東吾妻山(標高1975b) 鎌沼-姥ヶ原-東吾妻山-景場平新奥の細道-桶沼

日程 2016930日〜101日   快晴磐梯吾妻スカイライン吾妻八景満喫コース

 

西吾妻山・西大巓2007915
雄国沼
201073
吾妻小富士&雄国沼&一切経山&東吾妻山、雄国沼2000114

 
姥ヶ原&東吾妻山

今年は台風の被害が多く、今回の台風17号日本上陸は無くすみ、続く18号は5日には九州上陸か?秋雨前線が北からの高気圧の動きが関東地方で南側に折れ、西日本は雨が降るが、福島県から北の東北地方は30日から数日晴が続くと言うので、ちょっと紅葉には早いけれど、浄土平へと出かけてみた、鎌沼の早朝の紅葉風景に感動!

コース

一日目

 自宅5:15=(国道294号)⇒宇都宮7:05=(国道4号)⇒国道400号出合8:00=(国道4号)⇒国道294号出合9:00=(国道4号)⇒国道49号(最初の)出合9:50=(国道4号)⇒郡山Jct近辺10:09=(国道4号)⇒徒歩:2,113

二日目

 道の駅「つちゆ」5:20=(国道115号)⇒5:25土湯トンネル前の休憩展望台5:30=(国道115号)⇒土湯トンネル前のスカイライン入口5:31=(県道30)⇒温泉地帯(野地・赤湯など)=(県道30)⇒6:10土湯峠6:25=(磐梯吾妻スカイライン)⇒6:26ゲート7:00=(磐梯吾妻スカイライン)⇒7:30浄土平駐車場7:33=(0:11)⇒一切経山・鎌沼/姥ヶ原/谷地分岐7:44=(0:48)⇒姥ヶ原・鎌沼分岐8:32=(0:03)⇒8:35鎌沼8:49=(0:03)⇒谷地平・東吾妻山分岐8:52=(0:08)⇒9:00谷地平分岐9:23=(0:09)⇒姥ヶ原9:32=(0:42)⇒10:14東吾妻山山頂10:23=(0:09)⇒磐梯山展望台の木道10:32=(0:05)⇒木道湿原10:37=(0:08)⇒安達太良山見える10:45=(0:22)⇒最初の梯子11:07=(0:14)⇒木道湿原11:21=(0:04)⇒最後の池の有る木道湿原(景場平(けいばたいら)でしょうか?)11:25=(0:26)⇒烏子平(とりこだいら)登山口11:51=(新奥の細道 0:16)⇒橋の渓谷12:07=(新奥の細道 0:25)⇒最後の橋(浄土平1.0`)12:32=(新奥の細道 0:12)⇒吾妻小屋12:44=(0:05)⇒桶沼・浄土平分岐の三差路12:49=(左上の方向 )⇒桶沼12:56=(0:06)⇒桶沼経由 兎平野営場案内 磐梯吾妻スカイライン出合13:02=(浄土平湿原 0:18)⇒13:20浄土平駐車場=(一日目と同じ道を帰ります)⇒自宅22時頃

徒歩:21,950

 

調べてみると、国道4号の玉貫でミドルラインに入り、岳温泉を経て、道の駅「つちゆ」から浄土平に入るのが一番である、この磐梯吾妻スカイラインは土湯峠から高湯温泉間の道路で料金は無料、浄土平駐車場は普通車1410円(料金所営業時間外に入場は無料)一切経山&東吾妻山200177日)は400円でした。

一日目

自宅 つくば市を5時頃でると浄土平には午後2時頃に着く予定。

玉貫から県道30(ミドルライン)が10時半、平日の為か岳温泉まで心配なほど空いている、左折岳温泉を見て直進が国道459号で、自然豊な道路の進むと道の駅「つちゆ」の案内、案内に従って上に出れば道の駅「つちゆ」の駐車場に案内される。

