日程:2013年5月3-6日(金-月)晴れ ゴールデンウイーク
日程:1998年7月19-20日(日-月)雨と時々晴れ 表富士宮口五合目から、友人と家内同行
日程:2008年7月12-13日(土-日)晴れ 登りは吉田口登山道、下りはバス
富士五湖東海自然歩道の山登りを計画し、3ヶ月前に宿を予約、1ヶ月は高速バスを予約そして出発の数日前に大きなニュース「富士山が世界遺産に決定」が飛び込む、天気予報は前半と後半は素晴らしい天気、確かに前半はよく、30,1,2日は下り、3,4,5,6日は素晴らしい天気が富士五湖では得られました。
第一日目 忍野八海
第二日目 足和田山、三湖台、紅葉台、鳴沢氷穴、精進湖
第三日目 三方山、精進峠、パノラマ台、烏帽子岳、白糸の滝
第四日目 長者ケ岳、天子ケ岳
第一日目:5月3日は:
7:40新宿高速バスターミナルを時間通り京王バスは出発、各サービス・パーキングエリア入口は大渋滞が続く、大月で別れ富士吉田線へ渋滞から抜けガラガラ、遅れ3時間、この時点で「平野から石割山へ登り、忍野八海へ」を中止、忍野八海のみに切り替える。
快晴 渋滞から抜けガラガラ
谷村PAで休憩 11:40、富士急ハイランドにまず停車、続いて河口湖駅。運転手さん教えられ、忍野入口で下車13:06(予定は忍野入口9:42、平野10:04)。
国道138高速バス停忍野入口、荷物をトランクから出しながら忍野八海への案内、案内通りバスの進行方向逆へ歩めば忍野村観光案内図。
案内図を確認:東海自然歩道は平野から―(1:30)→石割山(標高1413b)―(0:30)→平尾山(標高1318b)―(0:40)→大平山(標高1296b)―(0:45)→長池山(標高1178b)―(0:40)→花の都公園―(0:30)→忍野八海
と説明、更に既に約3時間半遅れ、今日は忍野八海を楽しむだけに予定を変更する。
歩き出す、林にエンレイソウ、スミレ、八重のサクラ?見たいな花が開いている、直ぐに鐘山ノ滝の道標、これを見送って、四季の杜おしの公園を左に見て進む。交通量が多いのに歩道は無い、東海自然歩道は桂川の反対側のようで、鐘山ノ滝の道標辺りにその案内があったのかもしれない!
リンドウ、、、ボケ、スミレ、、。
桂川の向こうには、さかな公園。難なく忍野八海に到着13:45(忍野入口バス停から約40分)。
忍野八海(おしのはっかい)は:「出口池」「お釜池」「底抜池」「銚子池」「湧池」「濁池」「鏡池」「菖蒲池」を狭いエリアで見せてくれ、名水百選の一つ。富士山の雪解け水が80年の歳月をかけろ過し、湧水となって八か所の泉を作っている。国の天然記念物に指定されている。
ここに「榛の木林民俗資料館」が大きな敷地、忍野八海の「底抜池」があって入場料300円、写真で紹介するが展望台もあって入場しないで忍野八海を語れない!
ではさっそく忍野八海を散策して観ましょう!
富士山が映る時がある、善悪を見分ける池。
大勢の観光客、とっても綺麗、飲んでも大丈夫でしょう!
湧池
木花咲耶姫のより湧出した伝説の池。
榛(はん)の木林民俗資料館天堂台から
底抜池
泥が厚く堆積し深さは不明、お釜池と地底で水脈が結ばれていると言われる。
暇な機関が税金を使って解明しないで、世界産は神秘な方が好い、、、。
高座山、杓子岳、鹿留山、二十曲峠、、、登山は’ここ ’
銚子池
間欠的な湧水、縁結びの池の伝説
日本の風景 観光客激しい込み!
80年前の雨水が、ろ過され流れ出す!
菖蒲池
ちょと他の池と離れてるのが、菖蒲池とお釜池
お釜池
地主のおばあちゃん、お話を聞き、、、忍野八海の保存の意気込みを知る!
忍野八海をあとに!
