思いきり立山を遊歩:称名滝から大日岳、続いて立山三山、もっと歩いてザラ峠・五色ヶ原、さらに頑張って歩いて黒部湖散策 |
日程 2007年8月13-18日 毎日晴れ
北アルプスは快晴が一番 登山の基礎知識を大切に!
華恵さんが歩いた「信越連帯新道」のルート
(北アルプス 山岳古道を行く)
剱岳 2003年8月9-11日 台風10号日本上陸 台風
上野駅から直接運んでくれる電車には、急行能登23:33発と特急北陸23:03発がある。両電車とも直江津経由、富山駅にはそれぞれ5:41、5:33着。 直江津から富山駅間で急行能登は、糸魚川4:40着・泊・入善・黒部・魚津・滑川の駅に停車する、また糸魚川駅から5:20発の福井行きの普通電車があり、登山基地に向かう人にはありがたい電車である。一ヶ月前能登の指定席を購入。 ところが中越沖地震で能登が運休になってしまった、運行の見込みについてJRから発表は無い、夜行バスに切り替える、西武バス予約センターに問い合わせると13日発に「1人分」席が有ると言う、即刻決める、11か12日発なら嬉しいが、一週間前では希望通りにはならない、帰りは「さわやか信州」扇沢発15:45新宿行きを決める、交通機関が決まれば山小屋の予約で、大日小屋、一ノ越山荘は連絡し予約、最終日に泊まる平ノ小屋は電話が通じない。 富山駅から5:44発立山行き、立山駅6:32着 立山駅発称名滝行きは7:50発で称名滝には8:10着。 称名ノ滝バス停から大日三山へ、翌日は大日三山の後半を歩き、立山三山の前半を縦走、3日目は五色ヶ原に入り、黒部ダムへ、4日目は黒部ダム周辺を散策し、トロリーバスで扇沢に下山する予定です。 |
コース 【前夜】13日:池袋駅東口23:05=(高山高速バス:西武バス・富山地方鉄道)⇒5:30富山駅前 8月13日JR池袋駅東口23:05は帰省客混雑の為23:20発と遅れてスタート、上信越・北陸自動車道を走る、途中2ヵ所で休憩(ペルセウス座流星群は確認できなかった)、二回目の休憩は親不知4:20、富山駅には5:40着、立山行き5:44には乗れず次の6:28、立山駅着7:32で始発の称名滝行きは7:50で予定通り8:10に称名滝に到着する。 【第一日目】14日:富山駅6:28=(富山地方鉄道)⇒7:32立山駅7:50=(立山バス)⇒8:10称名ノ滝バス停8:15―(0:05)→8:20登山口「称名滝見学」8:35―(1:05)→猿ガ馬場9:40―(0:30)→牛ノ首10:10―(0:20)→長い梯子・木道開始10:30―(0:50)→11:20大日平山荘11:50―(0:35)→木道終点12:25―(0:25)→12:50水場13:05―(0:05)→大日岳1.9`・大日平1.8`地点13:10―(0:35)→最後の水場13:45―(0:15)→大きな岩壁(鏡岩)14:00―(0:45)→2個目岩壁(ローソク岩)14:45―(0:10)→14:55大日小屋(泊) 【第二日目】15日:【朝食前】大日小屋から大日岳を往復「片道15分」・大日小屋6:10―(0:15)→最初のピーク「中大日岳」6:25―(0:05)→七福園6:30―(0:25)→急降下地点6:55―(0:20)→鞍部7:15―(0:15)→鉄の梯子・小ピーク7:30―(0:15)→沼7:45―(0:20)→8:05奥大日岳8:20―(0:05)→稜線から外れる8:25―(0:15)→カガミ谷乗越8:40―(0:05)→雷鳥沢分岐9:45―(1:30)→11:25別山乗越・剱御前小舎11:45―(0:43)→12:28別山―(0:02)→別山トラバース道合流12:30―(0:40)→真砂岳分岐13:10―(0:05)→内蔵助山荘分岐13:15―(0:05)→13:20真砂岳13:40―(0:05)→雷鳥沢分岐13:45―(0:35)→富士ノ折立14:20―(0:10)→14:30大汝山休憩所・大汝山14:55―(0:20)→15:15雄山15:20―(0:50)→16:10一ノ越山荘(泊) 【第三日目】16日:一ノ越山荘6:20―(0:30)→浄土山・一ノ越分岐「富山大学立山研究所」6:50―(0:15)→浄土山7:05―(0:15)→浄土山・一ノ越分岐7:20―(0:05)→ガレ場「龍王岳右斜面」7:25―(0:20)→鞍部7:45―(0:10)→鬼岳の肩7:55―(0:50)→8:45獅子岳9:05―(0:10)→鎖場9:15―(0:40)→ザラ峠9:55―(0:10)→イワギキョウ群生地10:05―(0:20)→五色ガ原ヒュッテ先端10:25―(0:05)→五色ガ原野営場分岐「五色ヶ原ヒュッテ入口」10:30―(0:20)→10:50五色ヶ原山荘11:15―(0:10)→五色ガ原キャンプ場11:25―()→短い樹林11:55―(0:05)→五色ヶ原終点12:00―(0:35)→巨岩12:35―(0:15)→12:50展望の広場13:00―(0:10)→刈安峠13:10―(0:35)→ブナ林13:45―(0:00)→崩れ地13:45―(0:10)→13:55水場―(0:20)→14:15平ノ小屋(泊) 