温泉・月山八合目ルート(月山八合目弥陀ケ原)・湯殿山/姥沢ルート(湯殿山/姥沢)分岐10:50―(鍛冶月光  0:37)→牛首 姥沢分岐11:27―(0:19)→金姥(かなうば)姥ケ岳・湯殿山分岐 11:46―(0:12)→姥ケ岳巻道終点11:58―(0:24)→12:22装束場(しょうぞくば) 月山志律温泉分岐12:35―(月山坂:金月光、水月光 0:33)→御沢出合 堰堤13:08―(0:01)→湯殿山神社本宮13:09―(0:06)→参拝バス停(湯殿山バス停)13:15=(参拝バス)⇒13:20湯殿山神社大鳥居 湯殿山口バス13:35=(庄内交通)⇒14:47JR鶴岡駅 歩数:23,049
*(湯殿山)⇒湯殿山口⇒JR鶴岡駅(11:00)⇒11:0512:17,13:30)⇒13:3514:47,16:45)⇒16:5018:02 湯殿山から鶴岡駅前・エスモール間:6/111/1までの間運行。

復路は往路と少し変更し、米沢経由で福島へ、まずJR鶴岡駅14:55から国道112号で寒河江、山形16:35で国道13号に移り、米沢へ、18:00米沢を通過、西栗子トンネルを抜け、福島ではバイパスを使って、国道419:10に移り、道の駅「あだたら」19:45に着き、仮眠。

【紅葉真っ盛りの月山山頂を目指します】


羽黒山頂 6:50着で7:05 15分間では参拝は無理

エスモールはJR鶴岡駅から近い、やはり、始発の方が何かと安心、月山八合目行きも湯殿山行きも同じく乗り場から発車する。定刻に、三人の男性を乗せ発車、JR鶴岡駅からの乗客を乗せても席は余っている、このバスは路線バスで銀座通りも走り、温泉施設の「ゆぽか」、大鳥居、羽黒高校前などにも立ち寄る、随神門を通ると、いよいよ湯殿山エリア、休暇村羽黒に寄って、羽黒山頂へ着き休憩。


時々開け、眼下に広大な牧場 美しい橋は?

休憩後、再び休暇村羽黒に寄ると、大勢乗り込み満席になる、以後、月山三合目(神子石)、月山四合目(強清水)、月山五合目(狩篭)、月山六三合目(平清水避難小屋)、月山七合目(合清水)と進み、途中時々視野が開き余目牧場辺は大きく眼下に見え月山高原ラインは尾根道を走る、約1時間バス旅行を楽しむ、特にブナの美林は素晴らしい、56台の自家用車が抜いて行く、そして終点月山八合目に定刻通り8:00に到着。

 
左:大駐車場の最先端の月山八合目石碑 右:月山八合目を見下ろす

バスから降りると、そこは大駐車場(無料)、最先端に月山八合目石碑が置かれ、反対に月山登山口、ここに月山レストハウスが建っている、施設内には、庄内特産品を取り扱ったお土産売場・広い団体様の食堂のある、月山登山口から、ちょっと上がって振り向くと大駐車場を見下ろし、「ようこそ月山。。」の案内図がある、月山八合目/弥陀ケ原の地図が示され、弥陀ケ原を散策し、高山植物を鑑賞しながら自然観察が行える、68月が高山植物の最盛期。オゼコウホネ(尾瀬ヶ原とここにしか見られない!氷河時代の生き残り)、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマリンドウ、ヒナザクラ、トキソウ、イワイチョウ、イワカガミ、ウラジロヨウラク、キンコウカ、コバイケイソウ、サワラン、チングルマ、モウセンゴケ、ヨツバシオガマ、ワタスゲ等、そして「いろは四十八沼」といわれるように、大小さまざまな沼(地塘)が散らばって綺麗です、この湿原をゆっくり見て回ると一時間半ほど、今日は高山植物の季節は終わって、一面草紅葉。