道の駅「つちや」は想像以上の混みで驚く、土湯温泉・岳温泉が近くにあり、浄土平・五色沼・猪苗代湖が近く、国道115,459号で福島、二本松、郡山から手軽だ。

  
左:吾妻小富士                右:磐梯吾妻スカイライン

道の駅「つちや」から国道115号を走り登ると、ゆっくり休める展望台がある、ここから福島を見下ろす、直ぐスカイライン入口がるがこのまま国道115号を走り、長くて驚く土湯トンネルを抜ける、横向温泉で浄土平に向かう県道70に入り、土湯峠へ向かう。

土湯峠は三差路で、先ほどの土湯トンネルの手前で見送ったスカイライン入口から登ってくる道がここで合流する。

立派な磐梯山を眺める展望台になっている、続いて国見台天風境と続き、湖見峠になる、ここは磐梯山の左横に猪苗代湖が横たわる。

吾妻八景

*磐梯吾妻スカイライン「吾妻八景」満喫コース*

磐梯吾妻スカイラインは、平均標高1350b、最高地点1622bの山岳道路で、吾妻連峰を縫うように走り、変化に富んだドライブが楽しめます。沿線には、作家の井上靖氏が選定した「吾妻八景」があり、絶好のビューポイントです!

紅葉:浄土平(9月下旬)、天狗の庭・双竜の辻・湖見峠(10月上旬)、つばくろ谷・天風境(10月中旬)、白樺の峰・国見台(10月下旬)

「白樺の峰」:白樺を主とした樹海が広がり、左右には蔵王、安達太良の連峰が展望できます。また、眼下には福島盆地の彼方に霊山が見えます。

「つばくろ谷(不動沢橋)」:イワツバメが飛び交ったことから名づけられた渓谷。開通当時は日本一の高所に架けられたコンクリート橋で、橋から眺める紅葉は圧巻です。
(橋長:170b、橋下:約84b)

「天狗の庭」:大きな岩が点在し、天狗が舞い遊んだという言い伝えにちなんだ景勝地で、斜面に美しい紅葉が広がる絶景地です。また、吾妻山は昔山伏の修験場だったそうです。

「浄土平」:一切経山と吾妻小富士に挟まれた湿地帯で、付近は高山植物の宝庫。ここを起点に、吾妻小富士、一切経山、鎌沼東吾妻「国見台」山、桶沼等へ散策が楽しめます。

「双竜の辻」:右に磐梯山、左に安達太良山の秀峰を展望し、ふたつの峰を空で対峙する龍に見立てて、命名されました

「湖見峠」:紅葉の頃は、ブナの樹海の鮮やかな色彩と、一筋の白布のような幕ノ滝が絶妙で、一幅の絵を思わせます。

「天風境」:紅葉の頃は、ブナの樹海の鮮やかな色彩と、一筋の白布のような幕ノ滝が絶妙で、一幅の絵を思わせます。

「国見台」:会津盆地が遠望され、井上靖氏が落日時の景観を見て「壮麗な幻想交響詩のフィナーレを奏でるようだ」と称えた場所です。

 
左:双竜の辻から磐梯山と猪苗代湖           右:一切経山の凄い峰々を望む

次が曲がり角で危ない双竜の辻、土湯峠から続く全ても展望台に車を停め展望確かめたが、湖見峠とも比べたが「双竜の辻から磐梯山と猪苗代湖」の方が素晴らしいと思います、左に見える安達太良山はちっと見にくい様ですが、こちらも素晴らしい。

双竜の辻を過ぎるくねくね道が終わって、鉄塔の建つ高山(標高1805b)を右に見て鳥子平を確認し、兎平の駐車所を左に見て、右に吾妻小富士(標高1705b)を望み正面に一切経山(標高1949b)を望み、浄土平駐車場の営業情報を得て明日に備える。

磐梯吾妻スカイラインが続くので高湯温泉方向に下る、土湯峠の様な展望台は無いが、天狗ノ庭不動沢橋など有るが、気にしないと見落としてしまう

今夜の車中泊に適する場所はどうやら道の駅「つちゆ」が一番なので、磐梯吾妻スカイラインを再び走って浄土平の雰囲気を楽しむ!

