連休は訪問者で賑わう筑波山。トウゴクミツバツツジ、ニリンソウ、ツクバキンモンソウが登山道を飾る

 双耳の筑波山 女体山(標高:877b)・男体山(標高:871b)・坊主山(標高:710b)

日程:2019428日(日) 晴れ

連休前:2019年4月20(土) 晴れ

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左:トウゴクミツバツツジが咲きだす     右:ニリンソウが今盛り、可愛い花!

コース

谷田部 うおまつ10:00薬王院登山者専用駐車場11:02―(0:53)→林道・薬王院コース合流点11:55―(1:00)→長い階段終了12:55―(0:17)→三差路・大石重13:12―(0:01)→13:13東屋13:34―(0:23)→13:572展望台14:02―(0:07)→迂回路入口14:09―(0:09)→男体山山頂14:18―(0:19)→立身岩14:37―(0:13)→御幸ヶ原14:50―(0:16)→セキレイ石15:06―(0:14)→女体山山頂15:20―(0:16)→ガマ石15:36―(0:08)→15:44御幸ヶ原16:15―(0:18)→坊主山山頂16:33―(0:49)→林道出合17:22―(0:02)→林道・薬王院コース合流点17:24―(0:32)→17:56薬王院登山者専用駐車場18:0518:55谷田部 うおまつ 解散

歩数:19,379

三浦半島の方から高速を使って、首都高速湾岸線経由、首都高速中央環状線等を経て、常磐高速で谷田部ICでやって来る友達家族(小学3、幼稚園の親子)、10連休の2日目、1日目と違い好天気が要素される、予想通り高速は大渋滞、9時につくば市谷田部で待つが、電話があり30分遅れの連絡、その後連絡も有って、着いたのが1010分前。取手の孫家族(中学2、小学6とお母さん)に私を含め8人。

心配は薬王院コースの登山口の薬王院登山者専用駐車所に空が有るかどうかです、連休前:2019年4月20(土) 晴れに登った時は満杯で、林道・薬王院コース合流点の脇まで上がり駐車。今日は三浦半島から遠征した車は谷田部に停め置き、2台の軽で薬王院へ向かう、国道408号と北上し、県道41号と41号を乗り、つくし湖入口から、椎尾山薬王院の2駐車場を見て薬王院登山者専用駐車場へ、11時でも、運よく1台は駐車所に入れ、私の車は脇のエリアに停められる。林道・薬王院コース合流点に上る必要は無い、今日は好い事があるぞ!

 

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左:薬王院登山者専用駐車場か登山道へ           右:ベニシダが多い坂道 昨日の雨でぬれた道

 

 皆さん元気にスタート、幼稚園の子は眠くお母さんに数分抱っこ、直ぐに自然に溶け込み歩きだす。昨日の雨でぬれた道を歩くが、幼稚園の子が一番気にしている、登り始めは薬王院のスギ林で、ここは薄暗い、薬王院の裏でT字路、ここは右折、自然林なって、直ぐに橋を渡る、道も安定してくる。

 数人の登山者が下山、登りに人は私達だけである。

 

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左:アオキの葉に虫        右:ヤマツツジ咲きだす

 

 小学3年生、昆虫に詳しく、動く物を見付けるのが早い、手先に「これナナフシ・・・」(細長い体で、その姿は葉や枝などの植物体に擬態している)と言って見せてくれる、数aほどで登山中に見つけた事は無い、薬王院コースに住んでいるなんて知らない?

 次に探しだすには小さな6本足のバッタ、小さな手で捕まえ、見てから、アオキの花の上に返してあげる、しばらく彼は歩きながら小さい虫を探している、幼稚園の子も「ナナフシ」を沢山見付けている、中学2生の小さな頃は虫でなく草花の名を良く知って、遠足時は先生から聞かれたようです。

 林の中に、咲きだしたヤマツツジは背の高い中学生が見付ける、420日登った時は花芽さえ膨らんでいなかったが、今日は皆で観賞、とても嬉しい気分になる。

 新緑に進みの速く、ウワミズザクラは白の歯ブラシを沢山見せてくれる、初めて関心を持ってくれる三浦人は「サクラ」だよと聞き驚いている!つくば市では道路脇にも多く咲きます。花見の終わった後に咲き、イヌザクラ(花序枝には葉がつかないのが特徴)も同じころ咲き、今が満開です、真っ白い花ですが咲き終わると歯ブラシも色あせてきます。

 比較的長い階段を登り来ると林道(鬼ヶ作林道)出合い、ここで一休み、幼稚園の子も登山に染まり、この辺から主役になってくる、若い物は回復も早いし、雰囲気も慣れて来る。

 

 

左:ツタウルシ(蔦漆)ウルシ科   右:こぶ病が発生したアカマツ

 

ツタとツタウルシの幼葉はそっくりで、ツタはかぶれないけど、ツタウルシはウルシの中でもよくかぶれる。写真は登山道の近くなので、ツタだと良いが、ツタウルシだと心配。鋸歯の先をよく見ると、ツタには赤みがかった針状のものが出ているのに対し、ツタウルシにはこれがありません、といことですが、自信が無いがツタウルシと記します、薬王院コースにもツタウルシが有るかもと心配して通過して欲しいものです。

