和田公園(浮島 妙岐ノ鼻)・水郷トンボ公園
 夏から秋へ、ヨシ原と多様な湿性植物公園  

日程:2021914日 (火)晴れ

日程:20171010日 水郷トンボ公園 ハマナス自生南限地帯 鹿島灘海浜公園

 

 和田公園(浮島)妙岐ノ鼻)・水郷トンボ公園

 

川の隣に海

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左:コロナで晴れない和田公園       右:水郷トンボ公園

和田公園

 

<和田公園 浮島>

 和田公園はコロン対策で休園、敷地外で地元の釣り人サイクリンで公園に入らない人は静かに利用されている。勿論駐車場は車無し!

妙岐ノ鼻

<妙岐ノ鼻 観察小屋>

 車で霞ケ浦沿岸を南に下る、稲敷大橋手前の妙岐ノ鼻、駐車場と公衆トイレが置かれ、1台の車が停まっている。

 妙岐ノ鼻は浮島地区の稲敷大橋付近に広がる大きな湿地帯で、ここは霞ヶ浦に鼻のようにつきだしていることから妙岐ノ鼻と呼ばれている。この妙岐ノ鼻一帯は、ヨシが生い茂る「茅場」で東京ドーム約10個分もの広大な湿原で、関東では最大級のヨシ原といわれています。

 霞ヶ浦環境科学センターのイベントで植物観察2014/5/24)に参加し、ヨシをかき分け珍しい植物に出合ったが、今日は一人では入る道の無いヨシ原に飛び込む勇気が無い!

 

 

左:ツルボ つるぼ ユリ科   右:唯一の踏み跡

 

 この勇気だが確認するため、駐車場から数十b和田公園の方向に戻って、ガードレールの切れ間から一本の踏み跡か見つかる、これがヨシ原を越え数本の木々に向かっている。

 

ガードレールを下って見ると!

 

 以前ここを訪れた時は、この踏み跡をチョット入ると木道が有り、壊れたこの木道を注意深く進むと、霞ヶ浦に飛び出し、船着き場・釣り場に出たが・・・・今日はガードレールを降りて見ると、ヨシ原に隠れた踏み跡が付けられ、木道に続くようだが、弱い僕の心は入らない事を決めて、駐車場に戻ります。2014/8/24にここを歩いているので勇気のある人はお進みください。

 

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左:観察小屋への道標         右:メドハギ(目処萩)マメ科

 

 戻った駐車場の先に、観察小屋が以前有ったが、その小屋(妙岐ノ鼻鳥類観察小屋)は撤去されている。案内版と遠方に見える観察小屋への道標がある、あそこまで700b、ゲートを越えて散策開始。妙岐ノ鼻を半分ほど歩くことになる。

 

 

稲敷大橋の下の雑草

左:ガマズミ(鎌酸実、莢迷)レンプクソウ科                  右:ノブドウ(野葡萄)ブドウ科

 

 最近車が通過した跡があるが、徒歩の価値はある。稲敷大橋を大型のトラックがビンビン走る観察小屋は小鳥ようだが、ルートを変えて湿原の端を走るようになってはいるが、気の弱い小鳥にとってどうかと思う橋である。

 

草の上にある家

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観察小屋と妙枝ノ鼻位置図

 

 稲敷大橋(カントリーライン )の下を通過すると霞ケ浦へ流れ込む新利根川と霞ケ浦が作る沼にでる、ここに観察小屋がある、この小屋が妙岐ノ鼻鳥類観察小屋になっている。

 このカントリーラインは国道125号のバイパスで柏木(小野川)から和田公園入口を経て、稲敷大橋を渡り、国道51号に合流している。細い道になるが稲敷大橋を渡り、直ぐ左折すると更に短い距離で国道51号に入れます。

 

 観察小屋には観察できる、鳥類の説明版が飾られている。

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 壁に貼られたポスター

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などです。

 妙枝ノ鼻に何度も来たが、オオヨシキリには出合ったが、ミサゴやチュウヒを見た事が無い!

 

 

左:ヤハズソウ(矢筈草)マメ科  右:帰りの迂回路

 

 観察小屋に3台の車が停まっているが、人影は見え無い?

