旧御坂峠、八丁峠、清八峠  八丁山(標高1580b)清八山(標高1593b)本社ヶ丸(標高1631b)三ツ峠(標高1786b)

 良く歩いた、友人の美女 大展望を満悦


日程 20041218日(土) 快晴 


三ツ峠山頂から 日没寸前

コース

常磐線天王台4:39⇒神田駅5:43⇒立川駅6:43⇒高尾駅7:037:39大月駅7:518:40河口湖駅8:50=(富士急山梨バス)⇒三ツ峠登山口9:15=(富士急山梨バス)⇒9:25天下茶屋9:40−(0:30)→旧御坂峠10:10−(1:00)→八丁峠11:10−(0:15)→八丁山11:25−(0:10)→清八峠11:35−(0:35)→12:10本社ヶ丸12:50−(0:30)→清八峠13:20−(1:40)→御巣鷹山15:00−(0:20)→15:20三ツ峠山(開運山)15:25−(0:05)→15:30木無山15:45−(1:15)→林道:達磨石17:00−(0:55)→17:55三ツ峠駅18:1018:40大月駅18:5419:35高尾駅19:3919:39神田駅⇒上野駅20:0320:56牛久駅
 
この日は三ツ峠までバスが運行されていたが現在はこの時期は運行されていないので、富士吉田と甲府を結ぶバスを利用し「三ツ峠入口バス停」で降りる事になる

冬至は1222日、一番昼が短い、約8時間の工程、交通機関を使って都心から三ツ峠に向かう場合、今日の工程が一番早く、三ツ峠登山口に着く、都心に住む友人でも6時前の出発は早い、私は3時半に起床ですが!

JRと富士急の「河口湖・西湖フリー切符」を購入(東京都区内から4,600円、ちょっと安くなる、河口湖&西湖を周遊すればグンとお徳)するが河口湖らか三ツ峠登山口の乗車券は含まれない(710円)。

バスは天下茶屋の御坂トンネルが工事中のため、一つ手前の三ツ峠登山口(三ツ峠入口とは異なる)停まりと言う、乗客10人程を乗せ、河口湖湖岸を通過し、国道137号に入る、大きな富士山が見えている、まもなく三ツ峠入口バス停(御坂峠に登る場合はここで下車)で、ここからバスは御坂みちに入る、運転手さん「この辺りは、一番富士山が綺麗で、今年は土曜日の天候が良かった、、」と観光ガイド、三ツ峠登山口が今日は終点。三ツ峠へはここからが最短。

私達(三ツ峠は始めて、毎月山中湖周辺にテニスで来ている)と男性1人の四人以外はここから三ツ峠に向かう、バスの回転地点(マイカー運転手:バスは通常は天下茶屋までなのでここで回転するとは思わない)に車が停まって、私たちが数10b歩き出すとバスは回転できず、天下茶屋まで行くという、4人全員を乗せて天下茶屋、天下茶屋までバスと予定していただけに複雑な気分、ラッキーの結果になった。


天下茶屋から

天下茶屋からは富士山展望が素晴らしい、眼下には河口湖が輝く、トイレ等準備を終え出発。バスはトンネルを抜け反対側で回転して戻ってくる、運転者さんニコニコ。

トンネル工事中の事務所が旧御坂峠入口に建ち、仮設された鉄橋を渡って太宰治文学碑へ登る、富獄百景「富士には月見草がよく似合ふ」の一文が有名とのこと、文学碑は数分登った展望の良い地点に置かれている、しばらくジグザグの木段、急登が続く、木々は葉を落とし、木々の間から富士山と河口湖が見える、足元にはシャクナゲの株が現われる。


稜線「←御坂山・八丁峠→」へ登る

稜線に立ち、左:御坂山から黒岳、右:清八(せいはち)峠の分岐、ここから八丁峠までほぼ平坦な尾根が続く、左には南アルプスや八ヶ岳も見えている、文学碑の先で男性と御坂山から下山のご夫婦(三ツ峠登山口から往復)に会ったが、本社ヶ丸(ほんじゃがまる)までは誰にも会わなかった。