【第四日目】17日:平ノ小屋6:10―(0:01)→渡し舟降口6:11―(0:24)→水場6:35―(0:05)→中ノ谷出合6:40―(0:20)→7:00崩れ地:長い急な梯子の下り降り7:05―(0:25)→ブナ林と沢7:30―(0:10)→石畳7:40―(0:05)→岩壁を落ちる沢7:45―(0:25)→水晶岳展望8:10―(0:15)→黒部ダム初めて見える8:25―(0:10)→「ロッジくろよん」見える「本コース最高の美林のブナ林」8:35―(0:15)→沢出合8:50―(0:10)→沢続く9:00―(0:25)→タンボ沢出合9:25―(0:10)→9:35ロッジくろよん:黒部ダム1.2`・平ノ渡8.3`地点9:45―(0:15)→かんぱ橋10:00―(0:20)→10:20黒部ダム駅10:35=(トロリーバス)⇒10:51扇沢駅12:30=(川中島バス:信濃大町駅・美麻経由)⇒13:35中条村(泊) 帰りは「さわやか信州」扇沢発15:45新宿行きでしたが、5時間以上前に着いたので、12:30発(早い決断なら11:00発に乗れたが)の信濃大町経由のバスが実家の直ぐ前を通るというので変更、扇沢から長野駅まで2600円、信濃大町駅発の特急あずさ(松本発が多い)に乗っても新宿駅まで4時間、但し長野・上野間は新幹線料金となる 【第五日目】18日:中条村(泊)5:40=(車で送ってもらう)⇒6:25長野駅6:37=(長野新幹線)⇒8:28上野駅8:42=(常磐線)⇒9:34牛久駅=(車でお迎え)⇒つくば市 |
ご案内 【前夜】 13日:常磐線牛久駅21:35発に乗れば池袋駅23:05発の高速バス(西武バス)に間に合が、少し早目に出かける、池袋駅東口の西武バスは新潟方面の本数が多い、富山行きの前に高田方面のバスが8台、これによって富山駅3台のバスは20分ほど遅れて出発、関越・上信越・北陸自動車道を使って黒部・滑川・富山市役所など停まって、終点は富山駅前、安全運転第一、20分の遅れは解消されず富山駅に10分ほど遅れて到着。 【第一日目】
14日:富山市は久しぶりです、富山地方鉄道立山線5:44発には間に合わず、次の6:28(5:53発は岩峅寺終点)発を待つ、登山者や観光客が集ってくる、6:28発は寺田経由、田園をゆっくり走る、岩峅寺(いわくらじ)を過ぎると登山電車の様相に変わる、有峰口駅では大きなリックを背負った登山者が数人降りる、駅の直ぐ前から折立(薬師岳、雲ノ平への登山基地)行きのバスが直ぐに有るとのこと。この後本宮駅を過ぎると終点立山駅になる。
7:32立山駅に到着、乗客の多くは駅員の指示に従がって立山ケーブルの列に並ぶ、駅構内から出て左にバスの切符売り場、称名滝探勝バスはガラガラ、それでも発車時には10人ほどになる、登山者は私だけのようである、始発は7:50(7/14〜8/31)次は8:40になる。悪城ノ壁の広大な岩壁のガイドには運転手さんも力が入る、称名川がとても美しい。
称名滝がチラッと見えるところでスピードを落とすていどで、予定の時刻8:10に称名滝バス停に到着。称名滝を見学し、立山駅に戻って室堂に向かうご夫婦がこのバスの運転手さんに確認し荷物を置いて行く。大きな駐車場がある、この後、大日小屋手前で出遭う下山者に聞くと、地元の人はこの駐車場に車を置き、早朝6:00頃から歩き出し日帰り登山を楽しんでいると言う、確かに今日、称名滝から登って大日小屋に泊まった人は私と一組(女性2人を含む)のようです。 5,6人の登山者が称名滝を見学、私も行ってみる、往復15分ほど、飛竜橋の上から滝壷に落ちる豪快な落差日本一の称名滝は名爆100選の風格です。見学道途中にトイレもある。1人の登山者が称名滝の手前の橋を渡っている、八郎坂を登って室堂に向かうコースです。第一・第二展望台があり、ここからの滝見は素晴らしいそうです。 大日岳登山口から思い荷物を担ぐが、8:35 真夏日を遮ってくれる樹林帯のゆるやかな登りから始まる、ところが数分で険しい登り坂になって、日差しも照りつける。立山高原バスが上を走る悪城ノ壁の全容が見渡せる。 8:50 ベンチで休憩、軽く朝食、9:00 大日平まで2.7`地点 風もなく気温はグングン上昇、ちょっとした広場に着く。
猿ガ馬場 9:40 登山口と大日平の中間地点で後1.67`、振向くと鍬崎山(標高2090b:くわさきやま)が見えてくる10:55 。ここまで登ると日影は無い、急登で汗が止まらない、10:10 岩場をよじ登ると牛ノ首 登山口から1時間40分の急登はようやくやわらぐ。 さらに岩場続き、ちょっと傾斜が緩むがダラダラ登りがしばらく続く、そして自然の岩に階段、振向くと富山市だろうか町が見えている、続いて長い梯子 10:30 ここを登れば木道に入る、木道の上は熱い、背中から太陽、二重の熱でアッイ!
