高峰温泉から水ノ塔山、シャクナゲの尾根、篭ノ登山、池ノ平 下山は高峰温泉まで林道を楽しむ 水ノ塔山(標高2,202b)・篭ノ登山(東篭ノ登山 標高2,227b)池ノ平 |
日程 2021年6月8(火) 晴れ
日程 2001年8月25日(土) 晴れ
コース
自宅2:40=(国道354号)⇒古河⇒行田4:40=(国道17号)⇒高崎5:40=(国道18号)⇒南軽井沢(軽井沢駅入口)6:21=(国道18号)⇒浅間サンライン入口6:40=(浅間サンライン)⇒車坂峠入口6:55=(チェリーパークライン)⇒車坂峠・高峰高原(高峰山登山口)7:30=(未舗装の林道 綺麗な林道)⇒7:32高峰温泉 無料駐車場7:33―(0:14)→うぐいす展望台7:47―(0:03)→大きく下る7:50―(0:10)→大きな第ケルン8:00―(0:14)→8:14岩場登り8:50―(0:00)→8:50水ノ塔山山頂8:51―(0:06)→赤ゾレ8:57―(0:38)→篭ノ登山鞍部9:35―(0:18)→9:53篭ノ登山山頂9:55―(0:37)→10:32池ノ平 兎平10:43―(0:54)→11:37高峰温泉11:40→車坂峠・高峰高原(高峰山登山口)11:42⇒実家へ
徒歩:13,797歩
目の前に妙義山が、青空に突き出て異様な姿を見せてくれる、横川を過ぎると、碓氷峠に入る、ここは碓氷バイパス(めがね橋を見るには中山道)に入る、上越自動車道なら軽井沢に入らず、佐久を経て、小諸ICまで行ってしまう。
大きな荷物を載せたトラックの後に間隔を取り登り切ると入山峠です、これから長野県、下りでスリップしバスが事故を起こした記録の場所です、今の季節は緑の美しい峠です。
南軽井沢で右が軽井沢駅、左が下仁田町・碓氷軽井沢IC。
国道18号は中軽井沢と塩沢湖の間を通過し、追分(標高:980b)で間もなく浅間サンライン入口、右折し、小諸をバイパスする、右に浅間山、左に美ヶ原など大展望。浅間山、黒斑山、湯ノ丸と今日登る山々に入る重要な道路です。高原野菜の広い畑と浅間山の撮影をしたいものです。
チェリーパークラインのレンゲツツジ
この浅間サンラインを走ると短いトンネル、その先に高峰高原に入る道標があり、ここからチェリーパークラインに入る、菱野からの道路に出合、本格的な山岳道路です、レンゲツツイが咲いてスピードが落ちる。浅間山登山口もある、浅間山荘への道です。
高峰温泉
高峰温泉のシャクナゲ園の前が駐車場で無料、ほぼ満車だが軽だから間に停める、ここから池ノ平湿原の兎平まで未舗装の林道が続く、兎平から歩く林道、未舗装だが良く手入れがされ軽車でも十分走れます。
左:水ノ塔山登山口 右:登山道に入る
兎平に向かう林道の右横に水ノ塔山登山口、とても良く踏まれた道です。
左:イワカガミ(岩鏡)イワウメ科 右:ムシカリ(虫狩
レンプクソウ科 別名:オオカメノキ(大亀の木)
美しいカラマツ、足元にイワカガミが可愛い、ムシカリが迎えてくれる。
左:黒斑山 右:笹の散歩道
