/岸入り・敬老の日・休日・秋分の日 秋の気配前の草花 
自宅から高崎自然の森散策 見頃は秋の気配、雑草の美しさ!

 

日程:2015919日(土)快晴

2014/9/9の高崎自然の森
2015/3/25
の高崎自然の森

 
左:ヤマハギ(山萩) マメ科                      右:ゴンズイ(権萃) ミツバウツギ科

ヤマハギは良く刈り取られるような場所に生育している、ここ高崎自然の森の縁で、農業優先のアスファルト道、毎年、秋分の日前後に見頃になる、庭や公園にはマルバハギ、ミヤギノハギがよく植えられ、マルバハギは葉が丸い、ミヤギノハギは細長い3枚の葉と、枝が枝垂れるのこと、でも筑波実験植物園のヤマハギも枝が良くたれている

ゴンズイは、魚のゴンズイ(ゴンズイは、体長10cm20cmに達するナマズ目の海水魚です。)のように役に立たないことか?クサギ

 くさぎ(臭木 クマツヅラ科)に似た花ですが、クサギの葉などへ、傷つけるとかなり強烈な臭いがし、ゴンズイの様に垂れず上向きに咲く。筑波山の御幸ヶ原から自然研究路・薬王院コース入口に大きな木のクサギがある。

 
イヌガラシ(犬芥子) アブラナ科

スカシタゴボウは果実がイヌガラシ(透し田牛蒡 アブラナ科)と異なり、膨らんでいる。イヌガラシはアブラナ科の強害雑草として嫌われ、名前もカラシナに似ているが、役に立たないと言う意味でイヌガラシと名付けられた花であるが、若い葉は食べられる。一方カラシナも畑を飛び出し田んぼの縁に生えてよく目立つ。散歩道でよく見られるのはイヌガラシとスカシタゴボウで、両方とも雑草性が強く、水田の畦、田の周り等、いたる所に生育し、群生すると休耕田等をしばしば黄色に染めてしまう。

 
左:ハキダメギク(掃溜菊) キク科                         右:アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎) キク科 

ハキダメギクは空き地や道端、畑の中や草原などいたるところに生える雑草。繁殖力が強い、畑などでは始末が悪いが抜きやすい。

アメリカタカサブロウはタカサブロウとの大きな違いは、枝の出る茎の部分が太い、またタカサブロウより葉が細く、葉の縁の鋸歯が多い、だが固体によっては違いが顕著でないものもあるので、区別しにくい。

 
ホソアオゲイトウ (細青鶏頭) ヒユ科

 ホソアオゲイトウは花穂が紅紫色になる場合もあり、これがムラサキアオゲイトウと呼ばれている。写真は茎が緑色だが茎も赤味を帯びる場合もある。写真のものは普通のホソアオゲイトウであるが、茎が赤い。

 
左:カナムグラ(鉄葎)クワ科                      右:アキカラマツ(秋唐松) キンポウゲ科

カナムグラは雌雄異株、写真は雄株です、散歩中に雌株を探したが見つかりません、クワ科にはクワ、コウゾ、ホップ。なお、ホップをビール作りには、受精していない雌花を使うのだそうです、雄花は種を残すときだけ必要で、後は邪魔者扱いチャウそうです。

アキカラマツはカラマツソウ(落葉松草、唐松草)に似ている、カラマツソウは北海道から本州の山地〜高山帯の草地に自生する高山植物。アキカラマツは山野の草地、道ばたに生える。マツカゼソウ(松風草)に葉は33出複葉で互生。アキカラマツの葉は2〜4回3出複葉で小葉は円形ないし楕円形で、先が浅く35に裂け、葉の裏面は白味を帯びる。

 
左:シロザ(白藜)ヒユ科                                   右:コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)カヤツリグサ科

シロザはアカザ科なのにシロザが元の種類というのも不思議ですが、さらに、シロザのほうが道端などで多く見かけ、アカザは探しても見つからない。コアカザはシロザを全体的に小ぶりにしたような感じ。

コゴメカヤツリグサはカヤツリグサより小さいと言うがそうでもない、全体にカヤツリグサによく似ているが、小穂の鱗片の先が丸みを帯びることが異なる、また、カヤツリグサでは小穂が軸に対して大きな角度でつき、全体がブラシ状の外見を持つのに対して、この種ではその角度が小さくて、軸に沿うようになるため、ブラシのような形にはならない。カヤツリグサはコゴメガヤツリに押され、散歩道の畦に見かけなくなったような気がします。

