赤城山の前衛の山 鳴神山(標高980b)・石尊山(標高486b) |
日程2007年5月19日(土)
曇り・雨・晴れ
鳴神山のカッコソウ
鳴神山は2005/4/24(カッコソウは咲いていなかった) コース 【鳴神山】つくば市2:10=(国道249・50号)⇒桐生=(県道)⇒4:35駒形鳴神山登山口4:40―(1:05)―>沢源頭5:45―(0:10)―>梅田・川内標識5:55―(0:00)―>梅田・川内分岐5:55―(0:01)―>5:55カッコソウ保護地6:10―(0:00)―>梅田・川内6:10―(0:05)―>6:15鳴神山山頂6:25―(0:02)―>仁田山岳山頂6:27―(0:08)―>こつなぎ橋(梅田側)・川内町(赤柴:駒形側)分岐6:35―(0:05)―>枯れ沢出合6:40―(0:10)―>草原の林道終点6:50―(0:05)―>林道出合6:55―(0:10)―>赤柴つり堀跡7:05―(0:15)―>7:20駒形鳴神山登山口 【石尊山】8:10石尊山登山口8:15―(0:25)―>稜線・ベンチ8:40―(0:20)―>二五丁目・基盤平岩9:00―(0:05)―>石尊神社9:05―(0:05)―>9:10石尊山頂上9:15―(0:20)―>稜線・ベンチ9:35―(0:30)―>10:05石尊山登山口 石尊山は群馬県桐生市と栃木県足利市の境に位置し、深高山(標高508b)と並んでいる(縦走路あり)、桐生市からは県道227か67で両毛線小俣駅へ、県道218で北上すると石尊山の道標が有って、石尊不動尊に5,6台の駐車場とトイレがある。帰りは県道62で佐野へ、 |
早朝は晴れ、雨になって再び昼頃から晴れ、夕方は悪化すると言う天気予報。早目に家を出て国道408・294号を北上し下館、国道50号で桐生市へ、国道50号から国道122号に入り、 登山口道標の手前の空地に邪魔にならないよう駐車(下山時も私の車のみ)してから、一般車はとても走れない林道に入る、右に沢を見ながら緩やかに登って行く。
新緑はすっかり夏モード、この辺り春先にはスミレやニリンソウが咲くがまったくその姿は無い、カンボクやウツギが咲く、5分程で林道終点の広場に着く。二本の沢が合流、登山道は左の沢に沿っている、古い橋を渡ると、周囲は杉林、小さな滝、道は沢底のように石がゴロゴロ、右の沢ではカエルの声、頂上まだ3500b地点 4:55。 足元には水が流れ、沢底を歩くようになるが本流ではない、沢底から抜けてホットするが、また沢に戻る、両側が岩壁に囲まれ狭い谷間、沢岸の石を拾って横切って行く、綱場も有るが問題は無いけれど、雨の後だと滑り危ない所だ。このルートは下山には使わないようにしたいですね。時々ホウチャクソウが咲いていますが多くはありません。 谷間から抜けると、登山道は安定するが急登が続く、そして再び沢底に入る、5:10 ニリンソウの咲き残りがある、スミレは全く現れない。頂上まで2500b地点 5:15。 前回訪れた時はこの辺りニリンソウの大群落地点、黄色い花が現れる、ヤマブキソウである、最初は数輪でしたが、だんだん多くなって、群生している。
まもなく、中間点の標識、この辺りヤマブキソウが多い、良くカタクリの後に咲くと言うが、この辺りカタクリ(今は消えている)が多い所です。 5:28 杉林を抜けると、一変し美しい雑木林、新緑が夏へとだいぶ進んでいる、再び谷間に入る、沢には水が無く枯れ沢、傾斜が増し、沢底からどんどん離れ、登山道はジグザグに登っている、5:45 上空が真っ暗になって雨が落ちてきたけれど木々の葉が大きな笠となって、雨具の代わりをしてくれる。 ヤマツツジが現れ、登り切ると稜線に飛出る、稜線と言っても樹林に覆われ展望は無い。さっそくカッコソウ保護地へ下る、綱が張られ保護されている、カッコソウは一本も見当たらない、2005/4/24に訪れた時はまだ花が咲かない株が有ったのに! さらに下って見ると、有りました、咲いています、しかも数え切れないほど。