旧御坂峠から5,6分の小さなピークで、富士山の良く見える地点に着く、素晴らしい所だ。さらに進むと、三ツ峠登山口からの登山道が合流(天下茶屋で工事のため使えない)、八丁峠方向はここで90度左に曲がる、真っ直ぐ踏跡が有ってちょっと迷う地点だ。

ここから潅木に囲まれた登山道で藪道、枯れ枝が目に入るところだ、小さな下りが有って、御坂町の谷から冷たい風が吹上げる、緩やかに登ると送電線の鉄塔が出て、ここが八丁峠だ、再び富士山が大きく姿を見せ、御坂山や黒岳、釈迦ガ岳(尖がった)が近い、その後方に南アルプスが並ぶ、急登、長くは無い、植林地が有って石垣が詰まれ、この石垣を巻くと、三ツ峠方向との分岐になって、左に向かうと展望の良い所に出て、石垣の上部に、石垣は植林を守っている、2,3歩岩を登り切ると八丁山、手頃な松が二本生え、富士山の写真を撮るには良い所だ、南アルプス、八ヶ岳、ニセ八(茅ヶ岳)、金峰山、甲武信ガ岳、大菩薩など良く見える。

今度は少し下る、前方に本社ヶ丸らしき藪に囲まれたピークが見えてくる、清八峠は笹子駅・三ツ峠(この登山道は侵入禁止)・本社ヶ丸の分岐で潅木に囲まれ展望は無い。真っ直ぐ、本社ヶ丸へ向かう、藪に囲まれた尾根道だが良く踏まれ、右に三ツ峠が大きく、その後方に富士山がずっとついてくる、岩場のピークを数回越えるが、どの岩場も展望は良く、登り難い岩場も有るが、危険な箇所は無く、楽しく越えて行く、その岩場で1人の男性に会う、後10分程という、その後2ピークに騙される、先行する友人が「至仏山でも騙された、、」など言いながら笑顔で登って行く、山頂手前の大きな岩場からの三ツ峠の右奥に富士山が聳え、岩場の美林の松が有って美しい。


本社ヶ丸から

その岩場から下って最後の岩場登りで、男性が教えくれた時間で、本社ヶ丸山頂に立つ、精八峠からは40分、素晴らしい富士山の展望に南アルプス、八ヶ岳連峰、奥秩父連峰、大菩薩連峰、奥多摩連峰、丹沢連峰と主脈が360度の大パノラマで広がる。眼下に中央高速が見え、笹子雁ガ腹摺山とお坊山、滝子山、その後方に雁ガ腹摺山が大きい。山頂からは鶴ヶ島屋山へのコースが伸びている、踏跡もしっかり付いている。

本社ヶ丸山頂は岩場で狭いが、私達のみ静かな昼食を楽しむが、冬至時期、のんびりしていると三ツ峠で日没、余裕を持って明るい内に林道登山口(達磨石)に下りたい、おにぎりを半分残し、山頂を後にする、富士山には雲が浮んできたが、今日一日は美しい姿を見せてくれるだろう。

その富士山を眺めながら快適に清八峠へ引返す、地図上では左に大幡八丁峠に向かう道が有るが、侵入禁止になっている、八丁山に登り返すし、展望を再度確認し、八丁峠と三ツ峠の分岐を通過し、どんどん下って行く、樹林に囲まれ展望は無く、まもなく笹が現われ、林道に出合う、清八林道でどうやらここまで車が入れるようだ、広い駐車場も有る、大幡八丁峠、ここは左の登山道を緩やかに登って行く、見上げると三ツ峠の鉄塔が見える、あそこまで登るのかと不安になるが、大幡山の巻道で直ぐには急登にならない、巻道が終わり、急登が始まり、親子三人が下ってくる(男の小学生二人とお父さん)、展望の無いピークに達し、平坦になるが、今度は背丈ほどの笹を横切って行く、鞍部からいよいよ御巣鷹山の登りになる、若いペアが三ツ峠登山口へ下って行く、急斜面が続き、登山道がはっきりしない箇所も有り、なかなか手強い、ここはじっくり登るしかない。