 
左:ガマズミ(鎌酸実、莢迷) スイカズラ科                     右:ゴンズイ(権萃) ミツバウツギ科

ガマズミの虫こぶ、ガマズミミケフシはタマバエの一種、写真の様に普通の実の23倍の大きさの球形になる、色は淡緑色から淡紅色を帯び、表面には白色の短毛が密生する。

 
左:コブシ (辛夷)モクレン科                       右:ヤナギタデ(柳蓼) タデ科

コブシの集合果は無毛で、熟すに従い、種子が膨らむと、不規則なコブ状になる、910月に熟した種子の心皮が裂開し、中から赤色の種子が出てくる。この種子は、白い糸でつり下がる、多くは落ちて、足元に散らばる。

ヤナギタデの葉が柳に似ている、「蓼」食う虫も好きずきの蓼が本種で葉に辛みがある。葉を噛んでみた辛くて、、、、この味は忘れない。

 
左:ウド(独活) ウコギ科       
 
右:森ウォーキングロード:小茎地区と六斗地区にまたがるこの森

つくば市では,森林ボランティアとともに今では使われることがなくなったこの里山道と森を同時に整備して,ウッドチップ敷きのすてきな散策コースを完成させ、ご家族やお仲間とご一緒に往復約2.5`の「高崎自然の森」〜「こもれび六斗の森」散策コース。ご覧の通り草が茂り、散歩する人は少ない!

 
シラカシ(白樫・白橿)ブナ科

シラカシの別名がクロガシ、材がアカガシ(材が赤みを帯びている)に比べ、淡い白色のため、あるいは葉の裏が、白っぽいための名。別名のクロガシは、樹皮の色が黒っぽいからとか。樹皮は灰黒色、皮目が縦に並び、細かい縦縞がある。堅果は秋に熟し、総苞は半球形で、横輪があるというが、高くて判らないが、葉は枝が垂れ見ることができる。高崎自然の森近くにはコナラ、クヌギ、スタジイ、クリなどが生えブナ科を見るが、筑波山のようなブナはない!

 
ガマ がま(蒲) ガマ科

ガマの花は上部が雄花で、下部が雌花に分かれている、花が終わると下の雌花穂が残ることになる。なお、ヒメガマは上の雄花穂と下の雌花穂の間が離れていて軸が見えるのが特徴で、ガマはこの間は離れていない。コガマはガマと同じだが花穂も小ぶりで葉も細い。

 
左:ハナイバナ(葉内花) ムラサキ科                                右:こもれび六斗の森側の入口

キュウリグサがハナイバナに似ている、小さな空色の花びらと,中心のうすい黄色の取り合わせがとてもかわいらしいキュウリグサ、葉をもむとキュウリのにおいがすることから「キュウリグサ」の名がついている。一方ハナイバナは花の形はキュウリグサそっくりだけど,よく見ると中心が黄色くない。また、キュウリグサの葉はくきの下のほうに,花はくきの上のほうにつくが,ハナイバナは葉と葉のあいだに花がつくので「葉内花」。同じ仲間でワスレナグサが知られている。

 
左:高崎自然の森内に入ると 右:ヒカゲイノコヅチ(日陰猪の子槌) ヒユ科

ヒカゲイノコヅチはヒナタイノコヅチに対し、日陰に育つという意味、姿も細く日陰のイメージで、イノコズチと言うと、このヒカゲイノコヅチを指す。

 
左:ヒナタイノコヅチ(日向猪の子槌) ヒユ科                           右:ノハラアザミ(野原薊) キク科

ヒカゲイノコヅチは日陰に、ヒナタイノコヅチは日向に生える、散歩をして探しての、日陰にヒナタイノコヅチは見つからず、日向にヒカゲイノコヅチは無い!

ノアザミが初夏から夏、ノハラアザミは秋の花、花の下部(総包)に粘りがあるのがノアザミ、粘りがないのがノハラアザミ。

 
エノキ(榎) ニレ科

似た名前のムクノキやケヤキと良く比較されるエノキ、樹皮は厚く灰色、または灰黒色で、小さな皮目が多く、ざらざらした感じになる、横方向に皺がより、ゾウの膚のようにも見えると説明されている、葉は互生し、左右不同、縁の上部に鋸歯がある、葉の基部から出る3脈が目立つ、これがエノキの葉を特徴付ける。一匹の大きな蝶が飛来していた。

 
カマツカ(鎌柄) バラ科

カマツカの果実は先に萼片が残り、秋には赤く熟す、果柄には、褐色のイボ状の皮目が多いのが特徴。赤くなる木と黄色になる木があるので紅葉が楽しみだが、高崎自然の森ではモミジが綺麗だが、カマツカはイマイチ!

