北アルプス:北アルプスの北部 |
日程 2003年8月9−11日
9日雨(台風10号日本上陸)
10日快晴(山頂から富士山)
11日雨(大荒れ)
美しい、前剱
剱岳(標高2998b)ちょっと岩が高ければ3000b、眺めて良し登って良し、明峰中のトップ、剱岳・槍ヶ岳ともに北アルプスの登山者が見えるかなと期待する、見えると大空に峰を突き上げており、今回は室堂から別山尾根コースをたどって、剣山荘までは台風の嵐、山頂を征服する日は風一過の素晴らしい快晴に恵まれました。
コース 9日:6:00扇沢駐車場7:00−(トロリーバス)→黒部ダム−(徒歩10分)→黒部湖−(黒部ケーブル)→黒部平−(立山ロープウェイ)→大観峰−(立山トンネルバス)→9:00室堂ターミナル(台風一過待ち)室堂ターミナル10:20−(0:10)→10:50地獄谷−(0:10)→11:00雷鳥平−(2:00)→13:50剣御前小舎14:45−(0:40)→16:30剣山荘 10日:剣山荘6:00−(0:40)→6:45一服剣−(1:00)→8:15前剣−(1:30)→10:20剱岳11:00−(1:00)→12:45前剣−(0:40)→14:00一服剣−(0:40)→14:10剣山荘14:40−(0:10)→15:00稜線−(0:10)→15:15剣山荘分岐−(0:40)→16:30剣御前小舎 11日:剣御前小舎4:30−(0:30)→別山−(0:15)→5:10剣御前小舎(朝食)剣御前小舎6:45−(1:20)→8:10雷鳥平−(1:20)→9:45室堂ターミナル9:45−(乗り物)→12:00扇沢駐車場 扇沢←往復→室堂の交通費 8,500円、扇沢駐車場無料 剣山荘 一泊二食 8,400円 剣御前小舎
一泊二食 8,400円 (全て当日) 扇沢:この日は台風10号日本上陸で観光客が少なく、扇沢から室堂間は待ち時間無し、大町市から約20`、観光道路で走りやすい、扇沢駅の駐車場は駅に近い方は有料(800円/日、300台)だが公共第一・二(150台)は無料、私たちは公共第一、さらに道を挟んで市営扇沢駐車場(無料、200台)、爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳登山口に扇沢出合駐車場(無料、30台、ターミナルから徒歩10分) 9日は台風の接近で扇沢はガラガラ、6:30の臨時バスがあったが、通常の7:00のトロリーバスに乗る、途中黒部ダム(標高1470b)を歩く。
黒部ダムの観光放水、迫力満点でした。 また、立山トンネルトロリーバスを待つ間、大観峰(標高2316b)から後立山の峰々が雲の中でしたが駅の屋上展望台に上がって見ると、眼下に黒部湖が見え、ここの展望台はお勧めですね、でも今日の様に空いていないと並ぶだけになる所ですネ。 室堂ターミナルまでは大きな混雑も無く9:00には室堂ターミナルに着く(台風接近という特別な事情があって空いていた、11日の下山には待ち時間が発生していた)。 台風10号のスピードが遅い、まだ大阪湾辺りをウロウロしているらしい、9日深夜は自転車のスピードだという、10日になって時速40`になったようだ、それでも時間がたつに従って室堂ターミナル(標高2450b)は観光客で膨れてきた、約2000人。 1時間晴れを待つが、10時になった、雨は止まない、「風呂に入り帰ろうかと」と言う家内の最もな提案を飲み込んで、剣山荘を目指す。激しい雨である、今日中に剣山荘に着くには10時はリミットです。 ターミナルを出ると湧き水(立山玉殿の湧水、名水百選)、一ノ越へは真っ直ぐ、私たちは左へ、お花畑が広がる、雨の中でも美しい花々晴れていたら、室堂周遊コースのミクリガ池(コバルトブルーの輝きは無い、火口湖)を通過し、日本最高峰の温泉:みくりが池温泉を見る、イワイチョウが美しい石畳の坂を地獄谷へ下る。