とても可憐な花です、ずっとここに咲き続けて欲しいものですね。鳴神山へ通って三年目ようやく花の姿を見ることができました、期待通りの美しい花、カッコソウ 感激! 仁田岳分岐から鳴神山頂上へ、岩場を過ぎれば狭い展望台の山頂です、雨が止み、日光連峰、赤城山、皇海山、浅間山が見える所ですが、残念ながら大展望は無理で袈裟丸山連峰が見える程度です。山頂はアカヤシオツツジで囲まれるが今日はツクバネウツギとヤマツツジがひっそり咲いているだけで石祠も寂しそうである。 仁田山岳へ向かいます、岩場を下って鞍部、直ぐ登り返すとツツジに囲まれた仁田山岳頂上です、見晴台があり、そこを過ぎるとツツジの木々に囲まれた尾根道を急降下、本数は少ないけれどヤマツツジが妖精のように林に咲き誇り綺麗です。 梅田・川内との分岐、川内に下る、チゴユリが見られます、まもなく枯れ沢に出合う。 こちらのコースは登りと違って岩場はまったく無く、ノンビリ下れます、ここにもヤマブキソウが咲いています、どんどん下ると広い草原に出ます、6:50 ここから林道ですが、車は走れそうにありません、5分ほど林道を下れば、広い林道に合流。 山頂直下での雨もすっかり青空に変わってきた! やはりアカヤシオツツジやスミレの時季が過ぎると静かですが、カッコソウは今が見頃でした。 まだ、8時前、晴れてきた桐生、石尊山のアブラツツジを見に行こうゆこう。 桐生市街に戻って、佐野・足利の標識を頼って、JR両毛線小俣駅を目指します、県道227に入り、小俣駅へ、県道218が出たので、城山CCの案内を追いかける、城山CC入口の先に石尊山への標識、右折し石尊不動尊の二本の大きな石塔の間を抜け、回り込むと杉林の中に駐車場(5,6台)とトイレ(とても綺麗です)がある。一台車が停まっている、8:15 「八丁目」の印、この印は石尊山頂上まで一定の短い間隔で「三十丁目」まで続く。 数本の登山道も直ぐに一本に集る、しばらくゴロゴロ石が敷かれ、だんだん道幅が狭くなると急登に変わる、この辺り深い杉林、右の石切り場から大きな音が聞こえる、まもなく「女人禁精制」の大きな石塔が立つ踊り場、さらに狭い登山道を登り、階段が現れ、数分で杉林から抜け稜線に出る。 ベンチが置かれ、一休み、歩き出すと「十九丁目」の印、そして可愛いスズランのような花のアブラツツジが現れる、他のツツジも多い所だが今日はアブラツツジ以外花期を過ぎている。
アカヤシオツツジとか他のツツジに比べ目立たない、下山時に出会った男性に「アブラツツジ、可愛いですね」と言うと「気が付きませんでした」と返事、こんなに岩尾根にしばらく続いて咲いているのに、地味なツツジです。 日光の男体山(中禅寺湖側)の登山道にベニサラドウダンが多く有るけれど、ちょっと花の付き方、花の広がり方が違うようです、下山時登山口で出会った男性「桐生市の近藤(?)さん」の話ですと「どのツツジも大きく違う、特に葉が異なる、アブラツツジのようなドウダンツツジは四季を通し人気だがヤシオツツジの葉はちょっと、、」彼は鳴神山や石尊山の剪定を行っているとのこと、なるほど、岩尾根にあるツツジは丸く刈られていた。 大きな岩が次々と現れるが危険は無い、ツツジの尾根が頂上まで続く、「二五丁目」には巨岩で「基盤平岩」、その先の大きな岩場をよじ登ると「山姥も腰かけ」(小俣第二小)で、素晴らしい展望、県境の仙人ヶ岳が大きく見える。この辺りのアブラツツジは天然の枝(剪定されていない)でホットする。 9:05 石尊神社の手前の二分地点、右に行くと神社の庭先で石切り場が大きく見え、その先に関東平野が広がる。
細い登山道を行き、最後は急登すると、広い石尊山頂上。樹林に囲まれ展望は無い、登山道にも見かけたがニガナの群生がある。 腰を降ろし休憩。下りは石尊神社手前で別れた道を下る。改めてアブラツツジを観賞。 国道50号、交通情報によると埼玉の方では雨、群馬・栃木は晴れ。つくば市15時着、17時ころ雷でした、きっと午後から鳴神山周辺も荒れたかもしれない。 今日は展望より花めぐり暑くなく、ちょっと雨に恵まれましたが、カッコソウ、ヤマブキソウ、アブラツツジとお目当ての花に出逢い楽しい登山でした。 |
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