 観察小屋から迂回路へ入る、この迂回路には車は入れない。クズの根が迂回路をはい、歩き難い。ヨシ原に入り湿原の中に入らず再び稲敷大橋の下に出てしまい、湿原の中を歩けない。

 

 

左:稲敷大橋             右:シロバナサクラタデ(白花桜蓼)タデ科

 

 稲敷大橋は霞ケ浦、特に妙枝ノ鼻に接近。

 妙岐ノ鼻は、霞ヶ浦の南に位置し、国道12551号も近い。バードウォッチングの名所で、都心から車も多いが、カントリーラインの稲敷大橋ができる前は多くの鳥類が集結し、有名な場所であったと想像します。

 また、植物観察でもとても優れた場でしたが、、、、入れない湿原と化しているようです。

 

 

左:遠い存在の観察小屋                 右:キンエノコロ 金狗尾 イネ科

 

 駐車場から700b、鳥類に出逢えれば短い散歩道、今日の駐車場に立ち寄る人を見かけるが、700bは遠い路、でも鳥類のシーズンはきっと大勢見える所かも知れない。

 

水郷トンボ公園

水郷トンボ公園

 妙岐ノ鼻から稲敷大橋を渡るカントリーラインを使って国道51号に出るのが一般コースだが、稲敷大橋を渡ってすぐ右折し、霞ケ浦湖岸を国道51号に向かう(ナビには水郷トンボ公園、茨城県潮来市福島の指定でよい)。国道51号に合流すればナビの通り進み、水郷潮来あやめ園の先の潮来ICを経て、外浪逆浦(そとなさかうら)の水郷トンボ公園に着く。

 水郷トンボ公園:「アサザ池、オニバス池など5つの池が、江間とよばれる水路で外浪逆浦とつながっているビオトープ(生物生息空間)。珍しいヨシアキトンボやアキアカネなどのトンボをはじめ、さまざまな昆虫やカエル、メダカ、この地区では絶滅に瀕している水草のアサザなどの水生植物が観察できる。」と案内されている。

 今回の訪問目的は、シロバナサクラタデ、サクラタデ、ミズアオイ、コウホネ、アサザ、オニバス等の観察でした。

 

 

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水郷トンボ公園の入口

 

 水郷トンボ公園の道標は直ぐに見付かるが、この道標の手前の土手(この土手と外浪逆浦の間に水郷トンボ公園がある)を越える必要がある。越えて水郷トンボ公園駐車場(10台ほどのエリア)へは未舗装道路を50b程入った所です。駐車場は狭く大型バスは入れない。

 

 

左:沢を渡る        右:おにばす池

 

 水郷トンボ公園の入口の橋を渡ると、右におにばす池が見え、オニバスの花が見え、池の縁にヒガンバナ(別名は曼珠沙華)も咲いている。

 

 オニバスを池の縁で観賞:

 

オニバス (鬼蓮)スイレン科

 水の中に入っている花

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左:浮水葉         右:花

花は地下茎から生じた長い花柄の先端に1個ずつつく。69月に開花しない閉鎖花を水中に多くつけ、自家受粉して果実となる。
8
9月には水上に直径 45 aの開放花をつける。開放花は日中に開花し、夜に閉じる。閉鎖花と開放花は基本的に同じ構造をしている。

 オニバスは水底の地下茎から葉柄を伸ばし、夏ごろに巨大な葉を水面に広げる。葉の表面には不規則なシワが入っており、葉の両面や葉柄にはトゲが生えている。夏に紫色の花を水上につけるが、開花しない閉鎖花を水中に多くつける。名に「ハス (バス)」とあるが、ハス (ハス科)とは遠縁で、また葉が大型で葉や葉柄に大きなトゲが生えていることから、「オニ」の名が付けられた。オニバスはオニバス池))でも観賞しています。

 

 

左:みずあおい池            右:水源地

 

 続いてみずあおい池、振り返ると源水かわ水が湧き出る。

 

 

左:ヒガンバナ(彼岸花 別名は曼珠沙華)                 右:コウホネ(河骨)スイレン科

 

 ヒガンバナが池の回りに植えられ踏まないように歩きたい、池の橋に入るとコウホネが顔を見せている、不思議な沼の妖精です。

 

紫の花が咲いている

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ミズアオイ(水葵)ミズアオイ科

 

 ミズアオイホテイアオイ(道の駅「童謡のふる里おおとね」)に良く似るが、ホテイアオイは根元が浮き袋のよう膨らみ、水に浮くが、ミズアオイには袋はない。ホテイアオイ(布袋葵)もミズアオイ科でどちらも可愛く綺麗な群生を作ります。

 

 

池に群生するミズアオイとヒガンバナが満開!