左に大日岳から続く峰々が見え展望は良くなってくるが、雑木林に入ると蒸し暑く展望も無くなる、ようやく笹原、鍬崎山がその全容を見せ、こちらは標高1628bと高くなる、前方に大日平小屋が見え、右には雄大な立山の山々も見えてくる、小さい木陰を見つけ休憩 手持ちの水が底を付いてきた、木道をこんなに長く感じたことは無い、11:20 展望が広がって、のどかな大日平の風景に見せられ疲れは忘れるが暑さは変わらない。 大日平小屋に飛び込むと冷えた缶ジュース、一気に二本、続いて暑いコーヒー、小屋番の女性の話ですと「最近、熱中症のため、ヘリコプターで運ばれた人がいました」とのこと、せっかく登ったのにヘリコプターで運ばれては悲しい。 30分程体を休め、小屋を発つ、ゆるやかに下ると水量の少ない沢に出合う、続いて枯れ沢に出合う、木道は山荘から続き、その木道が切れた辺りで3人の若い女性達に出遭う、「昨夜は、美しい流れ星、、凄かった」と言う、昨日から今朝方までは、ペルセウス座流星群が最も見やすい夜であった、きっと彼女らにとって剱山の展望以上の騒ぎであったのだろう。ここは水場の手前、一番辛い険しい岩道、「この先で、目まいがするくらいの岩場登り」と1人、「自分との戦い、、」と別の子、そう言いながらニコニコ下って行く。 再び切れたと思った木道が現れる、12:25 こんどは本当に無くなり、水場が近い標識、と同時にアット言う間にガスに覆われ一気に涼しくなってくる、命を取るか展望を取るか、この時点では命であり、恵みのガスである。
1人の若者、話を聞くと、さっき出遭った娘達の仲間とのこと、彼と水場で立ち話し、「昨日はもっと遅い時間にガス広がり、少し雨が降った、でもまだ早いので晴れが続きます」とのこと。 大日岳1.9`・大日平1.8`地点 さらに傾斜はキツクなって、左が沢の岩場をよじ登り、何度か沢を横切って行く、ご夫婦(大日岳日帰り登山)が休憩中、「ここが最後の水場」とのこと、13:45 本数は少ないがクルマユリ、ニッコキスゲなど現れて、巨岩の岩壁、おそらく鏡岩であろう、14:00 ここの辺りで、日帰りで大日岳に登った人達が下ってくる。
ダケカンバが多くなって、大日小屋のホースが現れ、登山道は大日岳の右斜面をトラバースして行くようになる、これで直ぐ小屋かと思うのだが、今度はローソク岩と呼ばれる岩下に着く、ようやくハイマツ帯になって、小屋のエンジン音が近くなって、広い台地に飛出る、左は大日岳への登山道、右は大日小屋である。大日岳0.5`・奥大日岳2.6`・大日平2.2`地点。そして数b登れば大日小屋である。 大日小屋は剱岳展望にはベスト地点に有るらしい、ところがガスで視界ゼロ、受付を済まして部屋へ、10人ほどの部屋に単独男性三人、隣り部屋には室堂から登って来たご夫婦、明日は大日平経由で称名滝へ下るそうだ。
ランプに火が灯って山小屋の雰囲気たっぷりの夕食を終え、一休み、誰かが「凄い光景よ!」と部屋に飛び込んでくる、外に出ると、入道雲がモクモク!剱岳も暗闇になかにクッキリ現れる、カメラを向けると稲妻が光る。写真家ならもっと美的な映像を捕えたことだろう。 真夜中1時頃
夜空を見に出ると、数個の流れ星を見るが「ペルセウス座流星群」の影響かは解らない。 【第二日目】
15日:4:00目が覚める、外を見ると快晴、4:25小屋を抜け出す、日の出は5:20頃、小屋から出て0.5`の標識に従う、薄暗い中チングルマが咲き誇る、15分ほどで大日岳山頂。 山頂から、雄大な剱山(標高2998b)は見事、別山から始まる立山三山の日が当たり、薬師岳も輝いてきた、そして360度の大パノラマが日ノ出を待ち受ける。
5:11 剱山の前剱辺りからクッキリと太陽が昇り、立山連峰にそそぐ、小屋に戻って朝食。
