【筑波山】秋を感じに!秋の花を見つけに! 常総市の鬼怒川はん濫、遠望でき大きさにビックリ
白雲橋コースを登って、女体山、自然研究路、男体山を周遊し、御幸ヶ原コースを下山

ツルニンジン、キンミズヒキ、ツクバネ、キバナアキギリ、カメバヒキオコシ、アオハダ、サワフタギ

日程:2015912日 (土)曇り時々晴れ   ソウシチョウ(相思鳥)に出会えます


筑波山から常総市
霞ヶ浦は東、西は関東平野・富士山方向、その手前に堤防決壊による被害が甚大、約18`

コース

筑波山梅林:展望四阿駐車場900―(0:12)→第3駐車場9:12―(0:07)→筑波山神社9:19―(0:04)→登り口鳥居9:23―(0:10)→女体山山頂2.4`・つつじヶ丘1.79`地点9:33―(0:05)→白蛇弁天9:38―(0:57)→10:35弁慶茶屋跡10:40―(0:20)→国割岩11:00―(0:27)→屏風岩・大仏岩11:27―(0:05)→11:35女体山山頂11:50―(0:10)→御幸ヶ原12:00―(0:10)→12:10自然研究路大石重ね東屋12:15―(0:08)―>展望台12:23―(0:02)→東屋12:25―(0:20)→男体山12:45―(0:21)→13:06立身岩13:25―(0:12)→御幸ケ原13:37―(0:19)→男女川休憩所13:55―(0:55)→筑波山神社14:50―(0:10)→第3駐車場15:10―(0:10)→15:20筑波山梅林:展望四阿駐車場

910日から11日に掛け、低気圧に変わった台風18号が関東から東北にかけて記録的な大雨をもたらし、各地に大きな爪痕を残した。中でも鬼怒川、渋井川などの堤防決壊が大きな被害をもたらした。中でもつくば市に隣接の常総市は、鬼怒川堤防決壊から常総市役所辺りまで約18`が流れ出した水に覆われた。

つくば市の自宅から筑波山迄車で約50分、途中、桜川(桜川市から霞ヶ浦に流れる、筑波山へ来られる人は立派な橋を渡る)を横切る、水はひき、通常の姿を取り戻し始めていた、筑波山梅林:展望四阿駐車場(3台)が満席、ここから、林道を20b先に進むところに数台の駐車エリア、ここも、私が止めると満杯。

 
筑波山梅林と市営第3駐車場間、水が溢れ出ていた!

筑波山梅林:展望四阿駐車場から、ほぼ水平に市営第3駐車場(普通車140台:500円 大型102,000円)へ、約10分、普段は枯れ沢だが、筑波山山頂側から流れ出す、栃木から茨城に降った雨、このように山々から流れ出す水はすぐには元に戻らない。市営第3駐車場から山頂が見えるが、今日は雲に覆われている、土曜日だと言うのにガラガラ、常総市の鬼怒川堤防決壊、今朝起きた都心の震度5の地震、天気がやや曇りの為か!

市営第3駐車場から、神社方面近道・大御堂近道の道標を見て、一度、ホテル・売店の車道に出る、普段は少ない沢も水が引いたとはいえ、流れは強い。間もなく車道に終点、筑波山の登山案内図を見る。

 
左:表参道                         右:白雲橋コース

奥の江戸屋を見て、表参道に入る、鳥居の下を通過し、女体山を見上げ神橋から、筑波山神社は下山に寄ることにし、右のお土産店の道に移り、神社の右側を進むと、白雲橋を渡る、民家のある坂を登って、90度左折、ここに女体山まで26`、つつじヶ丘まで20`の標識、入口に鳥居を潜り、登山道入る、薄暗い登山道を登ると、つつじヶ丘へ向かう迎場コース(御幸ヶ原コースを登って、下山は女体山から、おたつ石コースで、つつじヶ丘を経て神社に戻る場合、とても良いコースです)が別れる。ここから本格的な登山道となる。

 
左:薄暗いスギ・モミ林                          右:白蛇弁天

早い人は下ってくる、朝、東京湾の地震を感じ都心から車で、常総市の被害を気にしながら、都心から筑波山きっぷを使って、北茨城から常盤高速を使ってと地元以外の登山者が多い、そして鬼怒川はん濫を皆さん心配する。都心から利根川・小貝川、北茨城から久慈川・那珂川の水位の上昇を見てきた人は驚きを隠せない。

 
左:小さな赤い実                         右:白雲橋コースは続く

白蛇弁天から、さらに薄暗い中を急登する、展望も無く辛いところです、茶店が昔あった平坦な空き地を過ぎ、再び登り続ける。まもなく、平らな休憩場所、先行の男性(奥さん足の怪我で今回はケーブルで山頂へ)「鬼怒川堤防決壊に加え、朝は、大きな地震があり。。」と、利根川の凄さを見て嘆く!彼の登山靴は冬山用で重そう、今日は訓練とのこと。展望の無い休憩所、ベンチが無く、薄暗い、石や切り株に腰を下ろす、下の岩場で休んでいた、二人の女性は「お先に!」と言いながら通過、この先、樹木も美しい道が続く。

