【筑波山】  男の川コースから筑波高原キャンプ場へ
女体山(標高:877b)男体山(標高:871b)  自然研究路が整備された!

日程:2015513日 (水) 台風6号(温帯低気圧)「台風一過」

お勧め日2011416日の裏筑波
早すぎ☛2015329日の裏筑波
開花の予感☛201544日の裏筑波
4
月の積雪は5年ぶり☛201549日の裏筑波

 
左:御幸ヶ原から立身岩への自然研究路                   右:ツクバネソウ(衝羽根草) ユリ科

コース

男の川コース駐車場8:20―(0:38)→延命水8:58―(0:09)→薬王院コース合流点9:07―(0:12)→大石重ね9:19―(0:16)→3展望所9:25―(0:13)→2展望所9:38―(0:05)→東屋9:43―(0:02)→迂回路(自然研究路と男体山分岐)9:45―(0:05)→男体山山頂9:50―(0:12)→立身岩(第1展望所)10:02―(0:11)→10:13御幸ヶ原10:22―(0:16)→女体山10:38―(0:28)→屏風岩11:06―(:08)→北斗岩11:14―(0:19)→巨岩の祠11:33―(0:11)→渡渉点11:44―(0:16)→筑波山1.5`地点12:00―(0:00)→12:00筑波高原キャンプ場12:33―(0:10)→女の川12:43―(0:07)→12:50男の川コース駐車場

 
左:男の川コース駐車場                            右:クマシデ(熊四手) カバノキ科

男の川コース駐車場には先客1台、後から来る人のため、ギリギリに停める、左に男の川を見て登る、薄暗い道が続く、

 
左:ツクバネソウ(衝羽根草) ユリ科                           右:最初の渡渉点

四季毎に主役が違う、今日はツクバネソウです、これが花かと思う。筑波山には、ツクバネ(自然研究路から男体山辺りに多い)がある。ツクバネソウの花が実になると、実とガクの姿が羽根つきの羽に似ていることから名づけられたことがよくわかる。

 
左:カンアオイ(寒葵)ウマノスズクサ科                         右:右に沢、そろそろ源流

「カンアオイの仲間は、落葉性のフタバアオイやウスバサイシンなども含め、日本各地にいろいろな種類が分布し、地域による変異もとても多く見られます。成長が非常に遅い植物で、人里近い野山に多いゆえに開発やマニアの乱獲などで激減しています。最近ではさまざまな斑入り個体や花変わりが見出され、新品種の作出も行われています。日本を代表するシェイドプランツで、葉模様にさまざまな個体差があり、日陰の庭に植えて観葉植物としても楽しめます。」と説明、ここ男の川コースは最近特に多くなったような気がする。

 
アオキ(青木) ミズキ科 左:雌花   右:雄花

筑波山周辺の薄暗い林の床にアオキが多い、このアオキは雌雄異株で、赤い実を付けるのは雌株。昨年お実と今年の花が同時に見ることができる。

 
左:ウワバミソウ(蟒蛇草)イラクサ科                         右:男の川源流 延命水(最近、“延命水“の看板が無い)

水の少ない沢の底を歩き、延命水と呼ばれる沢の原頭に着く、もちろん、今も涸れずに流れ出る、何時しか“延命水”の名札が外された!

 
左:ヤマブキソウ(山吹草)ケシ科               右:ユキザサ(雪笹) ユリ科

延命水から急坂を登るが、ニリンソウの群生地、花は終わり、消えつつある、そんなお花畑にユキザサが密かに咲いて可愛い。

 
左:薬王院コース出合                       右:ツリバナ吊花) ニシキギ科

9月になると赤い実が弾けるツリバナが小さい花を釣り下ろしている!

薬王院から登ってくる薬王院コースに出合、ヤマツツジが見頃です。

 
左:マユミ(檀、真弓) ニシキギ科                 右:アブラチャン(油瀝青) クスノキ科

マユミは秋にできる赤い種が、まるで花が咲いたように見えるのだが、今日は目たない!