左に雄大な剱岳を眺めながら、小屋を出発、最初のピーク、立山連峰が朝日に輝き素晴らしい、木道、まるで庭園のように美しい、そして大きな岩が横たわる上をどんどん越えてゆく、ナナカマドが群生し紅葉時は素晴らしい光景であろう、その岩場を横切ると下りで、正面に奥大日岳が聳え、立山連峰にその稜線が延びている、今日はこの稜線をたどることになる。槍ケ岳が見え、笠ヶ岳、薬師岳と大展望、そして弥陀ヶ原を走るバスの音が聞こえる、足元にはチングルマ、イワイチョウが咲き誇る。
日本海が見える鞍部へ急降下、この辺り岩場の危険度大、そして今度はお花畑の斜面を登る、トリカブトなど密集、大日岳辺りに比べ花の多さは一ランク上である、急なガレ場の梯子を登り、V字の谷の様な所を通過、小さな沼、この辺り雪が遅くまであったのか大輪のシナノキンバイが咲き誇る、やがて奥大日岳の左斜面を登るようになって、さらに一段とお花の密度が増し、トリカブトが群生している、まさに高山植物園の庭園である。 左斜面に積雪を見る主稜線に立つと、大展望 7:55。
眼下に弥陀ヶ原全景、それを取巻く立山連峰、さらにバックに槍ケ岳、穂高連峰、笠ヶ岳、そして雄大な薬師岳の大パノラマ、まさに奥大日岳はお花の楽園と展望の山である。
8:05 奥大日岳山頂に到着、残念ながら剱岳方向にはガスが出て全景を見ることはできない。
8:20 奥大日岳で展望を楽しみ。
別山へ向かう、5分ほど、お花畑の広がる稜線漫歩を楽しみ、稜線から外れ、お花畑の斜面をトラバースして下る、ガレ場の鞍部で休憩 8:40 室堂から登って来る人が多くなる、展望とお花の山、奥大日岳(標高2606b)は人気が高いようです。
左に高い峰は剱岳の稜線、現在の位置が標高2500b辺りなので、剱御前(標高2777b)や別山(標高2874b)はまだまだ雲上、次のピークはトラバースして進み、雷鳥沢分岐「新室堂乗越」 9:45 上の方に剱御前小舎が見えてくる、この辺りから別山間はお花畑の連続、チングルマの素晴らしいお花畑が続く。
10:20 辛いのぼりが続き、雷鳥沢を挟んで雷鳥平から真っ直ぐ登る雷鳥坂を登る人々が見える、彼らも急登に苦しんでいるように見える。
新室堂乗越から一度下って、11:15 再び主稜線に立てば、小屋が大きく近づく、11:25 別山乗越の剱御前小舎に到着する。小屋の前は別山・剱岳・大日岳・室堂へのルートの交差点、今日も多くの登山者で賑わっている、小屋に入ると静かで、暑いコーヒーを頂く。
11:45 小屋を出て、別山に向かう、剱岳と手前の剱沢源流は見事です、この辺りのトウヤクリンドウ群落も見物。
別山乗越から別山への登りは緩やかで、とても快適、左が剱岳、右眼下が室堂、そして立山連峰が良く見える。
12:28 別山山頂、大きな祠が祭られ、広々とした山頂です、硯ガ池には雪が残ってこの暑さを少し涼しくしてくれる、ここからの剱岳の雄姿は印象深いものである。 山頂から一気に下り、トラバース道と合流、親子連れ四人が別山山頂(標高2874b)を経由するか、巻道をトラバースするか思案中、ここは小学生でもやはり別山山頂に立って欲しいところ、見ると巻道は荒れており危険「巻道は危険ですよ、10分ほどの登りですから」とつぶやくように言うと、元気良く別山山頂へ登って行く、きっと山頂で家族全員大満足のことであろう。 緩やかに真砂岳に向かって登る、草木の無い稜線、この辺り真砂乗越(標高2750b)、ちょっとガスが出て視界ゼロ、真砂岳巻道の分岐、下ってくる人が多いけど半々くらいが巻道を使っている、ここは真砂岳山頂へ、直ぐにまた二分し左はトラバースする道と真っ直ぐは山頂へ直登の道、左に進む事にする、5分程で内蔵助山荘は左へ、右は真砂岳山頂へ、大きな雪渓が山頂直下から真砂沢に下っている。 真砂岳(標高2861b)は平凡な頂上 13:20 ちょっと先に下った所で昼食、ガスが切れて内蔵助山荘が意外と近くにあることが解る、先行していた二人の女性登山者が消えたのは内蔵助山荘へ入ったのであろう。
