【筑波山】筑波山:「西の富士山、東の筑波山」 朝に富士山が見え、夕方に筑波山が見えると、翌日は必ず晴れるヨ! |
日程:2016年3月20日 (日) 晴
春分の日(昼と夜の長さがほぼ同じ、昼が長くなっていく)
コアジサイ(小紫陽花)アジサイ科
自然研究路の展望台に咲くコアジサイ
ここに寄ると撮影する
今日は裏筑波の男の川の手前の登山道で坊主山に上がり、自然研究路、男体山、立身石、御幸ヶ原、女体山、筑波高原キャンプ場と回って、男の川に戻ります。
カタクリは御幸ケ原と女体山間の筑波山頂カタクリの里、自然研究路などが有名ですが、本数の多い場所は裏筑波で、特に筑波高原キャンプ場敷地内、深峰歩道、女体山・筑波高原キャンプ場辺りです、女体山・筑波高原キャンプ場や、このコースから外れる登山道に多く、できれば、地元の人に案内してもらうと良いでしょう!
コース
男の川登山口近くの駐車場6:55―(0:55)→坊主山山頂7:50―(0:07)→薬王院コース合流7:57―(0:06)→自然研究路(左:御幸ヶ原、右:展望台/男体山)8:03―(0:02)→東屋8:05―(0:04)→展望台一個目8:09―(0:07)→展望台二個目8:16―(0:04)→東屋8:20―(0:09)→男体山8:29―(0:16)→立身石(展望台)8:45―(0:08)→御幸ヶ原8:53―(0:10)→ガマ岩9:03―(0:07)→9:10女体山9:17―(0:09)→女体山0.5`・筑波高原キャンプ場1.1`地点9:26―(0:17)→9:43筑波高原キャンプ場9:59―(0:06)→女の川10:05―(0:06)→三差路(左:筑波山山頂、右:男の川へ)10:11―(0:03)→男の川登山口10:14―(0:01)→10:14男の川登山口近くの駐車場
「西の富士山、東の筑波山」と言われる、美しい双児の山、日本百名山のひとつ、自慢の茨城県の山である。勿論、私の自慢の名山!
坊主山登山道と枯木
裏筑波の中央に筑波高原キャンプ場がある、この近くに男の川・女の川が流れ、男の川・筑波高原キャンプ場・深峰歩道の登山口がある、地元の人はこれ以外に好んで歩くルートを楽しんでいる。今日は男の川登山口へ向かう直前の三差路(鬼ヶ作林道)に直接、坊主山へ登るルートがある、この登山道を歩く。
車を停め、登山道に入ると、杉林に明瞭な路がついている、この道を歩くと左から太陽が辺り意外と暖かい、だが、上りが坊主山まで続き、岩場は無いが坂道がのびている。
左:カタクリ 右:ミヤマシキミ
カタクリは少ないが、ミヤマシキミは筑波山周辺で一番多い場所だと思う、ミヤマシキミの花期は3〜5月で、枝先に円錐花序を出し、小さな白い花を開く。雌雄異株。写真は開花直前です。果実は径8_ほどの球形で多くつけ半球形状になり、晩秋から冬にかけて赤く熟します。この実の赤い頃にここを訪れると驚きです!
坊主山山頂付近
薬王院コースは坊主山を巻いていますが、急な階段を登り切った辺りに坊主山への道が有ります。坊主山山頂には写真のような「大きなおにぎり」がアカマツに囲まれ展望は有りません。筑波山を桜川市側から眺めると、坊主山+男体山+女体山の三峰に見えますが、坊主山(標高710b)は低いので筑波山はやはり双耳峰ですね(⌒▽⌒)。
筑波山方向に下ると薬王院コースに合流し、ツツジの多い雑木林を登ると、男の川からの登山道が合流してくる、この辺りから男体山が良く見えてきます。この辺、筑波山神社側の表筑波に比べ、味わえない雰囲気です。
大石重ね&東屋
登山道がなだらかになると、自然研究路(左:北側
御幸ヶ原、右:南側 展望台/男体山)の分岐にでる、文字通り自然研究路を右行、左行になる、アジサイの頃は左を、以外は右を行く、カタクリ、キクザキイチゲ、タマガワホトトギス、ニリンソウ、イワタバコ、ヤマジノホトトギス、、等の時も右を行く。
ここは右へ、大石重ねの前を通り、階段を登ると東屋入口、以降、自然研究路の道が男体山を回ります。
左:自然研究路のカタクリ
右:展望台一個目
自然研究路のカタクリは、年々立派になって私達を楽しませてくれる、今日はまだ訪れが早く、開花は4月上旬かな?
展望台一個目が自然研究路の下側に現われる、この展望台は階段を下ると行けるけど、訪れた人を見たことがない、でも、新緑の特は緑に囲まれる!
左:自然研究路の雫
右:自然研究路の急な坂
自然研究路(左:北側
御幸ヶ原、右:南側 展望台/男体山)の「右:南側
展望台/男体山」を今歩いているが、日当たりが良く、反対の北側は寒さがきびしい、研究路も南側は変化が多く素晴らしい!
左:自然研究路 南側 展望 晴れると富士山も見える
右:展望台二個目
自然研究路から晴れていれば、大きなブナ林の間に富士山が見える、今日は関東平野が晴れ過ぎで霞んでしまい見えません!
自然研究路をグングン上がると、今度は人気の展望台二個目の入口、ここに入らない人はいない。
展望台二個目
コアジサイ と
ミズナラ
展望台二個目に寄ってみよう、大展望です、霞で富士山は見えません、、、晴れていれば関東平野の先に雄大な富士山が望めるのだが!