私はここを何度も歩いているが、黙って通過できない男3人、「こぶ病が発生したアカマツの前です。植物が病原菌に侵され、その部分の細胞が肥大、増生して大きく膨れ、こぶ状になる病気。代表的なものにマツのこぶ病。春先にマツのこぶから黄色の粉が噴出するが、これはさび胞子の塊である。こぶのできたマツの小枝は切り取って、肩たたきなどに利用される。」、こぶ病であると知っているが、説明ができなかったが、次回は少し話ができそうです。

近くにコゴメウツギ(小米空木 バラ科)が生えているが、こちらの葉もツタウルシの幼葉に似ています。このコゴメウツギは“空木”と名が付くが、 ウツギなどのユキノシタ科の仲間と異なり、バラ科の低木だが、やはり枝や幹に空洞がある。こちらは筑波山の登山道に多く生えています。

 

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左:ニリンソウの群落                右:ミヤマシキミ

 

 林道から美林のアカマツ、ヤマザクラの木々の間を進むと、傾斜が大きくなって、階段が複数回現れる、最後の階段は急で長い、筑波山で一番キツイ階段です。やはり毎日長時間通学で歩く小学6年は早い、全員30分で登り終える、幼稚園生も頑張る!

 階段の終わりごろ「七八⇒」と記した岩、「ななころびやおき」かと、孫のお母さんがいう、なるほど、この階段を表現している。

 ニリンソウの群落が現れ、斜面にミヤマシキミ(深山樒 ミカン科)の群落も現れる、この辺りに沢山生え楽しませてくれる、花の香り顔を寄せ調べるので有毒と教えてあげる、美しい姿なのに驚いてしまう。

 更に上に行くと長めの葉を残したスミレ、回りを見るが花は残っていない、ナガバノスミレサイシンは筑波山で見られるそうで、気になるスミレです、花の咲く頃訪れたい、4/20の時ここを通過したのに気がつかず通過している。

 坊主山への道は、階段の終点と、スギ林を登った所にある、下山時はスギ林の手前から登ることになる、坊主山を経由しないと、長い階段を全員がスムーズに降りられない、段の差が長い!

 

 

左:エンレイソウ         右:ボケ

 

 坊主山の入口を過ぎると、大きな葉のエンレイソウが現れ、ボケを見ると、男の川コースが合流、緩やかな道を行く、木々の間から筑波山が見える。

 

 

左:自然研究路の案内図               右:ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)シソ科

 

 お腹が空く時間、この辺でお昼にとリクエスト、この先に東屋が有るからと伝え、直ぐに三差路、先頭の中学生は左に行きそうになる、こちらは下山時に使う、自然研究路の案内図を見て、大石重ねの前を通過、目的の東屋も直ぐ、ここに分け入って、東屋に入るが風通しがよく、しかの屋根で日陰、寒い・・・早飯食いで切り上げる、朝何も食べずに家を出てきた幼稚園生には気のどく、でも完食したようです。腹が減っては自然研究路を歩けない(笑)。

 自然研究路に戻り、まず、ツクバキンモンソウを見付ける、感じとしてここに自然に生えたのでなく移植、山道で移植の花を見るとガッカリ、ツクバキンモンソウはここより下の林の中に多いのだが!

 ここから、三年生のお兄さんはカメラマン、一株毎にカメラを構える、だだ、光の関係を気にせずの撮影、気にして撮影すると、結果は美しいと教えると、以後足の位置を固め、光を遮らないで撮影を楽しむ!

 

 

左:エイザンスミレ(叡山菫)スミレ科        右:ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科

 

 自然研究路は平坦、ちょっと下るとニリンソウの大群落、筑波山に大勢登って来るが、ここ自然研究路を歩く人は1割以下、100人中0.5人ほど、ケーブルやロープウェイで登る人はまず歩かない。お陰で私達はゆっくり歩き、植物観察を楽しめる。

 

 

左:ニリンソウは二輪草      右:急な木の階段を登る

 

 写真をお兄ちゃんに、ニリンソウらしく写してねと、説明していると「ニリンソウって何?」と言う登山者や撮影せず足元を気にして進む人もいる、そんな人が足を止めカメラを構え撮影を、二輪草の名前を確認している!

 

 

左:コアジサイ(小紫陽花)アジサイ科

右:関東平野 奥に富士山が見える、東京スカイツリーも!
浅間山、赤城山も見えている

 

 自然研究路の中核の階段を登り切れば、第2展望台に入る道、先頭の中学生はこの辺の道を知っている、この展望台に皆を案内してくれている、散りの解る孫のお母さんが遠望の富士山を見付けてくれる、デジカメでは難しいが全員目で確認、高い塔の東京スカイツリーを見付けた幼稚園生も大満足。

 浅間山、赤城山なども見える、デジカメでは上手く写らない。

 

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左:迂回路入口                 右:イワガラミ(岩絡み)アジサイ科

 

 自然研究路に戻り、階段を上る、ここにも東屋、昼前後だと座れないが午後2時では無人、迂回路入口まで進む、この先の自然研究路は崩落で通行不能。

 この入口から男体山まで岩場の登り、男の子の楽しい所、慣れない親は逆に心配になる所です、この岩場、トウゴクミツバツツジが咲くと美しい、今日は蕾が膨らんだところ、連休後半には見頃だろう。

 

 

左:気象観測所      右:男体山と自然研究路間の崩壊現場

 

 岩場を登り、飛び出せば気象観測所の前にでる、右に神社が男体山山頂、人人の混んだ山頂です。第2展望台では見えた富士山はここでは見えません!