 
左:池塘と一面草紅葉                右:大きな鳥居「月山本宮」

弥陀ケ原に引かれた木道を行く、濡れていて滑りやすい、草紅葉を楽しみ、広大な月山を肌で感じる、大きな鳥居「月山本宮」を通過すると、月山八合目御田原神社御田原参籠所に着く、ここのトイレをお借りする。

登山道は石畳に代わりゴツゴツして歩き難い、壮大な弥陀ケ原に吸い込まれ、月山山頂へ。

 
左:石畳
月山は出羽山地の霊峰、羽黒山・湯殿山と山岳信仰の霊場出羽三山の1つ、標高1984b
東側と南北にゆるやかな斜面、西側に急峻な地形の日本有数のアスピーデ火山
鶴岡から月山に向かうバスの左に
鳥海山(標高2236b)は成層火山
右:遊歩道と月山山頂の分岐

遊歩道と月山山頂の分岐を過ぎてもしばらくは、ほぼ平坦な登りが続く、振り向くといろは四十八沼」は良く見える。

鶴岡駅の近くに住む、月山を50回以上登っている二人連れの男女に出会う、何度登っても飽きず、その度に新鮮、、、と言う、月山山頂で再開する。

  
左:池塘が散らばる                                   右:見事なミネカエデ(峰楓) カエデ科 

ナナカマド(七竈)バラ科

ここのナナカマド、真っ赤な実を付けている、谷川岳や那須、安達太良のナナカマドは強風(台風が直撃する時も多い)で実が飛ばされ、昨日見た笹谷峠のヤマグミの大きさ、大木のナナカマドが見られます。

 
左:一ノ岳辺りから               右:畳石

やや急坂、大きさ石の道が続く、左は広大な草原が続く、続いて、畳石に着く、前回(2009年7月)苦しめられた難所である、今日は無風(前回に比べると)で明るい、ごく普通の畳岩、ガスと急風は登山者を寄せ付けず、登山者返しの場所となる。

 
左:畳石の先は風邪を防ぐ笹          右:ダマシの山頂 大峰

前回は畳石で「毎日山頂へ御札を取りに登るおじさん」に助けられ、その先でどんどん先に行ってしまった、、、今回その理由が明らかに、畳と違って笹が茂り防風になった場所がありました、台風の強風を避ける防風、しばらく右の斜面を進みます、左は広大な草原、紅葉の美しさを満悦、これを見ただけで、つくば市から鶴岡へ、高速を使わず、しかも、峠越えの国道を走って来た思いが消えてゆく、そろそろ、仏生池小屋と思う頃、先方に「月山山頂が見えると叫ぶ」登山者「言いえ、あれはダマシの峰」と答える。

 
行者ケ原/オモワシ原と呼ばれる

だらだらと上りが続き、チシマザサの茂み、右にピークを見て巻終わると仏生池の畔に仏生池小屋が建っている、石地蔵は並び、池の水は満杯、前回嵐の中、この小屋に駆け込み【ここには山頂を断念した男性が「仲間は登って行きました!」と不安が顔、17日は鳥海山、18日月山に登って下山できず、今夜は2泊目と言う2人の若いお嬢さん、3人のご夫人も2泊目と言う。】のお話、今日は小屋の回りで休憩。月山山頂の山小屋は既に閉鎖、ここ仏生池小屋は:宿泊期間 2015年 627日〜1011日、トップシーズンは7月海の日連休と7月末の土日で、その他は例年、空いているそうです、収容人数 50名、夕食・朝食(スタートに合せ4:00)・お弁当(おにぎり)。毎日御札のために登る男性を今日は見かけない。

 

 

 
左:仏生池小屋と仏生池                             右:仏生池小屋と1758bのピーク

マイペース、ここで休憩せず先へ、少し登ると仏生池小屋と1758bのピークが美しい岩に着く、そして、左眼下に「鬼押出しの溶岩」のように崩れ落ちた箇所が見える。

 
左:行者返し                       右:行者返しの上から!

大きな岩を幾つも越える道、オモワシ山の道標、既に紅葉を過ぎた岩場、左は紅葉見頃の行者ケ原の美しさを見下ろし、少しなだらかになってくる、やがて、登山道がチシマザサの茂みに入り、足元に大きな石、「行者返し」の標識、短い急坂の岩場を登る、ここまで急な登りが無く、ここで急に現れ驚くが、金姥に下だる鍛冶月光に比べると語れない!