前方に見えるピークが富士ノ折立(標高2999b)である、ここからピークまで50分とある、13:40 昼食を終え鞍部まで下る、右に雷鳥沢に下るコースがある、内蔵助カールは残雪に覆われている、
立山三山最大の急登長丁場、岩場の尾根、一歩一歩じっくり登る、14:20 ようやくピークにたどり着く、富士ノ折立、ここまで来れば一ノ越まで大きな登りは無い。
大きな岩を越えれば大汝休憩所(宿泊可能)に着き、冷たい飲み物を頂く。大汝山山頂は小屋の裏にある大きな岩、さらに大きな岩の上を抜けて行くと、雄山が見えてくる、富士ノ折立・大汝山・雄山は峰続きです、雄山へは岩場を下って登り返す、大汝山とは隣同士、近所です。
雄山山頂
雄山神社が建ち社殿が山頂に座っている、浮石の多い急降下、観光気分で登る所ではない、鳥取から雄山に登りに来たと言う女性、立山と言えば雄山と言うことらしい、山岳信仰の山、立山は標高2450bの室堂までアルペンルートで気軽にやって来て、2時間ほどで山頂に立てる雄山は魅力なのでしょう。と言っても「立山三山で一番楽しいお花畑のコースは雷鳥沢を登る別山乗越周辺」だと思う。
延々と下る、左には黒部ダムに向かう斜面、左に室堂、正面に浄土山を展望し急降下、雄山山頂から30分程、一ノ越山荘に16:10着予定通り、大日小屋から10時間 最初から最後までお花と展望大満足でした。 一ノ越山荘は立山三山縦走には通過点にある、ここから雄山には約1時間、浄土山には30分ほど、従がって宿泊客に家族連れが、小学生の女の子と男の子、大自然にニコニコでした、11から13日は混んだそうですが今日は個室になった、部屋は標高2700b有ると言うのに暑い、半袖でも暑い。 夕食はスープ、大きなジャガイモが入り食欲が進む。
小屋の前から、夕日が綺麗です、ミクリガ池とミドリガ池にお月さんでも映れば最高な雰囲気、正面に大日三山が日の入りまで良く見える、振向くと針ノ木岳辺りが見え、左は明日越えてゆく浄土山と龍王岳、右の雄山は夕日が消えるまで雄大に輝いている。 明日 五色ヶ原越え(室堂に下るなら簡単30分ですから)にちょっと迷ったが、ちょっと休み、展望を楽しむと予定通り進もうという前向きな気持ちに変わる、早目に布団に潜りこむ。 【第三日目】
16日:一ノ越山荘の標高は2700bであり、標高2831bの浄土山が今日の最初のピークです、130b登れば良い、今まで雄山と大汝山に隠されていた剱岳は数分登れば見えてくる、お花の稜線だがやはり訪れは7月下旬が良さそうです、展望を楽しみ登り切ると富山大学立山研究所の建つ浄土山分岐、龍王岳の右奥に立派な槍ヶ岳が印象的。
浄土山山頂は分岐からちょっと下るけれど、ほぼ平坦に10分程室堂側に行った所です、頂上から室堂山を目指し室堂に下る登山道がある、標高2831bの浄土山山頂からの展望は一級品であり、360度の大パノラマです。 雄山、大汝山、富士ノ折立、別山と大山脈が続き、その奥にどっしりと剱岳が優美に聳え、別山の延長に奥大日岳、大日岳と立山の代表が揃う、そして室堂平の美景高原が広がる、そのやや左方向に遠望だが白山、剱岳からちょうど反対方向に転じると姿の美しい薬師岳、水晶岳、重なって黒部五郎岳、ツンと聳える笠ヶ岳、続いて穂高連峰をバックに槍ケ岳と続き、薬師岳の手前に五色ヶ原が見える。 展望を楽しみ、分岐に戻る途中で!