アブラチャンの花は葉が出る前に咲き、クロモジ、シロダモ、タブノキ、ダンコウバイ、ヤマコウバシ等の仲間、この後大きなミニなる。筑波山にはアブラチャン、クロモジが多く見られます。

 
左:薬王院コースは男の川コースを吸収             右:三差路 ここから自然研究路に入る

薬王院コースは男の川コースを吸収し、まもなく、三差路、御幸ヶ原からの自然研究路の最下部、男体山を見て、左右に別れ、ここは右に入る。

 
左:自然研究路の案内図                           右:大石重ね

男体山を中心に、一回りする自然研究路の案内図がある、右に入ると大石重ね、第321展望所が続く、ただ、男体山直下が崩れ第1展望所(立身岩)には第2展望所から東屋を過ぎた位置に迂回路が出来て、男体山に回れます、この自然研究路の案内図にはこの迂回路が記されていない!


自然研究路  新緑真っ盛り

三差路から大石重ねを過ぎて、石段を登ると東屋がある、東屋を左に見送り、自然研究路は平坦になる、木の階段を登る、この辺の新緑はとても綺麗です。

 
左:第3展望所 ここって展望台?                                    右:ミヤマガマズミ(深山鎌酸実) スイカズラ科

ミヤマガマズミはガマズミより高い場所に生えるというのが名前の由来、その他に葉の先端が細く尖っていること、葉の縁の鋸状のギザギザが鋭いという特徴がある。加波山にも生えている。

3展望所は自然研究路から56b下った所にある、木々が茂って展望は無いが、腰を下ろす岩が有るので、立ち寄る人は少なく、休憩には静かで好ましい場所!

 
左:美林のブナ                                       右:オトコヨウゾメ(男ヨウゾメ) スイカズラ科

オトコヨウゾメ56月に枝先から散房花序を出し、510個ほどの白い花を垂らす、ガマズミの仲間は、花序を上向きに付けるが、オトコヨウゾメは垂れるのが特徴、花冠は5裂、雄しべは5本。

3展望所から第2展望所までは、急登になるが、自然研究路の中心と言っていい、ブナ、イヌブナが登山道現われる、またツクバネ(雌雄異株で雌株は少ない)が現われる。

 
左:コアジサイ(小紫陽花) ユキノシタ科             右:アオダモ(青梻)モクセイ科

展望台、第2展望所と言う、第3展望所は見晴らしが悪く人気は無いが、ここ第2展望所は素晴らしい、自然研究路を歩く人は必ず立ち寄る。ここ生えるコアジサイは来る度に撮影する、そして7月上旬頃咲き出し可愛い花を付ける。

 
2展望所 樹木は何種類?

2展望所から晴れていれば富士山が見えるが、今回の台風6号が残す台風一過は期待外れ、手前の東京スカイツリーも見えないし、赤城山や浅間山のガスに覆われる、ただ、上上空は快晴、筑波山の美しい新緑は台風一過が残してくれた!

 
左:自然研究路の案内版                        右:東屋 自然研究路には東屋が2ヶ所

自然研究路に戻ると自然研究路の案内版が立ち、直ぐ脇の細い登山道に「禁止」マーク?石段を右に上がると東屋が建っている。

 
左:東屋の先の石段                                       右:迂回路  このルートで自然研究路はグルット回れる!

東屋の裏にも男体山への登山道あるが、ここも禁止、さらに階段を登ると、立派な迂回路が新設(崩壊地の迂回路)、ここを登ると先の自然研究路の案内版・東屋からの尾根道に合流する、ブナ・リョウブ・ヤマツツジ・トウゴクミツバツツジ・ツクバネ等筑波山を代表する木々は生え素晴らしい登山道です、岩場も有るがこの迂回路は以前から多くの人が利用してきている。この迂回路ができ、自然研究路をほぼ一周できるようになった、ただ、ガイドブックや案内板は追いつかない!