この後、春の草花が数多く楽しめる独り歩きの散策路だが、案内が消える、、、東海自然歩道を歩く人は年々減っている、、、
世界遺産で歩く外人さんが多くなる、、ちょっと心配、、、、桂川の音で自分の位置を把握、滝の音で助かりました。
鐘山ノ滝
鐘山通りと国道138の交差点:富士見公園前交差点から鐘山通りへ入り直ぐ右、駐車場が
ある。
忍野入口から富士浅間神社方向に戻っても良い、一見の価値は充分、この日は誰も見かけない、、、。
イカリソウ 錨草 メギ科
この上に、ミツバツツジが綺麗に咲く、今回富士五湖周囲で見たイカリソウは、ここと6日目の苑の庭先だけでした。
富士見公園前交差点
サンパークふじ前バス停
河口湖行を待つが、冨士山駅行きがやってきて「このバスに乗って。
道は渋滞!」と運転者さん、バスに乗らず、冨士浅間神社経由で歩けば良かったネ
冨士山駅から特急で河口湖駅まで、この間特急料金は不要でした(笑)
河口湖駅 宿の迎えを待つ、、、、
第二日目:5月4日は:
目が覚めるとここはリゾートイン吉野荘、窓から富士山は見えない、4時半正門は外出禁止、しかし、避難階段は利用可能。ここからの富士山は実に素晴らしい、今日は雲は無い快晴です。
昨日は、リゾートイン吉野荘の迎えバス、17:30河口湖駅、駅から鳴沢村の吉野荘まで遠く、一人の迎えで誠に申し訳ない、調べれば路線バスがあって、今日の足和田山登山口は一本木バス停でそこまで徒歩数分である。
7時朝食、20分吉野荘を出発、教えれもらった通り、一本木バス停に足和田山登山口への案内がある。
今日のコース:
リゾートイン吉野荘7:22―(0:04)→一本木バス停7:26―(0:15)→鉄柵7:41―(0:09)→山道入口7:50―(0:49)→富士山展望・登山道合流8:39―(0:20)→ピーク・大嵐分岐8:59―(0:06)→足和田山山頂(標高1355b)9:05―(0:23)→西湖分岐9:28―(0:43)→10:11三湖台(標高1203b)10:28―(0:12)→展望レストハウス10:40―(0:15)→紅葉台(標高1105b)10:55―(0:14)→竜宮洞穴分岐11:09―(0:0:04)→国道139のトンネル11:13―(0:09)→1122鳴沢氷穴11:41―(0:06)→鳴沢氷穴バス停11:47―(0:05)→やどり木11:52―(0:27)→青木ヶ原樹海道標(東海自然歩道)12:19―(0:01)→氷穴・精進湖分岐12:20―(0:09)→精進湖・風穴道標12:29―(1:04)→軽い登り13:33―(0:10)→精進口登山道合流(四差路)13:43―(0:05)→精進口登山道終点13:48―(0:11)→13:59赤池・精進湖14:07―(0:18)→14:25民宿村浜荘
このバス停に足和田山の道標がある、この先コースが不明。近くの山荘のご主人に道をお聞きする。鹿などの動物柵を開けて進む、このまま右に向って大田和の登山口に向えば難は無かったが、車道に出てしまい戻って、柵の左に進んで、道を尋ねた山荘の裏の踏み跡コースを見付け、足和田山を目指した。
この柵を入り、カメラの後ろへ進むのが正、カメラの向いた方向(右の道)に進んでしまった!
誰もが思う、良い登山口!ですよネ!
踏み跡は数十b進むとハッキリしない、地図を見ると、ここを真っ直ぐ登れば足和田山に着く、信じる者は救われる、それに、三人の静さんに魅せられてしまった。
左:ヒトリシズカ 一人静 センリョウ科 右:フタリシズカ 二人静 センリョウ科
ヒトリシズカ、フタリシズカの計三人です、木の幹、枝、根に手を掛け、根っこに足乗せ、必死に登る、時々、踏み跡、獣道も有る。
バカオウレン 梅花黄連 キンポウゲ科
時々、可愛い花がちらほら、、、
ヒトロシズカの群落 誰も歩かない、、、から多数咲くのかな!
新緑真っ盛り
はじめは登り易い。。。。
写真以上の急登
だんだん、石が多くなって、厳しい坂が続く、ただ、藪は無い!
