三ッ峠登山口:標高1,240b 御坂山:標高1,596b 黒岳:標高1,793b 破風山:標高1,674b

富士山と周辺の山々
御坂峠から黒岳をへて破風山の縦走
御坂山塊では黒岳が最高峰、山頂から大石峠にかけて富士山を眺めながらの稜線歩きを満喫する。

2001429日 曇り

富士急行線河口湖駅850=(バス010)=>858産屋ヶ崎バス停(駐車場:ここから乗車)=(020)=>920三ツ峠登山口バス停925―(050)―>1030御坂山−(030)−>1110御坂峠−(100)−>1200黒岳−(030)−>1230破風山−(015)−>1245新道峠−(100)−>大石登山口−(040)−>1425河口湖自然生活館バス停1440=(バス020)=>1500産屋ヶ崎バス停

河口湖〜登山口(天下茶屋)  土日運行 2001/49/29現在
8
50―>915910―>935940―>10051035―>1100
2014/12/25
現在は:河口湖駅発天下茶屋
9:00,9:40,10:35 ●土日祝日のみ、運行旧盆(2014/8/132014/8/16)の期間は土日祝日ダイヤで運行いたします。天候による道路運行状況により運休する場合があります。約10年前でも変わらない、人気ですね! 富士急山梨バス本社営業所 TEL: 0555-72-6877

*三ツ峠入口バス停までは:甲府駅〜石和温泉〜県立博物館〜河口湖駅〜富士急ハイランド〜富士山駅
富士山駅発河口湖経由で河口局前、三ツ峠入口、、、石和温泉、甲府駅(甲府駅北口)と運行
2014/12/25
現在は:河口湖駅発は5:57,6:38,6:58,7:18,7:38,8:28と天下茶屋行きより早い、御坂峠・黒岳方面ならこれ。
このバス便を使うと:京戸山達沢山縦走が楽しめる

*大石峠をさらに縦走し、節刀ヶ岳をへて十二ヶ岳と鬼ヶ岳・王岳の縦走路に結ばれる。毛無山、十二ヶ岳〜鬼ヶ岳、鍵掛峠を縦走

  マイカーで河口湖へ、河口湖ロープウェイのある湖畔の県営駐車場に車を置き、河口湖駅バス停まで歩く予定だったが、現地で解ったがここの駐車場は長時間置けない、産屋ヶ崎バス停10台程度の駐車場がありここに留めてバスを待つ。季節(4月から11月)のバスに乗れば「天下茶屋」まで運んでくれる、御坂トンネルから御坂山を経て御坂峠へ、下山は河口湖大石、バス便が無ければ河口湖美術館方向にのんびりと散策したい。

富士急行線河口湖駅発8:50は三ツ峠登山口登山口が9:15と富士山を望むには遅い時間だが、休日のみ登山者の為に運行する事に感謝し利用しようバスを待つことにする。バスを利用すると、同じ登山口へ戻らないでよいというメリットがある、三ツ峠へ登る人も富士急行三ツ峠駅周辺に車を止め、河口湖駅まで電車に乗って、このバスを利用すると、清八山・本社ヶ丸まで足を伸ばせ、三ツ峠をへて三ツ峠駅へくだれます。

  時間通りバスがやって来た、早朝は富士山が大きく見えていたのに、バスの着く時間の少し前から、すっかり雲の中。途中で乗車したのは私一人らしい、席はほぼ満席、最後部の席に座る、本社ヶ丸に今日は登るというご夫婦が同席、そして話は弾み「黒岳はお花が多く楽しめる」という、同席のご夫婦と多くの登山者は三ツ峠登山口バス停(手前の御坂トンネル入口に三ツ峠入口バス停がある、御坂峠への登山道がある)で下車して行く、天下茶屋バス停まで乗って行く人は私を含めて15,6人ほどでした。

天下茶屋バス停から目指す山は三ツ峠でだが大宰治「富士には月見草がよく似合う」文学碑まで行き、碑を見て天下茶屋・三ツ峠登山口まで戻ると言う56人の女性軍団が同行、私はそのまま御坂山へ、御坂山を経て黒岳に向かう登山者は横浜からの団体12名と私だけ。

三ツ峠登山口バス停から今日はバスだが、歩くとしても約20分で天下茶屋、なつかしい御坂トンネルで昔を充分忍ばせている、トンネル手前左側を登ると23分ほどで大宰治文学碑、大きな碑の脇にヤシオツツジ咲いている。

すぐに木の階段で急坂が始まる、道端にはスミレが咲き、背中方向には三ツ峠が大きく見える、晴れていれば富士山が美しいだろう、今日は河口湖が奇麗に輝く、シャクナゲはまだ蕾で膨らんではいない、20分ほどで三ツ峠分岐の稜線に出る、右は八丁峠で左が御坂山への尾根道、この分岐付近にエンザンスミレが咲いている、少ない貴重な花、優しく見守ってゆきたい。

三ツ峠分岐から今回下山した新道峠までは、ほぼ尾根道で上下を繰り返し歩くことになる、今日は富士山がまったく見えず、何時になるか?リベンジしたいものです。この縦走路は天下茶屋から新道峠まで富士山と友に歩ける楽しいコースである。

三ツ峠分岐からすぐ、小さなピークに着く56歩下ると、天下茶屋同様、ここも富士山の展望台だが見えない。フジサクラ(コースのいたるところに咲いている)が可愛い花びらをつけて満開。

幾つか上下を繰り返し、時々見晴らしの良い場所に出る、やや広い鞍部に出ると、その後、急な坂になる、まもなく見晴らしの無い御坂山山頂(標高1596b)、山頂というより広場、何本か太い木が茂っている樹齢?