浅間山は手前の黒斑山(標高:2404b)に隠され晴れなのに残念。だが黒斑山は浅間山が良く見え、人気が高い。
ピークを下る
立て看板が倒れている、文字が薄れているが大きな字で「うぐいす展望台」とある、ここよりチョット下った方が展望は素晴らしい、何となく壊れた看板が立ち直れない事が解る(笑)。
小さなピークで、木の間から水ノ塔山「みずのとやま」から東篭ノ登山「ひがしのとやま」が見える、狭い道を下る。シャクナゲはアズマシャクナゲ「花期が6月上旬から中旬」とハクサンシャクナゲ「7月上旬〜中旬頃」が有るがここのシャクナゲはまだ蕾でハクサンシャクナゲのようです。アズマシャクナゲとハクサンシャクナゲの大きな違いは葉の基部で、ハクサンシャクナゲは基部が浅い心形なのに対して、アズマシャクナゲは葉柄に沿って流れていると言うが同時に咲く時期が離れており違いなど気にせず、綺麗な花に違いは無い。
左:東篭ノ登山への稜線が綺麗 右:コケモモ(苔桃)ツツジ科
この狭い道は数十bでここは広い展望台で「うぐいす展望台」以上の大展望広場です、水ノ塔山から歩く尾根道の峰々が東篭ノ登山に続き、池ノ平に下っている、歩き
に苦労するようです。
これから水ノ塔山山頂の岩場にコケモモが沢山生え、花期は8月〜7月で葉の間から可愛い花を付けている。
大きなケルン
いよいよ岩登り、大きなケルンが積み上げられている、石はゴロゴロ、展望もよくなり、足元には時々小さな花が現れる。
左:上から転げ落ちた大きな岩 右:ここを登るの ここはまだまだ序の口
大きなケルン、一度林に入るがここから山頂までケルンを作る様な丘は無い。次のピークに何時転げ落ちるか不明の大岩が青空に向かって立っている、そこを目指す。
左:キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)スミレ科 右:よじ登った先の向かった大石
隠れた岩の間にキバナノコマノツメが手の先に現れる、茎が伸びしなやかに感じ、タカネスミレは同じ様な砂礫地に多く葉は厚手、質は堅く、光沢はある。
岩場をクネクネと登山道を見極め登ると、下で見えた尖がった大岩に着く、黒斑山やこれから向かう東篭ノ登山が美しい、だが浅間山の姿は無い。
左:コケモモ 右:ミツバオウレン(三葉黄蓮)
キンポウゲ科
近くの岩に休み場を探す、コケモモの住かは狭い、沢山の花を付けている。一方岩場ぼ片隅にミツバオウレンが草の中に可憐に咲き、こちらは狭い岩の間に腰をこわごわ下ろす、大きな展望と涼しい風が露岩の険しさを和らげる。
左:シャクナゲ 右:ムシカリ
更に露岩の傾斜、シャクナゲの花を初めてここで、その近くにムシカリ(オオカメノキ)が咲く、こわごわ岩に横たわって撮影。
シャクナゲの回りにコメツガ(マツ科)だが葉に長短があり、先端はやや丸型で米粒にたとえコメツガと呼ばれた。球果は長さ3aくらい。カラマツは高峰高原にも多くこれもマツ科ですが新緑・紅葉の美しさは人気、今日も沢山見ることができ綺麗でした!