大日岳が雨の中に浮かび雄大です、台風が去れば台風一過は間違いない、そんな雰囲気になって、家内も元気を取り戻すし、ひたすら歩き、地獄谷へまず下る。
亜硫酸ガスの臭いが不気味な光景に立ち込める、雷鳥沢ヒュッテやロッジ立山連峰を左右に見て、お花畑を大きく下ると雪渓が少し残り、雷鳥平キャンプ場、山道から離れたところにキャンプ場管理所が建っている。 浄土川へ下って雪渓が残る脇の橋を渡る、浄土川は称名(しょうみょう)川の源流で称名ノ滝へ流れている。橋を渡ったとたん、ここも大きなお花畑だ、大日岳へのコースと別れ、雷鳥沢を登る。 ハイマツの中を少し登ると、チングルナ、コバイケイソウのお花畑になって、雪渓(アイゼンは不要)を少し登り右側の山道へ移る、チングルマとハクサンイチゲの群落は見事だ!高度上げて行くと眼下に雷鳥平、その向先に室堂、さらに美女平から室堂に向う、バス路線が見えバスが上下している。
立山から別山への稜線、反対には大日連峰が雄大に姿を見せてくれる、雨は上がらない、室堂を出たときより大粒の雨になった、比較的緩やかで歩き易い山道も急に荒れ、急坂になって来る、足元にはダイモンジソウが可憐に咲く。
クルマユリの群落もあって辛い登りだがどんどん高度を上げると、タテヤマリンドウが足元に現われると、頭上に剣御前小舎が雨の中に浮かぶ。小屋に入り「おしるこ」を頂く、明日はここにお世話になる。 5,6人のメンバーが剣山荘は泊まり客が多いからと言い残し、小屋の裏から剣沢小屋に向った、私たちは明日の事も考え、左の剣御前の山服を巻く道をくだる、すぐ大きな雪渓を横切る、雨で何も見えないが山道はしっかりしている、幾つかの沢と雪渓を横切る、ここも素晴らしいお花畑が広がって美しい、まったく景色は見えないが大満足のコースになった。すでに16時を回って誰にも会わない、剣山荘の標識が別山乗越から下って20分ほどでやっと出てきた、さらに大きな石の転がる山腹を下って行くと、「剣山荘へはここを下ってください」の案内、ようやく山小屋が見え、小屋の少し下側に着く、私たちが最後の到着者のようでした。 剣山荘:部屋はビックリ、20人ほど入れる室が個室でした、剣御前小舎で剣沢小屋に向った人たちがここに来たら同部屋だったかも?一服剣経由剱岳への登山者は必ずここを通過する、剣山荘と別山乗越は「稜線コース」をお勧めします。 夕食は17:10から、50年前に剱岳に登った人、昨日雨の中を登り(中断)明日晴れたらまた挑戦の人、、それぞれ思い入れがあって楽しんでいる、50年前のその人は、明日は早月尾根を下るという。 10日:日ノ出を一服剣でと言う人、昨日剱岳に挑戦し雨で中断し泣き泣き下山する人がいる、私たちは剣山荘で日ノ出を楽しみ、朝食をゆっくりとり、スタートする。
剣山荘の裏側で鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間から太陽が昇って来る、その直前には別山に日が当たって素晴らしい夜明けになりました、前剣の峰がちょっと見えます。
昼食は小屋でカレーライスが出るとのこと、水とおやつを持って軽装で出発、剣沢小屋に泊った人も剣山荘の前を通ることになる、小屋の裏から緩やかに登る、お花畑が続く、別山から別山乗越を経て剣御前の稜線が美しい、剣沢小屋周辺のテントもカラフル。 今日は快晴 台風一過である!