松林も急な斜面
ようやく、松林、ここは確かな踏み跡が明確、富士山が綺麗、疲れは吹っ飛ぶ!松の切株に腰を降ろし、休憩して登り始める、富士山を見上げる位置が段々高くなるにしたがい、その姿がどんどんと美しさを増してくる。
登り続けると、今度は立派な登山道に飛び出る、そして、ようやく大田和からの登山道に合流する。
大田和からの登山道
太田和からの登山道を利用しても、獣除け柵から直登しても工程時間は変わらない。小さな祠が祭られ、丸太の階段が続く。登り続けると段和山を経て河口湖の小海への分岐に飛び出る、この分岐を左折、ほぼ水平、スギ林の切れ目に冨士山展望を得て、足和田山山頂(標高1355b)に着く。
河口湖
西湖湖畔にキャンプ中のご夫婦が文化洞トンネルの方から登ってくる。
見頃のフジサクラと富士山 足和田山から
足和田山から富士五湖を一望できたと言われますが、大きな展望台があっても五湖台と呼ばれているが、山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖全てを眺められない。
美しい富士山、遠望だが雪化粧の南アルプス。お二人と別れ、三湖台を目指す、右眼下に西湖、そして毛無山、十二ヶ岳、鬼ヶ岳、王岳の峰々が、左には富士山、縦走路は大きな上下も無く、ちょっと単調ですネ。
西湖の峰々が木々の向こうに!
まもなく西湖へ下る道、西湖や富士山は木々の間で展望はあまり期待できない、南アルプスも同じ様に木々の間です。
ヒトリシズカ、スミレ等が咲き足元は大変賑やかです。
足元を飾る、スミレたち エイザンスミレ
展望に飢えた頃、広場に飛び出る、ここが三湖台、振向くとドーンと富士山、前方向には鬼ヶ岳、遠望の南アルプス。
今日一番の展望でした!
展望の三湖台、紅葉台から大勢登ってくる、多くはここで引返すようです。西湖へ下る道がある、反対の道、紅葉台へ下る、無料駐車場のある展望レストハウス、ここに有料の展望台、三湖台で混んでおり、私はここで、右端をすり抜け紅葉台へと下る。
紅葉台 富士山展望ベストポジション 大木のモミジ
モミジの下でしばらく足を止め美しい富士山を眺める、通過する人々は少ない、車で展望レストハウスまで登ってしまうから、展望は足で回りたいものです、通過する誰しもここの良さに感動!西湖民宿村・竜宮洞穴方面を見送り、鳴沢氷穴へと下る、3人の地元の女性達が山采摘み、数少ないサンショウの葉を求めている、コシアブラは樹海に入ると見つかるらしいが生きて戻れるかはその人しだいと言われる(笑)。
ここを抜け、国道139号を渡る
国道139号を抜け、鳴沢氷穴へ、
入口で大きなリックサックを預かってくれる!
心身共に冷え込む!
入口からドキドキもの、重い荷物を入口で預かってくれ大助かり、
西湖近くの竜宮洞穴や西湖蝙蝠穴も一見の価値があるようです。
さてバス停はどこかな?真っ直ぐ広い車道を行くと、鳴沢氷穴バス停、渋滞が起き、先のバスが通過、次は何時来るか不明、富士急バスはバス停から電話をすると無線で該当バスを呼び出し現在地に情報お教えてくれる、、、。
11:47に鳴沢氷穴バス停に着き赤池(精進湖 精進口登山道入口)行をチェックすると:11:04,12:06,13:56,14:53、、とある、11:04は赤池経由精進湖行きでした!次の12:06は精進湖入口に停まるが目的地の精進バス停には行かない。
徒歩で富岳風穴に向かう事に決める、鳴沢氷穴バス停から地図に赤池まで約1時間40分の「青木ヶ原樹海の東海自然歩道」を歩くことを決める。
富岳風穴を確認すると東海自然歩道の事は良く知らない案内人さんでした、ここから徒歩で富岳風穴に行く人はいないでしょう。
東海自然歩道分岐