シャクナゲは水ノ塔山と東篭ノ登山の稜線で楽しめるが、東篭ノ登山から池ノ平、林道歩きで高峰温泉まで一輪も無いから、ここから触れるシャクナゲの観賞をしたい所です。
左:水ノ塔山山頂まで続く岩場 右:水ノ塔山山頂 東篭ノ登山への道標
これから水ノ塔山山頂まで一歩の段差が長い露岩の急登、両手を使いバランスを取り、今日のコースのキツイ登りに挑戦する。うぐいす展望台辺りで下山中の女性に出合ったがここを下った訳で彼女の冒険心に感動。74歳の高齢者にはとても応える岩場です。
ここの露岩で黒斑山方向を見る余裕があったら、黒斑山の左の奥にチョット浅間山の姿が見える、露岩に気を取られ余裕が無かった年のせいかな(笑)。
最後の岩をよじ登ると水ノ塔山山頂(標高:2202b)でピークだが東篭ノ登山への道標が通過点を示す。特に360度の展望は期待できなく浅間山も見え無い。
水ノ塔山山頂
左:山頂のシャクナゲの群生 右:山頂から振向く展望
東篭ノ登山への道標の後ろが咲きだしたばかりのシャクナゲの群生で圧倒させられる。ここで振り向くと高峰・車坂の道標で登り着いた位置になる、休憩もせず次の工程に入る。
左:この道! 右:パット開ける東篭ノ登山は美しい
東篭ノ登山への道標の矢印に従って、登って来た道の裏に進む、山頂は登り下りのピークで通過点、登った道と違い展望の無い古木の下を通過、山頂を巻くように進むとパット展望が開け稜線が上下して東篭ノ登山へ続いている。
登りの岩場で見えた赤ゾレの崩壊地が左下に見えて来る、この先東篭ノ登山の鞍部辺りまで続く、でも登山道はこの崩壊地を避けて進むので落ちる心配は無いが、厳しい尾根道で慎重に進める必要はある。
左:赤ゾレ 右:シャクナゲが咲き誇る
赤ゾレの上部を横切る、一度木々に囲まれるが次の赤ドレが左に続く、登山道は良く踏まれ時々シャクナゲの群落が現われ、展望の良い稜線漫歩が続く!
シャクナゲと古木
小さなピーク、振り返ると黒斑山が高く見え、浅間山が同じ方向に見えるかなと、まだ見えない。
左:再び赤ゾレ 右:東篭ノ登山/水ノ塔山の道標
岩が大きく積み上げた上、石碑?と思うが道標です、休憩に良さそうだが赤ゾレを通過したばかりでその気分は無く先に進む。
下山時に池ノ平から高峰温泉まで歩く林道でこの赤ゾレを見上げる事になる・・・・・。
稜線の花
ムシカリの本数はこの稜線では少ないが真っ白な花が純粋で可憐。まだまだ蕾の多いシャクナゲが登山道の横に次々と現れ、危険な登山道を飾ってくれる。
大きな岩を通過
大きな岩の横を通過、美ヶ原方面が遠望、明日は王ガ頭・王ガ鼻を歩く予定だが、天気予報では快晴だが尾根を歩きをしている人には霞み空で残念です、明日はもっと天気が良いらしいが?
この辺り登山道は灌木に包まれ、シャクナゲの群落が続く。
東篭ノ登山が見え、登りがキツク見え、まだまだ遠く感じます。
左:東篭ノ登山の鞍部 右:ミヤマカタバミ(小深山傍食)カタバミ科
急に下り坂の上に出る、水ノ塔山から小さな上下でしたが、ここは大きく下る。
鞍部から急登
鞍部に下るのは楽だが、東篭ノ登山の登りになる、シャクナゲの群落の坂が続く、木々の根に頼り切ると大木が生え、頂上が見えて来ると、二人の男性が水ノ塔山を目指し下って来る、聞くと「山頂は直ぐ先・・・・・」と教えてくれる、、、。
左:浅間山が黒斑山を越え頭が見える 右:東篭ノ登山の山頂(標高:2227b)
東篭ノ登山の山頂が見えて来る、山頂に向かう直進道と右方の展望台に寄る道、この展望台に立ち寄ると黒斑山の向こうに浅間山の頭が覗く、岩場の山頂を目指すと西篭ノ登山が直ぐ先に見える。
東篭ノ登山山頂、南側に池ノ平・三方ガ峰、西側に西篭ノ登山・湯ノ丸山・烏帽子岳、振り返ると水ノ塔山が見え黒斑山の向こうに浅間山の頭が見える。
左:お元気な女性陣は西篭ノ登山を目指し進んで行く 右:池ノ平を目指し下る
山頂で出合った山ガールは西篭ノ登山を目指し進んで行く、追って行きたいが、往復約1時間・・・西篭ノ登山からはここでは見え無い展望もあるが、彼女らの写真撮影のみで今回は止め。
左:水ノ塔山への尾根道と赤ゾレ 右:また岩場歩き、今度は下りだ
東篭ノ登山山頂の広い岩場、離れる登山道も露岩、両側に登山道を示すロープが両側につき迷う事はないが、一歩一歩下る次の足場を見付けるのに苦労する、東篭ノ登山が目的の女性ら3人が登ってくる、こちらも必死で「がんばってネ」と声を掛ける、何処から登ったと聞かれ「高峰温泉からと・・・」答えると「池ノ上から登って来たがこの急な岩場はツライ・・・」と言いながらお元気に登って行く、後山頂まで10分は掛からない!