 
男体山から

見晴らしは女体山に負けるが、植物観察は自然研究路を含めた男体山の方が素晴らしい、女体山は寄っても「自然研究路を含めた男体山」を訪れない人が多いのに驚く、他県からお見えの登山者は必ず寄って下さいネ。

 
左:男体山山頂 男体山本殿                                   右:ホシザキユキノシタ(星咲雪の下) ユキノシタ科

ホシザキユキノシタは筑波山で発見され、筑波山周辺にだけ自生する固有種、まだまだ開花は先である。

 
男体山のヤマツツジ

男体山にはトウゴクミツバツツジとヤマツツジが咲き誇るが、主役はトウゴクミツバツツジからヤマツツジへ移っている。

 
左:崩壊地                              右:トウゴクミツバツツジの残り花

男体山から御幸ヶ原へ下だる、ここ一番の岩場を下ると、自然研究路・御幸ヶ原の分岐広場、右の自然研究路への急な細い道に入る、直ぐに崩壊地が見える、先の迂回路はここの為で、迂回路が欲しかった人は私だけではない!崩壊地を元に戻すのは大変だし実現は難しい?

 
1展望所(立身岩) 自然研究路の展望はここが一番

崩壊地から自然研究路の合流、崩壊地側は禁止ゲート、左に下って立身岩へ、ここが1展望所と呼ばれる、ここまで第32展望所を経て来たが、ここは一番、御幸ヶ原から数分でも訪れる人は少ない。

立身岩から御幸ヶ原間は樹木の種類が多い所、

 
左:美しい樹林                         右:ウリハダカエデ

大木のウリハダカエデ、葉はカエデの特徴で対生し、葉身はやや扇状5角形で、上部が浅く3裂。縁には細かい重鋸歯がある。筑波山に多く、秋には奇麗な紅葉になる。

 
左:アカガシ                                              右:ヤマツツジ

アカガシも大木、葉は互生し、枝の先に集まる。葉身は長楕円形で、鋭尖頭、縁は全縁だがまれに上部が波状になる。両面無毛、表面は深緑色で光沢がある。材が赤みを帯びていることからついた名とか、傷を付けて確かめられない!

 
左:アオハダ(青膚、青肌)モチノキ科                          右:御幸ヶ原から男体山直登ルート

アオハダを観ると分岐、左右どちらも御幸ヶ原へ、左折すると御幸ヶ原から男体山直登ルートがあってここを見送ると、二件の売店を見て丸太の階段を下れば御幸ヶ原。このアオハダの果実は秋に赤く熟し、雌雄異株、出船入船は雌株があって赤い実が沢山付き見事です。

 
左:御幸ヶ原から男体山                              右:ミズナラ(水楢)ブナ科 と クマシデ(熊四手、熊垂)カバノキ科

女体山に向かって左:ミズナラ、右:クマシデと大木が生えている、自然の偶然!二つの葉を撮影したのが下の写真です。

 
左:クマシデ                         右:ミズナラ

この二本の大木を見て、美林のブナに囲まれるカタクリ園は既に閉鎖、高尾山にもクマシデ、ミズナラ、ブナ、イヌブナ等も生えている。

 
左:カタクリ園を作る美林のブナ                   右:ブナの間に美しいヤマザクラ

「世界遺産に選定された白神山地のブナ林が有名ですが、白神のブナと筑波山のブナでは遺伝子タイプが違うそうです、東北地方や日本海側の多雪地帯に生育するブナと、太平洋側の山々に飛び地的に分布するブナでは、葉の形態も違っています。

筑波山のブナは、太平洋側のブナに特徴的な葉の小さい形態をしていて、別名コハブナとも呼ばれます。遺伝子の詳しい解析が進むにつれ、筑波山のブナは紀伊半島の大台ケ原のブナと遺伝的に近いとのこと、今度ここを通過するとき認識して見たいものです。

 
左:ヒイラギソウ 柊草 シソ科             右:ツリバナ吊花) ニシキギ科

シソ科のヒイラギソウは登山道に添え木がしてあるトウゴクミツバツツジの先の右斜面に沢山生えているが、見逃す人が多いようです、葉がヒイラギに似ているのでこのような名前がついたそうです、過ぎるとセキレイ石、ガマ石、大木のクマシデなどが有ります。

続いて筑波高原キャンプ場・ロープウェイ女体山駅・女体山山頂分岐に広場に着く、女体山は標高877bで筑波山の最高峰、標高871bの男体山より、6bの差をつけている、御幸ケ原は800b。晴れていれば360°のパノラマ、今日は晴れ過ぎ?霞ヶ浦がやっと!