東海自然歩道分岐 東京都八王子市高尾の「明治の森高尾国定公園」から大阪府箕面市箕面の「明治の森箕面国定公園」までの11都府県約90市町村にまたがる長さ1,697`の長距離自然歩道です。 今回も東海自然歩道を歩いたり横切ったりしますので、注意してください、特に長者ケ岳と天子ケ岳の鞍部で出会います。 高尾山、丹沢、河口湖、樹海、竜爪山・・・・・曽爾高原、比叡山、鞍馬、ポンポン山、、、、等歩く時は注目してください。 |
樹海に入る前の私
国道139号を進むと富岳風穴入口の裏に東海自然歩道の案内、直ぐに氷穴・精進湖分岐、この氷穴は先の訪れた鳴沢氷穴の事です。ここで出会った人達は私以外全員氷穴へ行ってしまう。幾つか写真をお見せする、安心して樹海の一部を楽しんでください、この日は車もほぼ同じ時間で赤池に着いたようです。
ミヤマシキミ
立ち入り禁止 こんな樹海にずっと囲まれる
上下登山道になると終りが近い
精進口登山道は赤池バス停が近い、吉田口登山道と同様で富士山山頂へ続きます、近い内に歩きたいコースです。
精進口登山道は舗装され、大室山の近くでR71冨士宮鳴沢線に交差、富士風穴も有って、御庭又は河口湖口に通じる、一泊二日で精進口登山道(登り)と吉田口登山道(下山)と歩きたいものです。
この四差路を直進すると、精進湖入口バス停だが、今夜の宿が精進湖の一番奥、ここは右折し赤池バス停へ、国道139の手前に精進口登山道の説明坂、赤池はすぐです。
精進湖から山頂に雲の富士山
赤池バス停は国道138と甲府に向かう358の交差点、売店が有り、美味そうな焼きそばは売れキレ、残り一個の幕の内、精進口登山道岸に降り昼食。
のんびり歩くと精進口登山道赤池から約20分で民宿村浜荘に到着。
今日の宿:民宿村浜荘は現在地!
今夜の宿は民宿村浜荘(0555-87-24364)、予約の時に「登山でしょ、、、一人なら狭い部屋で、、、」と言う、その女将さん、笑顔で迎えてくれる。
民宿村浜荘の直ぐ横が女坂峠の登山口、夕食は20人程の釣り人、四尾連湖から蛾ヶ岳を経て三方分山から下ったご夫婦さん。
明日は私が三方分山に登るのでゆっくり眠りたいものです。
第三日目:5月5日は:
真夜中、どたどた、釣りの人達が出かける、今何時?私も数年前なら日ノ出には山頂に!今日の日の出は4時50分頃、この時間に合わせデジカメを持って富士山の見える場所へ、大室山を抱き、ピンクに染まった富士山、今日も快晴の予感!
7時、昨夜の釣り人達は船の上、今日は王岳に登って毛無山まで縦走して長浜からバスで帰宅すると言う、昨日は四尾連湖から蛾ヶ岳を経て三方分山から下ったご夫婦と朝食を頂く。
村浜荘の左が登山道です
今日のコース:
精進湖・民宿村浜荘7:20―(0:13)→一つ目の堰堤7:33―(0:09)→二つ目の堰堤7:42―(0:31)→女坂峠8:13―(0:20)→8:53三方分山山頂(標高1422b)8:56―(0:10)→精進山(標高1409b)9:06―(0:24)→精進峠9:30―(0:38)→精進湖分岐10:08―(0:11)→下部町分岐10:19―(0:03)→1や0:22パノラマ台10:53―(0:21)→11:14烏帽子岳(標高1257b)11:25―(0:32)→パノラマ台入口11:57―(0:30)→12:27国道138・本栖入口バス停(午後の便:白糸の滝行のバス:12:17,14:07,18:27)12:17発が2時間遅れ14:20=(富士急バス)⇒白糸の滝入口バス停14:49―(0:01)→14:50白糸の滝15:07=(0:20)⇒15:27白糸苑
7時20分宿を出る、旧中道往還、直ぐに諏訪神社、この道を歩き出す。この旧中道往還は甲斐と駿河を結ぶ三つの街道の若彦路、富士川街道の間を通る道で「中道」と呼ばれ「甲斐国志」に記され、文化の交流・軍用路・産物の輸送 今は登山道である。諏訪神社、民家を過ぎると大きな堰堤が道をさえぎるように建設、登山道は大きく右に曲がる、昔の人は何を目標に、どんな思いで歩いたのだろうか?