 

 池の回りから外浪逆浦側の車道みでみる、幅は車1台分、自然(水生植物、昆虫、カエル等)観察・体験・環境学習・スポーツ・散策ができる広場が見える。その方向に歩き出すとヤブに付けられた枝道にあり、ここに入り込むと広大な外浪逆浦が目の前に広がる。思いがけない景気に見とれる。

 そして足元はヤブと湖岸のぬかるみで不安定だが、期待のタデ科の植物が群生しとても綺麗で秋の気配です。

 

 

シロバナサクラタデ(白花桜蓼)タデ科

 

 シロバナサクラタデは水辺など湿った場所に育ち、イヌタデなどと比べると大きく、時には人の背丈を越えることもある。下に写真のサクラタデは薄い赤の花を咲かせるが、この公園ではサクラタデは極わずかでした。

 

 

サクラタデ(桜蓼)タデ科

 

 タデ科の植物はどれもが花が小さいが中でもサクラタデは大きい方です。イヌタデ、オオイヌタデ、ボントクタデ、ヤナギタデ等が仲間、オンタデも同じタデ科です。

 

 

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)タデ科

 

 ミゾソバにアキノウナギツカミはそっくり、茎に小さな硬いトゲがある。それゆえ、継母がこれで子供の尻をふいていじめるのにいいというのが名前の由来。

 

 元の車道にもっどて、木道が設けられた湿原に入る、この木道は一部壊れ、歩道に降りて、、、草道を歩くことになる・・・・・とても子供達が自由に遊べないが一面に広がる湿原に珍しい植物が生えている・・・・・足でくまなく探し歩く・・・。

 

 

左:ヒメクグ(姫莎草)カヤツリグサ科          右:アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)キク科

 

 ヒメクグは意識して初めて見ると小さくて面白い。ミクリ(実栗)はミクリ科ですが、沼地や水田などに生える水生植物、名前は雌花がクリのイガイガ状の実に見えることからミクリ、二つを比べると面白いですね!

 

 アメリカタカサブロウの名前にアメリカと付くことからも分るが、熱帯アメリカ原産の帰化植物。日本在来種のタカサブロウに比べ、葉が細く鋸状の細かいギザギザがある。高三郎とは由来は不明の人の名前だそうです。

 

 

左:チョウジタデ(丁子蓼)アカバナ科   右:カヤツリグサ(蚊帳吊り草)カヤツリグサ科

 

 ここに来なくても近隣の田んぼにも多い、チョウジタデは田んぼや湿原に多く、こんなに美しい花を見せてくれる。カヤツリグサも農地を休耕にすると、何処からともなく生えて困る、でも湿原に昼と種類が多く・・・・。

 

 

左:ツルボ(つるぼ)ユリ科   右:ブタナ(豚菜)キク科

 

 遠くから見て、こんな所に・・・・・近づくとツルボの群落、隣にブタナの群落。良く野原で見かける代表の花です。

 

 

外浪逆浦の水郷トンボ公園

 

 左のヤブの向こうは外浪逆浦、右のヤブの奥は水郷トンボ公園です。釣り人が多く通るが、北浦・霞ケ浦・水郷潮来アヤメ園・利根川も近いし、鹿島灘・鹿島サッカースタジアムの近く、サイクリングロードとしている人も多いようです。

 

 

左:ツルマメ(蔓豆)マメ科  右:ここを入れば水郷トンボ公園の中央になる

 

川の中にある池

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水郷トンボ公園から流れ出す水路

 

 再び水郷トンボ公園の池に入って、オニバスを・・・・ユックリと観察したい!

 

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自動的に生成された説明 紫の花が咲いている植物

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 オニバス、葉の模様、、、花が水面に飛び出し、、、とても優雅で可愛いものです。

 

 森の中のベンチ

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左:トチカガミ(鼈鏡)トチカガミ科       右:カワセミ巣作り中  見たことは無い

 

 駐車場入口の沢にトチカガミが咲く、花は3枚、白色。トチ(鼈)とはスッポンのことで、葉の形がスッポンの甲羅に、また鏡のような光沢がることから付いた名前だという。花はオモダカに良く似ているが、葉さ全く違う!

 

 「カワセミ巣作り中」の看板・・・・・カワセミが巣を作っていたのでしょうが・・・・。

 

 草が生えている

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左:トチカガミ 花と葉            右:ソバ(蕎麦)タデ科

 

 駐車場に戻ると、タデ科のソバ畑、ソバ(蕎麦)はタデ科で水郷トンボ公園にはソバも植えられている、蕎麦を食べたいが・・・・・。

 

 天気が良ければ銚子の犬吠埼や鹿島灘の海浜運動公園等に回っても好いが、、、海岸で雨・・・・となればツライですね、帰路とする。

 

HP:わたしの天気予報