燧ヶ池(ひうちがいけ)の筑波山とススキ
筑波山(標高877b) ススキに飾られる筑波山口の燧ケ池

 

日程:20221019日(水)晴れ

 

日程:2022316 (水)晴れ 春霞で展望は期待以下、梅林は見頃
日程:2022年4月18(月)曇り夕方から雨旧 女体山から旧酒寄駅バス停

日程:2022年7月20(水)晴れつつじヶ丘から女体山山頂経由で御幸ヶ原コースを下る

 

湖と山の風景

自動的に生成された説明 山の町

自動的に生成された説明

左:燧ケ池  逆さ筑波 (逆さ双耳峰の筑波)         右:双耳の美しい筑波山 標高が高いが女体山は控えめ

 

 朝はまだ空に雲が多く、でも天候予報は午後から晴れの予報。つくばセンターを11:25の北部シャトルに乗りこむ、平日で数人、花畑バス停で1人になり、つくばウェルネスパークバス停で高齢のおばあちゃんが乗って来る、何処まで乗って行かれるか?運転手さんは行き先が心配で「筑波山口行きです・・・」と数回声をかける、彼女は無言で手持ちのキップを確認している。

 車窓からは曇が消え雄大な筑波山から宝篋山の山並み、低いのに宝篋山が筑波山より高く見える、筑波山に近くなると双耳峰の雄大な姿になる。このバスは田中東バス停(筑波山にはここを直進)から筑波交流センターに立ち寄る、この辺りから眺める筑波山は美しい。

 国道125号を走る、まもなく、筑波山が良く見える筑波交流センターバス停で、彼女はここで降りて行かれる、何処に行くかと思えば帰りの時刻表をじっと見て、ノートを取り出し記入、またとぼとぼと交流センター入口の方向に進む。私は74と高齢だが彼女はもっと先輩、私以上に旅慣れ!

 

 

左:筑波山口時刻表       右:筑波山口から燧ケ池まで900b

 筑波山口のバスセンターに12:20着、「とても良い天気ですね・・・・」と言いながら1人で降りる、目の前の自転車置き場(貸し出し用)を右に見て、センターの時刻表を確認、13時を除き1時間に2本、帰りは14,15時台に乗る予定かな!

 筑波山口周辺は民家と電線が多く奇麗に見えているが写真の写りは良くない。職員さんのトイレ、駐車場を過ぎると一般車向けの駐車場と公衆トイレが置かれ、約900bで燧ケ池の道標のりんりんロードに入る、土浦に向かうが反対側は真壁経由で岩瀬に向かっている。

 

 

左:空き家     右:りんりんロードの記念碑

 

 りんりんロードの記念碑から道はりんりんロードと左右に車道が三本で続く、筑波山を眺めるには左、のんびり歩くなら右、中央はりんりんロードでニコニコ笑顔の自転車を乗りこなす人々が通過して行く、ここ時刻は単独で走る人(朝早いと土浦・岩瀬間を走る)は少なく、ご夫婦・友人関係が多い、彼等には時々会うのでお花見の時はりんりんロードを歩きたい。

 

 

左:燧ケ池入口を目指す        右:大きな岩群からりんりんロードを超え筑波山

 

 青空が大きく広がる、燧ケ池入口を目指す。散策の人はチラホラ、健康第一の方が多い!りんりんロードは桜並木が続く。

 

 

ブドウ畑

 

 りんりんロードを進むと広大なブドウ畑、ぶどう狩りは、8月上旬に始まり、近くの石岡のぶどうは甘く、粒も大きい。友達や家族みんなで,ぶどう狩りに出かけたいが、このブドウ畑はぶどう狩り用では無いようです。

 つくばワイナリーは誕生し、最近人気が上がっている、水はけのよい肥沃な土地、何より寒気を含んだつくばおろしと海からのミネラル豊かな風が出会うこのロケーションが、風味豊かな葡萄を育てます。このブドウを使って丹精込めて仕上げたワインは、筑波の大地が生み出した、まさに天の恵み。神々の山から舞い降りた天使のように、軽やかな風から生まれたワイン、りんりんロードを散歩してワインの味を思う、残念ながら一粒も残っていない!