ようやく平になって鉄塔が近づくが、急登はまた始る、右に四季楽園が見える、その後方に富士山が木々の間から覗く、ようやく登り切ると鉄塔の大きな建物の横に出る、御巣鷹山である、15:00 三ツ峠山頂まで後30分、林道のような広い道を少し下ると、北口登山道が分岐するがあまり歩かれていないようだ、明るい草原、霜柱が融け、ぬかっている、展望の良いところだ、勿論、富士山も美しい。

すぐに登りになってここの霜柱は解けず、寒い、登り切るとアンテナの建物、右に5,6b下って、開けるところが砂地で左に曲がって登れば大パノラマの開運山:三ツ峠山山頂である。


日没直前 美女&富士山 逆行になってゴメン!

大きく雄大な富士山は素晴らしい、山頂は私達だけ、風が強く寒い、南アルプス、八ヶ岳、、と展望は良く、御坂山から黒岳へと続く峰々、一級品の展望である。

地肌の露出した急斜面をいっきに下る、途中、カメラマンが立ちつくすビューポイント、四季楽園の前に出る、友人がトイレを借りている間に木無山へ、展望は三ツ峠には敵わない。

三ツ峠登山口へは木無山の手前を左に下り、母ノ白滝ルートと天上山公園カチカチ山ロープウェイは木無山を越えて行くことになる。

下山の準備を済まし、15:45 四季楽園の前から三ツ峠駅えと下山開始。いきなり急降下、左には屏風岩、直ぐに道が二分、左の登山道を下る、まもなく水がポトポト流れる沢の源頭を横切る、崩れたガレ場を横切って、樹林に入ると、屏風岩の真下に出る、見上げるとロッククライミング中の人(セミのように岩に貼り付いている)。


セミのようですね!


巻道が続く、まもなく下りに坂、富士山の右肩で太陽は木無山にもう直ぐ隠れそう、笹の斜面に並ぶ石仏が並ぶ、八十八大師を左に見て下る、木段、石ゴロゴロ、木の根とジグザグな登山道を下り続けると、富士山の良く見える大曲り、日は沈み、紅く染まった富士山をカメラに収め、岩場を下ると、今度は富士山の良く見える「股のぞき」、富士山は普段の姿に戻っている。今日は、朝から夕方まで富士山の姿が見え、大変珍しい、何時もなら、朝見えても昼頃には雲がわいたり、朝見えなくても夕方見えるとか。

ヘッドランプを用意、点灯して直ぐ、達磨石の直ぐ上の林道登山口に飛び出る、林道(舗装)に出ればヘッドランプは不要だが、直ぐに達磨石への登山道へ入る、杉林で暗いが、達磨石までは一分と掛らない、直ぐ沢に架かる橋を渡れば先ほどの林道に再び出る、後は林道を下るのみ、暗闇に涼風荘、滝への周遊道、三ツ峠遊園を過ぎた頃は月明かりが頼り、ようやく大きな大山祇(おおやまつみ)神社の前になって民家の明かりが頼りになる、大きな建物のグリーンセンターが左に見え、三差路、ここは右に曲がって行く、西桂町の住宅地の中を通過、工事中の橋を渡って、真っ直ぐ進むと、信号の一個手前に三ツ峠駅への標識、右折してまもなく三ツ峠駅前に着く 17:55 18:10分発大月行きの電車が有る、辺りはすっかり暮れ、大月駅で中央線に乗り、高尾は近いが上野原で特急待ち、高尾で中央特快に乗れば後は都心へ運んでくれる。

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