梅雨本番、低気圧が日本海を進み、北陸・東北が雨、関東甲信は晴れ間!太平洋高気圧が強まっている。。。梅雨明けは近いか?
男の川コースを登って、自然研究路を歩き、男体山、御幸ヶ原を経て女体山、下山は筑波高原キャンプ場をへて男の川へ
女体山(標高:877b)・男体山(標高:871b)自然研究路、立身岩
  梅雨時期の植物を探し、木々に成長した実、まだ青い!

日程:201672 () 曇り

201478裏筑波
2015
610裏筑波
2015
616裏筑波
2015
74裏筑波

 
コアジサイ(小紫陽花)アジサイ科
自然研究路の展望台に咲くコアジサイ
ここに寄ると撮影する

コース

つくば市城山5:25=(R143,R19、国道408等)⇒田中交差点(国道408125号の交差点)=(R14R41)⇒セイコーマート真壁羽鳥店=(林道)⇒男の川登山口(大滝不動)6:23―(0:44)→薬王院コース合流7:07―(0:07)→大石重ね7:14―(0:07)→第3展望台入口7:21―(0:09)→2展望台7:30―(0:11)→東屋7:41―(0:02)→迂回路入口7:43―(0:08)→男体山山頂7:51―(0:16)→立身岩(第1展望台)8:07―(0:07)→御幸ヶ原8:14―(0:15)→ガマ岩8:29―(0:06)→8:35女体山山頂8:50―(0:30)→9:20筑波高原キャンプ場10:12―(0:13)→10:25男の川登山口(大滝不動)

 

夏の太平洋高気圧が強まり、ここ筑波山は梅雨の終わりは近い、天気予予報は蒸して暑いが昼頃には晴れると言うので、梅雨の花を観賞し、もしかして雲の上に富士山が見えることを想定し出かけてみた。

 

 
左:大滝動                      右:アカショウマ(赤升麻) ユキノシタ科

                              トリアシショウマ(鳥足升麻) ユキノシタ科でしょうか?

 

つくば市の北で国道408125号が合流する、この辺りから筑波山は美しい姿を見せてくれるが、山腹以上は雲の中。県道41から林道に入ると、車の姿はなく、男の川登山口の駐車場には一台の車も無い。

綺麗な男の川が流れ、登山道入ると大滝不動、小さな賽銭ケースが置かれ、良く祀らえている。ポツポツとしか生えないトリアシショウマ、数多いヤマアジサイが梅雨時この辺りを飾る、筑波山の裏側なので、ここは薄暗い。

 

  
左:ミヤマシキミ(深山樒)ミカン科        中央/右:トチバニンジン(栃葉人参) ウコギ科

 

ミヤマシキミが多くなって、沢を何度か横切ると、足元に数本トチバニンジンが現われる、これらが熟すと真っ赤な実になって美しい、この沢を登るひとつの楽しみである。特にトチバニンジンは男の川コースで観察できる植物です。

 

 
左:マンサク(満作)マンサク科              右:沢の中を歩く

 

水の無い沢を歩く、歩き難い、大きな実を付けたマンサク、しかし、熟した実をここで見たことはない。

 

 
左:薬王院コース合流地点            右:自然研究路との出合

 

沢の源頭に着く、昔は延命水と呼ばれたが、今はその看板もない、御幸ヶ原から往復する登山ツアーに会った事が有るが今はないようです。ここの水は美味しく飲んだものだが、外されたのだろう。

この延命水から急坂が続く、季節に来るとニリンソウの群落が美しい、ユキザサ(雪笹 ユリ科)が小さな実を付けている程度、何度か足を止め登リきると、道はトラバースになって緩くなり、薬王院コースと合流する、右に進むと坊主山、この山を右に見て下ると薬王院である。

