天狗山 標高1,882b・男標高1,851b

日程 20021116日 晴れ 

コース

馬越(まごい)峠6:00−(1:00)−>7:00天狗山7:15−(140)−>8:50男山9:15−(1:10)−>10:25天狗山10:35−(1:10)−>11:45馬越峠

電車のバスの場合<2014/1/29現在>
JR小海線信濃川上駅から川上村営バス梓山行き
始発7:10が小海線小淵沢発6:187:00信濃川上
次発8:35小海線小諸発6:498:29信濃川上、小淵沢発7:508:31信濃川上
と連絡している、天狗山入口は大深山中バス停で信濃川上駅から約10
また、徒歩でも信濃川上駅から男山まで3時間、男山から信濃川上駅は1時間半、
大深山中バス停から馬越峠まで2時間です、バスを使って周遊する場合バスで大深山中バス停まで入り、帰り男山から信濃川上駅に徒歩で戻った方はバス時刻を気にせずゆっくり歩けますね!
*JR常磐線牛久駅20:06JR日暮里駅経由神田駅21:1522:16JR高尾駅22:260:38JR小諸駅(5時間半ほどホーム待合室か駅構内で仮眠、年末年始奥秩父登山時利用しました、ただし真冬は冷える!)6:187:00JR信濃川上駅7:107:19大深山(おおみやま)中央バス停

 

つくば市から天狗山・男山に行くには何処を通過するか、JR小海線信濃川上駅から村営バスで金峰山・甲武信ヶ岳も登山基地梓山バス停方面の途中、大深山中央バス停から入る天狗山入口から馬越峠が目的地、時間は夜明け前。

一番早いのは中央高速を使う、これでは面白くない、十文字峠の北に三国峠がある、自宅のつくば市を23:00に出て、秩父を1:30、国道140号に入り、雁坂トンネルへ向かい以前は宮平(秩父湖への分岐交差点)から直ぐに中津川方面に左折し橋を渡っていたが、現在はループ橋を通過しトンネルをさらに二つ過ぎ、大峰トンネルの手前の「中津川の標識」を右折2:40する、道は大きくカーブを描きながら下って中津川へ、紅葉は見頃の中津峡を見ながら八丁トンネル方向と三国峠分岐の出合3:00(トンネルがある、両神山登山口の上落合登山口はこのトンネルを抜け八丁峠・坂本の手前にある)からトンネルを見送り、直進し、三国峠に入る、急に道幅が狭くなるが舗装されている。

しばらくは中津川沿いに進み、中津川村キャンプ場や「こまどり荘」などがある、中津川オートキャンプ場までは車も多い、中津川オートキャンプ場辺りから未舗装林道になる、案内によると121日から430日まで閉鎖されるという、高度を上げるに従い紅葉は終わりになる、中津川の流れもそのグンと規模を減らし、「地図にはダートな悪路」と記されので心配していたが、順調に十文字峠に向かっている、一般道路閉鎖の林道を左に見送る辺りから、確かに悪路になってはくるが荒れ放題では無く、良く保守され、普通車でもまったく問題なく走れます。

三国峠後3`の標識を見ると、勾配は落、三国峠に着く、手元の地図には新三国峠と表示。埼玉・長野県境、標高1,828b(両神山の剣ヶ峰は1,723)とかなりの高所、長野県側に十文字峠登山口がある、この登山口から三国尾根をへて十文字峠・甲武信ヶ岳に通じている。三国峠から完全舗装に変わって、川上村に下る、十文字峠・三国峠の分岐で林道は終わり千曲川沿いにでる。

10`程走ると「南相木村方面の標識」が出てくる(馬越峠の標識は無い)、ここを右折:川上佐久線、数キロで天狗山登山口の建つ峠に、馬越峠の文字は無い。

登山口駐車場は数台分、相木村側に空き地があり、迷惑にならないように停める。まだ4:30で暗い、仮眠、5:30に起き準備、6:00足元が明るくなってスタート。

馬越峠 登山口からいきなり急登、岩登りになる、10分ほどで尾根道になってほっとする、尾根道に立つと右方向に御座山が雄大に見え、振り向くと馬越峠の向こうには御陵山(標高1882b)、そして奥秩父の主峰へと続く。