やがて急斜面の岩場に取り付く、登り切るとトリカブトの群落、剣沢雪渓を見下ろす、真っ黒く日に焼けた秋田からの男性が先行する、行き止まりになって引き返してくる、手足をバランス良く登らねばならない。 一本の鎖を使って登ると一個目のピーク、一服剣(標高2618b)だ、前方に前剣が聳える、雲の上に遠望だがはっきりと白山が見える、日本海も見えてくる、奥大日岳が一段と美しい。
ハクサンフウロの咲く急斜面を下って武蔵谷のコル、杖が邪魔なので草むらに置く、この辺りから両手は自由にしておく。 お花がいっぱい咲きほこる、岩場を登ってしばらく稜線を行く、いきなり鎖場、上下一歩通行でなかなか手ごわい、鞍部に下ると両サイド切れ落ちている、
岩場にウサギギクが可憐だ。正面に前剣が雄大です。
急な岩場を登り切ると、まもなく前剣(ぜんけん:標高2813b)のピークに着く、
大きく展望が開ける、ここで一休み、剱岳がドーン、その右奥に白馬岳が見えて、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、、と続く。さっきまで富士山が見えていたという地元のおじさんが教えてくれる。
しばらく稜線を行く、足音に驚いたのか、夫婦の雷鳥!飛び出す、岩の色と区別が難しい、
私たちはそっと静かに見送る。この辺り細い尾根道だが、お花が一段と奇麗です。
大きな岩場に、鎖を使って横歩きに進む、抜けると大きな岩の中服に出る。
ここも注意、下って、この辺りが平蔵谷上部だろう、平蔵のコルを通過、ダイモンジソウが咲く、ここは上下一歩通行だから帰りには通過しない、まもなく垂直の岩場、「カニのタテバイ」、家内はいとも簡単に登ってしまう。
一歩目は大きなボルトに足を掛け、大きな岩を抱きかかえてしがみ付く、登り切ったところが下山時通過する「カニのヨコバイ」に合流する、10人ほどの団体がおそるおそる下って行く。この後は大きな岩がゴロゴロする斜面を登る、標識が立つ、早月尾根ルートの案内である、早月尾根を登って来る人が数人下の方に見える。
鎖が無く安全だが思うように登れない、岩魂の塊の山頂が見えてくる、展望も一気に広角になり360度のパノラマである。
標高2998bの山頂は祠が建ち、360度の大展望、流石!
剱岳である。
白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳(標高2889b)、爺ガ岳、針ノ木岳戻って別山、大汝山(標高3015b)・雄山の立山三山、その直ぐ奥に槍ヶ岳(標高3180b)そして富士山が大きく聳え奥大日岳、大日岳、そして雄大な薬師岳(標高2926b)、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、さらに奥に笠ガ岳(標高2897b)、そして遠望の白山、と私の知っている山を上げてみた。
流石に遠い富士山だがくっきり写っていますご覧ください。
下山開始、岩の急斜面を慎重に下る、先ほど登ったカニのタテバイを横目に、今度はカニのヨコバイを通過、家内も問題なく下ってくる、こんどは長い梯子、大きく足を伸ばし梯子に乗る、垂直で一歩一歩しっかりつかまって下る、避難小屋跡やトイレを通過し、ホットしたがまた目の前に大きな岩場は、鎖を頼りによじ登る、この岩場鎖無しで横に移動するところが危ない!登り切って今度は長い鎖で岩場を下る、登りの道は大きな岩の上で、トウヤクリンドウの咲く細い道を進む、途中、小さなケルンがあって、ちょっとした展望になっている。5,6人が食事中、しばらく稜線歩きで、お花も多く気分の良いところである。
帰路は往路を引き返すが剱岳から前剣までの危険な箇所は一歩通行で、上下山道は異なっている。一度鞍部まで下って、前剣へは、登りコースと違って、まず鎖で岩登り、登ったら直進は下山路ではなく、岩場を右に進む、次に岩場を下って、前剣からの岩場を巻くように進む、そのまま水平に進む道も有るが、稜線に登る道を選択、登りに取ったコースに出る、狭い尾根で見晴らしが良く、そのまま水平に前剣に着く、今朝、2:30に雷鳥荘を発って登って来たというご夫婦(カニのタテバイから道連れ)が岩場にて昼ね、これからまた雷鳥荘まで下るという。
前剣に戻った14:00、雲が出始める、山はやはり午前中、今朝室堂を発した人たちは今登り中!
