表富士宮口五合目から往復 
冨士山(標高3776b)

日程:1998719-20日(日-月海の日)雨時々晴れ

日程:2008712-13日(土-日)晴れ富士吉田駅から浅間神社、静かな吉田口登山道

 

九州地方が72日梅雨明け、710日頃には関東も本格的な夏がと思いきやなかなか、梅雨が明けない、745日、71011日も駄目で、719,20日にようやく梅雨の一休み、富士山行きを実行する。同行者は友人、家内で、二人は初めて富士山を登る、家内の登山歴は多く、内容も良く分かっているが、友人からは登山歴はお聞きしていない

 東名高速足柄SAに入った時から雨が降り出し、御殿場ICを出るときは凄い雨になり、運転手の私もツライが国道138469線を走る頃には雨が上がり、富士スカイラインに入ると星が見える。これなら富士山登山は成功であろう。

 ところが登山口から小雨が降って来た、67合目は時々雨、89合目は大降りになってきた、我慢・我慢で9合半に着くと雨が止み、以降富士山山頂までは晴天、富士山から下では雲海が広がり伊豆や駿河湾は見えないが、富士山周辺は晴天、登山口に戻った頃は頂上までスッキリと見える。同行の友人も家内も結果が良く笑顔。

 20年前に初めて登った富士山は記憶が薄いが、78合目の間の草木がだいぶ多くなった気がする。

 

岩の上に座っている男性

中程度の精度で自動的に生成された説明

表富士宮口五合目から往復
友人を待つがまだ登って来ない
2380
3776b 1396bの徒歩
満足と同行者の友人の安否が心配

 

 自分は高山病の経験は無い、富士山山頂は巨大な岩場、一本の草も無い、美しい湖の無い、高さは他を寄せ付けない日本一の山。登って来た感激は若い時の20年前とは重みが全く違う。装備も大きな違いです。

 下記の写真は、お釜で出合った子供達、ここに連れてきたご両親は凄い指導者ですね。その子供達とお釜の写真が唯一の記念です(1998年はデジカメどころか安いカメラも無い時代)。

 

岩山を歩いている男性

自動的に生成された説明

富士山山頂のお釜を覗く

 デジカメの持たない頃で、満足の写真はありませんが、お元気な子供も達&お釜の一枚のショットは富士山山頂の記録です。まだ現れませんが「これって私です」「私と○○です」と言うから方がこの写真をご覧になって連絡してくれると嬉しいですネ!

コース

出発(自宅)24:00谷田部IC⇒常磐高速⇒首都高速足柄PA⇒御殿場IC3:00−(富士山スカイライン)⇒表富士宮口五合目3:20―(歩)→六合目6:00→八合目10:0012:00富士山山頂12:3014:30表富士宮口五合目17:00=(車)=(富士山スカイライン)⇒御殿場17:30=(国道138、東富士五湖道路、(渋滞13キロ)中央高速)⇒大月21:0022:30金山鉱泉:山口館(泊)9:00=(国道20号)⇒相模湖10:30⇒八王子11:00=(中央高速、首都高速、常磐高速)⇒谷田部IC12:10帰宅12:30

 表富士宮口五合目の駐車場は満杯で、44`戻った道路上に駐車を強いられた。でも同行の二人は富士山登山に向かっているので元気ハツラツ!従って1時間半登山口まで楽に歩くことになるでも大きな時間的ロスです

 駐車場から車を離れたのが4時、登山口の表富士宮口五合目5時半スタートになる、1時間半も徒歩が増えた、誰一人文句を言わない(笑)(現地に着く前に良く調べる必要を感じる)

 <登山口の表富士宮口五合目>

 登山口(標高:2380b)から六合目(標高:2604b)までは雨、六合目に着くと雲は切れ大きな宝永山(標高:2693b)がくっきりと見える、六から七合目は砂地の多い道、七合目でティータイム。

 八合目から九合目は雨が本降りになる、九合目では山小屋で荷物を置いて行く人がいたので、入てみるが、荷物を置けるのは宿泊者の特権(私達は置けない!)である。ここで家内は気分が悪くなる、高山病で登るか降りるか迷うが!友人と私は山頂を目指し、家内はゆっくり下山する事にする(特に体が弱い人では無いが、登山歴は長く判断は明確)、一人で下るのだが登山の経験が多く無理はしない、一人で下山開始となる。友人と私は山頂に向かって進むことになる。

 再びカッパを着て、頂上を目指す、回りの登山者の足が一段と遅くなる、一度平らな道に出て、一息付け、更に急坂が始まる、危険の岩場が多い最後の登りだ、大きな鳥居の頭が見える、鳥居の足までがだんだん見えて来る、登山を祝うように美しい青空がいきなり現れる、剣が峰から、お鉢全体を見渡せる

 友人は急に遅くなりまったくその姿さえ無い、彼を気にせず単独で下山の家内を思い早足で山頂へ向かう、良く晴れた富士山山頂だが寒い!

