2016/6/8  筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:温室周辺の乾燥植物、ヤマボウシ、クレマチス各種

マロニエ(セイヨウトチノキ)、ユリノキ、モミジバフウ、アジサイ仲間、ヒメザクロ、シナマンサク、ホウノキ、クマノミズキ、ハンゲショウ、シロネ、ヒツジグサ、オゼコウホネ、オオバギボウシ、ナワシログミ、オオバヤシャブシ、キンギンボク、タカトウダイ、ドクウツギ、リョウブ、シモツケ、ツノハシバミ、アマギツツジ、ヒトツバハギ、カワラマツバ、キキョウソウ、ミクリ、ミヤコグサ等梅雨入り直後!

2016-008

日程:201668日 (水) 晴れ

 今週のベスト3

  
ヤマボウシ(山法師) ミズキ科

筑波実験植物園では今週のベスト3!に選ばれ続けている。

温室周辺やクレマチス各種が選ばれているが、もっと広い筑波実験植物園の「みごろの植物」を選んで欲しいと思います。温室周辺は「温室のみごろ植物」に含め、クレマチス各種はイベントで取り上げているので!

筑波実験植物園に入ると、美し並木である。

 
:マロニエ(セイヨウトチノキ)トチノキ科             右:ユリノキ モクレン科


モミジバフウ(アメリカフウ)モミジバフウ(紅葉葉楓)フウ科

アジサイの植えられた道を過ぎる。

 
: ヒメザクロ(姫石榴)はザクロ科              右: シナマンサク(支那満作)マンサク科

ヒメザクロは花が美しいことから花木としても栽培、園芸種。花を観賞する品種は花ザクロとも呼ばれます。稲荷川からコンビニに向かう畑の縁に華やかに咲いているが、とても華やかでした。

 
クマノミズキ(熊野水木、学名)ミズキ科

これから先食事禁止」のところに、このクマノミズキ、花と実が楽しみでしたが、このとおりでまだ先。樹林帯を抜けると池の縁に出る。筑波山のクマノミズキ

 
: ハンゲショウ(半夏生、半化粧)ドクダミ科                  右: シロネ(白根)シソ科

ハンゲショウ、シロネとも霞ヶ浦に生え、自然の中で咲く花はとても綺麗です。庭先のハンゲショウも同じくつぼみが見え、このように白い部分をまだ付けていません。シロネは葉の付け根に小さな白い花を付けて可愛いがまだですね。

 
: ヒツジグサ(羊草)スイレン科          右: オゼコウホネ(尾瀬河骨) スイレン科

尾瀬の花、尾瀬ヶ原に飛んで行きたいが、ちょっと早いかも!

 
: オオバギボウシ(大葉偽宝珠) ユリ科      右: ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科

オオバギボウシ、コバギボウシとも筑波山に生え、女体山とセキレイ石当たりで良く見掛ます。庭にオオバギボウシは花芽を付け、長く茎を伸ばし、数日後開花かな!

 

ナワシログミは稲の苗代を作る時期に赤く熟すため、このような名前がつく。

 

 
: オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)カバノキ科            右: キンギンボク(金銀木)スイカズラ科

オオバヤシャブシは関東地方南部〜和歌山県の太平洋側の海岸近くの山地〜丘陵に生え、やせ地でもよく育ち、崩壊地などに侵入する。筑波実験植物園の木は大木で注意を引くが、あまり人気はないようです。

キンギンボクの花は白いがのちに黄色くなり、一つの枝に白い花と黄色い花が入り混じることから、金銀木という。また、果実が2果くっつき瓢箪の果実に似ることから、ヒョウタンボク(瓢箪木)とも呼ばれる。スイカズラ(吸い葛)もスイカズラ科で別名、ニンドウ(忍冬)、冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついている。このキンギンボクは年中この筑波実験植物園で存在を示している。

 
: タカトウダイ(高燈台)トウダイグサ科          右: ドクウツギ(毒空木)ドクウツギ科

タカトウダイは路傍や畑地に生育する多年草です。全草に有毒成分を含みます。葉先が鋭三角形状の狭楕円型から披針型の5枚の葉を輪生させます。夏に、茎頂に輪生する葉の中心から普通5本の花茎を出して葉のような総苞をつけ、杯状花序を形成します。総苞は広楕円形です。花序には、雄花と雌花が同居していて、花弁もガクもなく、分泌物を出す腺体と雄蕊と雌蕊があります。中心に、4つの淡黄色の楕円形の腺体があるのが特徴。トウダイグサとナツトウダイは早春から春に花をつけ、タカトウダイは夏に花をつけます。

ドクウツギはトリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物。

 
: リョウブ(令法)リョウブ           右: シモツケ(下野)バラ科

リョウブは筑波山周辺多く生え、写真は昨年の花の後ですが、7月に中頃は見頃になると思います。

シモツケも筑波山6/14)で人気の花。シモツケという名前は下野国(栃木県)ではじめて見つけられたところに由来、栃木だけではなく北海道から九州にかけての山地に幅広く自生している花木です。都会から筑波山にシモツケを見に、今頃が見頃です。

 
: ツノハシバミ(角榛)カバノキ科 右: アマギツツジ(天城躑躅) ツツジ科

ツノハシバミの実が鳥の嘴(くちばし)の形をしていることから名前が付いている。この果実生る頃が面白い、熟すと食べることができる。

アマギツツジの花期は67月でツツジの仲間では、最も遅く開花する仲間。静岡県天城山、白金山などに分布、伊豆半島特産種だそうです。

 
: ヒトツバハギ(一つ葉萩)トウダイグサ科    右: カワラマツバ (河原松葉) アカネ科

ヒトツバハギは雌雄異株、樹皮は縦に割れる。葉は互生。葉身は長楕円形。葉縁は全縁。葉脇に小さな淡黄緑色の花をつける。花期は67月です。そろそろ咲き出すようです。

カワラマツバは日当たりの良い草地や河原に生える多年草。葉は柔らかいく茎には細毛が生えるが刺はない。葉は松葉のように細く、810本が輪生。茎の先や葉腋に白色の4弁花を多数まとめて咲く。

 
: キキョウソウ(桔梗草) キキョウ科         右: ミヤコグサ(都草)マメ科

キキョウソウはダンダンキキョウと言われ、最近自宅の近くの乾いた道に咲いている、花期は56月。筑波実験植物園でも海岸植物が並んでいる砂地に根を下ろしている。

 ミヤコグサはマメ科の多年草。日当たりのよい草地に生える。茎は細く,地をはう。葉は楕円形の小葉三個と同形の托葉二個からなる。56月ごろ,腋生の花軸に鮮黄色の蝶形花を13個つける。黄金花、烏帽子草、都花と言われる。

 
ミクリ(実栗)ミクリ科

ミクリがコガマ(小蒲 ガマ科)の側に生えていた、雌雄同株で、上部に雄花、下に雌花がつく。沼地や水田などに生える水生植物。名前は雌花がクリのイガイガ状の実に見えることから。霞ヶ浦環境科学センターの自然観察会2004/8/9)ヒナギキョウ(雛桔梗)やハンゲショウ(半夏生、半化粧)もこの自然観察会で見ましたヨ!

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