 
左:ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科                                      右:大仏岩

潮来から見えた男性(私よりかなり年配)と、つつじヶ丘駐車場へ、彼は時々筑波山にやってくる、裏筑波、特に男の川コースや筑波高原キャンプ場コースに興味を持たれ次回挑戦するそうです。

 
左:ブナとヤマツツジ                       右:ブナ平

通称だが御幸ヶ原から直ぐのブナ林を「ブナ広場」と呼び、北斗岩から出船入船の間を「ブナ平」と言うそうです、どちらも筑波山を飾るブナ林である、さらに男体山山頂付近もブナが美しい。

潮来の男性と別れ、このブナ平から筑波高原キャンプ場へ下だる。

 
左:ブナ平から直ぐ                  右:ユキザサ(雪笹) ユリ科

このブナ平から左に下だる、笹薮は入口だけで良く踏まれた登山道なる、足元のユキザサは単体で現れるが、写真のように群生して、これがこのまま熟しガラス玉のように光沢のある赤の実になるかどうか?なったら見事ですネ。

 
左:トリカブト(ツクバトリカブト?)                  右:古道の石段 周囲はニリンソウの群生地

ツクバトリカブト(筑波鳥兜 キンポウゲ科)は筑波山で最初に発見されたことから名前が付いたそうです、私の知っている限り、大仏岩の近くの屏風岩に生えている、この屏風岩の入口に「進入禁止」の看板がある、屏風岩まで安心して入れるようにして欲しいものです、この進入禁止はロープウェイの保線道ではないだろうか?

さらに下ると古道が現れ、石の階段がある、ニリンソウの群生地が広がるところだが、既に見頃は過ぎてしまっている。

 
左:巨岩の祠                           右:渡渉点   お花畑

美しい樹林帯が続く、道は安定、良く踏まれている、巨岩の祠、毎年この祠は綺麗に清掃され信仰の重みを感じます!この祠を過ぎるとトラバースぎみになって、やや、藪になる、急勾配になって、木々に頼って下ると、ニリンソウの群生地が現れ、アズマイチゲ(東一華 キンポウゲ科)など花期には見事です、今日はただの沢、足元に注意しながら横切って、斜面を登って沢から離れます、薄暗い樹林帯の道、数回上下を繰り返すと4差路、左:女体山、右:仙郷林道(国民宿舎つくばね・筑波高原キャンプ場を結ぶ)、直進:筑波高原キャンプ場で、直進を選択する。

 
筑波高原キャンプ場コース

筑波山 女体山山頂まで1.5`の道標まで下ると、ここは筑波高原キャンプ場の最高部。

 
左:筑波高原キャンプ場はお花畑               右:大きなベンで大の字にゴロリ!

筑波高原キャンプ場でキャンプをしている人々を見たことがないが、「桜川市観光ガイドトップページ」を開くと「筑波山の中腹、標高500bの場所にある自然豊かなキャンプ場です。キャンプ場周辺は原生林の宝庫で140種の野鳥が生息しています。春にはカタクリやニリンソウが咲き、近くを流れる沢ではサワガニやサンショウウオの姿を見ることができます。気候のよいゴールデンウィークや夏休みは、キャンプやバーベキューを楽しむ人で賑わいます。*<営業時間>5月1日〜930日、チェックインは15時までとなります。到着予定時刻を過ぎる場合にはご連絡ください。ご連絡いただけない場合、宿泊できない場合がございます。」とある、しかも広い駐車場があるのだが、何故か利用者は少ない、筑波高原キャンプ場で年末年始のキャンプを楽しんで、筑波山でご来光、だが、営業時期では無い!