登り切って振り向き、岩場で休憩、【俳聖松尾芭蕉1644-1694)の貴重な文化遺産となった紀行文「奥の細道」を生む旅となり、出羽三山には、63日から10日まで滞在。この間、5日の羽黒山をはじめ、8日、月山、帰途湯殿山と三霊山をくまなく踏破、六十里越街道も歩き、。。】とほぼ同じコースを歩いている男性にお会いする。松尾芭蕉は羽黒山から月山三合目、4合目、、、7合目と歩いて月山八合目かな?(彼は交通期間利用)。

 
左:モックラ坂        右:谷底を覗く

大峰の斜面を登る、木道が置かれる直前で、今度は右の谷を覗く、ガスがキレ、美しい谷、紅葉で飾られる、金姥辺りとは違った迫力で、同行の御夫婦と感嘆の声を上げる。尾根道は木道に変わる、畳の様に引かれた道と違い快適!だが、ガスが視界を遮断!

 
左:ハクサンイチゲ(白山一花、白山一華)キンポウゲ科                                                右:月見ケ原

この木道の周辺はお花畑、花期が68月のハクサンイチゲの花やチングルマの可愛い種の後が現われる。木道がキレ、同時にガスがキレ、左眼下に今夜「満月:スーパームーン」に相応しい、月見ケ原が広大に広がる、念仏ヶ原への登山道がけ下っている、行先は肘折温泉(JR新庄駅)、その向こうに葉山(標高1462b)が、での今日は雲の中である。

  
左:山頂は近い                  中央:チングルマ(珍車、稚児車)バラ科         右:ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊)キク科

ナンブタカネアザミを足元に残り花を見せてくれる、栗駒、月山、朝日、飯豊、吾妻などに多そうです、とても刺々しく、でもこの時期誰も花にカメラを向け、シャッタ−をオス人はいない、だが、月山登山には欠かせない!

  
月山山頂 一等三角点から!

山頂小屋が見え、その手前に一等三角点が置かれるピークに登る道がある、多数の人が上り下りの狭い道、鍛冶月光方面から登ってくる人は月山神社を迂回することになる、月山山頂は狭いピーク、中央に一等三角点が置かれている、ところがガスで視界ゼロ、同行の御夫婦の旦那さん「待ちましょう。。。。」と言う、雨告山と月山の間が切れ、ガスの激しい流れの間に一瞬美しい紅葉の絵が広がる、後続の数人の山ガールが到着、一瞬華やいだ!彼女らは自称雨女と言う、半袖の彼女ら、長袖の私らも冷たい風に震える。

月山は秋田の鳥海山・山形県の朝日連峰の間、東北の中央に位置し、素晴らしいパノラマだが晴れにくい、秋田駒ケ岳・八幡平・岩手山・焼石山・黒駒山・男鹿半島・遠く佐渡島が遠望、近くに鳥海山・葉山・船形山・蔵王・吾妻連峰・磐梯山・朝日連峰・飯豊山連峰・魔耶山が見える。高山植物のシーズンは残雪に恵まれ美しいお花畑が広がっている。

  
左:月山神社                                     右:肘折ルート・湯殿山/姥沢ルート分岐

再び下って尾根道に出て、月山神社に向かう、千年の歴史を持つ、神社は閉じ、同時に月山頂小屋も同時に閉じるそうです、月山神社が山頂にあるため、神社の裏の一等三角点は頂上よりやや低い位置に立てられているそうです。無数の仏様は外され、唯一神社の裏に一体が安置されている、頑丈な石の塀に囲まれ外部を覗くことはできません、例え外が見えてもガス一色(^^♪です。