   
大雨の傷跡

平坦な道は短く、岩場に登りになる、つつじヶ丘へ向かう人が、弁慶茶屋跡から間違えて下ってくる所、普段は細い流れの沢で、春先は小さなお花畑を見せる所ですが、台風18号の影響で足場が悪い。奇麗な靴を履いた山ガールは防水の靴という、汚さない様に歩くが、私は古いスニーカーでぬかる道には全く問題はない(^^♪。季節的に濡れても直ぐに乾く靴は、このようなぬかるみを歩たり、渡渉点を抜ける時に便利です、とは言え、二人のお嬢さんには判らない!

薄暗いジメジメした急坂を登り来ると、弁慶茶屋跡で、つつじヶ丘からの登山道(おたつ石コース)が合流、私達だけで静かだったか、アッと言う間にベンチは満席、二人のお嬢さんを残し先に進む。

 
左:台風12号に爪痕                      右:弁慶七戻り

弁慶茶屋跡の直ぐ先に、2011(平成23)年の台風12(今回は18号)により大杉が倒れた現場、この先が弁慶七戻りで、奇妙な岩が女体山まで続く面白く人気のコースになっている。

 
左:高天原                           右:母の胎内くぐり

ここまで、白蛇弁天弁慶七戻りと通過、目の前に高天原、先の彼女らと違う二人の女性が高天原の入口で迷っているので、「筑波山が初めてなら、ここは登らないと、、、」と助言、立派な天照大神を祀る稲村神社があり、晴れていれば富士山が望める、この二人B、冒険好きと見え登って感動、実はここ筑波山の生い立ちが見る岩の大きな割れ目が多くあるところで知られえいる。気になっていた、弁慶茶屋跡に残った二人Aも高天原を登ったそうです。

 続いて母の胎内くぐり陰陽石と続く。

 
左:キハギ(木萩)マメ科                                               右:アオハダ(青膚) モチノキ科 赤い実は葉が落ち冬で落ない

国割り石に登り着く、大きな岩の上にキハギが咲き誇る、このキハギは筑波山では岩(立身岩などに)は多いところに生えている、そして出船入船、彼女らに「奇妙は岩ばかりでなく、、、これはアオハダ、、見上げると赤い実が多く付いている、、」、筑波山の裏斜面に何本か見ます、出船入船に見とれアオハダには気づかない人は一般的!

    
左:ツルニンジン(蔓人参) キキョウ科                 右: サワフタギ(沢蓋木) ハイノキ科

二組の美人ハイカー達は喜んでくれた、ツルニンジンとサワフタギ。この辺りに裏面大黒、北斗岩が続く。

 
左:大仏岩                                    右:オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) キク科

素通りしてしまう屏風岩、(B)らは先に登ってしまったので、二人のお嬢さんを案内、ロープウェイを頭上にみて、赤の車体が通過、感動ものです、奥に安座常神社(あざとこじんじゃ)が祀られる。

続いて大仏岩、「この下の通過する時は、必ずシャッターを押す、、、」と説明、この後、子供が喜ぶ岩場、彼女らも私も子供になって登る。

オクモミジハグマを初めて観た彼女、不思議そう「よく見ると綺麗です。。。」と言う、、少しでも花に興味を持って、山ガールを超えて欲しいものです、最後の鎖場を超えると女体山山頂。

山頂の岩場に立つと、二人の女性(A)達、共に山ガールのはずが、全く岩場に登れない1人と、平気で立ち見する1人。晴れの予報ですが、曇り、半袖では寒い、東側に霞ヶ浦、西側には鬼怒川堤防決壊から流れ出した常総市が湖の様に見える、約40平方`に及んだ浸水範囲という。これでも昨日は光って見え、今日がだいぶ小さくなったと言う。

ガマ石、セキレイ石を経て御幸ヶ原。

 
左:ガンクビソウ(雁首草) キク科                        右:御幸ヶ原から加波山方向

御幸ヶ原は大勢の人で賑わう、自然研究路へは男体山を見上げて右に入る。

 
左:ツクバトリカブト(筑波鳥兜) キンポウゲ科 右:ヤマホトトギス(山杜鵑草) ユリ科

自然研究路の最下部の東屋でお昼、御幸ヶ原の混雑は全く無く静か!男体山の右側が崩壊、迂回路ある、だんだん登山者が入って来ている、見晴らし台を過ぎ、再び東屋、地元の人の話題は常総市の被害でした、電話・交通機関もまだまだ回復していない!