人気の無い、筑波高原キャンプ場に大きなベンチ、ゴロリと寝転んで昼寝を楽しむ、日差しが強く、、、、。

 
左:加波山方向                                   右:サワフタギ(沢蓋木) ハイノキ科

筑波高原キャンプ場からサワフタギの脇を下り林道(仙郷林道)、右:国民宿舎つくばね、左:女の川/男の川で、左へ進む。

  
左:フタリシズカ(二人静) センリョウ科                           中央・右:ヤブデマリ

林道は筑波高原キャンプ場の営業に合わせ、凸凹の穴が埋められ、整備されている、名も無い沢、「関東ふれあいの道」の道標、大木のヤブデマリが生え、見頃です。ヤブデマリとは藪に生え、花序が手鞠のように丸いことからの名、葉は対生し、倒卵形あるいは長楕円形で、先は短く尖る、基部は円形。花序のない長枝の先の葉は、楕円状披針形になる、両面に毛がある。縁は鈍鋸歯葉。56月に、葉腋から出る、短枝の先に散房花序をつける。上の写真で、大きな花に見えるのは装飾花で、それに囲まれた小さなつぶつぶが、本当の花、花弁は不規則に5深裂し、12個の裂片が極端に小さいのが特徴ムシカリとヤブデマリは非常に似ていますが、ムシカリの装飾花はほぼ同じ形に5深裂するけれど、ヤブデマリの花冠は不ぞろいに5深裂し、写真のように、一つ小さい花びらがあるので区別。

続いて、女の川、砂利道の林道は深峰歩道登山口への分岐で舗装道路に出て、左折、まもなく男の川コース駐車場に着く。登山者の車が増えている。

車で引き返し、深峰歩道登山口(ユースホテル跡)へ:

 
左:コバノガマズミ(小葉莢蒾)スイカズラ科                          右:コゴメウツギ(小米空木)バラ科

コバノガマズミは大きく上向きで似ているオトコヨウゾメは小さくやや下垂する、ガマズミはまだ咲いていませんでした。コゴメウツギはウツギと付くがバラ科。

 
左:ツクバネウツギ(衝羽根空木)スイカズラ科                     右:オオデマリ (大手毬) スイカズラ科

ツクバネウツギの果実の先端に5枚の萼片が残り、羽根突きの羽根に見えるため、ツクバネ、ツクバネソウとツクバが筑波山とは無関係。

オオデマリの別名はテマリバナ(手鞠花)、オオデマリは日本に分布する落葉樹のヤブデマリの園芸品種です。ヤブデマリはガク咲きでオオデマリは丸い形の花を咲かせます。アジサイと花の形の作りが似ていますが、全く異なる種類です。花は23aぐらいの花が集まって10aぐらいの手毬のような丸い形の花を咲かせます。写真は白色の花ですが、ピンク色の花を咲かせる種類もある。コデマリ(小手毬)という花がありますが、種類は全く別の花木でバラ科、小い手毬のような花なのでそのような名前になっています。

 
左:クリ(栗) ブナ科                                 右:ウリハダカエデ(瓜膚楓)カエデ科

クリです、こんなところに大きな木、秋の栗拾いが楽しみだが、裏筑波の人気スポットで私の口には入らない?

