9月台風の季節、非常に強い台風15号が千葉県を襲いました、筑波山への被害は?
坊主山を登って、自然研究路、男体山を経て御幸ヶ原、涼しい風が吹き、ここから自然歩道を下り同じコースに入り下山
男体山(標高:871b)自然研究路、立身岩
 花の少ない時期、坊主山のキノコは2週間前は沢山出ていたようです

日程:2019917 () 晴れ

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伐採地、ヒノキが植えられ、5,6年は展望が楽しめる
加波山からの稜線が美しい
切り株に腰を下ろし眺望を楽しむ

 

コース

つくば市城山9:50=(R143,R19、国道408等)⇒田中交差点(国道408125号の交差点)=(R14R41)⇒セイコーマート真壁羽鳥店=(林道)⇒坊主山登山口(男の川登山口の手前の三差路から約30b入った2台分駐車)10:47―(0:27)→大木11:14―(0:39)→坊主山山頂11:53―(0:06)→薬王院コース出合(坊主山入口)11:59―(0:14)→自然研究路/薬王院コース分岐→自然研究・大石重ね12:13―(0:15)→2展望台(展望台)12:28―(0:31)→男体山山頂12:54―(0:16)→13:10立身岩13:21―(0:06)→13:27御幸ヶ原13:39―(0:12)→自然研究路/薬王院コース分岐13:51―(0:06)→薬王院コース出合(坊主山入口)13:56―(0:10)→坊主山14:06―(0:14)→大木14:20―(0:20)→11:40坊主山登山口

 

 千葉県と霞ケ浦北部を通過した台風15号、北に寄って筑波山を通過したら、つくば市も大きな被害で、通過後1週間過ぎても苦しい環境だろう。ここも台風が襲い筑波山の大木のスギを倒した事もある。

 筑波山を右に眺め、県道41号を走り、薬王院(つくし湖)への入口を見送り、見晴の良い四差路のコンビニの前で右折して筑波高原キャンプ場に向かう、民家が終わると林道に台風が残した木の枝等が散らばっている。ここは両側に溝が有るので注意したい、ただ、すれ違う車は一台で難なく駐車場に入る。この坊主山登山口は「男の川登山口の手前の三差路(鬼ケ作林道の基点)から約30b入った所にある」、起点の駐車場は3台で満杯、坊主山登山口の反対側に2台分の狭い駐車エリアがあり、先行の一台が停まっている。ここに車を停め、水・パン・デジカメを担ぎ、鬼ケ作林道から急登する山林に囲まれた登山道に入る。

 

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左:コブシ       右:ヤマハギ

 

 しばらくスギやヒノキの登山道を登る、いきなりの急登で息が切れるが、木々の伐採地に飛び出る、前方に筑波山の頂上が見えてくる!

 

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加波山からの稜線

 

 振向くと加波山が大きく見え、稜線がとても美しい、筑波連山縦走路のメインコースである。やや強い風が吹きつけ、とても涼しい気分になる。

 伐採地には、50から100aのヒノキが植えられ、大きく成る5,6年後迄この展望を楽しめると思います、従ってここを一度通過すれば裏筑波で大好きになるコースです。隣の男の川コースは路の荒れた沢道を登るのでこの展望は得られない!

 

 

伐採地を過ぎ林に入ると大木の前に出る

 

 伐採地で切り株に腰を下ろすと、そよ風が吹きつけ、美しい景色だ!ここでのんびり気分と思うが・・・・・紅葉狩りに出かける為の訓練にやって来たので、腰を上げ筑波山山頂を目指す。

 伐採の手が入らなかった雑木林に入る、裏筑波で無いと味わえない林で、直ぐに大木の前に出る、伐採されず嬉しい気分です、ここから坊主山まで荒れた道や岩場が無く、美しい木々の道で楽しく登れます。

 

 

キノコがチラホラ

 

 後で出合ったご夫婦の話ですと、2週間ほど前にはキノコが多く見られたと言う・・・・筑波山でキノコが多い所で、楽しみに来たのに残念です。ただキノコ狩りは向きません、毒キノコばかりで、写真撮影には良い所で、この時期ここに来るのですが!

 

 

左:薬王院コースへの道      右:坊主山山頂は近い

 

 毒キノコが終わるとミヤマシキミの大きな群生地になる、気がつかず過ぎてしまうが薬王院コースへの登山道がある、鬼ケ作林道に出て5,6分で薬王院コースに合流するが、ここから林道に出る登山道は道が悪いので注意!