左に緩く登ると、リョウブ(令法 リョウブ科)やアカマツが多い雑木林を登ると、平らになって自然研究路との出合、丁字路で左右との自然研究路ですが、こちらから登るときは右に入る、直ぐに大石重ねが有って、大きく盛り上がっている、通過する度に高くなっているようです、昔、この大石重ねは標高750m付近で一般の参拝者が立ち入りすることができる一番高い場所だったそう、参拝者が神様に願いが届きますようにと小石を置くようになり、願いを込めた小石がやがて塚となり、現在の「大石重ね」になったとのことです。筑波山神社でご祈祷した願い石(初穂料300円)を購入し願い事を書いて今も置いて行く人が多いようです、小さな石を道上げて見ると願い事が書かれています。

 

 
左:東屋                          右:ヤマアジサイ(山紫陽花) ユキノシタ科

 

大石重ねから見えますが、最初の東屋、御幸ヶ原から下って、この東屋で休憩する人がいますが、まだ早い時間で無人、特に暑い日は樹林の中でのんびりできる良き空間です、また、このルートで雨に遭った場合は避難場所ですね。

御幸ヶ原から自然研究路に入る、この辺りが最下部です、男体山を中心に右・左曲がりのどちらに入ってもここを通過、美しい樹林に囲まれ、木道が続き、案内版も置かれて気分は最高です。

 

 
左:美しい樹林            右:第3展望台入口

 

最初に3展望台入口に着く、この展望台は数b下った所に有って、展望は有りませんが数人でお弁当を広げるには楽しい場所です。

 

 
左:自然研究路の階段        右:ブナが美しい

 

3展望台入口から第2展望台までは、自然研究路の中心地、石段は傾きますは、周囲は多くに樹林が現れ楽しい道です、御幸ヶ原に比べ人は少なく静かです。晴れていれば木々に間に富士山が見え、明るい所です。

今日な上から、一人に男性に出会ったきりでした。

急な階段を登リ、ブナの多い道を上がると、やや傾斜が緩くなって、第2展望台入口、ここを入ると展望抜群の2展望台でし、休日の昼頃ここに来ると多くの人々が食事を楽しんでいるが、早い時間で誰もおりません。

 

 
左:コアジサイ(小紫陽花)アジサイ科            右:シモツケ(下野)バラ科

 

ここの岩に取り付く綺麗な花、コアジサイとシモツケです、栄養が無い岩場だか毎年ここに生え、来るたびに四季の姿を見せてくれます。その度にシャッターを押すことになる。

 

 
左:ヤマボウシ(山法師)ミズキ科       右:ミズナラ(水楢)ブナ科

 

この岩の周りには多くの木々が生え、ヤマボウシを見に来る人がいます、私はミズナラの実を見に来るのですが、今年は少ないようです。

 

 
左:アオダモ(青梻)モクセイ科         右:イヌシデ(犬四手) カバノキ科

 

更に目を回すと、アオダモが有り、花は春に円錐花序に白い小花を多数つける、まるで異なるイメージの感じですね。そしてイヌシデですが、クマシデやアカシデと似た果穂を付けます。

更に遠望するが、白い雲が全てを隠す、今日は展望台ではない(^^♪。

 

 
左:東屋                      右:リョウブ(旗積り、畑積り)リョウブ科

 

2展望台(展望台と呼ばれる)から自然研究路に戻ると、上から下ってくる登山道を5,6人の人たちが下ってくる、無視し、階段を登ると東屋、ここも第2展望台同様人気の休憩場所です、ブナ類が多い所で植物観察の人がこの辺りで立ち止まっている。

更に自然研究路を進むと、この先通行止め、そして男体山山頂に向かって迂回路(正式なルート!)があり、ここを登る、先ほどの5,6人はこの上で、直進(禁止のゲート)した人たちです。このゲートから尾根道で、岩場が多く木々を頼って登る、ここはリョウブやヤマツツジ、トウゴクミツバツツジが多い所です、NHKの鉄塔を過ぎるイワガラミ(岩絡  キノシタ科)が頭上を飾る、筑波山気象観測ステーションの下の狭い道を行くと、そのステーションの正面に飛び出て、男体山山頂に出る。

 

 
左:クマシデ(熊四手)カバノキ科    右:アカシデ(赤四手) カバノキ科

 

 クマシデやアカガシ(イヌシデより果穂が長いようです?)が男体山山頂に高い位置に生え、多くの植物が見られる。

 