薬師岳の手前に五色ヶ原が雲の中から全容を現す、富山大学立山研究所には人の影、この大展望に酔いながら浄土山分岐から龍王岳(標高2872b)の右斜面へ取付く、7:20 ここは広大な岩場で足を滑らせないように下る、岩場が切れ急降下地点はお花畑の斜面、鞍部まで一気に下る。
下り切るとここでは龍王岳の右に雄山が見え、斜面を一ノ越山荘から東一ノ越経由で黒部平に下る登山道がクッキリ見える。
今度は急登し鬼岳の肩へと登り詰める。
黒岳(標高2750b)肩を過ぎると再び急降下、ちょっと危険な所です、下って雪渓を横切る。
8:05 白山が大きな岩の間に見え美しい。その反対には針ノ木岳が見事、鬼岳の斜面はお花畑で木道が置かれている、数輪のウメバチソウが足元に咲き。
岩をよじ登れば大展望の獅子岳(標高2714b)の頂点に立つ 8:45。獅子岳は二つのピークがあり、間隔数十b、どちらも展望は良いが、光の関係でこの中間から富士山が見えました。
写真の様に周りと変わらない富士山の姿は、あそこに有ると思って見ないと確認できません、丁度出遭った人々に教えてあげると歓喜が返ってくる、五色ヶ原から登って来た若いご夫婦はとても喜んでくれた、富士山は実にそんな心の山で、これから進む急登に耐えられる力を彼女らに与えてくれるだろう。 針ノ木岳のさらに北に鹿島槍ケ岳も姿を見せます、槍ケ岳や笠ヶ岳、薬師岳はさらに近づいた感じです。
しばらく、お花畑の斜面をトラバースします、綺麗なお花畑で何時までものんびりしたい所です、獅子岳山頂での休憩も素晴らしいが、このお花畑の岩に腰を下ろすのも良い。
いきなり目の前に鎖、通過すると今度は目まいがするような、急斜面の尾根、一瞬立止まり深呼吸が必要でした、ありがたいことに、斜面に取付けた道はジグザグに下っており何とか成りそうです。最後にも鎖、梯子があって、獅子岳(標高2714b)の急斜面は下りが40分400bの下りでした、ようやく、歴史上有名な「佐々成政のザラ峠越え」の地点、ザラ峠です。周囲は美しいお花畑です。 一ノ越山荘は標高2700bで、ここは2348bで、佐々成政は厳冬期の北アルプスを戦国大名が横断したという話は、ザラ峠を越えて黒部川の谷に下り、針ノ木峠を越えるという大走破をなし遂げて、信州から浜松まで往復したという壮大な話である。文献では「さら々々越」「更々越」「砂良々々越」などと表記され、「ザラザラ越」と読んだと考えられ、ここザラ峠を指すとされている。ただし冬の針ノ木越えはあまりに険しい、疑義があるとされていたが、一般的には広く歴史事実として認められている。
佐々成政が越えたザラ峠、かすかな踏み後が立山カルデラ方向に下っている、斜面は茶色の砂地の斜面です、反対は中ノ谷経由で黒部湖へ落ちている、黒部ダムの無い時代はどうであっただろう?9:55 ザラ峠を発し、今回最後の大きな登り、と言っても、尾根に出ればイワギキョウの群生地が有って楽しいところ、五色ヶ原のお花が楽しみである。
トウヤクリンドウにウメバチソウが足元に咲き、ハイマツの中を登り切ると五色ヶ原の台地に飛出る、10:25 木道が引かれ、右へ右へと登ると、三差路、五色ヶ原ヒュッテ(営業していない)経由キャンプ場の分岐を右の木道へ、クルマユリ、ウサギギク、ハクサンフウロ、チングルマが咲き誇る、その上!
私の大好きなハクサンコザクラが目の前に現れる、この辺りつい最近まで残雪があったのだろうか?10分ほどお花畑の木道を登れば五色ヶ原の台地が広大に広がって、大きく深呼吸したい所です。
台地の荒れを防ぐ工事が終了しちょうど、工事道具を運ぶヘリコプターが飛んでくる、10:50 五色ヶ原山荘に到着。私より一時間ほど早目に一ノ越山荘を出発した親子に再会する、彼らも今日中に平ノ小屋に下る予定と聞く。 山荘は立山と薬師岳を結ぶメインコースに建ち、ここで一泊し、ノンビリしたい所です。