歴史の登山道
二つ目の堰堤
しばらくして二つ目の堰堤、ここは堰堤手前を左に渡り、堰堤を右に見て、堰堤の上に出る、ちょっと下って、小さな橋を渡る。
最初で最後の沢
登山道はだんだんキツクなって、石が多くなり、古道独特の折り返しが長く、ゆったりした道ではあるが、街道にしては厳しく、登山道には優しい道である。
新緑が美しい
ようやくスギ林が切れブナ類になって、富士山がちょっと見え、すぐ見えなくなってしまう、登り切るとスミレが足元を埋める、そして女坂峠にたどり着く。五湖山・三方分山・上九一色村分岐の十字路、国道358号がここを抜け、甲斐・駿河を結ぶ。展望は無い。標高:1210b、五湖山(標高1340b)、三方分山(標高1422b)である。
ミツバツツジと富士山
十字路の女坂峠を三方分山へ、いきなり下りです、崩れを避けるロープ、ミツバツツジが数多く現れる、ミツバツツジを入れ富士山の写真を写そうと探しながら進むが難しい!
ミツバツツジが咲き誇る
そして急登になる、富士山が美しい姿をみせる、今日のコース一番キツイ登りと2000/12/30家内と登った記憶があるところ。
アオイスミレの葉に似ている、とても可愛い
リンドウ
フジサクラが見頃
一歩一歩登ると尾根道になる、笹は背の高いものから低いものに変わって、山梨県百名山の三方分山山頂、三方は林に包まれ、富士山方向が大きく開いている。
三方分山から冨士山、手前に大室山、さらに手前が精進湖、子抱き冨士
富士山展望には天候が大きなポイント、雲にかくされてスッキリしない姿が多い、今日も精進峠に着く頃は山頂がスッポリと雲、ここはまさに今、登った人のみ味わえる。
木々の間だが、尾根道、富士山を忘れてしまいそうな南アルプス・奥秩父の山々の展望コース奥秩父の奥に見えるのが八ヶ岳だろうか?
ちょと登ると大きな岩、祠が祭られ、ここが精進山(標高1409b)だろう、ここから、結構急な下り坂が始まる、よくガイドブック等に掲載される「富士山と精進湖の写真」の風景はもう少し先で、再び登りになる、精進湖がやや富士山の左側になったころ、その写真の風景画見られるポイント(わずかな空間)に着く、三方分山山頂では精進湖が富士山の真正面、ここはやや、左、どちらも素晴らしい。
精進峠に着く、左が精進湖下山、ここは直進、荒れた登りです、ブナやナラの木々、自然林、アップダウンの繰り返し、ここに来て逆方向からの登山者が増え、パノラマ台下からの登山道を登ってきたのだろう。
蛭ヶ岳方面の向こうに雪化粧の南アルプス
時々木々が切れ、登山道を外れると、見事な南アルプスの遠望、左の精進湖のパノラマ台入口から立派な道が登ってくる、そして急登、平坦に変わり右の下部(標高1328b)からの道、道端に壊れたトイレ、これを見送るとパノラマ台。
本栖湖 パノラマ台から
パノラマ台から眺める富士山、下部から登って来た二人の若者に出合う、国道300から富士山が良く見え、ここに登って来たらしい、ところが山頂に着き雲に覆われガッカリ。
彼らと別れ、烏帽子岳へ、斜面の道を下って、わずかな登りで烏帽子岳に着く。
烏帽子岳経由の登山道は気持ちが良い!
烏帽子岳山頂
道標が無く、ここが烏帽子岳?パノラマ台に比べ、狭いが富士山の展望は素晴らしい。
本栖湖、木々の間から!
どんどん下る、スミレが咲き誇り、ミツバツツジが咲き、右に本栖湖が見え、下ると遊歩道分岐で精進湖に向っている、ここは国道・本栖湖へ、本栖隧道の南側にでる。
本栖隧道 国道300
パノラマ台入口・本栖隧道バス停がある、道路沿いに富士急の本栖入口バス停までのんびり歩くことになる。
キブシ、カエデなどの新芽、若葉が美しい
昨日の赤池から精進湖入口を経由し東海自然歩道が国道300号を横切って、本栖湖湖岸を通り田貫湖へ向かっている。
本栖入口バス停
本栖湖バス停があり、この近くから富士芝桜まつり会場へシャトルバスが走っている、結果的にこれに乗って会場まで行き、富士芝桜を楽しむこともできたようです、本栖入口バス停は国道300号と138号が合流する、精進湖よりです。ここで2時間ほどバスを待つ、目の前は富士芝桜まつり会場かシャトルバス出発点への車で渋滞!