この展望台には、コアジサイ、ドングリを付けるミズナラ、大木のヤマボウシは6月頃に花が咲きます、ヤマボウシと言えば坊主山でも綺麗に咲きますよ!
左:東屋
右:自然研究路の迂回路
展望台二個目から自然研究路に戻り階段を上がると東屋、見送って先に進むと自然研究路の迂回路がある、この先で自然研究路が崩壊で通行不可の為だ!
この迂回路は自然研究路から離れ、直接男体山に登る道で、とても素晴らしい道で、本ルートに成りそうですネ。この迂回路はツツジの頃がお勧め!
男体山山頂直下
自然研究路の迂回路を登ると標高871bの男体山山頂です。
左:ホシザキユキノシタ(星咲き雪の下)ユキノシタ科
右:御幸ヶ原への岩場
ホシザキユキノシタ(ここ)が男体山の北側の石段に生えている。男体山の周りにはツツジ類、ツクバネ、イワガラミ、クマシデ、アカシデ、イヌシデ、ブナ、イヌブナ、など多く自然研究路を合わせ楽しみたい所です。
コースは御幸ヶ原へ、御幸ヶ原への岩場を下る。
左:岩の上から
右:大きな崩れ
自然研究路が見える
岩場を下ると!道は二分し、左:御幸ヶ原、右:自然研究路&立身石で、勿論ここは右に入る。
直ぐ、左に岩場があって、ここに登ると霞ヶ浦方面の展望が良く、ここの岩に腰を下ろし休憩。
細い登山道戻って、下ると崖崩れが現われる、自然研究路の迂回路はここの為である。大きな崩れで治すのかな?
直ぐに自然研究路に立つが当然右は通行禁止、階段を急降下すると巨岩の立身石が見えてくる。
左:立身石からの展望
右:転んでも人気の巨木
自然研究路から入り、立身石に登る、眺めが素晴らしい、意外と御幸ヶ原から近いのに寄る人が少ない、私は筑波山の一の展望台と思うのだが?
立身石を離れ、自然研究路を使って御幸ヶ原へ、途中で転んだ巨木を潜る、筑波山の名物になっている。
左:御幸ケ原から男体山
右:ガマ石
御幸ヶ原の休日は大変込むのだが、今日はガラガラ、きっとカタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲなど、春を呼ぶ花がまだ咲かない事、春休みがまだであるからか?
ガマ岩の前に、何時もなら数人が運を掛け、石ころを投げる人がいるのに、今日は無人でちょっと寂しいですね(⌒▽⌒)。
左:女体山から男体山
右:筑波高原チャンプ場への道
男体山の標高871b、御幸ケ原から女体山へはセキレイ石、ガマ岩を見て、筑波高原チャンプ場・ケーブルカー駅・つつじヶ丘への分岐を経て、標高877bの最高峰、女体山に着く。ガラガラとは言え、ここは大勢の人で賑わっている、只今9時10分、ケーブルもロープウェイも冬の間の始発は9時20分だから、全員歩いて登っている、その多くは御幸ヶ原コース・白雲橋コース・おたつ石コースの表から、でも、でも筑波高原チャンプ場方面から登る人も多い、カタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲなどの群落は裏筑波に多い。
女体山山頂は360°のパノラマ、正面に関東平野、その奥に富士山が見え、左には大きな霞ヶ浦、さらに左に涸沼も見える、後ろ側には加波山が美しい、木々が展望の邪魔をするが日光連山が見える、、、、でも今日の様に霞が多いと、展望は半減する。今日は富士山が見えると高い確率で来たのに残念です!
筑波高原チャンプ場・ケーブルカー駅・つつじヶ丘への分岐に戻って、筑波高原チャンプ場と下ります。ガイドブックでは女体山・キャンプ場コース(三本松線)と呼ばれている。桜川市が営業する筑波高原チャンプ場から女体山山頂を結んでいる、カタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、オカトラノオウ、ヤマジノホトトギスの群落が多く草花を観察するコースです。また天然林でブナ、ミズナラなども多く季節になると観察者のツアーが多いようです。
左:カタクリ(片栗) ユリ科
右:キクザキイチゲ(菊咲一華) キンポウゲ科
筑波高原チャンプ場へ、表筑波とは違って、素晴らしい天然林(自然林)が続きます、この天然林を下ると、登山道の両側にカタクリが現われる、上の写真だが、後1,2週間で可愛い花を見えてくれる、この辺年々増えており、シーズンには大勢の人が訪れる。
やがて、杉林に入り、背の高い笹に覆われ、筑波高原チャンプ場の上部に着く。ファミリー向きのオートキャンプ場で広い敷地で、ゆったり・のんびりできそうです。駐車のエリアも広くて多く満杯になって困った様子を見たことがない!
上の写真のキクザキイチゲは、今日見つけた1輪です、咲き出すと、男体山周辺、御幸ヶ原コースの御幸ヶ原近く、裏筑波の各コースに咲き誇る、のんびり見るなら筑波高原チャンプ場周辺です、地元の人に聞くと教えてくれると思います。
左:筑波高原チャンプ場中央
右:ユリワサビ(百合山葵)アブラナ科
筑波高原チャンプ場の中央から林道に出る細道にユリワサビが咲き誇る、裏筑波に多く、これから沢の近くで楽しめる。
左:キブシ(木五倍子)キブシ科
右:女の川
筑波高原チャンプ場から、キブシが良く目立つ、女の川を見て、林道を進む。沢の淵にニリンソウが大きくなって、4月中旬には見頃だろう。
林道合流点と男の川
男の川に着くと5,6台の駐車、ここからちょっと下ると駐車場で、2台が横に停められ満杯である。
HP:わたしの天気予報