慎重に前剣から下って、また一服剣を越える、巻き道が付いているように見えるが実はこの道侵入禁止、進入禁止の辺りにはハクサンフウロが一面に咲いている。潅木が茂りちょっと藪っぽい急坂を登って一服剣に着く、一人500mlを持ってきたが、家内は飲みきったという、まだ先は長い。
一服剣からの下山は登りより危険だ、この辺りペンキの矢印が見つからない、鎖場を過ぎると朝、室堂から登って来た登山者らに会う、若い男性3人は大きな荷物を汗ダクで登って来る。
よくもこんな岩場を登って来たものである、トリカブトのお花畑を過ぎ、急斜面を下ると、後はなだらかなお花畑の道になる、ホットするところだ、下山の前剣辺りで水は無くなった、剣山荘の脇に流れる水が美味い。 カレーライスを注文、美味い! 一休みし別山へは「剣沢小屋経由」「剣沢小屋方向に下って直ぐ稜線へ登る」「剣山荘から稜線へ」の三コースがある、一番楽な「剣山荘から稜線へ」を選択、登山者が休憩する脇を登ると直ぐに雪渓、お花畑である、稜線コースと言っても剣御前の中腹コースで別山乗越へは緩い登りである、幾つもの雪渓と沢を渡る、お花場が多く楽しんで登れます。
眼下に剣沢小屋、キャンプ場はカラフルなテントが散らばっている。別山乗越から剣沢小屋に向う人の列、逆に別山乗越へ登って行く人が見える、こちらのコースは雪渓で5,6人とすれ違う程度、ハクサンイチゲのお花畑、アオノツガザクラのみ咲き誇る、斜面と次から次と花の楽園が現われる。 楽なコースといっても剱岳を往復しての登り返し辛いところだ、別山乗越が見えてからが長い、家内の足取りが急に鈍くなる、無理も無い朝から歩き通しだ、励ましながら、休みながら登る、剣御前小舎の手前の雪渓に着く、もうー平だ!剣御前小舎は大日岳、立山三山、剱岳登山者の交差点。 剣御前小舎:とっても雰囲気の良い山小屋で、水は雨頼り、晴れていれば素晴らしい展望別山(標高2880b)へは、約30分程のところだ、剣御前(標高2777b)も良さそうです。夕食に同席したご婦人、明日は大日岳を縦走するという、北アルプスの事なら何でも知っているこの二人、本来は東北の朝日連峰を縦走する予定だったが電車が台風で運休になって大日岳縦走に変更したという。夕食後、剣御前小舎の一年間の記録ビデオを拝見、水は雨水頼り、生卵の冬場の保存、春先の山開き準備の氷着いた雪との戦い、登山者への心配り。 翌朝11日、雨の予報、早起きし家内を残して、別山へ、山頂までには三個のピークを超える、小屋を出て最初のピークでは富山の町が見え、立山も見えていたのに、山頂に行くほど雲が出て山頂は視界ゼロでした、足元にはタカネツメクサ、トウヤクリンドウがいっぱい咲いていました。途中、剣沢山荘からやってきた若者、続いて剣御前小舎からの若者に会う。 5:10 朝食 6時過ぎ下山を開始、大日岳を目指す二人のご婦人も元気よく雨の中を出かけた。小学生の団体が雄山目指して雨の中登って来る、まだ笑顔が残って元気そうだが?雨は降り続く。
下山は楽だ、お花を楽しみながら雷鳥平へ、せっかくだから大雨ではあったが室堂周遊コースを楽しむ、登山は天候が大きく左右する、晴れが一番だ!
9:45の立山トンネルバスに乗る、立山ロープウェイのみ整理券が発行されたが後は定刻通り、12:00扇沢駐車場に着く、車の長い列が続いていました。 大町温泉郷の13:30日帰り温泉(薬師の湯)に立ち寄り、青木湖の先の15:00親海湿原&姫川源流を散歩白馬町を過ぎて糸魚川へ5,6年前の崩壊跡も見えず快適なドライブでした。22:00新潟県村上市 12・13日を休み、14,15,16日と飯豊山を予定しましたが今年は天候が続かず中止 ※
剱岳いかがでした、登って見たいでしょう! |
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