左:平らに! 右:池ノ平 兎平
山頂から20分程でカラマツの多い中、最後の緩い登り道、湯ノ丸高峰林道が見えて、池ノ平 兎平に到着、池ノ平の入口の案内図が有るベンチで軽食休み、数人の池ノ平観光客で平日の為か年配者のみです。
左:池ノ平駐車場 東屋 右:篭ノ登山を見上げる
池ノ平で2020/6/5に立ち寄ってコマクサの群生地を訪問したので、高峰温泉まで約1時間の湯ノ丸高峰林道を歩きだす、この林道は高峰温泉からも、水ノ塔山・東篭ノ登山の稜線からも良く見える。この林道はほとんど下り、軽い登りは高峰温泉の手前の数分だけ、鼻歌交じりの楽な散歩道です。
池ノ平は車坂峠〜地蔵峠を結ぶ湯ノ丸高峰林道のほぼ中間に位置し、車で入れます。ただし、この林道は夜間通行止めになる、地蔵峠から池ノ平間は舗装、池ノ平から高峰温泉間は未舗装です。2001年8月25日に同じコースを歩いた時は「池ノ平から高峰高原スキー場バス停駐車場」まで臨時バス利用、現在は運行していない。バスでは味わえない旅が待っている・・・・。
左:林道の下は谷だかカラマツの林が美しい 右:シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)バラ科
林道をのんびりと散策、一台の車が停まっている、谷を覗く彼らはウドやワラビを採っているが、腕にウドは数本、ワラビは数本・・・・・おじさんのお話だと不調らしい!それ以上のメリットは彼女らは数本どころか得たに違いない。
白色のイチゴ、シロバナヘビイチゴが群落、山地の林道や草原の明るい場所に生える多年草。ヘビの名がつくが食べることができる。実が赤く美味しそうだが私の食べたことは無い。とても鮮やかで可愛い。
赤ゾレ
赤ゾレを見上げる位置、あの上を歩いたのかと感動、林道から見る赤ゾレは大きな規模、赤ゾレの上はシャクナゲの尾根でしたがここからは全く見ることは出来ない。
左:赤ゾレの堤防 右:ミツバツツジ 季節外れ?
この林道を保護する堤防、峰に向かって複数段と作られている、お陰で一般車の全面通行止めは予定を変更しているようです。未舗装の林道だが軽車でも問題なく走れます。従って今の時期は車だと地蔵峠と車坂峠間のドライブが可能です、お出かけ前にご確認ください。
水ノ塔山への尾根道 中央は赤ゾレ、右のピークが水ノ塔山山頂
疲れ・同じ林道歩きで飽きてくる、振向くと篭ノ登山から池ノ平下る尾根、池ノ平(標高:2061b)の山々が見え、兎平方向も見える、左上に登った水ノ塔山への岩場の尾根道が見える、林道はチョット登りだが足に来るほどでは無いが展望を楽しみ、高峰温泉に着く、11時半を過ぎだが今朝の混みは無く駐車場はガラガラ。
車に乗ると眠くなるが、未舗装の林道で高峰高原 車坂峠へと戻り、つつじ園は看板を見るだけでチェリーパークラインのレンゲツツジを見ながら下ります。ナビが「次は左に曲がる」を聞き流し浅間サンラインに入れず、上越自動車道を越え、国道18号に入り、後は自宅「道の駅中条」へ向かう、途中のコンビニで休憩、着いた「道の駅中条」から北アルプスの眺めは素晴らしく人気が高い。
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