昨日も今日も河口湖から本栖湖間国道138号の大渋滞は冨士芝桜まつり(2013/4/13〜2013/6/2 8:00〜17:00 5/3〜5/6、5/11.12は朝6:00から)がガンでる。東海自然歩道巡りは大きな影響はないが!
14:20にやって来たバスは、14:07本栖湖入口発の一本前の12:17発、2時間遅れのバスに乗ってビックリ、8割以上冨士芝桜まつり会場行き、聞くと富士急行河口湖駅から芝桜ライナーがあって入場券と往復券のセット券が大人1,800円だそうです。私にとって2時間遅れは気にならないが、会場に2時間遅れで到着した皆さん大変でした!
このバスも冨士芝桜まつり会場に立寄ってまずトイレに!冨士駅・新富士宮駅方面のお客様を乗せる、一番大変な人はバスの運転手さん、昨日はもっと込んだようです。
冨士芝桜まつり会場から富士山が美しく、運転手さんに身を預けしばらく展望ドライブ、朝霧高原は広大、明日の長者ヶ岳、天子ヶ岳が見え、白糸の滝入口に到着、満員のバスは新富士駅へ。
音止の滝
バス停から直ぐ、まず音止の滝を上から眺め、続いて白糸の滝を遠望!
白糸の滝
*)白糸の滝については、2012年8月27日より富士山世界文化遺産登録に向けた滝つぼの整備工事を行うため、滝つぼへの通行を規制しています。 期間は、2013年12月までを予定しております。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。なお、売店通りの売店は通常通り営業しております。2013年4月1日に白糸の滝公衆トイレ及び観光案内所がオープンしました。ぜひ、白糸の滝にお越しの際は、お立ち寄りください。
音止の滝と白糸の滝がわずかな距離に偶然存在、自然とは言え不思議だ、天下の名瀑としてその名を轟かす白糸の滝。この滝は、富士山の雪解け水が、上部の水を通す地層である新富士火山層と下部の水を通さない地層である古富士火山層の境の絶壁から湧き出しています。高さ20b・幅150bの湾曲した絶壁から、大小数百の滝が流れ落ちています。その姿は白糸の名にふさわしく、幾筋もの絹糸をたらしているようです。優しく、女性的な美しさで、滝壺近くに立つと、三方が水のアーチとなって幻想的な世界を見せてくれます。国の名勝及び天然記念物。日本の滝百選に選定。
明日帰路の高速バス乗場14:45発を確認、反対側に田貫湖入口へのバス停(富士急静岡バス)8:05発、民宿白糸苑(0544-54-0618)へは、ファミリーマート白糸店、白糸の滝入口の前を通過し、ファミリーマート上井出店の手前の出光ガソリンスタンドを回り込み、車道を行くと目的地の民宿白糸苑の入口、手前の交差点で富士山が美しい!