小屋の左のゆるやかな木道を下る、11:15 誰もいない静かな台地は気持ちが良い、室堂から登って来た登山者に出遭う、先にキャンプ場を回ってきたらしい、一面チングルマ、下り切るとキャンプ場、テントも人の姿も無い、三差路を右に折れると雪解け水の水場、このあたり、花花花。。。。花!である、5,6b先には綺麗な水場。 お花畑はここで終るので楽しみながら緩やかに登って、木道が切る、薬師岳に変わって主役は水晶岳に変わる、こんどはひたすら黒部湖への下りが始まる、雄山も見える最後の展望を惜しみつつ、12:00 黒部ダムが見えると小さなお花畑に飛出る、ザラ峠方向が見え、獅子岳からの稜線が黒部湖へ落ちている、ちょっと平坦になって巨岩の岩場、ギラギラ太陽だがこの岩場で休憩 12:35。 その先の下りにゴロゴロ石、再び平坦になると展望の良い広場、水晶岳、野口五郎岳、烏帽子岳が見事、 13:00 二本足の鉄塔の下に到着、13:05 雄山が見えると、直ぐに刈安峠に着く、ここで今日1人目の黒部ダムからの登山者に出遭う、何時の間にか樹林帯に入り込んでいる、ちょっとこの辺り薮だが、すぐに落葉でフカフカの気持ちの良い登山道に変わる。 あの暑い五色ヶ原から樹林に入ってちょと涼しさを感じ、どんどん下る、美しいブナ林、13:45 崩れ地を通過、眼下に黒部川、もー黒部ダム、12:55 美味しい水の水場、熱くなった体を少しでも冷いてくれる。 14:15 平ノ小屋に到着、とても素敵な小屋で新築数年、奥さんの笑顔も嬉しい。 先着順に風呂、運良く一番先に入れて頂く、そして、夕食には山菜、味噌汁には今日取り立てのマツタケがドッサリ!これでもかと大量に入って贅沢な山盛り。 単独男性6人(薬師岳から一人、読売新道下山の二人、針ノ木谷を下った一人、私)で一部屋、一ノ越山荘からの親子で一部屋。 針ノ木谷を下った男性:何度か道に迷ったらしいが、結構楽しかったようである、17日は扇沢から大阪行きの高速バス、薬師岳からの男性:63歳 今日はスゴ乗越小屋から。 平ノ小屋 五色ヶ原から真っ直ぐ黒部湖へ下る、水晶岳から赤牛岳を経て読売新道を下る、人達の頼れる小屋が平ノ小屋です。今回は「五色ヶ原に一泊して、翌日は黒部ダムまで下ろう」か「五色ヶ原は通過点とし平ノ小屋で一泊する」か、思案どころでした。 結果的に平ノ小屋にお世話になって良かった。美しいブナ林にか囲まれ、見上げると水晶小屋も見え、樹林の間から黒部ダムが見下ろせる。「今夜マツタケご飯ですよ」ちょと時間を置き「いえ、今夜はマツタケは味噌汁に!」「今朝は寝坊して煮物一品不足!」「まくらカバー無かったでしょ、私昨日洗って干したのに、、、」とお客の前で平気で言う正直な、お奥さんの笑顔、家庭的で。またこの辺を歩いたら寄って見たい一押しの宿。 【第四日目】 17日:平ノ小屋の朝、静かです、5時40分朝食、親子はすでに出発している、昨夜タオルを頂いたお礼もまだだった。 渡し舟下降点まで下って、登り返す、昨日小屋で「黒部ダムまで平坦ですよね」の問に「いいえ、登りも沢山ありますよ!」と言う、奥さんのお話を思い起こす。 6:25 右に広い河原が見え、その河原を巻くように進む、水場、この辺りイワウチワが密集し、花期には楽しみです。見えていた河原出合、水瓶の黒部ダムへ流れ込む沢(中ノ谷:五色ヶ原から流れ落ちる)の橋を渡る、渡った後ちょっと左右登山道が不明、こんな時はまず川の上流へ、直ぐに見付かる岩がゴロゴロの歩き難い道が林に向かっている、美しいブナ、この辺りシャクナゲの大木が現れる。大きな岩壁の根本から清水、崩れた岩場に浅橋が置かれ、7:00 登って、長い梯子でドーンと急降下、底から今度は急上昇の梯子(40bほど)、まるで矢倉に架かる梯子を急上昇する感じ、頂点に着き息切れ「黒部ダムルート最大の難所」。しばらく平坦になり、道も安定すると美林のブナ、ブナが多いところは崩れない。7:30 再びシャクナゲ群生地。 石畳の登山道、短い、この先で振向くと水晶岳が美しい、ちょっと下ると巨岩の岩壁から水が落ちる脇を通過、7:45。ここから緩い登りが続く、ブナと黒部湖の色合いがとても好感、この辺りは道幅が急に細くなる、8:00 水晶岳の姿が湖面に写るようになり、さらにブナ林が続く、大きな古い木の根元にシャクナゲが生える。 ちょっと登り左にカーブする 8:25 まだ小さい姿で黒部ダムが初めて見えてくる、地図で見ると、大きく突き出している所です、直ぐに下り坂、入江の先に「ロッジくろよん」が見えてくる、近いのだが入江を大きく入り込み巻くようになる、8:35 ここまでも綺麗なブナ林が見られたが、この辺りから「ロッジくろよん」までが見事なブナ林が続きます。 足元にはツバメオモトの群生、勿論花期ではありません、種を沢山残している、まもなく大きな河原、御山谷に飛出る、この谷がザラ峠に向かっているようです、8:50