ウリハダカエデの樹皮は暗い青緑色の模様があり、この模様の色が、マクワウリの未熟な実の色に似ていることからウリハダカエデの名がある、ウリハダ=キュウリと思っていたがマクワウリ、マクワウリはメロンが普及するまではよく食べられており、故郷の信州でも子供の頃良く食べたものです、メロンほど甘くはなく、さっぱりした感じで、歯ごたえがシャキシャキしていました、ホームセンターにマクワウリの苗はないみたい?カエデ類:イタヤカエデ、ヒトツバカエデ、イロハモミジ、オオモミジ、チドリギ、トウカエデ、ミネカエデ、ハウチワカエデ、ハナノキ、メグスリノキ、、、など。葉に切れ込みするものが多い、庭のオオミミジの花は地味だが大きな蜂が蜜を求めてやってくる、イロハモミジはなだ花がつかない。筑波山では:ウリハダカエデ、ウリカエデ(浅く3裂か、ほとんど裂けない、カエデの仲間では最も葉が小さい、縁には鈍鋸歯がある)、イタヤカエデ(春の展葉期に、赤味を帯びる特徴がある、イタヤカエデの名の由来になった葉は5あるいは79裂、縁が全縁である)、ヒトツバカエデ(葉は花がつく枝に1対、花のつかない枝に1-4対、対生]。葉身は、分裂せず、卵状円心形で先端は尾状にとがり、基部は深い心形になり、波状の鋸歯がある)がある。

 
ミズキ(水木) ミズキ科

ミズキの仲間のクマノミズキに葉や花がよく似ています、ミズキでは葉は互生で、クマノミズキでは葉は対生することで区別できるとされますが、一般には、クマノミズキの葉は明瞭に対生していますが、ミズキの葉は束生しているように見えます。写真を写したミズキの葉は、互生ですが、枝先に集まってつくために束生しているように見えました。ミズキの花は白ですが、クマノミズキではやや黄色味を帯びます。ミズキの花期は晩春から初夏ですが、クマノミズキはそれよりも1ヶ月ほど遅く、夏に咲きます。

家の近くの高崎自然の森に立ち寄った、

  
ヤマボウシ(山法師)はミズキ科

 
左:カマツカ(鎌柄)バラ科                  右:ゴンズイ(権萃)ミツバウツギ科  

カマツカは材が硬くて折れにくいので、鎌の柄に使われたことからの名前が付いた。別名ウシコロシは、牛が枝の間に角を入れると、抜くことができなくなるくらいに、この枝が強靱であることからだそうです。樹皮は暗灰色で、縦にしわが入る。春の新葉は赤味を帯び、軟らかい。新しい枝の先に花序がつく新葉の展開と一緒に、枝の先に複散房花序を出す。45月に白い小さな花を多数ひらく、高崎自然の森を散歩するこの時期は楽しみに近づく。花弁は円形のお碗状で5枚、雄しべは20個、雌しべは先で3つになる。果実は楕円形で、先に萼片が残り、秋には赤く熟す。

ゴンズイもカマツカも同じ名前の魚が!秋、ゴンズイの紅葉と実が目立つ、この時期になると中の黒い実はほとんど落ちてしまい、赤い袋果だけが残り面白い。

  
左:ノアザミ(野薊)キク科         中央:ニガナ(苦菜) キク科      右:キンラン(金蘭) ラン科

ノアザミは名前も姿もノハラアザミと良く似るが、ノハラアザミの花期は秋で、このノアザミは初夏から夏、葉は羽状に深く裂込み、葉の縁に小さなトゲが多くあり触ると痛い、茎葉にも小さなトゲがあり、基部は茎を抱きます。触らないように!

ニガナは葉や茎を切るとにじみ出る白っぽい乳液を舐めると苦みがあり、食用にできるので「苦菜」、生の葉を噛んでもほとんど苦みは感じませんネ、この仲間は似たものが多く、ニガナ、ジシバリ、オオジシバリなどで、ニガナの花弁(舌状花)は細長く、5枚〜7枚と似た他の種よりも少ないのが特徴です。

キンランは草丈30a〜50aほどで、茎を直立させて茎頂に数個の黄色の、典型的なランの形の花をつけます。葉は茎に、5枚〜8枚を互生、広披針形で基部は茎を抱きます。葉縁に平行する葉脈が目立ち、花が白いギンラン、ここ高崎自然の森には両方とも生えますかが、今日はキンランのみでした。

夏日が続き、花の成長は早い、、、、。

HP:わたしの天気予報