*車中泊:トイレは有る、静かな駐車場、登山口より暖かい、明日の朝便利(ゲートから近い)、ここは公衆電話がある、幹線道路(国道115号)、、、

ニ日目

夜中は満点の星は無く静か、道の駅「つちゆ」からチラット見えた夜景、朝方3,4時頃雨が降るが、5時頃には止み、昨日残したお弁当を頂く。思っていた以上に暖かい車中泊、その訳は:寝袋+毛布+携帯座布団の他、予想する寒い北の高気圧の接近を考え「暖かい長袖、ズボン下、コート」を用意したのが幸い。

道の駅「つちゆ」5:20にスタート、今日はまず、道の駅「つちや」から国道115号を走り登ると、ゆっくり休める展望台があるのでここに立ち寄る、直ぐスカイライン入口がるので土湯トンネルを入らず、この道を行く予定、7時に土湯峠に着くかなと思い、早めに出る。

ゆっくり休める展望台に入ると小さな広場、昨日教えてもらった霊山を見る、福島の良き展望台である、この霊山に登ってここ吾妻連峰を望みたいものです。

土湯トンネル手前のスカイライン入口を右に入る、とても狭い道です、土湯トンネルを抜けて昨日のコースが安全です、入口から10分ほどで野地温泉等を経て5,6分で見なれた峠に出る、ここが土湯峠です。

 
左:磐梯吾妻スカイラインの開始点                    右:夜のゲート

ここに着いたと同時に雨が、1台の車が停まっているので後ろに停め、数分で雨が止み、左に雄大な磐梯山が見える。

まだ6:20頃で暇なので東吾妻山(標高1975b)、磐梯山(標高1819b)安達太良山(標高1700b)と比べると東吾妻山は高く、吾妻小富士(標高1707b)や一切経山(標高1946b)も高い方です、勿論、西吾妻山は標高:2035b(西吾妻山・西大巓)で吾妻連峰の中では最高峰。

日本の道100選を潜ってゲートまで進んで見る、噴火警戒レベル2で安全面を顧慮し『平成28年(2016年)48日〜冬季閉鎖 17:007:00』と示される、6時半過ぎ2名がゲート内に入り浄土平に方面へ、私を含め車3台が並び、72人のゲート管理者に開けてもらいスタート「気をつけて、、、」のひと言を聞き昨日のコースを浄土平まで走らせる。

 
双竜の辻から安達太良山&磐梯山

左に見える磐梯山の山頂に雲が、双竜の辻で車を停め、左の安達太良山(山頂の可愛い突起見えますか?)と右の磐梯山を望む、東吾妻山でまたこの二山にお会いする!

浄土平駐車場ゲートをはまだ無人、中に入り公衆トイレはゲートの直ぐ裏にあってここをお借りする、浄土平ビジターセンターの右側です。
駐車所料金:二輪車 100円、乗用車 410円、マイクロバス 820円、大型バス 1630
*「公共交通機関は福島駅から路線バスが運行していますが、便数が少ないのでご確認をお願いします」とのこと。検索「磐梯吾妻スカイライン循環線」等?