 
左:ウリハダカエデ(瓜膚楓)カエデ科      右:アオダモ(青梻)モクセイ科

 

 ここも展望無し、御幸ヶ原からの登山者が数人登ってくる、展望は無く、そうそうに引返す。

 

 
左:ホシザキユキノシタ(星咲雪の下)ユキノシタ科             右:ツクバネ(衝羽根)ビャクダン科

 

 展望無し、山頂のホシザキユキノシタとツクバネを観て下る。

 

 
シモツケ(下野) バラ科

 

 山頂から、手すりの付いた階段を下る、下るとベンチ(壊れだした!)が置かれる、この階段の前後にシモツケが咲き、筑波山では御幸ヶ原や男体山、および自然研究路にも有るが、ここのシモツケは印象に残ります。

 

 
左:男体山の下り坂              右:御幸ヶ原から女体山のブナ林

 

 ベンチから御幸ヶ原へ、岩場の道を下ります、下ると御幸ヶ原と自然研究路/立身岩の分岐広場、ここは細い坂道を下って、崩壊場所を確認して下るが、自然研究路に通行禁止のゲートがある、ここから崩壊の下を通過する人は多いのかゲートが強化されている、なにも楽しい登山で短命を買う必要も無いと思うのだが不思議です!

 自然研究路を下ると立身岩(第1展望台)です、道から外れ、傾いた階段を上がる、富士山が正面に見える展望台だが、何も見えません!

 自然研究路に戻って、倒れた木の下を通過、御幸ヶ原は直ぐです、筑波山神社から登る人、下山する人、ここも展望は無い。

 御幸ヶ原から女体山のブナ林を通過、急坂はセキレイ石まで、ここからガマ岩を経て、ケーブル・筑波高原キャンプ場・女体山山頂分岐に出る。

 

 
左:女体山山頂・つつじヶ丘分岐 右:イワガラミ(岩絡み)ユキノシタ科

 

女体山山頂、5,6人の登山者、展望は全く無い、岩場は意外と暖かい、里の赤トンボが飛び交い賑やか。岩に絡みつくイワカガミ、がく片は一枚です。

 

 
左:ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科           右:ヤマアジサイ(山紫陽花) ユキノシタ科

 

 山頂でノリウツギを見て、先ほどの分岐に戻る。ここかヤマアジサイが美しい尾根道を筑波高原キャンプ場方向に下る。

 

  
筑波高原キャンプ場

女体山から筑波高原キャンプ場はJR水戸線岩瀬駅から筑波山のつながる、筑波連山縦走路の道、岩瀬から歩いて来た場合の最後の上りです、時期にはカタクリの花が咲き誇る。

雑木林をクネクネと、どんどん下ると、直線の道になる、左側は雑木林、右側はヤマツツジが多く見られ、この辺り木床にカタクリの咲く季節が有り、この時期ここは花を楽しむ人が多い時期ですが、今日は数組の人が登って来るだけです。

道は二つに別れ、左が筑波高原キャンプ場へ、右は荒れた山道ですが、花の季節には右に入る人が多い分岐です。今日は筑波高原キャンプ場へ。

薄暗い樹林帯を抜ける時、筑波山への道標を見て、左は登山道、ここを右に下れば筑波高原キャンプ場の上部です、ここで、適当なベンチを選び、のんびりと食事&居眠りを!小鳥の声がアチコチで鳴き、聞いているだけで十分ですが、時間が経つと近くに寄って餌を探す小さな姿も面白い。

急に、雲が出て、雨が降りそうです、早速身支度を整えスタート。

 

  
左:オカトラノオ(岡虎の尾)サクラソウ科  中央:アブラチャン(油瀝青) クスノキ科    右:ムラサキシキブ (紫式部) クマツズラ科

 

 筑波高原キャンプ場から、林道に出て、女の川を経て、男の川へ、ほぼ平坦です、これから登るだろう人々に出会います。この林道にはムラサキシキブ、アブラチャン、キブシ等が多く生えている、特にアブラチャンの大きな実に驚きます!

HP:わたしの天気予報