 一人の男性が下山、キノコの写真を写していると、「食べますか・・・」と質問するが、返事をする前に下ってしまう、ここのキノコは数週間前ですと多く見れたようです。

 さらに傾斜にキツイ道が続き、巨岩に前に着く、道なりに左へ。

 

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左:おにぎりの岩で坊主山山頂            右:ミヤマシキミ

 

 傾斜が緩くなって、おにぎりの岩が見えてくる、ここが坊主山山頂ですが、大きな岩はコケが密生し、ノンビリ座れない。

 ここ展望は無い、周囲のミヤマシキミは実は赤く(薄赤くなっているのもある)ないが、11月に赤くなる、花は5月頃、冬は花芽が春を待っているから蕾に出合います。筑波山に多いが坊主山に多いので登山者に愛される!

 

 

左:林から筑波山山頂が!   右:薬王院コース出合(坊主山入口)

 

 坊主山を下って筑波山方向に、平らになってスギ林を抜けると薬王院コース出合(坊主山入口)に出る、ここから自然研究路/薬王院コース分岐迄は緩い登りで、ツツジや野の花が多いところです。

 薬王院コースを薬王院から登って来ると、ここの分岐は長い階段を登り少し過ぎた所です。ここから坊主山に入るコースはこの長い階段を避ける事ができる。

 

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左:ガンクビソウ(雁首草) キク科         右:キツネノボタン

 

 ガンクビソウもキツネノボタンも数が少ないので、花名が間違ってしまうかも知れない。

 

 

左:ヤマノイモ(山の芋)ヤマノイモ科      右:イヌコウジュ(犬香需)シソ科

 

 ヤマノイモ、見るたびに気になる根っこ?でも今日は登山日です・・・・。

 

 

左:ゲンノショウコ(現の証拠)フウロソウ科             右:キバナアキギリ(黄花秋桐)シソ科

 

 ゲンノショウコですよね、アメリカフウロは葉がもっと切れている。

キバナアキギリは季節的に終わりだろう、この一株しか見ませんでした。

 

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左:自然研究路/薬王院コース分岐       右:「良い恋が見つかります様に・・・」

 

 可愛いお言葉・・・・・・「いつまでも みんな元気に健康でいられますように。」・・・などさまざまです。

 ここを右に行くと、階段が続き、左に東屋が見え、階段を登り続けると、平らになる。自然研究の入った所です。

 

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左:ユキザサ(雪笹)ユリ科     右:ツクバトリカブト     

 

 今日歩いたコースの男の川コース分岐を下るとユキザサの群生箇所がある、ここ自然研究で見る本数は少ないが、実が大きく熟し赤くなっている。

 この辺りニリンソウの群生地、影の形の無いが、数本のツクバトリカブトが生えている、木陰のせいか色も薄い!

 傾いた解散を登り切ると2展望台(展望台)に着く、登山道を離れ数bの展望台に向かう、大きな岩場にあがる、男体山や女体山の展望の良いが、この展望台と後で訪れる立身岩の筑波山では展望の良い所で、自然研究路の人気を高めている。関東平野は雲で富士山方向は見えない、自然研究路が通行不可で、男体山から下るコースを使った人も、私も残念な思い。初めて筑波山を訪れる人達も多く、ここから関東平野の向こうに見える富士山を眺めて欲しいところです。

 

 

:自然研究路の迂回路         右:男体山山頂の共同気象観測所

 

 第2展望台から自然研究路に戻り、急な階段を上がると東屋、登山道が短いが平坦、数10b進むと、迂回路の入口、崩壊の為に直進が出来ない、従って迂回路に入ります、ツツジの頃は好きな場所、岩場の急登、登るとNHKの鉄塔、更に登れば共同気象観測所の横に出る、この観測所は誰一人無関心で、男体山山頂に上ってしまう。日本初の山岳測候所などで一度は看板を読んでください!