小さく上下し、こんどはシャクナゲの岩に登る、迂回する道もあるが登る時はできるだけ高い方のコースを選択する、岩に立つと奥秩父の向こうから太陽が昇る、峰に日が差し、の姿が雲海に浮かぶ、自然の美しさを味わう。右側に一峰、浅間山かと思う(天狗山山頂に着いてからで蓼科山と判明)、この山も北岳のように朝日に輝く。

八ヶ岳連峰はまだ見えない。目前に天狗山がドーンと天空に峰を突き上げている、急斜面は10分弱で登る、途中、金峰山の五丈岩、何処から見ても解る、瑞牆山のゴツゴツも見える、その手前は小川山だ。

天狗山山頂(標高1882b)に着く、目の前に八ヶ岳連峰が雪化粧で現われる、日に輝き素晴らしい、左から編笠山(標高2524b)、西岳(標高2398b)、権現岳(標高2715b)、一段と高い赤岳(標高2899b)、横岳(標高2829b)、硫黄岳(標高2760b)、天狗岳(標高2646b)、そして北側の明峰:蓼科山(標高2530b)が揃っている。

大きく目線を右に取る、信州の明峰:浅間山(標高2568b)が雄大である。御座山(標高2112b)、諏訪山、天丸山と続き、両神山は三国峠(三国山)の影になって見えない。

八ヶ岳から左には、南アルプスの甲斐駒ケ岳(標高2967b)、仙丈岳(標高3003b)、そして北岳(標高3192b)は高い、手前に鳳凰三山と集団を作っている。

瑞牆山(標高2230b)、金峰山(標高2595b)の手前は小川山(標高2418b)、そして奥秩父の山々が、甲武信ガ岳(標高2475b)を筆頭に続く。

 歩き出すには、先ず足元に戻ろう! 天狗山は岩がゴロゴロ、360度のパノラマ、眼下には男山と天狗山に挟まれたゴルフ場が見え、八ヶ岳は方向に男山が見え、まだまだ先は長くやせ尾根が続きそう、男山に続く尾根が一望、手前に幾つかの峰が見える、これらを越えて行くことになる、地図上では男山まで約2時間。

荒れた急斜面を下る、下りきると、シャクナゲの林、道は安定し歩きやすい、大深山(おおみやま)遺跡からの分岐に着く、今度はブナ林をゆるやかに登る、このコース一番のどかなところだ、ピークに着きまた下る、これから岩場の連続になって忠実に山道を確め進む、瑞牆山の右脇に注目して進むと、やがて富士山が雄大に見えてきます、今日は富士山方向はどんより雲、綺麗な三角の形で確認できた程度でした。大きな岩に突き当たる、そこからはシャクナゲの林に頭を突っ込み進む、大きな岩の上に登る、ここからは松・シャクナゲと大岩の組み合わせ山道です。

変化の多いルートでどんどん先に進めます、男山の手前に大きな峰が2個見える、最初の峰は右の巻き道、コケの生えた暗い林、シャクナゲが頭上に見えてきて、また尾根道に戻る、次の峰には巻き道が無い、これが男山手前の最後の峰になる、また下り、鞍部に下山道がある、御所平への道のようだ、ここからは急坂を登ってすぐに男山の看板が見える。

男山山頂(標高:1851b)、天狗山の展望より次の点が優れている、富士山が雄大、八ヶ岳連峰の裾野に広がる町が一望できる、日本最高峰の富士山、第二位の北岳、そして八ヶ岳の赤岳に蓼科山と浅間山、一峰から見える贅沢な展望である、天狗山から2時間かけてきた価値は充分。飯盛山(標高1658b)、信州峠からの横尾山(標高1818b)も見えているだろが、多すぎてまったく特定はできません。