民宿白糸苑から天子ヶ岳を望む
民宿白糸苑は高台に建っている
民宿白糸苑からは山頂しか見えないが、ちょっと散歩をするとご覧の通り
若旦那が接待、静かな宿、二人の女の子を連れた家族、夕食は18時、部屋から見えていた富士山が見えなくなって、、、今日高速渋滞のピーク、でも明日も続くらしい、床に入れば・・・・・。
第四日目:5月6日は:
白糸の滝から天子山塊
天子山塊は富士山を西から眺める、絶好のポイントで毛無山、長者ヶ岳、天子ヶ岳、白水山と続く、
ここを東海自然歩道が通過する。
朝霧高原、田貫湖から白糸の滝経由の芝川、
芝川で富士川に流れ込み、駿河湾に流れ出す。
今日のコース:
白糸苑7:22―(0:18)→7:40白糸の滝バス停8:05=(富士急静岡バス)⇒田貫湖入口バス停8:17―(0:18)→田貫湖8:36―(0:02)→長者ヶ岳登山口8:38―(0:12)→田貫湖分岐8:50―(0:21)→ベンチの広場9:11―(0:12)→富士山展望ポイント・休暇村「富士」分岐9:23―(0:31)→ベンチ9:54―()→10:18長者ヶ岳山頂(標高1336b)10:35―(0:18)→東海自然歩道・上佐野分岐10:53―(0:22)→天子ヶ岳山頂(標高1330b)11:15―(0:00)→展望ポイント11:15―(0:10)→渋川町上稲子分岐11:25―(0:09)→急坂途中の展望ポイント11:34―(0:20)→駐車エリア11:54―0:18()→スギ林縁の展望ポント12:12―(0:12)→12:24林道出合12:36―(0:17)→天子ヶ岳登山口12:53―(0:18)→立石バス停13:11―(0:12)→13:23白糸の滝バス停14:45=(富士急行バス)⇒17:51(18:00 10分遅れ)東京駅日本橋
乗客一人降ろし空のバスが田貫湖入口バス停から猪の頭へ
白糸苑の朝食は7:00から、若旦那の手料理、添えてくれた新物ワラビの煮物は美味しく頂いた!
7:22出発、近くの小母さんは愛犬の散歩、まだまだ早朝、静かな白糸の滝。8:05定刻にバスは富士宮駅からやってくる、行き先は猪の頭、今日も、この時間帯は乗客の一人です。白糸の滝を出ると、立石バス停を通過、下山時はここを無事通過することが出来るかである。
どんどん新緑の林を走って、田貫湖入口バス停、万が一のことを思い、帰路のバス時刻表を探す、バス停の印も無い、キョロキョロしていると運転者さんが声をかけてくる、休暇村富士バス停が田貫湖からは近いようです。
田貫湖湖岸に出ず、手前で右折し緩やかに登ると登山口がある
まず、車道をゆっくり下り、芝川を渡って、休暇村富士の標識を見る、登りになる、ちょっと勾配があるが直ぐに田貫湖に着く、ここで東海自然歩道の道標に従って右折し戻るように上に行く。
東海自然歩道の案内が立ち、ここが長者ヶ岳登山口、丸太の階段が続く、左はヒノキ・スギの林、右はミツバツツジの咲く雑木林が綺麗ですが、展望は無い。
ミツバツツジ
田貫湖からの登山道が左から登ってくる、勾配がやや緩み、まもなくベンチのある広場。
広々としたベンチのある休憩所
相変わらず、左がヒノキ林、右がミツバツツジの咲く雑木林、ただ休憩ベンチを過ぎ、登山道は山道らしくなってくる、富士山展望ポイント・休暇村「富士」分岐に着く、ここから富士山が美しい。
休暇村「富士」分岐
ようやく富士山が姿を現す、天子ヶ岳まで富士山がついてくれます。
これで森林限界?いいえ!またヒノキの林に入り込む、スミレが多く咲き、熊笹に包まれると展望の良くない休憩ベンチがある、葉の縁は白い笹に変わり、ようやくヒノキの林から解放される。
明るい登山道
木々の間から富士山が見え、コバイケイソウの群生、登山道にはスミレが咲き誇る、ミヤマカタバミ、カタクリは少ないが疲れを和らげる。
スミレが咲き誇る
長者ヶ岳
長者ヶ岳からの富士山
振向くと南アルプス
長者ヶ岳(標高1336b)は休憩のベンチ、テーブルが置かれ、静岡からのご夫婦が先行、富士山の展望は見事、ちょっと霞がかかり、大沢崩れが正面に見えるのだが、確認は不可能、富士山と逆方向は雄大な南アルプスの雪化粧。
静岡のご夫婦と楽しい会話を楽しみ、美しいブナ林の尾根道で天子ヶ岳へ向かう。
アズマイチゲ
フデリンドウ
アズマイチゲ、フデリンドウが花の数は多くは無いが見付けます、楽しい尾根道。
長者ヶ岳と天子ヶ岳の鞍部に東海自然歩道分岐、ほぼ中間点で天子ヶ岳0.6`、ここから再び登り坂、露岩の道が続く、木々の間から富士山を眺め高度を上げる。
ヘビイチゴが登山道を飾る
やがてゆるい登山道、標高:1330bの天子ヶ岳山頂に着く、まったく展望が無く、道標が無いと通り抜けてしまう。「展望」と言う文字、5,6b山頂から離れると富士山の良く見える展望ポイントがあるのでお立ちよりください。
ビューポイント 富士山が良く見える!