御坂山山頂からはしばらくなだらかに下る、驚くほどで太い木が多い。突然、露岩の見晴台の岩にでる、ここはビューポイント、登山道沿いだが誰もいないので一休み、こんどは岩場を下る、このコースの唯一の岩場、鉄塔の脇は見晴らしが良い、ここは、富士山と反対側の景色もいい、鞍部に下りまた登り、ここから20分ほどで御坂峠に着く、今日のコースの中間点。

御坂峠は三ツ峠入口バス停からに登山道があり、茶店があるが誰もいない、広い草地になっている。茶店の裏には御坂神社、トイレが有る、平坦な道がしばらく続く、やや急な登りになると足元にカタクリの群落、富士山は見えないが足元が楽しい。

  ササの多い道を緩やかに登る、小さなピークに立つ、見晴らしのよい場所、手前に黒岳が待ち構えている、下山してくるご夫婦に聞くと、15分ほどで黒岳山頂に着くという、一度鞍部まで下り、ブナの多い最後の急坂を登り始める、キツイ、幾分、山道が広くなり楽にはなるが、山頂まではもう少し、だらだら登って行くことになる、釈迦ヶ岳分岐を見送ると山頂の人の気配、樹林に囲まれ展望は無いが確かに標識が立ち黒岳山頂(標高1793b)である、富士山が見えないからか? 登山者全員が反対方向を向いて座り昼食中。

富士山の眺望を求め、林を抜けると23分で展望台に着く、山頂は込み合っていたがここは静か、おにぎりを食べながらしばらく展望を楽しむ、確かに富士山が見えないと寂しいが、眼下に広がる河口湖が光っている。晴れていれば南アルプスが望める。

黒岳山頂に戻り、さっき登ってきたとは反対の道を大石へ向けて下山開始、こちらは急坂をスリップ(岩など無い)しながら下る。すぐスズラン峠、右に下ると上芦川(かみあしがわ)で釈迦ヶ岳登山口がある、破風山へは真っ直ぐ進む、広く開けた場所に出て大きな岩がある、岩の上は展望も良く休憩には良い。

簡単な登りで破風(はふう)山(標高1674b)、富士山は見事な展望、さらに下ってゆくと展望台が幾つもある、きっとカメラマンが集まり自然と出来上がった展望広場であろう、今日は誰もいない。

破風山から10分程下ると犬の鳴き声がする、新道峠、犬を連れた人に聞くと「上芦川村からこの新道峠のすぐ下まで車が入れる」との事、犬の声も納得、富士山の展望も良く、カメラマンがこの峠まで車で来るのだろ。このまま縦走を続けると大石峠になるが、直接大石へ下る。

新道峠から長い・長い下りが始まる、山道は狭いが比較的なだらかで歩きやすい、杉林の中で展望は無く、登りのコースに選択するとキツイところだ、ところどころにフジサクラが可愛い花を付け満開、ヤマブキも多い、単調な下りに飽きた頃、やっと林道に出る、大きな案内図が建っている、新道峠から大石峠は一時間半とある、今日は天候が悪いので新道峠で下り正解。

たんたんとひたすら大石に向かう、ヤシオツツジが満開、ヤマブキも多く咲いて初夏の気分、時々河口湖が見えるのだが長い行程です。ようやく民家、でもなかなかバス路線に出ない、広い道になりバス停が不明、地元の人に聞くとバス停は河口湖自然生活館内にあるとのこと。

*富士急バス:富士山駅〜河口湖駅〜大石プチペンション村〜芦川農産物直売所 2014/12/23現在
芦川農産物直売所から大石プチペンション、大石荘、河口局前(三ツ峠登山口)を経て河口湖・富士山駅間を運行。
(例)大石荘発河口湖方面は:7:39,8:54,10:34,12:04,13:34,16:04,17:50,18:50
    
2014/4/711/30の間の土・日・祝日のみ運行。ただし、2014/7/198/31の間は毎日運行

15分ほど遅れてバスがやって来る、河口湖周辺は賑わい、込み合っている、ここからのバスは一時間に一本(午後はxx34分)、鼻の長いバス、快適に河口湖湖畔を走る、河口湖美術館経由で美術館からは大勢の観光客が乗り込む、甲府からの国道137号に合流し右に河口湖大橋への道を見送り、トンネルを抜けるとそこが産屋ヶ崎バス停

産屋ヶ崎バス停までは道は空いており難なく車に戻れた、ここから車、河口湖駅近くを通過するまで渋滞、国道139号は空き、都留市から大月へは難なく走れ、国道20号も相模湖周辺が混んだだけ、八王子で国道16号線へ。

<参考>

産屋ヶ崎(うぶやがさき):河口湖の東岸に突き出た岬、湖面に映る逆さ富士で名高い。
「雲霧の暫時百景をつくしけり」(芭蕉)、駐車場は10数台可能、バスに乗り込んだ時は満席、湖畔には釣り舟が多い。
 
バスは:甲府行き、天下茶屋(4月から11月)行き、大石プチペンション村行きがあり河口湖駅から比較的バス便は多い。

黒岳・釈迦ヶ岳縦走今回と同じように黒岳へ、釈迦ヶ岳分岐から日向坂峠を経て釈迦ヶ岳に登り、釈迦ヶ岳登山口に下り、林道を歩き、バス停である「すずらんの里入口」へ道を左に見送り、芦川農産物直販所バス停まで行くことになる。
 
若彦トンネル2010327日開通。 富士河口湖町大石と笛吹市芦川町を結ぶ2.6km

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