 八合目から下った家内が心配で富士山山頂は30分の過ごしと決める

 友人も心配だが、高山病で八合目から登山口まで戻った家内を思うと心配(下る途中でトラブりに巻き込まれと困るので・・・)で早目に下る事にする、友人はまだまだ登って来ないがここは男の世界だから登るか下山かは彼自身で決められる、、、登山口の表富士宮口五合目で再開するまでどんな行動をしたかは今でも解らない

 下山を始める、来た道を忠実に戻る、九合半目、九合目、八合目、七合目、新七合目、六合目と下りてゆく。下りるに従い、晴れ間が大きく広がり、振り返れば、八合目が最後まで良く見える、さらに、六合目から登山口の間は振り返るたびに、下から剣が峰まで美しい姿です。登る時は新鮮だが下山は岩と砂場の道、誠に単純です、先に下った家内も同じ事を言っている!確かに尾瀬や八ヶ岳、北アルプス・・・等を歩く道には沢・湖・お花畑などいろいろあり、大きな上下も現れるが、ここはただ下るだけだ!

 下山中も宝永火山が良く見える、六合目には、富士山山頂に登らない観光客も多く登って来ている。多くの観光客は子供から老人夫婦まで幅広い。

 一方、軽率な登山者も多いのには驚く。そして若い女性が多く富士山登山道をカラフルな服装で美しく飾ってくれている、何処に行っても山ガールですネ。

 14:30に笑顔の家内を見付け、この後行動不明な友人を約3時間半待ち続けることになる、笑顔で降りて来る。

 登山は弱者が主役、今日こそ登山の基本を教えられ、今もこれを守って登山を続けている。

 同行者そろって、温泉でノンビリ・・・・・私が一番疲れた・・・・・が、二人のお元気な体・精神力に感謝!

※ 小学校の夏休みが始まる日から7月中が一番混み。

 88日から登山口にマイカーが入れなくなると登山者はぐっと減るそうです、確かに夏は暑くて登るには適さない、北アルプスや尾瀬のように、木陰や湖、小川が無いからか!確かに富士山登山は池・川・美しい林・美しいお花畑の少ないが、登山者を引き付ける・・・・。

<旅館>

 金山鉱泉 山口館:大月から約10`、雁ヶ腹摺山/金山峠の登山口 0554-22-3398 〒401-0006 山梨県大月市賑岡町奥山1422

大月から車で約20分、国道20号からの入り口はよく解らないので、国道20139号交差点で電話を入れ確認すると親切に教えてくれる(1998年は携帯が無い 携帯さえ知らない時代)。

 入口さえ解れば後は迷わず、教えてくれたように、一本道をどんな山道になっても驚かずに進もう、金山民宿村(金山温泉)を過ぎ、金山川渓谷に入り、800b、700b、500bの看板が続き、急に道幅が狭くなる、金山川の橋を数回渡ると、道の左に山口館が飛び出す、連絡を入れておけば、入り口で「おかみさん」が待ち受けていてくれるだろう。

 おかみさんは三代目、四代目の息子夫婦、更に孫(五代目)も続いている。

 アジサイ、ヤマユリ、月見草が美しく咲いている、山口館の保護の下で美しく咲いている!

 この旅館では「ご夫婦やご家族、登山者の小グループが大歓迎」との事、美味しい家庭料理を頂く。

 聞くと、ここは雁ヶ腹摺山の登山基地、「旧500円紙幣の富士山」を撮影した場所だそうです。雁ヶ腹摺山富士山を見にきて、下山時ここに泊まりたいものです。

2010/1/1に大菩薩嶺から縦走後、雁ヶ腹摺山から下って、ここに一泊している。

 HP:わたしの天気予報