浄土平天文台の裏側にも駐車が有りますが、帰りを考えて浄土平湿原の中央からの木道がたどり着く辺りに車を置きます。

 
左:所どころに有る道標              右:浄土平天文台の裏から続く道

浄土平天文台を右見て、一切経山・谷地平/姥ヶ原方向への木道を進む、川を横切り、美しい池塘を見て、噴煙の立つ一切経山を見つつ進むと、現在地が触った指で消された道標がある、ここを右折し一切経山に向かって歩くと、浄土平天文台の裏から続く道に合流(2人に登山者が歩いてくる!)。

 
左:一切経山は立ち入り禁止               右:シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 

一切経山・鎌沼/姥ヶ原/谷地平分岐に入山禁止表示、一切経山には入れない、鎌沼/姥ヶ原/谷地平方向に進む。

足元に無数のシラタマノキが群生、この後もしばらく続き、鎌沼の木道の間に沢山見られます。

 
左:ヤマハハコ(山母子)キク科              右:傾斜がだんだんキツクなる

道端に多いのはヤマハハコ,日当たりのよう山地に生え、葉の裏面は綿毛を密生して白色。頭花は枝先に散房状に多数つく。この時期寒い夜が続くが結構遅くまで見ることができます。シラタマノキと並んで秋に注目する植物ですネ。

石がゴロゴロして歩き難いが紅葉は斜面を登るに従って目立つようになってくる。

 
左:ナナカマド(七竈)バラ科            右:ムシカリ(虫狩)スイカズラ科

紅葉と言えばナナカマド、実が赤く綺麗です、風が強い日が続くと落ちてしまうが、立派な実を着けている、一方別名:オオカメノキと呼ばれるムシカリは赤く熟して、赤色から黒色に変化、木によってはまだ赤く熟した実、別の木は実が黒く熟したものとさまざまです。

 
左:ミネカエデ(峰楓)カエデ科                    右:ゴゼンタチバナ(御前橘)はミズキ科

ミネカエデタカネザクラ(ミネザクラ)の紅葉が見頃、忘れて欲しくないのが足元のゴゼンタチバナ、紅葉の美しさは磐梯吾妻スカイラインを超えて進み、浄土平から紅葉情報は大きく変わります!

 
左:一切経山            右:吾妻小富士

一切経山と吾妻小富士を紅葉に囲まれた階段からの眺めは素晴らしく、ルンルン気分で登ります。一切経山の白い噴煙は噴火警戒レベル2かな!

 
左:オヤマリンドウ(御山竜胆)リンドウ科           右:姥ヶ原の湿原

階段の回りの紅葉を楽しみ登り切るとほぼ平坦、オヤマリンドウの一株が寂しく咲いている、ここから最後の浄土平に戻るまでリンドウは見つけられない。西吾妻山・西大巓2007/9/15)に登った時は満開でした、ここの少しは期待したが残念でした。

しばらく進むと湿原で姥ヶ原湿原の下部、笹原に囲まれた長い木道の中央に綺麗な沢が流れ気持ちの良い場所です。この木道を登った先が鎌沼と姥ヶ原の分岐です。

 
左:鎌沼と姥ヶ原の分岐               右:鎌沼

この分岐は大きな岩が積み重なって驚く、鎌沼方向に進むと、姥ヶ原の案内板が置かれ、立派な木道が真っ直ぐ鎌沼へと続く。

分岐から笹原を進むと鎌沼です、一切経山経由なら酸ヶ平(すけだいら)避難小屋を通り、蓬莱山(標高1802b)の北を経て、酸ヶ平湿原を歩き、こちらから見えている反対側の湖岸を歩く事になる。木道は湖畔の縁に継がり言葉では表せない美しさ、撮影した全写真を貼り付けたいところですが、、、、。鎌沼は鎌の形に似ているから付いた名前だそうですが何処から眺めるのか?前回は一切経山からここに下り『鎌沼:鎌沼を半周、期待したハクサンシャクナゲが木道から離れたところで花を咲かせている、八重咲きをネモトシャクナゲと言い福島県に多いそうです。鎌沼は浄土平より標高が高い、観光客はここまではこないで静かなところです、沼から離れ少し登ると谷地平と東吾妻山との分岐、東吾妻山へ向かう、姥ガ原の真ん中にでる、木道が引かれ休憩場もできている、チンクルマは花期を過ぎ、多くの実をつけている様子が面白い』と記されている(一切経山&東吾妻山 2001/7/7)。