つくばワイナリー:〒300-4231 茨城県つくば市北条字古城1162-8 TEL029-893-5115 営業時間:13:0017:00 土日祝 10:0017:00
 ここ筑波山口から徒歩約1時間、自転車なら近い。尚、この写真のブドウ畑はつくばワイナリーと無関係かも知れないが、とても広大です!

 

 

左:燧ケ池入口 450b    右:燧ケ池入口からの筑波山

 

 広大なブドウ畑でワインの味を思いだし、次の4差路に燧ケ池入口の道標が立っている、北条まで3.3`。尚、つくばワイナリー「つくば市北条字古城」も同じで徒歩約1時間。北条から帰りに乗る予定の北部シャトルバスが通過する筑波交流センターバス停まで徒歩5分の近さでおばあちゃんが降りた所です。

 

 

左:燧ケ池入口 450bの道         右:古木のエノキ(榎)

 

 なんと、450bの道、田んぼに囲まれ、前方に筑波山から宝篋山に伸びる山々が続く、秋、ちょっと涼し風があって真夏に比べ、暑くはないが歩いだすと汗ばんでくる。

 燧ケ池は筑波山ガイドブック、とくにつくば道にも書かれない筑波山の隠れた場所で今日は釣り人4人と私だけ、釣り人と写真愛好家に人気が高い農業用ため池。ただ、筑波山麓フットパスの「筑波山口〜筑波山神社」に説明されている、バス停「筑波山口」からりんりんロードを歩き、燧ケ池入口から燧ケ池からつくば味工房・飯名神社・月水石神社・清水・旧筑波山郵便局を経て筑波山神社のコースです。

 燧ケ池入口 450bの道を歩き続けると、樹齢300年ともいわれる古木のエノキ(榎)が立っている上の写真です。春には桜、夏に蓮、秋には彼岸花を添え、万葉にも詠まれた筑波山の秀峰を季節感豊かに演出する、筑波山麓フットパスにも「エノキ」が記入され「江戸時代の古絵図にもある溜池。土手にエノキの大樹がある」と説明されている。

 この古木のエノキ(榎)は眺める場所では土手が高く燧ケ池はまだ見えない、筑波山の山頂は望めるが。まもなく三差路に着く、コスモスが咲き、ここが駐車場(数台分)で燧ケ池と筑波山が大きな景色を見せてくれる。筑波山の水が集められケーブルカー宮城駅辺りから月水石神社の前を通り、飯名神社の裏を流れる男女川(みなのがわ)が音を立てて流れている。

 まず、古木のエノキ(榎)方向に入る、ここは荒れて狭くひっつき虫(アメリカセンダングサ アレチヌスビトハギが多い)が多く、これを気にしては入れない。

 都会からここに移り住んだと言う中年のブラックバス狙いの釣り人に出会う、彼の話ですと「亀の影響で水面に浮かぶ水草が無くなって来た・・・」そうです。「池を一周したい・・・」なと告げると、「以前は通行止めだったが今は一周できるよ・・・」と教えてくれる。彼以外に釣り人が5人、魚の釣り上げは残念ながらみれませんでした、また、筑波山の双耳峰に“同時”に陽が辺り、“双耳の後ろに雲が広がる”姿が見えず、燧ケ池に出向いた大きな目標も途絶えてしまった。

 

 

左:燧ケ池と長い山麓            右:見事な筑波山  逆さ筑波(逆さ双耳峰の筑波)

 

 秋の雲、流れが遅いのか、男体山・女体山の双耳が同時に日光を浴びない、だが池の波は静かで筑波山が見事、逆さ富士は水面に富士山が上下反転した形で映り込むその山影だが、ここも負けない姿です!

 

ススキと燧ケ池 湖面は青い空を写します

 

 

波の無い水面の双耳峰の筑波山が移る   富士山は双耳峰ではないネ

 

池の周りはひっつき虫が多く、釣り人以外は入らない!