 
ダンコウバイ(檀香梅)クスノキ科

ダンコウバイは葉は互生し、柄があって葉身は幅広い楕円形で先端が浅く三裂する、基部が幅広く丸い、大きく広がっている、葉質はやや厚く、表面はつやのない緑、外見的には葉の形などシロモジにやや似る筑波山の山麓にこのクロモジは多いが、ダンコウバイ?春、芽吹く前に黄色い小さな花を枝に無数に付け、雌雄異株で、3-4月の花が展開する前に小さな黄色い花を散形花序につける。写真は雌株で今年の果実と来春の花芽が同時に見えますね、紅葉はまだまだ。

 
ズミ(酸実、桷)バラ科

ズミの果実が成熟するのは秋分の日頃、今年は長い連休ですが高崎自然の森は人の気配なし、果実は小球形で赤く熟す。

 
イボタノキ(水蝋の木)モクセイ科

イボタノキの果実は秋に黒紫色に熟す。谷沿いの明るい森林や林縁に生育、ネズミモチと同じ属で、葉は対生し、葉が落葉であるので、随分とネズミモチとは異なる。

 
:キツネノマゴ [狐の孫]キツネノマゴ科           右:センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科

キツネノマゴの由来は、花穂の形を孫狐のしっぽに見立てたものといわれるが、花が孫狐の顔に似ているとか面白い、茎先に穂状花序を出し、淡い紅紫色の唇形をした花をつける、花の真ん中には白い星形の模様が入ってとても可愛い、高崎自然の森のやや薄暗いところに咲き、花期は810月というがもっと早めに咲き出す。

センニンソウとボタンヅルが似ている、ポイントは葉の形にあって、センニンソウは基本的に全縁(深く切れ込むことがある)。センニンソウは13出複葉か羽状複葉で小葉は普通全縁、ボタンヅルのように鋸歯縁になることはない。ボタンズルは13出複葉で小葉には鋸歯がある。この二つ葉を見れば違いが判る、花は似ているけど葉・茎なども良く見たいですね!

 
サワヒヨドリ(澤鵯) キク科

サワヒヨドリは山野の日当たりのよい湿地に生える、茎の上部には縮毛が密生する、葉は無柄で対生、ときに輪生し、披針形、ときに3深裂する、頭花は淡紫色まれに白色で、密な散房状につく、花期は810月。 

 
ヤマハギ [山萩]マメ科

ハギ、キキョウ、クズ、ナデシコ、ススキ、オミナエシ、フジバカマが秋の七草で、もちろんヤマハギはハギの代表!

 
キクイモ(菊芋) キク科

   菊芋(キクイモ)はキク科ヒマワリ属の多年草で、食用とされるのはその肥大した根の部分、北アメリカが原産とされ、日本には江戸時代末期に家畜の飼料用として導入され、「豚いも」とも呼ばれていた、私の田舎でも畑に栽培、野生化して、黄色花がよく目立つ。

 
左:クズ マメ科                                    右:マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)ヒルガオ科

クズは山地、野原、道端、、、、空き地なで良く生え、地下茎と種で繁殖、種の繁殖は少ないようです。

マルバルコウソウは一日花で、午後にはしぼんでしまう、撮影した時刻は12:25でした。植物観察は10時頃まで?

 
クマヤナギ(熊柳) クロウメモドキ科

クマヤナギはつる性の木の仲間でウメモドキに似ているが、モチノキ科で種類も異なる。写真のクマヤナギですが、つるは丈夫で簡単に切れません、昔はかんじきや馬のムチなどに用いられたとのことです。葉が柳に似?つるが強く熊にたとえたそうです。同じ仲間にクロウメモドキ、ケンポナシ、ナツメ等。ツルウメモドキ(蔓梅擬き ニシキギ科)でウメモドキに似たつる性の樹木、葉が落ちた木が、花が咲いたように実が美しい。クマヤナギの果実は翌年の8月頃に熟し、初めは緑色で、のちに赤くなり、最後に熟すと黒色になる、熟すころに、新しい花が咲くので、花と実を同時に見ることができるそうです、花は78月に、枝先や葉腋から円錐花序を出し、緑白色の小さな花を多数つける。

  
左:アキノノゲシ(秋の野芥子)キク科              中央&右:ヌスビトハギ(盗人萩)マメ科

アキノノゲシには葉に切れ込みがあるが、切れ込みのない細い葉を持つものは、ホソバアキノノゲシだが、同じ所、同じ株にも両方の性質があるのでは?

ヌスビトハギは、マメ科で葉がハギと違う、実の形が盗人の 「忍び足」 の形に似ている事でヌスビトハギの名になった、実の茶色の部分は毛が密生しており、マジックテープよろしく衣服に貼り付くので、何時の間にか貼り付くのでヌスビトハギになったとも言われる。

 

 

 

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