 

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左:男体山山頂                 右:シロヨメナ(白嫁菜)キク科

 

 標高871bの男体山山頂には、徳川幕府の守護山としてもあがめられていた筑波山の男体山御本殿が鎮座。本殿は、江戸城の方向を向いているそうです。

 

 

左:オヤマボクチ(雄山火口)キク科 ?               右:御幸ヶ原と立身岩分岐

 

 男体山から御幸ヶ原に下る、男体山御本殿の裏から石段を降りると小さな広場にベンチが二台置かれている、意外と広く展望の良くここに座って昼ごはんを食べながら休憩、皆さんこのベンチに寄らず、次の急な岩場を下って行く、御幸ヶ原から登った人は往復になる。

 

 

左:岩場の道     右:立身岩からの展望

 

 急な岩場を下ると御幸ヶ原と立身岩分岐がある、道標「男体山頂」だけのもので、「立身岩」の標識は無い、ここから振り返ると上の写真の「岩場の道」が見える小さな分岐点で、この男体山頂の道標の下に有る欲しくて急な岩場の道を慎重に下る、直ぐに下って来た男体山の下の崩れ地が現れる、この崩れが自然研究路を通行止めにしている。

 数歩下ると、自然研究路に出る、右方向には通行止めゲート、左の方向に進むと、立派な急斜面の広い石段が立身岩まで続いている。

 立身岩は御幸ヶ原5,6分の所で地図を良く見て来られること、初めて筑波山に来られる人は御幸ヶ原・男体山・女体山を見て下ってしまう人が多いが、第2展望台や立身岩の有る自然研究路を歩いて欲しい。

 推奨コースは御幸ヶ原から立身岩に寄って、男体山に登り、男体山の裏の共同気象観測所横の自然研究路の迂回路を下って、自然研究路に降り、2展望台に寄って、更に自然研究路を下って大石重ねを回り、帰りは別の自然研究路を登って御幸ヶ原へ引き返し、最後は女体山へ・・・・登山口がつつじヶ丘、筑波山神社側から登るから、回る順番は異なりますネ。

 きっと立身岩に寄った人は、筑波山の展望台で「胸がスッキットする」一番の場だと思ってもらえると思います。

 

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左:キハギ(木萩)マメ科         右:岩のてっぺんにトンボ

 

 筑波山にはキハギが多く、ここ立身岩に咲くので見て欲しいですね、「キ」は木萩の「木」ですから、花は黄色では有りませんヨ!

 また、この季節はトンボが多く、立身岩の岩場にソット止るのでお楽しみに、キハギやトンボに気を取られ、落下しないように!!!

 

 

左:御幸ヶ原のゴンズイ       右:自然研究路は男体山をグルリ回っています

 

 立身岩から自然研究路に出て、自然林や大きな岩壁を見て、階段を下ると、御幸ヶ原と男体山の分岐にでる、ここは御幸ヶ原が広がっている。

 大きな広場で、ケーブルカーの山頂駅、売店がズラリ並んでいる、広場の中央に回転展望台(最近回転しないようです)もある。加波山が見える裏側にゴンズイの大木、その奥に晴れていれば、日光男体山(標高:2484b)が見える、日光連山が並び美しく見えると嬉しい気分になる。

 

 

左:ツクバトリカブト     右:自然研究路には幾つもの案内版がある

 

 御幸ヶ原から男体山を見て、立身岩とは逆の右側に自然研究路がありここに入ります、入ったとたんにここは静かで、御幸ヶ原の人々の混雑から解放、自然に囲まれた登山道を下ります。

 

 

左:急な階段、木々が美しい      右:男の川コース分岐

 

 自然研究路/薬王院コースの分岐、近くに東屋も見え、大石重ねもここです戻ったことになる。

 尚、静かな登山道で薬王院コースに入り、間もなく大きな石の男の川コースへの下り道があり、見送って、薬王院コース出合(坊主山入口)へと下る、ツツジなどの木々が多く嬉しい所です。

 坊主山入口に戻って、ミヤマシキミの群落を登り、展望の無い坊主山山頂、道標は有りませんが、左は薬王院コースに、右が朝登った登山道です。

 急な道ですが雑木林で静か、筑波山のコースで一番のどかです。

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展望の伐採地

 

 お馴染みの大木に出合うと、まもなく伐採地、加波山周辺が望め、切り株に腰を下ろし、ノンビリ、筑波山の表筑波にはこんなに落ち着く所はない、登山をノンビリ楽しむなら、ここである。

 鬼ケ作林道は直ぐ、車を停めた位置が登山口・・・・・出合った男性はこの林道で薬王院コースへ。周辺の駐車場の車は消えている。

 

HP:わたしの天気予報