 

 

燧ケ池は周りを数歩、不思議なほど大きな水面

 

 春には桜、夏に蓮、秋には彼岸花・ススキを添え、万葉にも詠まれた筑波山の脇役の燧ケ池だが、最近急に悪役の亀が多発して、水面の貴重な蓮等が食べられてしまうそうです、中年のブラックバス狙いの釣り人もなげいている、確かにここ筑波山山麓も昔の面影が消えつつあり、つくば道にも空き家が増えている

 

 

燧ケ池の風景
左:藪に囲まれた静かな燧ケ池             右:筑波山梅林 東屋:
筑波山梅林 ⇦ 2022/3/16 梅見頃

 

 池から目を中腹に向けると、筑波山梅林の東屋が遠望、筑波山梅林や筑波山神社は皆さんの何度の行かれているが、ここからは見えるが、筑波山梅林からこの燧ケ池を認識したことは無い、この池の脇に男女川が流れている、次回、梅林の東屋から燧ケ池が見えるか確認したいものです。

 

 

左:燧ケ池から風返峠や筑波山京成ホテルを望む      右:コスモから男体山

 

 筑波山のロープウェイ駅はつつじヶ丘にある、女体山の右側、池を一周後コスモス畑に行き筑波山を見上げるがここでは男体山が見え、女体山は見えず、双耳峰の筑波山とコスモスは同時に写せない!

 

 

左:ミゾソバ(溝蕎麦)タデ科      右:古木のエノキ(榎)ニレ科

 

 燧ケ池を一周して、双耳峰の筑波山の両耳に同時に陽が当たらないので残念だが引返す事に!

 ミゾソバが小さい群生で咲いている、葉は互生し、形が牛の額にも見えることからウシノヒタイ(牛の額)と呼ばれる、ここと同じような沼沢地、湖岸や用水路脇など、水が豊かな所に群生。この上の土手に半分枯れた大木のエノキが立ち続ける。

エノキは家から対面する林に生え、毎年10月終わり頃に通学道路にこぼれ車がこれを引き、子供達も踏みつけ、毎朝私も踏みつける!検索すると落ちる実実は核果で、10月頃に赤褐色に熟す。昔はおやつに良く食べたものです、ちょっと甘く美味い物でしたが、ガムやキャラメルがお店て売られ、今は小鳥の好物?のようですが、今、試しに食べてみると味は感じない。見た目は2本だが1本は枯れ、燧ケ池の銘木から消えそうですネ。

 

 

左:燧ケ池の土手と筑波山      右:田んぼに生える二世は背が高い

 

左:大きな岩に腰を下ろす         右:女体山とケーブルカーの駅

 

 りんりんロードに戻り、大きな岩の上で筑波山の展望、燧ケ池の縁から約500b離れている、双耳の峰に陽が当たって来た!

 この大石に腰を下ろし、しばらく双耳峰の筑波山周辺を眺める、同時におにぎりを頂く!

 

 

左:赤い鳥居 筑波山神社入口の大鳥居       右:筑波山 左:男体山右:女体山

 

 

左:男体山山頂          右:双耳峰に陽が差し込む

 

 

双耳峰の撮影はこれが限界か!

 

筑波山と山麓 双耳の間が御幸ヶ原

 

 再びりんりんロードに戻り、のんびりと筑波山口へ。

 

 

筑波山口の民家の手前のりんりんロードから

 

 筑波駅の記念碑に到着、ここは筑波山口です!

 

 つくばりんりんロード

 土浦駅から廃線跡を通り、水戸線の岩瀬駅まで40`ほどのサイクリングロードで、ここ筑波駅(筑波山口)が中間点で、ここから土浦駅・霞ケ浦の往復・ここから真壁・岩瀬駅の往復に出かける人が多いサイクリングロードです。
 サイクリングロードは車道と交差する箇所が多いが自転車側が優先になっている所が多いですが、交通量のある横断歩道も多く注意したいものです。
 サイクリングロードには桜並木が続き、サクラのシーズンはとても奇麗です、特に休憩所の周辺に桜が多く、近くのおばあちゃんらもお花見を楽しみにしておりますので、お年寄りを大切にしたいものです。
 トイレ、コンビニ等は極少ないので、家族連れなどでここを訪れる場合は、飲み物、軽食(おにぎり パン等)は個人毎に自転車の篭に載せてください、特に水は貴重です。
 筑波山口等に無料地図や有料の貸し自転車が用意されています、おおいに利用したいものです。
 燧ケ池の様に、つくばりんりんグロードから寄り道に密かな穴場があるので、余裕をもって遊べば、お子さんからお年寄りまで無理なく遊べます。本格的な自転車を用意しなくても大丈夫です。ただ、ロードには危険なことが発生しますので、自分を大切に!他人を大切に!このグロードを大切!維持したいものです

 

HP:わたしの天気予報