本数は多くはないが、ミネカエデやナナカマドの紅葉と沼の光景が特に美しい。また、前大巓と蓬莱山、一切経山の並びも素晴らしい。今日のコースで問題なく一番の紅葉風景です。

 
左:鎌沼                      右:木道に咲く、シラタマノキ

湖畔を楽しみ、足元に無数のシラタマノキが姿を見せ嬉しい。尚、湖畔の中央に休憩用のベンチが有って、お弁当を広げノンビリしたい所です。

鎌沼を離れると、酸ヶ原湿原からのコースが合流する。ここから振り返る鎌沼と一切経山の山々が美しく足を止める。

 
左:谷地平・酸ヶ平・東吾妻山の分岐                   右:姥神石像

谷地平・酸ヶ平・東吾妻山の分岐です、鎌沼の景色が東吾妻山へと変わります。左に東吾妻山を見る、この辺りから山頂まで約40分で着くらしく意外と近いようです、木道を谷地平方向に進むと、お姥様の石蔵(姥神石像)が木道を降りた所に座っています、薄暗い樹林の中、荒れた道、倒れた木々を超えて下る。

10分ほど下ると、昨夜谷地平小屋に泊まった2人の登山者に出会う「昨日、谷地平までここから2時間ほどかかり、大変苦労しました、、、一泊してここまで登り返してきました。小屋は綺麗だがトイレも無く、、、」、今年は雨続きで道が荒れているようだ、池塘と初夏のワタスゲがよいと言う、彼(男性と女性)らも引返す方がよいと言うし、姥沢を渡って小屋を過ぎ箱庭的な美しい谷地平湿原に足を入れるのは、日の長い季節に行き再度チャレンジしたいものです。浄土平に17時前までに帰る必要もある、、、、

 
ゴゼンタチバナと荒れた谷地平への道

幻的な谷地平を断念し、引返す。荒れた道を登り返す、彼らは疲れたらしく休憩するという。自然林、初夏にはアズマシャクナゲが咲く所、谷地平・鎌沼/浄土平の大きな道標を再度見る。

 
左:姥ヶ原の十字路                     右:アカミノイヌツゲ(赤実の犬柘植)モチノキ科

鎌沼から来た道と反対の木道を進む、右に東吾妻山が見え、立派な木道が湿原を突き進む、その先が姥ヶ原の十字路、ここを東吾妻山に向かって右折、地図ではここから山頂まで35分、ガイドブックは1時間とある。

木道は無く、狭い登山道でえぐられた歩き難い道を登る、オオシラビソやコメツガの樹林、時々、オオカメノキが赤・黒の実をみせる。一株しか見なかったアカミノイヌツゲ、イヌツゲの花は薄緑色だが、このアカミノイヌツゲは白。形はソヨゴの花に似る。花びらは4枚、および5枚がある。常緑低木で、雪の中に埋まっていた昨年の実が、雪解けとともに顔を出すから面白い、尾瀬のアヤメ平などにも生えている。

振り向くと木々の間に一切経山が見えるが、展望台は期待できない、鎌池も見えな、石の多い坂道がちょっと緩むと、目の前が一気に明るくなってくる。

 
左:山頂に続くハイマツ帯            右:雄大な展望が目の前に広がる 蔵王が見える

山頂に続くハイマツ帯を両側に従い、広い丸太の階段、素晴らし眺め!