 男体山の岩場を降りると、御幸ヶ原と立身岩の分岐、ここは右折、狭い道を下ると、右に自然研究路の崩落現場、男体山の直ぐに下から崩れているようです。

 

 

立身岩

 

 崩壊現場を見て、自然研究路に出て、左に下る、大きな岩、立身岩に着く、巨岩の上から見る展望は素晴らし。ここでも関東平野、富士山、東京スカイツリーが望め、左にはこれから向かう女体山、宝篋山、霞ケ浦と展望は広い、男体山や女体山に比べ訪問客の少ない好展望台である。 

 

 

左:トウゴクミツバツツジが咲いている        右:霞ケ浦方面

 

 ここの岩にトウゴクミツバツツジが開花、連休後半には筑波山山頂付近に多く見られと思います。

 

 

御幸ヶ原

 

 自然研究路は立身岩から数分で御幸ヶ原、ケーブル待ちの長い列が続く、14:30、下山する人が続々続く。

日光連山は男体山、日光白根山、女峰山とボンヤリ見えている。

 女体山方向へ進むと、カタクリの里は終わって、閉鎖。大きなヤマザクラがとても美しい。

 

 

迂回路の花
左:フモトスミレ    右:ヘビイチゴ

 

 カタクリの里からセキレイ石まで人の列、ここにも迂回路があり、通る人はいない、フモトスミレとヘビイチゴが足元に咲く、迂回路の中間にベンチも有る、休みたいが風通しが良くここも寒い。

 迂回路はセキレイ石の手前に出る、混雑を避けるコースです。この迂回路中学生のお兄ちゃんは私と何度も歩いており、思い出したようです(笑)。

 

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左:ノリウツギ(糊空木)アジサイ科         右:ガマ岩

 

 セキセイインコ岩からガマ岩を過ぎると、筑波高原キャンプ場・ロープウェイ駅・つつじヶ丘方面・女体山山頂への広場、ここから女体山山頂まで1分程度だが、大混雑、富士山の展望も無く、記念写真を一枚だけ写し、早々抜け出す、女体山山頂は大展望だが見晴らしが悪い、春霞に発生しない時期にまた登って見たいものです。

 

 

左:カタクリの里はトウゴクミツバツツジに主役を奪われる      右:長蛇の列 寒い風が吹きつける

 

 孫の中学生は御幸ヶ原に来たら「みたらし団子」である、まず、「かき氷」を、買う前は歩いており、体が暖かいが、食べだすと、体が急に冷える、14:50 冷たい風が吹き寒さが加わる。団子は買って落ち着いて席に座らず購入後、食べながら御幸ヶ原を後にする、食べながら歩く事は幼稚園生にとって面白い行動です。

 

 

左:右回りの自然研究路         右:坊主山付近

 

 男体山を見て、右に自然研究路を下る、420日の時はカタクリやハルトラノオが咲いていたが、今はニリンソウのみ、長い階段を降り、昼ごはんの東屋、続いて三差路、ここは真っすぐ坊主山へ、平坦な下り道、幼稚園生は走って下り、分岐を通過しないように中学生が必死で追う。

 スギ林の手前で、ミヤマシキミの咲き誇る登山道を登る、男体山+女体山+坊主山、16:33 坊主山を下る。

 

 

美しい雑木林の道

 

 坊主山山頂から、数分下ると三差路、直進すると伐採地を通過し男の川コース登山口に方に降りてしまう、ここは左折し細い道に入る、普段経験できない路、幼稚園生は先導する6年生の後を必死で追う、彼女は毎日長時間通学で歩き、山に登っても弱音をはかない!

 

 

左:ヤマツツジの下で休憩          右:林道出合い

 

 駆け足で下る、お陰で体もポカポカ、数回休むが、ヤマツツジの下で休憩、まだ咲いたばかり、数日後が見頃です!

 17:22 林道出合い、もー登山者の姿は私だけ!

 

 

」王院コースに出合う          右:薬王院へ下る

 

林道に出合って数分で、17:24薬王院コースに出合、休憩後、このコースを下る、下山は楽ですが、大人は疲れ、子供達は駆け足でくだる。

17:56に出発した登山者専用の場、2台の車が停まっているだけ。つくば市中心に入ると真っ暗・・・・・・19時頃解散。

良く皆さん歩きました、山頂は寒く大変でしたが、幼稚園から大人まで、得る物が多く、また、登りたいものです。

 

HP:わたしの天気予報