馬越峠から誰にも会っていない、もちろんこの山頂も独り占め、雲が出て先ほどまで見えていた富士山は姿を消す、北岳、赤岳、浅間山も同様に雲の中、ただ蓼科山だけが大きく輝いている。

下山開始、鋭い峰の奇妙は形に見える天狗山に引き返すことにする、御所平へ下る道を見送り、登り時には気が着かなかった「さららくぼ」広瀬駅(小海線)への標識があったが足元を見回して探したが、それらしき下山道は見つからなかった、最近歩いた人はいないようだった? コケの生えた暗い林で男女二人に会う、なんだか無口な二人でした。

大きな「<−男山 天狗山−>」の標識、大深山遺跡分岐を過ぎ、いよいよ天狗山再登山だ、天狗山を下から見ればこんな岩場を良く下り、また帰りに登るものだなと思う、綱を頼って登り、次は補助するものが無いので岩をよじ登る、落ちたら大変だ、頭上で声がし、間もなく5,6人の男女が下ってくる、10:45、早朝に比べ展望は望めない、天狗山には意外と簡単に着く、親子(母と男の子)が登ってくる、元気な小学6年生くらい、なかなか威勢が良く、親子で何回か登っているようだ、これからだと男山に向かっても富士山は見えないし、八ヶ岳も雲が覆い薄くなってきた、北岳も同じく見え難くなって、お母さんも男山に向かうことをあきらめたようだ。ここで展望を楽しむなら早朝に登ることは必須条件であり、馬越峠に夜明け前に着いたのは大正解。

天狗山から、このコース最大の傾斜を下る、ここを過ぎ尾根を上下し馬越峠への最後の下り、11:40到着。

帰路も同じ三国峠を越える、車の数は少ない、峠から一台の車が下ってくる、峠では一台の車が秩父へ下る、昨夜は暗くて見えなかったがところどころ沢があって水場がある、出合まで出合った車は5,6台、出合から国道140号間は紅葉狩り見頃とあって、ドライブの車が多い、中津渓谷はモミジが多く美しい、何故か紅葉狩りの人が少ない感じだ、穴場かも、途中、5,6人のご婦人らが道路を雁坂へ向かって歩いていた、いったい何処から何処まで歩いくのだろうか、乗せてあげたいが人数が多すぎる、国道140号、道の駅「大滝温泉遊湯館」は車で混んでいる、この辺の紅葉も見頃、秩父市内は渋滞、熊谷まではところどころ渋滞だが、国道299号や皆野寄居バイパスがあって通過する毎に空いてきた、国道254号が交差する地点で混むが関越自動車もあってか、通過後はスイスイ、熊谷では国道17号、バイパス17号があって、バイパスに乗り途中国道125号で行田へ、ここまで来ればスイスイの快適ドライブ。

(追記)踏み後を見ても、天狗山・男山はマイカーで訪れ、馬越峠から往復の登山者が多いようです、幾つも登山道を見送ったがいずれも落ち葉で隠され最近歩いた様子が無い、また注意したいのは、シャクナゲ鑑賞の為か登山道以外にも道があって迷いこまないようにリボンを見つけルートを確実に歩いてください。私も一箇所、峰の岩場に出て行き止まり、大きく引き返しました、こんな時無理して岩場を下らないこと、必ず赤いリボンが付いています。男山から御所平に下る時間が約1時間半とみても、男山から天狗山も同じ時間なら、展望やシャクナゲ群落を見ながら馬越峠から往復が無難です。初夏、5月上旬から下旬頃、アズマシャクナが咲く、男山・天狗山にシャクナの林があった、御座山にもシャクナゲの群落がある、トウゴクミツバツツジの木も多い、カラマツは八ヶ岳周辺に多いがここもいたるところにあって林道がカラマツの葉でジュウタンになっている、5月中旬は新緑が綺麗だろう。  次回は御座山も含めシャクナゲの見頃に登って見たいですね!

  

 

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