天子ケ岳 富士見台
スミレ、ヘビイチゴに囲まれてはいるが、傾斜が厳しく、綱場もある、木々の枝や根に頼らないと下れない、東海自然歩道が何故か天子ヶ岳から長者ケ岳の鞍部まで戻ってから佐野峠、思親山方面に向っている。
でも、ここまで来ると長者ケ岳には戻りたくないので白糸ノ滝方面に下ることにする。
コバイケイソウに群生
長者ケ岳と天子ケ岳の鞍部を思うと東海自然歩道が通る長者ケ岳を思い、天子ケ岳から長者ケ岳に戻った方が良かったかなと反省!
急降下途中に冨士山の良く見える場所がある!
白糸の滝方面の美しい姿
しかし富士山が再び見えてきて、その後悔は消える、同じコースを下るより道が悪くても構わない、どんどん、ズッコケないように慎重に下る、スミレやアズマイチゲに混じってキランソウが数株見つかる。
なおも急降下が続き、ジグザグを繰り返す。
露岩の登山道
ようやく、右に林道終点の駐車場跡、薄暗い樹林帯のヒノキの林に入り、下りと、15,6人の団体と出合う、こちらから登る人もいるのだなと思い安心する。
サクラ並木
今度は、左がサクラ、右がヒノキの道で単調で展望もなくただ歩くだけ、ここを登る人はその為に忍耐が必要!
ようやく左に林道が現れる、ここが地図上の林道かと思うが、直ぐに登山道は樹林帯に入り、どんどん下る。
単調なヒノキの林を下る
登山道の道標が無い、頼るは足跡と道の方向だけ、展望もない、富士山も見えない。
林道出合
前方に林道が見えてくる、天子ヶ岳の登山口、天子ヶ岳まで110分、長者ヶ岳は170分と記されている。
ほとんど文字は消え良く読めない。ただ、一台車が通り過ぎるから良く使われているらしい、休んでいると地元の登山者、足慣らしに良くここを歩いているそうだ。
ナツトウダイ 夏灯台、夏燈台 トウダイグサ科
マムシグサ 蝮草 サトイモ科
ここから傾斜は無いが、石がゴロゴロと歩き難い、林内に生える植物、マムシグサ、ナルコユリなど沢山生えている。まもなく天子ヶ岳ハイキングコース案内図が立てられている、図から読むと、出会った林道に出て、次の分岐で右に行くと立石バス停で有るらしい。
迷わず図の通り、林道を左にわずか進み、右に曲がる、ニリンソウが咲き、橋を渡る、道標はある、林道の右下に白山大権現の大きな鳥居が立っている。この奥に白山神社が有るそうですが境内には入らず先に進む。
天子山塊
振向くと天子山塊が大きい、今日歩いた峰々がクッキリ見えている。
田んぼの向こうに富士山が大きい
この辺り佐折というらしい。迷わずこの道を真直ぐ進むと、立石バス停に着く、白糸の滝まで約徒歩20分、ちょっと登り坂、朝の風景が目に入る。
立石バス停のから!
立石バス停からは幾つかのバス停があり迷わないし、ほぼ直椎で幅が広い道で、13:23に白糸の滝バス停に着く、高速バスは一時間後の14:45発、バス停からお土産店まで5,6分、往復10分、自宅にメール「東名高速は渋滞で、帰りは!」と!そして長時間の旅でした、昼食。
定刻に東京駅へ向かって出発、運転手さんは御殿場IC先30`の渋滞を予想!お客さまの渋滞に慣れている、高速バスに身を任せる、、、白糸の滝まで乗客ゼロ、ここから二人、富士宮・東急車庫等を経て東名富士で25,6人、足柄SAまでガラガラ、御殿場ICから30`渋滞?秦野中井ICを通過、ガラガラ、、、、10分遅れで東京駅日本橋に到着18時、どうやら午前中で大渋滞は解消したようです!
運転手さんはじめ、乗客全員安堵の気持ち!
東京駅からJR東日本で常磐線牛久駅まで、約1時間半、20時前には我が家だ!