丸太で組まれた橋を渡ります、河原を離れると樹林帯、入江に沿っている登山道を緩やかに登る、数本の沢を横切ります、ここで新潟県南魚沼(六日町)のご夫婦にバッタリ、驚きました、しかも「今日中に五色ヶ原まで」と言う。 9:10 清水、橋を渡り、美しいブナ林、足元には再び石畳、河原に出合(タンボ沢)、ここも丸太で組まれた橋を渡ります、今日は黒部川の沢登りをする男性に橋の上で出遭う。 ブナ林を登れば、舗装道、9:30「ロッジくろよん」の広い庭先に出る、冷たい飲料水を二本一気に飲み干す、ちょっと日影で休憩し 9:45 ロッジの主人「後1.2`直ぐですよ」と、黒部ダム1.2`・黒部平1.4`・平ノ渡8.3`地点、朝から8`ほど歩いて来た、でも一時も退屈しない、湖岸の登山道でした。
ここからは、観光遊歩道、かんば谷橋は直ぐ、家族連れ、若いカップルが黒部湖の雄大さに驚いている、トンネルに入ると想像以上の涼しさ、遊覧船乗場、黒部ダム、ツアー客が旗を掲げたガイドさんの後を追いかける長い列が続く。 10:20 トロリーバス乗場、10:35発 一本も待つことなく乗れ、扇沢に10:51着、これから室堂に向かう観光客の長い列は切れずに続く。。。。 予約の新宿行き高速バス15:45発はキャンセル、キャンセル料は半額(銀行振込手数料も客負担)、12:30発の長野駅行きのバスに乗る、切符売り場の宣伝文句「バスで長野駅へ、長野から新幹線に乗って都心へ、一番早い」であるが「高額料金」である、大町駅からJRなら普通電車でも帰れる。 信濃大町駅13:01⇒14:06松本駅14:32⇒18:08高尾駅18:23⇒19:24新宿駅 長野駅行きは信濃大町駅に立寄って、美麻、小川、中条経由で走る、私の実家は道の駅「中条」、お兄さん夫婦が待っている、ただ、着替えを使い切り飛び込む実家にはちょっと気兼ねする(^^♪(*´∀`*)。 【第五日目】 18日
長野駅は帰省客で混むかと予想したがガラガラ、佐久平、高崎駅からの乗客が多く、軽井沢駅からの乗客は少ない、ちょっと不思議だ? 立山三山:浄土山(標高2831b)・雄山(標高2992b)・別山(標高2874b)を言う、黒部湖:黒部五郎岳から流れ出し、奥ノ廊下はノドのような「雲ノ平の薬師沢出合」を過ぎ、黒部川になり、薬師岳を見て上ノ廊下と呼ばれ、奥黒部ヒュッテで東沢谷を合流させ、黒部湖に流れ込む。そして黒部ダムの下流は下ノ廊下と呼ばれ渓谷美を誇っている。 【運賃等】 【ガソリン代・運転負担を考えると一番安く安全なのは】 |
華恵さんが歩いた「信越連帯新道」のルート北アルプス
山岳古道を行く〜富山と長野をつなぐ“山岳ハイウェイ”の旅〜 [BS1]2017年8月8日(火) 午後1:00〜午後1:45(45分) 再放送 富山県と長野県の県境は、陸続きでありながら車で往来できない日本で唯一の場所です。そこにあるのは、3000mを超す山が連なる「北アルプス」。しかし今から140年ほど前、北アルプスを横断する道路“有料の山岳ハイウェイ”が2年間だけ存在していました。立山カルデラからザラ峠を通り、黒部川、針ノ木峠を越えて、信州に塩などを運んだ「信越連帯新道」です。この幻の道をエッセイストの華恵さんが、当時の人々に思いをはせ痕跡を探しながらたどります。そして美しい北アルプスの雄大な自然の絶景をお届けします。 華恵さんが歩いた「信越連帯新道」のルート:ガイド「佐伯岩雄さん(山岳ガイド)」 長野県大町市野口地区
⇒(車で移動)⇒ 扇沢登山口 → 針ノ木雪渓 → 針ノ木峠 → 【針ノ木小屋で宿泊】→
針ノ木谷 → 黒部湖・平ノ渡 →(渡船)→ 【平ノ小屋で宿泊】→ 刈安峠 → 五色ヶ原 → 【五色ヶ原山荘で宿泊】→ ザラ峠 → 室堂 ⇒(立山黒部アルペンルート・車で移動)⇒ 立山温泉跡(※特別に許可をもらい入山しました)⇒(車で移動)⇒
富山市原地区 立山温泉跡: 一般の立ち入りは禁止されていますが、毎年7月〜10月に開かれる「体験学習会」に参加すれば「立山温泉跡」を見学することができます。(今年度分は受付終了)詳しくは、立山カルデラ砂防博物館まで。 「針ノ木谷」針ノ木小屋(ここ)から針ノ木谷出合、船窪乗越へ登って、七倉岳経由で七倉ダムや野口五郎岳・水晶岳辺りに行くコースですが、地図で破線のコースを下る道、針ノ木谷のコースです、黒部湖の渡船場から船で平ノ小屋へ・・・・・・。 |