 
東吾妻山山頂

東吾妻山山頂(標高1975b)の山頂に立つ、東吾妻山は磐梯山(標高1819b)、安達太良山(標高1700b)より高く、東北では飯豊・朝日連峰に次ぐスケール、東吾妻山群と西吾妻群に分けているが登った経験からして特徴は違う、ここ東は吾妻小富士を中心の観光客、西は西吾妻山を最高峰に、いろは沼などのお花畑とオオシラビソの原生林などが見られる。磐梯吾妻スカイライン・西吾妻スカイバレーが登山時期開通し4月下旬〜11月中旬。

吾妻小富士、一切経山、その奥に蔵王連峰、一切経山から続く縦走路が兵子の突起・烏帽子山・昭元山・東大巓・最高峰の西吾妻山・西大巓と峰々が続き。その手前に中吾妻山が見え。裏磐梯の湖沼群、檜原湖・秋元湖・小野川湖が見える。そして主役は磐梯山と猪苗代湖。最後に安達太良山。

山頂に着くと女性ら三人「ここから見える山の名前を聞き覚えるが忘れてしまうほど多く見える、、、」、姥ヶ原からの高校生らしい5,6人が登ってくる、鳥子平からのベテランの男女が到着。

 
猪苗代湖と磐梯山    右:鳥子平への下山路入口

皆さん腰を下ろし休憩、昼食のようです、まだ10時半、一人だけ下山にかかり、鳥子平に向かう、深い樹林に入り込む、一人が通過出来る狭い道に驚く、姥ヶ原から登った道と違う山?そこは何とか我慢し降り続ける。

 
磐梯山の見える展望台

しばらく藪に打ち勝って木道に出る、枝道が付き先に出ると磐梯山の展望台、左に猪苗代湖が右に檜原湖・小野川湖・秋元湖などの裏磐梯が広がって、磐梯山のみの展望なら山頂以上によく見える、

 
美しい池塘とハイマツ帯の広い平野が広がる

登山道倒れた木々、藪で歩き難い、ただ、道はよく踏まれ歩きには問題は無いが、顔にぶつかる笹が気になりますね!

 
左:頭に注意!           右:安達太良山が見える

安達太良山が見え感動する坂道がある、だがこの辺りから鳥子平までえぐれて歩き難い道、深い水たまりのぬかる道、木の根が張り出し歩き難い道、段差が有って歩き難い道、、、と続く。ここを登って来る熟年のおばさん団体に出会う、ビックリもしたり、強さにも感動する!

特にこの「深い水たまりのぬかる道」は周囲に笹が伸び歩き難い箇所が多いので、石・丸太などを渡るとき・・・・・でもこのコースこれが多く!初めての人は辛いけど、どこの山の登山道にも多いので、なれるしかないネ!

 
左:鳥子平まで5,6個ある梯子          右:楽しい池塘

足の置く場が無い坂に大小の梯子が置かれている、長いのは7段、短いのは2段(鳥子平は直ぐの位置)、滑るので簡単に降りず、足・手で確認して設定者に感謝して滑って足腰を傷めない様に!辛い時は美しい池塘を見て休みましょう

 
景場平

美しい沼、周囲の木道から磐梯山の頭が見えます。この沼を過ぎた所で、若いカップル、女性が案内して男性は山を始めたばかり!彼女の話しですと「鎌沼」に行きたいらしい、東吾妻山を経て?「浄土平から姥ヶ原・谷地平に行き、まず鎌沼を見て・・・・・」と教える、彼女「午後から天気がよいので、戻って・・・」と言う、「このさき直ぐに良い沼があるから行ってみな!」と、2人は笑顔で沼に、この後は分からないが、男性が山を愛し彼女を愛し続けると今後良き山遊びができるぞ!

 
左:荒れた登山道          右:鳥子平登山口

景場平は沼があって気持ちが落ち着く、先を急がず山頂からの疲れを沼の湖畔でとり、再び荒れた登山道を降り続ける、かなり下ってまた3人の女性が登ってくる、11時半頃、引き返し鎌沼からを勧めるが登る足はそのまま、登ってしまえば満足100倍ですが!噴火警戒レベル2の制限時間の考えたい!

鳥子平に降り立つ、磐梯吾妻スカイラインです、車がビュービュー!