自然研究路の「崩壊地の迂回路」を登ると、男体山山頂。

  
男体山山頂から

再開の二人(B)に再開、この後、筑波山神社まで、休憩所で会うことになる。

 
左:ツクバネ(衝羽根) ビャクダン科          右:ヤマボウシ(山法師) ミズキ科  

 男体山山頂付近には、多くの植物があり、この時期はツクバネが面白い、再開の女性も知らず、ここを通過した別に二組も知らず、実物を見て「可愛い!」の彼女らは笑顔を連発、花なので男性には期待しないが、若い二人連れのお嬢さん方には期待【筑波山に再び来られる時、友人にツクバネなどの植物を教えてほしいものです。】の


立身岩から

二人を案内し、立身岩へ、「こんな素晴らしい展望、、、なぜ分岐に立身岩への道標が無いの?」と、感動、確かに男体山と御幸ヶ原の間で自然研究路に下り小さな広場に、立身岩に案内が欲しい所です。この分岐で立身岩の存在を教えたグループもやってくる。筑波山で女体山に次ぐ素晴らしい展望台である。

 
左:ジャコウソウ(麝香草) シソ科                         右:男女川源流

立身岩から御幸ヶ原の別れ口で(B)の二人は「追いつかれるよね!」と言いながら筑波山神社に向かって下って行く、気になる(A)の二人の女性を探して、ケーブル山麓駅方向に向かうと、男体山から「天候の悪くなったので、立身岩へはパスした。。。」と言う、二人に再開、男体山山頂は一足違いで会えず、立身岩を案内出来なかった、「御幸ケ原から数分で立身岩と教えたが、、、、」と教えて別れた、「筑波山神社に下るという。。」が再開しなかった(10月の花も紅麗です、遊びに来てください)。

御幸ヶ原コースの下山口の笹薮にジャコウソウが、咲き誇る、先行のした、お嬢さんらは気づかずに下ってしまったか?

下山口が急降下、直ぐにピチの短い歩き難い、丸太の階段が続く、カメバヒキオコシ(亀葉引起し シソ科)?はこの階段沿い大きな群落を作っている。丸太の階段が終わって、しばらく、荒れた急登、そして左に崩れた大きな岩が現われる、モミジの美しいところ、広い登山道なって、樹林の背が高く、本コースで見上げて樹林を楽しみたい所です、小さなベンチがあって、90度左折、今度は大木の杉が沢山現れ、大きな岩を抜けると、男女川源流に降り立つ。普段はちょろちょろ、見たこともない大きな流れでした。


キバナアキギリ(黄花秋桐) シソ科

男女川源流から大木の杉林を下って、小さな鞍部へ、下りでは御幸ヶ原コース唯一の小さな登り、ここの杉は弁慶茶屋跡と弁慶七戻り間の杉と大差がない太さです。

ここを登りきると、ケーブルトンネルを越え、本コース一番の難所、慎重に下りたい、ここから筑波山神社まで下り一方となる。

ケーブルと一番接近する広場、ここは昔ケーブルの駅が有ったそうで、上下の車両が行き交う人気のポイント、さらに下り、ようやく先行の二人に追いつく、「男女川源流で、飲み放題だった、、、、」と言う、「え!  今日は雨水が流れ込み、、、飲んではダメ!」、「私は慣れているので下痢を起こさないが、都心の人は危ない。。。」と説明、、、、御幸ヶ原に紫峰杉(男女川源流)は公開されたりして、男女川源流休憩所の水は汚染されているから中止したい、冷たいので汗を流すには問題なく、私も利用している。

小鳥の説明版、二人はソウシチョウを見たと教えてくれる、筑波山に外来鳥であるソウシチョウが多く生息している、ソウシチョウは特定外来生物にも指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100にも入っているそうです、元々は中国原産の鳥で、姿形や鳴き声が美しいことからペットとして飼われ、逃げ出した個体や放鳥された個体が筑波山に住み着いたようです、今日も国割り石付近で、ソウシチョウを探しているおばさんたちに出会いました。尚、つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをするため、相思鳥の名がついたと言われている。

ここで休憩、彼女らは、「また、追いつかれるよね!」と言いなが先に下ってゆく。

ようやく、筑波山を4分の1に区切った標高の植物説明版、ここまで下ると、登山口まで約4分の1を残すことになる、やがて平坦になって、宮脇駅を右に見て、筑波山神社へ下だる。

追いつく、神社の階段は急、登山に慣れないヒトは足にくる、今、神橋14:50、筑波山神社入口15:10発に乗るそうで、立身岩から見えた赤い大きな鳥居の手前まで同行、このバス停には観光案内所、公衆トイレもある。手前の市営第3駐車場入口で別れ、駐車場を横切って、筑波山梅林へ、、、。

*SDカードを入れ忘れ内蔵メモリー(約30MB)のみ

*今日は何故か、筑波山には二人組のお嬢さんらが、多く登山道は華やかでした、反面、彼女らにもっともっと魅力の案内が欲しい、もちろん、植物・動物・小鳥等の説明版は大変人気があるが、自然研究路の迂回路、立身岩など道案内を工夫して欲しい。

HP:わたしの天気予報