石垣に囲まれた狭い参道を戻り、今年の営業を終えた山頂小屋の横を通ると、肘折ルートが左に下っている、広い台地に出る、大勢の人が湯殿山/姥沢ルートを登ってくる、月山八合目からの登山者の数を大きく上回る。弥陀ケ原で出会った「鶴岡駅の近くに住む、月山を50回以上登っている二人連れの男女」に再開、彼女らは湯殿山/姥沢ルートを登ってくる友人と山頂で合流する事になっている、友人らの心配以上に湯殿山ルートを下だる私を心配し「金姥から、右に下だるのよ!」と教えてくれる。

 
鍛冶月光


鍛冶月光の石段 一部明瞭

芭蕉の石碑、鍛冶小屋を見て、三つの月光坂【鍛冶月光(かじがっこう)・金月光(かながっこう)・水月光(みずがっこう)】の一番長い鍛冶月光を下だる。崩れた岩の組んだ急な石段、以前は石段がはっきりしていた感じだが、だいぶ崩れ、急坂の岩場と同じです。この時間は下だる人は数人、登って来る人が多くてビックリ。

 
牛首は近い

眼下に姥沢が見え、遠くに月山湖が光る、残雪は無いが月山スキー場に落ちる斜面の紅葉は素晴らしい。鍛冶月光を下り終えると平坦になって、姥沢・リフト上駅・金姥を経て姥ヶ岳からリフト上駅と湯殿山への分岐点牛首に着く、姥沢から登って来る人が多数休憩、これから鍛冶月光を登って月山山頂に向かう人です、リフトの使って登る人も多いいようです。

 
左:山頂を振り返る                                    右:山頂から姥沢への斜面 紅葉が美しい!

しばらく、石の畳が続き、ガスがキレ、振り向くと鍛冶月光を登る人は見え、その先の奥に月山山頂が見える、やがて金姥への下りになるが、左斜面の紅葉が一段と華やかである、地元の人によると湯殿山・姥ヶ岳・月山に囲まれた辺りの紅葉が例年見逃せないと言う、今年は特に早く、今日が見頃、例年なら一週間から10日ほど早いらしい、前方に姥ヶ岳が見え、鞍部の金姥(かなうば)が見えてくる。

 
左:姥ヶ岳と金姥三差路                      右:金姥に向かって左斜面の紅葉

右は柴灯森(さいとうもり)で、斜面の紅葉がとても美しい、重い荷物を背負った女性が立ち止まり、カメラを構えている!「太陽の光が欲しいね!」と声をかける、ミネカエデが見事である。

 
左:金姥                               右:金姥から姥ヶ岳の巻道 湯殿山へ

姥ヶ岳との鞍部が金姥(かなうば)、リフト上駅に向かう人は姥ヶ岳への急坂登りだが、湯殿山に向かう登山道比べ石段で幅も広い、右の湯殿山コースに入る、装束場まで30分である、ポツポツ雨が頭に落ちて、寂しい一人旅となる、そして一面ガス広がってくる。

 
谷を超えた右斜面の紅葉

湯殿山から一人の青年が登ってくる、金姥から装束場の間で出会った唯一の人物、聞くと「このまま降れば湯殿山、、、」。なんだか寂しいコースです。

 
静かな登山道

巻道を過ぎる姥ヶ岳と右の山の間を下だる、心配した雨は止み、またガスが切れてくる、沢源頭の様な明るい谷を下だる、紅葉の美しい所には必ず沢が流れている!そん事を思うっていると左に沢の音、湿原が現われる、見上げると姥ヶ岳の稜線が時々見える。

 
沢の交差点

ここは姥ヶ岳の北側に位置し、下り切ると数本の沢が合流し、渡渉する、この沢が清身川と呼ばれる、奇麗な水が流れ出す、再び急降下。

 
左:広い草原                  右:装束場の小屋が見える

ここが装束場と思える広場だがここは手前の草原で装束場は更に下だることになる、ようやく装束場が見えてくる。

 
左:美しい沼 右:装束場から姥ヶ岳の紅葉

装束場手前の美しい沼、この辺り自然体験コースになっており、紅葉の美しい所、ミネカエデ、ミネザクラにチシマザサの茂みが有って実に綺麗、装束場に着くと月山志律温泉から登って来た地元の団体さんに出会う、詳しい事は分からないが、ここから湯殿山に下って旧六十里越街道で月山志律温泉に下るようです。着いた時はガスに覆われ見えない姥ヶ岳稜線が見え、素晴らしい紅葉の斜面を皆さんと楽しんだ!