 
新奥の細道

磐梯吾妻スカイラインを横切ると鳥子平の細い入口、入口はちょっと心配な道だが、すぐに新奥の細道の標識が立っている。

鳥子平一切経山&東吾妻山 2001/7/7)では『烏子平:東吾妻山の登山口は烏子平の入口でもある、5,6分で着く、ワタスゲが多く今が見頃、湿原の中に木道が引かれ、真ん中で高山への登山道が分岐する。ここからはほぼ平らな、特にこれといった見所は無い、ときどき山道を横切る沢が奇麗な水を流している、その沢の周辺にシャクナゲが茂ってまだつぼみ、約一時間で吾妻小屋の裏にいきなり飛び出る、案内が無い、しかたなく、そのまま小屋の右にある山道に入る、深い雑木林だが、シャクナゲが多く花期がたのしみだ、つぼみが真っ赤になってきており開花は近い、右に大きく吾妻小富士が見えると広い草原が広がる、いままで展望が無く道案内も少ないので、間違いなく浄土平に向かっていることを確認する。山道にはゴゼンタチバナ・ツマトリソウ・ツガザクラ..の小さな草花が足元に多く楽しく歩けます。』

7/7では「新奥の細道」の話は無いが、同じコースを家内と歩いたようです!

 
左:最初の橋          右:最後の橋

この道って浄土平に行けるはず?ただ誰も歩いていない?この時ご夫婦がやって来る「この道は?」と聞くと「浄土平です、ぬかった所が多いから、、、」と教えてくれる、この後、桶沼(おけぬま)まで無人!

最初の橋は渓谷を渡る、左に磐梯吾妻スカイラインの音を聞き、ときどき現われる紅葉の木々を楽しみ、大きな上下もなくスタスタと進む、浄土平の騒ぎもなく静か!

そして最後の橋、浄土平まで1`、この橋を渡ると刈り取りがなされている、ここまでの道は登山道だが、この先は湿原の為に藪が多いためのようです。この辺が兎平です。

 
左:吾妻小富士         右:吾妻小屋

吾妻小富士が美しく見えてくる、この辺り標高:1622bで浄土平は1580b、吾妻小富士見え吾妻小屋に着く、小屋は静かで誰の姿もない。鳥子平から意外に長い距離でした、吾妻小屋の庭を通り、左に上がると、次は道が二分し、右は浄土平へ、左は桶沼へ、桶沼へと登ると、これから植物観察を予定する団体さんに出会う、彼らの話にも「新奥の細道」はでず、だが観察は新奥の細道のようです。

 
左:桶沼               右:浄土平

桶沼に着くと3人の観光者、浄土平から山道を登って来たそうです、展望台だが桶沼を覗くようにしか見えない!この沼に流れ込む川・流れ出す川も無い。

桶沼展望台から磐梯吾妻スカイラインへ向かって山道を下る、間もなくスカイライン、「あれ!山頂で遭った人!」との声、彼らは「鳥子平からのベテランの男女が到着」の御2人でした、新奥の細道を通らず、スカイラインを歩くそうです。

道を横切った所に浄土平に入るコースがあり、ノンビリと散策、浄土平湿原は広く、木道も置かれカメラを持った人が行き交う。

湿原の中央にでて、眺める東吾妻山、蓬莱山、一切経山の山々と紅葉、反対側の吾妻小富士に大きく囲まれ、人気の観光地です。ただ、鎌沼に行きたいと言う人たちに出逢うと嬉しくなる、確かにここから約1時間登らないと着かないが、そんな所ほど素晴らしい秋の風景がある!

今回は谷地平+東大巓への計画を立てたが、見事に噴火警戒レベル2の制限時間に負けてしまった、高山植物のコバイケイソウ、ワタスゲ、キンコウカ、ウメバチソウチングルマ、ハクサンシャジン、ミズギク、オヤマリンドウなどの湿原植物の多い時期に再度チャレンジしてみたい。東西の吾妻山を結ぶのは谷地平。弥兵衛平(やへいだいら)小屋か吾妻小屋に一泊すれば魅力が増えそうですネ。

HP:わたしの天気予報