装束場(しょうぞくば)は湯殿山参拝に昔は装束を改め、新しい草鞋に履き替えて湯殿山に下った場所です、また月山志律温泉に下だる登山道が自然体験コースで、団体さんは時々遊んでいるそうです。

「お先に!」と告げると「気をつけて!」と皆さんが答える。

 
左:金月光の下り口              右:金月光の鉄梯子

金月光の下り口、長い鉄梯子が旧・新の二本、慌てる必要もなく、ここは慎重に下だる。

 
左:二本目の鉄梯子             右:三本目の鉄梯子

長い鉄梯子がなお二本続く、スイスイと手すりを使って下るのだが、手すりの繋目が離れ、思わず手がコケてしまう!気を付けよう。

 
左:水月光の綱場                  右:険しい品倉尾根

続いて太い綱場を滑るように下だる、やや安定し一安心、チシマザサの茂み、標高1386bの品倉尾根が高い、姥ヶ原は標高1670bだから立っている位置は随分下ったことになる。

 
品倉山(標高1211b)

品倉尾根の端が美しい山容の品倉山、足元は急坂が始まり、苔むした石段で水月山と呼ばれる。

 
左:水月山           右:堰堤

沢沿いに急降下の水月山を慎重に下だる、ここは梯子も綱場もない、荒れた石段だけである、その石段も崩れ、水が流れている沢道を下だる、ようやく堰堤の縁に降り立つ。

 
左:御沢の渓谷                               右:湯殿山本宮の大きな鳥居

堰堤から御沢を右に見下ろし、細い登山道を下ると、湯殿山神社本宮で撮影禁止、バス乗り場は小橋を渡って、参道の急登を登る、湯殿山直務所の前に出ると、湯殿山神社参籠所駐車場までの参詣用シャトルバス(徒歩だと約30分)が発車寸前、湯殿山発13:30の一便前の参詣用シャトルバスに乗れ、湯殿山神社参籠所駐車場湯殿山口バス停)初の13:35鶴岡駅行きに間に合った。定刻になるとバスはほぼ満席、昨日車で通過した湯殿山ホテルを経て、田麦俣、月山あさひ博物村、新落合発電所、「ぼんぼ」等を通過する路線バスで自家用車では通らない箇所を回る、途中一人のおばさんが乗り降りしたが、湯殿山口からの乗客はJR鶴岡駅まで。

JR鶴岡駅前のホテルステイ・イン山王プラザプレミアアネックス駐車場14:55から車、復路は往路と変え、米沢経由で福島へ、まずJR鶴岡駅14:55から国道112号で寒河江、山形16:35で国道13号に移り、米沢へ、18:00米沢を通過、西栗子トンネルを抜け、福島ではバイパスを使って、国道419:10に移り、道の駅「あだたら」19:45に着き、仮眠。

 

第三日目 2015/9/28 帰りは米沢経由

翌朝、道の駅「あだたら」4:30 見事な月、白河5:48、国道294号に移り、自宅まで国道294号には道の駅「東山道伊王野(とうさんどういおうの)」「にのみや」「しもつま」などがある。休み休み走って、昼前には帰宅!

 

  ** 今回も蔵王栗駒山同様、高速を使わず、往路も復路とも主に国道4号を利用、一番の理由を上げると国道は一番安全、無理な運転・無理な追い越しをする運転手がいない、ことです。続いて夜の運転をしないので疲れず居眠り運転が無い、適当な位置に道の駅が有って長時間休憩ができる、特に道の駅「あだたら」には24時間営業のコンビが有り(⌒_⌒)。以前のように夜中に高速を走って、翌日登山口、、、、を辞め、一日移動日、現地に泊(今回はホテル、車中は冷える時期)まって、翌日登山、下山後明るい道は走り、暗くなると道の駅で仮眠、、、翌日帰宅。このことにより登山も車の運転も楽々!帰宅翌日まで疲れが残らない!

HP:わたしの天気予報